小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月9日

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玄関がららっ


飛天「ちやーす。」


小太郎「お。飛天 ちゃんと玄関からとか珍しいな」わんっ

飛天「ああ。そりゃ今日は」


焔「よお。犬っころ元気そうだな。」撫でくりっ

飛天「先代殿と一緒だからな」


どどどどどたばたっ!



しーん。






飛天「・・・なんか奥が一気に」
小太郎「・・・うん。 まあその うん。」




焔「お前らなあ。毎度遊びに来た爺ちゃん避けるとか酷いぞ」



粋「Σぎゃああ!捕まった!!」じたばたっ

白「暑苦しい」むすっ


小太郎「Σ捕獲はやっ!!」



飛天「ひょっとして兄弟揃って反抗期か?」

粋「Σ俺らガキかよ!
この爺酔っぱらうと死ぬほど酒飲ましてくるんだよ!命にかかわんだよ!!」

白「純粋に 絡み方が鬱陶しい」きっぱり。




小太郎「酒やめたら孫達に好かれるかもしれないぞ?」

焔「孫が飲酒出来るトシなら一緒に飲みたいのは道理だろ?」


千様「あら 騒がしいと思ったらいらっしゃい

お爺ちゃんも寒いから中入ったら?」

粋「Σあああ!姉ちゃんダメだ!上げちゃダメだあああ!!」

千様「こら粋君。 お爺ちゃんは大事にしなさい」めっ

焔「爺ちゃんなめんな。
許可されなくても勝手に上がんぞ」にやり。

粋「Σ手前ぬらりひょんじゃねえだろ!!」



小太郎「あのさ。
言ってる間に白逃げたぞ」

焔「Σ空蝉!!」おおっ

粋「Σぎゃああ兄貴ずりい!」


飛天「わざわざ覚えたのかあいつ。」







間。




魄哉「しかし お二人よく一緒に来られますねえ
確か亡くなった飛天君のお父さんが 焔さんのお友達でしたっけ?」

焔「そうそう こいつがちっさい頃から知ってんだよなあ」


彬羽「でかいの揃いのカラス天狗の里でも 郡を抜いて馬鹿でかいから目立ってたな。そういや」

家康「あ、そうか。彬羽もその頃会ってるのか」



焔「でかいつか。赤いからじゃねえ?」

彬羽「ああ、それもあるか。」※カラス天狗は基本黒髪



焔「うちの孫共もこいつくらいなついてくれりゃあなあ」ため息。

粋「言いながら酒を開けるな」むすっ



小太郎「で、今日はどうしたんだ?
二人揃って暇潰しか?」

飛天「あーいやいや 違う違う」


がしっ



魄哉「へ?」


飛天「目の下のクマ、皮膚のカサき。
あ、脈も早いな」 きらーん。

魄哉「Σ前降り無く健康チェックが始まった!!」



飛天「まーた夜更し徹夜で仕事してるんだろ
睡眠は大事だぞ」びしっ

魄哉「はあ、けどやる事多いんで仕方が無


飛天「座りっぱで 腰にも来てるしここの所の冷えと気圧の変化で神経痛も来てるだろ」


魄哉「Σう。バレバレですかっ」


蒼月「あー それで立ち上がる時のどっこらしょが重苦しかったんだねー」




魄哉「う。また寝てろと言われて業務に影響が出るパターンでは」



飛天「いやそこは 蒼月も最近助手始めたんだろ?

人手があるんだから少し余裕持ってもいいんじゃないか?何よりトシなんだし」

蒼月「おい そこのバカラス。何バラしてんだよ。」


家康「お前ら従兄弟意外と仲いいよね」

彬羽「はあ? 何言ってやがんだ 気色の悪い」ふんっ


一二三「んだよ。仲良しだあよー
従兄弟てより 白さん粋さんよりも仲良し兄弟て感じだべ。」にこにこ

蒼月「お宅のお嬢さんがこんなの言ってるけど?」




ぼすっ


蒼月「Σぎゃー!暴力反対!! 無理矢理コタツに押し込むなよ 折れる!!」

彬羽「冬眠しちまうんだろうが!さっさと籠ってろ!!」ぎりぎり


千様「彬羽君落ち着いて。蒼月君が潰れるわ」




焔「んー。なんだ
お前わざわざ健康チェックの為に京から出てきたのかよ?」ぷはー

飛天「こいつらほっとくと不健康の極みなもんで

・・あの、何本目ですか先代殿」

焔「適量の酒は健康に良いだろ?」ぐびー



飛天「えーと。お前らの一族の適量てどんくらい?」

粋「兄貴と爺いはケタが違うんだよ
俺は至って普通だっての!」



焔「てえ事で お前も飲め飲め!健康になんぞー」


魄哉「Σうっわ まさかのこっちに来た!!」

蒼月「Σストップストップ!年寄りにイッキさせたらヤバイって!
てかそのジジイ酒乱なんだからっ」ひいいっ



焔「んー?じゃあそっちのお堅いカラス 一杯付き合え」

彬羽「Σ手前絶対遊んでやがるだろ!!」







白「よし。 飲み比べで俺が勝ったら帰れ。」

酒樽どん!

焔「ほう。ようやく爺ちゃんの相手する気になったか」にやり



小太郎「Σ見かねて出てきた!!」おおおっ



千様「それはいいけど 飲み比べって今昼よ?」


粋「色々助かったけど

大トラVSザルか。
酒足りんのかな これ」うーん。




飛天「あ、酒で思い出した

養●酒なら普通に飲むだろ?」

魄哉「はあまあ それくらいなら

というか。この流れでまだ健康チェック続いてるんですか?」









間。





シロ「稽古から戻ったら 何故にどんちゃん騒ぎなのだ」

挿音「早めの忘年会じゃねえの?
あんま参加したくねえ面子だな」キセルふー


九尾「ほう、ならば 美女に化けて舞でも披露するかのう」てくてく。








白・焔「まだまだあっ!!!」くわっ




石燕「これがウワバミっすかあ」うわあ。



粋「えーっと、お前 急性アル中のしょちとか行ける?」おそるおそる

飛天「出来るけど この二人の肝臓なら不要だろ」






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