小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月10日

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飛天「うー。あったまいてえ」ずきずき

粋「結局俺らも巻き込まれたよなあ」よれっ



飛天「で、あの後べろんべろんの先代殿は?」

粋「ああ お前途中でぶっ倒れたんだっけ?

飲ませちゃいけねえ奴に飲ませて ちょっとエグい事になったんでキッチリお開きだよ
んで、爆睡してら」


飛天「飲ませちゃいけない奴?」はて。



蒼月「だっからジジイには酒飲ますなって言ったのに」どんより。

飛天「Σうっおう! フトンが喋った!!」


蒼月「フトンじゃないよ!
冬眠防止! あ、湯タンポお湯入れて」ごそごそ

粋「お前それで床這ってきたのかよ」うわあ

蒼月「洗面所で声がしたからさあ
出来るだけ移動距離少なくしないと うーさむさむっ」


飛天「俺 カラスで良かった。」しみじみ




粋「えーっと 湯タンポって火にかけて良かったっけ?」

蒼月「爆発するだろ
ちゃんと台所でお湯沸かして入れなよ」

粋「あーもう、面倒くせえな」ぶつぶつ


飛天(文句言う割にきっちりやるんだな。)

蒼月「冷えたら俺死ぬからね」ふっ

飛天「Σ心読まれた!!」ひいっ




白「寒い。」ぬっ

飛天「Σ白い貞子ーーッ!!」ひいいっ


白「寝癖だ寝癖。突っ伏し寝してたからな」

蒼月「窒息するよ?」

飛天「あー びっくりしたっ」心臓ばくばく



白「冷えたな。フトンから出たくなかった」頭かきかき

蒼月「だよね。軽く三途の川が見えたよ」うんうん


飛天「重さが全然違うぞお前ら」






白「寒い朝。暖かいフトン。中に猫だぞ
起きれるかこんなの」真顔っ

飛天「あーそりゃキッツイキッツイ

解ったから頭どうにかしろ」



白「あと一時間くらい粘りたかったのに バカラスに仕事遅刻するってフトン剥ぎ取られたし」ぶつぶつがしがし

蒼月「あー そりゃ寝てらんないね
てか髪ぶちぶちいってんだけど。 荒いよ」

飛天「あいつ声でかいからなあ」うんうん



蒼月「なんかさーダルいねえ
冬なんてほんと嫌いだよ」うとうと。

飛天「Σヤバイ冬眠しかけてる!!
湯タンポまだかー!!」



粋「Σちょ待て待て! フタが上手く閉まらなっ」わたわた

飛天「早く早く!ちょっと貸せ

Σあ。」

粋「Σもげたああ!!」ひいいっ


白「そりゃカラス天狗の腕力で捩じ込んだらな」





蒼月「・・・・おやすみ。」ふっ



粋「Σ諦めるなこらあああ!!!」






挿音「だからコタツに放り込んどけっつの」ずーるずる

シロ「床に這いつくばっておったらそりゃ冷えるわ
。たわけ」




千様「大丈夫よー これくらいなら即解凍でいけるわ」


飛天「Σ嫌な手慣れ感!!」

挿音「そりゃ毎年数回くたばりかけるもんよ」



シロ「で?お前らこんな所で何をたまっておるのだ

他の奴等が使えん。邪魔だぞ」むう。





白・飛天「寒くて水触る決心がつかない。」

千様「案外ナイーブね 大将コンビ。」



粋「俺はもうびしょ濡れだしいいや」けっ

挿音「湯タンポ1個にどんだけ手間取ったんだ」




シロ「軟弱な。 いっそ凍るか?」

飛天「Σもう空気が冷たい! 解ったそれは無しで!!」ひいいっ


白「末端冷え性の氷使いが何か言ってる」ぼそっ

シロ「Σ言うなあああ!! いい度胸だ火力馬鹿がっ!」



粋「Σ室内で氷やめろこらあああ!!!」








魄哉「うー頭いた・・
あ。おはようございます。

何かあったんですか?」


白・シロ「何も。」そっぽ向きっ








魄哉「?」

千様「おはよう 相変わらず酒グセわっるいわよねー」

魄哉「Σ記憶に無いんですけど!!」

挿音「だっからタチ悪いんだよ」キセルふー。


小太郎「爽やかな朝だなー


酒くっさいけど」






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