小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月14日

f:id:t00c:20201114121348j:plain




粋「なあ。お前ひょっとして町でヤバイ事してねえ?変質者的な」

蒼月「終いにゃ食うよ?」


シロ「冗談とかではないのだ
その、何と言うかな」うーん。

小太郎「ん?町で何かあったのか?」わおんっ


シロ「どう説明して良いのやら
いや説明するのも気が引けると言うか」困惑っ

蒼月「何?俺そんなのの濡れ衣着せられてんの?」むすっ



小太郎「えー。何だよ気になるな
スパーンと言えスパーンと!」わんっ

千様「最近町の方で催眠みたいなのかけられて 強制的に野球拳やらされるってアホな事件が多発してるのよ」スパーンっ

蒼月「Σ俺そんなのの濡れ衣着せられてんの!?」ひいいっ



シロ「催眠と言うからてっきりだな。」真顔

蒼月「Σんなアホな真似するかっ!!怒るよ!」

粋「いやだってお前ムッツリだし「ふざけんなオープンだろ!!」

千様「はいはい どっちでも恥ずかしいわよ。
大声で言わないのー」




白「蒼月 お前大概にしないと粛清しなきゃいけなくなるぞ?
人間にちょっかいかけすぎるなって言ってるのに」むう。

蒼月「Σ濡れ衣で粛清対象!!」ひいいっ


粋「兄貴 アレ蒼月じゃねーらしいぞ」

白「Σえ。」

蒼月「二度見やめてよ! なんで皆俺で確定してんだよ!」

白「催眠で変態だから。」きっぱり

蒼月「Σ誰か一人くらい信じろよ畜生っ!!」


シロ「日頃の行いだろうな」うむ。

小太郎「俺いい子にしてよう。」わんっ




白「誰か一人って言うか 魄哉は蒼月じゃないって思いたいみたいだったけどな
で、そっちの方向で調査してるらしい」

蒼月「Σジジイ・・!」ぱああっ


白「それで蒼月だったら生皮剥がしてスマキで川に流すとか言ってたけど。」ボソッ

千様「全く疑われてないワケじゃないみたいね」

小太郎「泣くなよ」

蒼月「泣いてねえよ」けっ




粋「しっかしこの寒いのに元気だよなー
一足早く年末ノリかよ」

白「変態の事理解出来たら変態になっちゃうらしいぞ」

粋「Σうお!考えるのやめとこ!」ひいいっ

シロ「深淵を覗く時深淵もまた此方を という奴か」ふむ。

小太郎「この場合こっち覗いてるの変態だぞ」わおんっ

千様「やだ気持ち悪い。」うわあ。




魄哉「はー。参りました」げんなり。


粋「お。おかえり
蒼月じゃないらしくて良かったなー」

魄哉「あー 本人に確認したんですね

まあそこは良かったんですが」

シロ「何かあったのか?」


魄哉「その変質者が出たと聞いて 何を思ったか何処ぞの殿が真っ向から勝負挑みやがりまして」

家康「もうお婿に行けない」しくしく。


一同(Σ負けたのか!!)



