小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月23日



翡翠「ん?なんだこれは」怪訝っ


夕霧「いやー外の世界はクリスマスって奴でしょ?
という事で張り切ってみたんだけど どう?」

翡翠「いや、どうと言われても
そもそも此所 常に春だしな」





夕霧「気軽につまめるプチフールを始めカントゥチーニとガナッシュの焼き菓子。その他 各種フランス菓子でまとめてみたよ
定番のブッシュドノエルにカヌレ・ド・ボルドー、ガトー・ド・フォルノアール

翡翠「日本語を喋れ」きっぱり。



夕霧「はーい。」


翡翠「なんだお前は 朝からこんなものをこしらえていたのか」呆れっ

夕霧「・・すみません 昨日の夜からです」




翡翠「全く女のような真似を。」ため息。



夕霧「あれ? 女の子ってこんなの好きなんじゃないの?」ひそっ

旭「これを女の子と呼べるお前がおかしいんだよ」





翡翠「一言言っておくが カントゥチーニはイタリア菓子だ」真面目っ

夕霧「Σうっお!恥ずかしい!!」


翡翠「精進しろ 精進」すたすた。







夕霧「くっ、 またも惨敗っ」がくり

旭「何の勝負してんだよお前は」



夕霧「僕の計画では
胃袋と乙女心をがっちり掴んで毎日お菓子を作って から毎日お味噌汁を作って。とランクアップ!

だったんだけど そうかイタリア混ざってたか」くううっ


旭「ああうん。 思ってた以上にアホなのが敗因だな
やっべ帰りてえ」




朔日「ふむ。味は悪くないんだけどねえ」サクサク。

夕霧「Σこらそこ勝手に食べるな!!」

朔日「私の住居にある物を私が食べていけない道理はない」サクサク。


夕霧「しっかた無いだろ!ここしか接点無いんだからっ
言わすな腹立つな!!」

朔日「お前 私の部下である事忘れてないかい?

ほら 旭も呆れてるだろう」



旭(アットホームな職場です。って
ブラック企業の自己紹介なんだよなあ。)ふっ




夕霧「呆れてると言うか 遠くに行ってない?」

朔日「お面してるからよく解らないね」サクサク




夕霧「あーあ。せっかく猛練習したのに
ほんと手強いよなあ」ため息。

朔日「落とせる物なら落としてみなさい
私の右腕は色々と手強いよ」

夕霧(この余裕が腹立つな。)




朔日「それと1つアドバイス


砂糖が多い。

翡翠はあの枯れ枝のようなのが良いんだよ。
こんなの毎日食べさせるなどあり得ない」真顔。

夕霧「さらっと自分の嗜好暴露すんなよ」



朔日「まあ、実際にむちっとしてもそれはそれはいいかもしれない

なんせ翡翠の本業科学者だし」サクサク。

夕霧「あ。いいね
セクシー科学者」ほほう




旭「澄ました顔して大概だなお前ら」

朔日「健康だと言いなさい。」きっぱり



夕霧「まあ何でもいいけどね

とにかく作戦失敗かあ
もういいよ。王サマ全部片付けてよ」ため息。



朔日「いや。甘い物は程ほどでいい。
胸焼けがする」しれっ

夕霧「散々食っといてそれかよ」





朔日「まあ味は悪くなかった
いっそ洋菓子屋にでも転職したらどうだろう?」

夕霧「さらっとリストラしようとすんなよ」

朔日「お前 反抗的だからねえ」

旭「どんなノリでどんな話してんだよ」



朔日「旭は旭でノリが悪いし

スカしてられないように お前の嗜好もバラしてあげようか?」


旭「Σ待て待て待て!! なんで知ってんだ!」

朔日「ヒント。千里眼

旭「Σうっわ!最悪だこの上司!!」ひいいっ


夕霧「いっそ明け透けに暴露しといた方が楽だよ」


旭「Σ皆が皆お前みてえに曝け出して生きれる訳じゃねえよ!!」










翡翠(言い過ぎたかと思って戻って来たら男子会が始まっている

なんだこれ 入りにくっ!!)戸の影っ






朔日「お前達のプライベートは全て監視されていると思いなさい」ふふん

旭「Σだああくそ 転職してや「ここから逃げたところで千里眼からは逃げられないよ」

夕霧「そうそう。開き直ればラクだよ
はい。ばっくろ ばっくろ!」


朔日「酔ってるね?」

夕霧「ふっふっふ 赤ワイン開けちゃった」




旭「・・マジで辞めてえ」どんより。






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