小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月17日

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小太郎「お。次の台本か?」

白「覚えられなくても目を通しとけって言われてるからな」ごろごろ

千様「それで演じれるんだから凄いわよねえ」

彬羽「手前仕事なめてるだろ」


粋「全く天才はいいよなー

あ、カラス 淹れるんなら俺にも茶くれ」






襖がらっ



家康「ちょっとちょっとちょっと

一二三ちゃんがラブレター貰ってたよ!!」





粋「Σ急須が碎け散ったああ!!」ひいいっ

小太郎「Σぎゃいいんっ! 台本が灰も残らず蒸発っ!!」


シロ「Σ馬鹿者がああ!! どこの小僧か知らんがミンチか丸焼き確定では無いか!
お前はいちいち配慮が足りん!!こんのくそたわけがああっ!!」

家康「Σぎゃっ!しまった!!」





粋「ちょ二人とも落ち着けって!
ほらごっこ遊びだろ?ごっこ遊び
あれくらいのトシってごっこ遊び好きだし きっと
多分そ


彬羽「ほう、遊びか。」

粋「Σそっちの遊びじゃねえよ!!頼むから落ち着けえええ!!」




白「とりあえず 家康

相手はどこのどいつだ?」

家康「へ?いやー そこまでは。
偶然見掛けただけだし
てか聞いてどうするの?

まさかお前までキレちゃってたりしな

白「熱消毒って知ってるか?」

一同(こっちもダメだ!!)





千様「一二三ちゃんの事になると二人とも怖いわよねえ」うーん。

小太郎「彬羽はもはやパパ状態だし
白も子供の育て方解らないだけでめちゃ可愛がってるもんなあ」


粋「んな呑気に!
早くどうにかしねえと無邪気な子供が一人犠牲に!!」


千様・小太郎「とめるって どうやって?」

粋「Σだああ!寄りによってあのコンビとか無理いいい!!」





蒼月「全く見てらんないなあ」ふふんっ


シロ「どてらを着てドヤるな。」

蒼月「Σ寒いんだよ!うっさいな!!」



千様「蒼月君 何かいい手があるの?」




蒼月「そこは 任せてよ
男女間の事ならここの誰よりも俺でしょ?」ふふんっ




小太郎「いや、子供の遊びじゃなく男女間て事にしたら下の町ごと焼け野原になりかねないから困ってるんだぞ?」

蒼月「Σう。そうだった」



粋「ややこしくなるからお前は喋るな頼むから。」




石燕「あのー。

ごちゃごちゃしてる間にお怒りパパさんコンビ行っちゃったんすけど。」

蒼月「Σ俺ガン無視!?」


千様「ちょっと!相手の子誰か解ってないのよね!?

まさか一人一人子供捕まえて聞き出すとか!?」


粋「いやいや!キレててもさすがにそれはやんねえって!!
姉ちゃんも落ち着いて」オロオロッ







バササササッ


シロ「Σうっおう!山が真っ黒に!!」

家康「Σ彬羽の舎弟のカラス軍団っ!! 本気で探し出す気だっ!」ひいいっ




小太郎「理性保ちながら本気だな これ。」




蒼月「ちょっと待って
バカラスは仕方ないとしても師匠も一緒でしょ?

あの人もキレてるとは言え なんだかんだで判断力はあるし ちゃんとブレーキかけてくれ

・・ え?何?」


粋「えっとな。

伝令で『うちの娘に手を出した身の程知らずの毛ジラミ見付けろ』て来たんですがと 怯えた座敷わらしが知らせに来てて」冷や汗ダラダラ

シロ「ああ。立場フル活用でぶちギレておるな」






家康「これは・・」うーん。

石燕「下手すると 妖怪と人間ガチバトルになっちゃいやせんか?」

シロ「だな。
ここは早めに魄哉に伝えて 先に件の子供を保護するしか無かろう」

千様「それしかないわね。」うんうん

蒼月「あーもう 子供の戯れで いちいち大騒ぎすんなっての。」ため息


小太郎「んじゃ俺江戸城まで走る!」わんっ





魄哉「その必要はありませんよ。
既に聞いてます。」ひょこっ

蒼月「Σうわびっくりした!」



挿音「何の為に俺がいると思ってんだよ。」

千様「成る程 伝達済みなのね。
てか聞いてたのね」


挿音「まあな。

んで、伝えたはいいんだがよ」キセルふー。

千様「へ?」




魄哉「なんでも一二三ちゃんに彼氏が出来たそうで

いやー最近の子供はませてますねえ。驚きました」


家康「いやホントホント 殿もびっくりー


・・・・あの? 天海サン?」







魄哉「目障りな杭は早めに打っておかないといけませんねえ。」


挿音「こん人『娘』育てるのは初だからなあ。」キセルすぱー。

千様「Σコイツもそっち!?」ひいいっ






魄哉「可愛い盛りの娘をその辺の馬の骨になんぞやれるわけがないでしょう!」

蒼月「Σやれとは言ってないし いきなりそこまでいかないから!!

てか一二三ちゃんのトシ考えたら無いだろ!!」


魄哉「武家なら嫁入りくらい充分にありえる年齢です!!」くわっ!

蒼月「だああ!もうめんどくさっ!変なところばっか人間の常識つっこんでくんなよ!!」


シロ「そもそもそれは 政略結婚とかそちらの話だろうが

何をどう政略する気だ。」





魄哉「は?結婚?」ぴく

シロ「Σ違う違う!!そういう話にはなっておらんというっ!」びくううっ

挿音「やめとけ、今は会話できねえぞ。」







がららっ


一二三「ただいまだー。」




千様「Σはっ!とんでもないタイミングで!!」


一二三「へ?」


家康「一二三ちゃん!とにかくしらばっくれて!じゃないとこの世が終わΣぐはっ!!」



魄哉「一二三ちゃん。
二、三質問しますがいいですね?」


一二三「へ?へ?」オロオロッ









間。












ひな「で、

お父さんトリオ 怒られたんですか。」





彬羽「・・・」頬に手形。

白「デリカシーが無いって言われた」同上。

魄哉「仮にも女性に対する配慮が足りませんでした。」略。




朱禅「さっすが山童、
あの3人にビンタ痕つけるとかすっげえな」感心っ


庵「しーっ!!
痛いのはひっぱたかれた頬じゃないって!」







彬羽「・・あの一二三がキッパリ大嫌いと言いやがったな。」どんより。

白「だな。」ずーん。

魄哉「あの、泣きそうになるので 口に出すのやめましょう」お膳につっぷし。






ひな「今からこれじゃ 一二三ちゃんがお嫁に行く時大変そうですねえ」


彬羽・白・魄哉「!」ぴく。




庵「うん。その話題はもうやめよっか。」








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