小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月24日

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粋「おっせえなあ」そわそわ

シロ「ん?どうした?」


粋「兄貴がまーだ起きて来ねえんだよ」

シロ「もう昼なのが。」



粋「この時期布団から離れづらいとか言ってるけどよー
いやすっげえ解るけど
猫入りの布団とか絶対ぬっくぬくだよなあ いいなあ」ふっ

シロ「アホか

あやつ今日出の日だろうが!主役クラスが舞台に穴けてどうする!!

そんなに離れづらいなら布団を冷却してや
粋「いややめろ つかこっちも寒いから氷やめろ」


シロ「Σ人に迷惑をかける堕落は好かん!」くわっ

粋「大丈夫だって、かかんねーから」

シロ「は?」






彬羽『まぁだ寝てんのか手前はああーーッ!

10分過ぎた起きろ馬鹿たれがああっ!!!』





粋「特大の目覚まし居るから。」耳塞ぎっ

シロ「早く言え」耳キーン




彬羽「全く 自覚がねえ」ぶつぶつすたすた。

粋「お疲れー ありがとよ」

彬羽「ったく だらしのねえ

10分待てって言うから待ったのに案の定起きね」
粋「いやそれ律儀に待たなくていいから」


シロ「ひょっとして 俺が朝練しておる間毎度なのか?」

彬羽「だな。
一二三がいるから少しマシになったが」

シロ「ああ。さすがに子供の前でダラダラとは


彬羽「いや。普通に怒鳴っても起きねえから 一二三が布団の上にどーんとな。」


粋・シロ「Σめちゃめちゃアットホーム!!」


彬羽「これなら叩き起こしても逆ギレしねえし 一石二鳥だ。」

シロ「手慣れとる辺り 苦労が滲み出ておるな」

粋「てか猫大丈夫なのかそれ」

シロ「お前はそれしかないのか」

粋「Σいや気になるだ!いくら何でも潰れるだろ!!」


彬羽「安心しろ 一二三ののダイブは猫を回収してからだ」

粋・シロ「Σさすがのクオリティ!!」おおっ





白「誰一人俺の心配は無いのか」あくびっ


シロ「起きたか。
どこに心配する要素があるのだ 怠け者が」


白「鼓膜。」耳じんじん

粋「えーと 会話できてるなら大丈夫なんじゃねえ?

たぶん。」





間。






千様「ほらほら ちゃっちゃとご飯食べないと遅れるわよー」

白「んー」ぼー。




蒼月「頭から布団かぶってるからのぼせてんじゃない?」

家康「頭からこたつに潜ってるお前が言ってもねえ」

蒼月「爬虫類と哺乳類の違いだよ 」ごそごそ



千様「あら、でも白君
実質こたつで寝てるようなもんよね

犬猫って下手な湯タンポよりぬっくいわ」




家康「のぼせるなら寝る時猫禁止とか「猫が寒いだろ」

シロ「Σこういう時は反応が速い!!」



粋「あのー 何なら猫預かっても」わくわくいそいそ



白「は?」

粋「すんません。寝言です。」





小太郎「ふむ、前々から思ってたけどやっぱりか」わんっ


千様「へ?何が?」


小太郎「あのな。
狼の世界ではの話だけど

他の奴の物を取るのは 物凄い侮辱というかタブーなんだよ

それが食べ物とかだと=命に関わるからな。」

シロ「ふむ。成る程」


小太郎「んでな
群れにも寄るけど

他の奴の何かを取ると群れのメンバー総出で八つ裂きに

粋「Σほんっとすんませんしたああ!!」土下座っ




白「俺は犬じゃないぞ?」

小太郎「俺も犬じゃないぞ。狼な」わおんっ


家康「つまりは野生の掟って事だね」ふむふむ






蒼月「成る程。つまりは独占欲の塊なんだねー
嫉妬とか凄そう」

白「お前が言うと全部生臭く感じるのなんでだろな」





家康「で、粋は猫といちゃこらしたいと」

千様「可愛いの好きだものねー」

粋「あの 俺の寿命縮めないでくれねえ?」びくびく




てててっ



一二三「ねえねえ 可愛い紐みっけただー
猫さんの首につけていいだか?」わくわくっ


一同(Σ首輪=所有の証いいいい!!)ひいいっ




白「・・・猫が嫌がらないならな。」

一二三「はーい。首しまらないよう気を付けるだっ」にぱっ



シロ「おお!耐えたっ!」

粋「一二三つええ!」おおおっ


家康「多分猫が嫌がるのと嫌がらないのどっちも願ってるね」

千様「あー こりゃ辛いわ」うんうん。






一二三「ねーこさんねーこさん かーわいくしましょ」鼻歌っ



蒼月「あ、特に嫌がらずに紐ついた」


白「・・・・」


粋(兄貴がつけようとした時ひっかかれてたんだよなあ)哀れみ。



一二三「わーい。出来たっ
ねーこさんねーこさん お昼寝しましょー」てくてく

蒼月「あ。抱っこして行っちゃったね」






シロ「猫とられたくらいで一々本気で嫉妬するな。」

白「してない。」ふんっ



千様「あーよしよし
どっちも溺愛対象だと辛いわよねー」

白「してない」けっ



小太郎「ほら、お手お手」前足ぺしぺし

白「いらない。」









魄哉「あの。
くつろいでる所すみませんが 時間いいんですか?」



粋「Σああああ!やっべええええ!!」

千様「Σ白君 ふててないでご飯かきこんで!!早く早くっ」ひいいっ






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つつじ「お兄はん なんそあったん?
演目上ありがたいんやけど、えっらい鬼気迫ってたんやけど?」

粋「Σ思ってた数倍しつけえええ!!」






家康「あれだよ。
怨恨のもつれと言うか何と言うか」ふっ



粋「Σわざとだろ!わざとややこしくしようとしてるだろ!!」


皐月「は? アレにそんなん有るわけないやろ」きっぱり

つつじ「つか部外者は楽屋入らんといてやー


Σくおら!帯踏むなそこ!!
邪魔すんなら輪切りにしますえっ!」くわっ

家康「Σぎゃああっごめんなさいいい!!」ひいいっ



白「うるさい。」むう





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