白「家康 どうせ今更行けないだろ」きっぱり

家康「Σ辛辣!!」

粋「いやそれ多分慰めてるつもりなんだよ」

魄哉「てか仮にも征夷大将軍が他所に婿入りとか 色々ややこしくなるでしょうが」

家康「思うに私 性格的に大黒柱向いてないんだよね」ふっ






彬羽「何事だ 今度は。」

千様「いたって普通のいつもの主従よ。」



小太郎「どうどうどうどう。脳天にカカト落としは死んじゃうからな?」どうどう。

魄哉「バカは死ななきゃ直りません」けっ


家康「」きゅうっ





白「さて、家康はほっといたら復活するだろし

変態どうする?」

蒼月「ねえ。なんで俺に相談するの?」

白「催眠には催眠でお前が喧嘩してくれたらいいなって思ってる」きっぱり

蒼月「うん。無いだろけど万一負けたらすってんてんだよね?」



彬羽「ん?今噂の野球拳の奴の話か」

粋「そうそう 蒼月じゃなかったらしくてホッとし「おい無能腰巾着 大概にしろよ」イラッ

千様「こら喧嘩しないの」


彬羽「ふむ。 一二三は家から出るなと言ってるから問題ねえ」すたすた。

粋「Σお前の頭の中それしかねえの!?」

白「そもそも妖怪の催眠って自分より格が下の奴にしか効かないんだぞ」


千様「あ。なるほど
じゃあ 妖怪でそこそこ強い子なら何も怖くないのね」ふむ。




家康「あれ?じゃあ 私が突っ込まなくても お前達の誰かに頼めば良かった?」はっ

魄哉「いえ殿はいきなり自分からじゃんけん勝負挑んだでしょうが。」

蒼月「つかホント復活早いな」



千様「えーと。アタシは妖怪としてカウントしていいのかしら?」

シロ「魄哉もその手の効かんしな。
しかし、相手がどれ程のものかわからんし 気を付けるに越した事は無いのではないか?」

魄哉「いえ、千様は能力無効化って凄いのがあるでしょう
催眠効きませんよ」

千様「Σあ」

粋「姉ちゃん 心底宝の持ち腐れだよなー」



白「と、なると
人間くらいか ヤバイの
結構安全だな」ふむ。

シロ(Σん? 俺の場合はどうなるのだ!?)※妖怪でも人間でもない





ーーーーーーーー


【幕府公営診療所】



挿音「つー事でよ
変なの出てやがるから 警戒よろしくな」

飛天「了解。俺なら効かないって事だな
見つけたら反対にヤバイ薬嗅がせて今までの被害者の万倍エグい目に合わせてやろーっと。」わははっ

挿音「どさくさで新薬の実験する気だろお前。
程ほどにな」キセルすぱー


飛天「お。程ほどならいいんだな。

てかさ。調査してるお前ら忍のが危ないんじゃねえの?構成員人間だろ?」

挿音「ん? お前忍なめてんだろ?
んなもん 最初はグーの勢いでぶん殴りゃいいんだよ」

飛天「うっわ。やりそう」納得。


挿音「つーか、野郎なら負けてもそんなピーピー言う事でもねえだろ」

飛天「さっきお宅の殿様ピーピー言ってたけど。」
挿音「マジか。」



飛天「けど確かに
嫁入り前の娘とか 被害にあったら目も当てられな
Σん? 」

挿音「ん?どうし Σげ。」




近所の爺様「先生~ 変なのがじゃんけん挑んで来るんじゃあああ」よろろっ

飛天・挿音(Σ変態何がしたいんだよ!!)



地獄太夫「おんや。御老体に無体な事を」どろんっ

近所の爺様「おお。べっぴんじゃあ」おおおっ

飛天「爺ちゃん いいから服着て服。」


挿音「お。白のストーカーの えーと3号くらいか?」

地獄太夫「1号にしてくれなんし。
此処はあちきの出番と見受けなんした」

飛天「へ?出番って?」


地獄太夫「その無体な御人。あちきがひっ捉えて 主さんに誉めて貰うとしなんしょ」にこにこ。

挿音「いやお前仮にも女だろがよ。やめとけやめとけ」

地獄太夫「御心配いりんせん

おや?噂をすれば」ぱっ


爺様「Σおおおべっぴんさんが消えたー」


挿音「大丈夫か?あの姉ちゃん」キセルすぱー

飛天「んー。幽霊ってのは妖怪よりは弱いからなあ
早く見付けて助けた方が良いかも」うーん。










【割烹 春一】



地獄太夫「おやおや。そんなものでありんすか?
あちきは1枚も脱がされてありんせんよ?」くすくす。

催眠犯人「Σなぜだあああ!!」すってんてん直前っ


ひな「プロって凄いですねえ」うわあ。

朱禅「へ?座敷遊びってじゃんけんすんの?」

ひな「むしろ野球拳はお座敷発祥のはず」

朱禅「Σ道理で!!」



地獄太夫「本来なら何枚かはサービスするもんでありんすが

この御人には一枚とてくれてやる気にはなりんせん
潔く己の能力で 全裸になりよし!」くわっ

朱禅「見たくねーし 他所でやってくんねえ?」



ひな「太夫さんが来てくれて良かったですねー」よしよし。

庵「あ、危なかった」ぜーぜー。





>サイトトップに戻る