小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月7日

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翡翠「だあああ!また逃げられたあっ!!」


夕霧「王サマの脱走久し振りだね 」ぱちん。

旭「だな。 最近は覗きはしてたけど大人しかったもんなー。 っと引っ掛からねえぞ」ぱちん

夕霧「だねー

甘いね脳筋 王手。」ぱちっ

旭「Σうっお! ちょ待っ



翡翠「呑気に将棋をするな!お前らそれでも重臣かーーーッ!!」

がしゃーん!



旭「よっしゃああ!!」
夕霧「Σ勝ってたのにっ!!」



夕霧「あーあ。まあ何度やっても負けないからいいけどさ

そんなに焦らなくても良くない?
あの人の脱走とか常に閉店セールやってる店並に日常茶飯事でしょ?」


翡翠「主君をセコい商売人と一緒にするな」
 
夕霧「Σぎゃー! 刀はやめよう!刀はっ」両手上げっ

旭「久々だからってパニクんなよ。
探すっつっても俺らは王サマみてえに千里眼出来ねえぞ?

つーか 捜索用にお得意の人形達に同じ機能着けたらどうだよ?マッドサイエンティストだろ」



翡翠「原理の解らんものをどうやってつければいいのだ。」真顔。

旭「お前でも理解不能なのかよアレ。」



翡翠「だからあの方は我らの長なのだ!」びしっ

旭「あー はいはい。」



夕霧「で、なんで逃げたの?
今特に忙しくもないし・・

あ。 」



翡翠「凄まじく暇であらせられたのだろうな。」 うむ。

旭「めんどくせえな。ほんと」


翡翠「仕方無かろう あの方は昔から真面目にほんっと真面目に問題1つ起こさず優等生で生きてこられたのだ!
大人になって少しくらいハメを外したくなるのも道理と言うものだ!」

夕霧「つまり、若い頃遊んでないから 年食ってから不良にな Σぎゃー!ごめんなさいいいっ!!」


旭「つーか。お前がそうやって全肯定して甘やかすからいけないんじゃね?」



翡翠「ご、御託はいい!!
さっさと探すぞ!!」

旭「待てこら だからどうやって「日本中虱潰しで探せば良かろうが!!」くわっ



夕霧「翡翠ちゃん落ち着いて。頭脳派なんだから頭脳使ってー」






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[町外れの茶屋]





朔日(ふむ。 この男とはなぜか縁があるようだ。) 団子もぐもぐ

家康(ヤバイヤバイヤバイヤバイ。
この人天海と千ちゃん造った人の上司で 白と因縁のある魔王でしょ!なんでこんなちょくちょくそこら居るの!
てか なんで私ばっか遭遇するの!いやいや待てよ 他の面子がバッタリ会って下手に刺激したらそれこそどうなるか。 下手にケンカ売ったりしたらそれこそ人間自体の存続がヤバ ) ※以下略。



朔日「えーと。
よく会うね」にこにこ。

家康「・・あー。前にも会いましたねー」


朔日「ここの団子が好きでね
ちょくちょく食べに来るんだよ」

家康「へー。確かに昔ながらの素朴な味わいでいいねえ」にこにこ

朔日「お互い中々に不自由な身の上のようだし
たまには息抜きも必要だよね」

家康「あ、やっぱ解ります?」へらへら




朔日「演技いらないよ?」

家康「」





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魄哉「何ですか?この包み」

家康「お土産に貰った

あー。詳しくは後で話すよ」げっそり

魄哉「??」



粋「お。団子だ」

家康「うん。白には絶対食べさせてねって
好きでしょお前」

白「へ?誰がだ」きょとん。




家康「ごめんなさい 殿しばらく徘徊やめます。
胃袋痛い」しくしく

魄哉「Σ本気で何があったんですか!?」ひいいっ



粋「Σおい!こっちも兄貴が団子食ったら固まった!!」

シロ「Σ何だどうした!?
なぜ頭オーバーヒートしておるのだ!!」






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朔日「いやー本当に反応が面白い」にまにま。

旭「帰ってくるなりまーた千里眼かよ。何見てんだホント」


夕霧「あ。翡翠ちゃんおかえり
王サマ勝手に帰って来てたよ」

翡翠「Σ何いいいいーー!!」ぜーぜー



朔日「おや。おかえり
心配かけたお詫びの団子だよ」土産っ


翡翠「へ?

あ、はあ。ありがとうございます」





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