小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月7日

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小太郎「台風の進むペースめちゃ遅くなったらしいぞ」わおんっ

家康「あらら。昨日雨戸打ち付けまったのにね」




シロ「なぜ少し残念そうなのだ」

家康「え?台風ってワクワクしない?」そわそわっ


粋「いるよな こういう幼児」





魄哉「ちっとは農民の皆さんの気持ちも考えなさいっ」

家康「Σすいません!生ゴミ見る目やめて!」ひいいっ


魄哉「むしろ原型無くなった頃のどざえもん見てる感じですね」ふんっ


蒼月「ジジイそれ 直視する方がキッツイよ」

魄哉「慣れてますんで」しれっ




挿音「おいこら 飯食ってる時にそう言う話やめろや」

千様「あら?珍しいわね
あんたも休み?」




挿音「徳川忍軍はある程度の雨で自宅待機だ。

実家が農家の奴やら大雨降ったら大変だろが。」


千様「思ったよりソフトなのね」

挿音「うちはホワイトなんだよ」茶漬けずずー



一同(夜勤連勤が当たり前のホワイトとは。)







挿音「つーか、お前らまだ雨戸の板外すなよ

もっぺんやるのとか結構面倒だかんな」

粋「Σうええっ!? 台風過ぎるまでずっと暗いまんまかよ!!」

挿音「知らね。外したら俺はもうやんねーぞ。」



粋「ええええ

暗いと何かなあ

ほら、兄貴とか 夜と勘違いして寝てるし」指差しっ


白「すやー。」

猫「すぴー。」添い寝っ

九尾「すやすや ふふふふ。」にやにや




挿音「そいつはいつもだろ。

んでお前は暗いの怖えだけだろ」



シロ「それよりさりげに混ざっとる九尾が怖いのだが。」

蒼月「つか、まざりきれてないよ」



挿音「そんなに外がいいなら 仕事行ってこいや
自主連してこいや見習い」キセルぷこー


粋「いや。うちの芝居小屋も 台風とその前後は休み
客がケガしたら困るし

むしろ出勤したらつつじに〆られんだよ 」


蒼月「穏やかなんだか物騒なのか解んないね あの人。」



粋「あいつ仕事に命かけてっからなあ。
職場で事故とか起こしたくねえんだろ」

シロ「お前の兄貴は 日常的に変な客を文字どおり吊し上げとるがな」

粋「傷付けてるのはメンタルだけだからノーカン。」きっぱり




石燕「芝居小屋まだ行ったこと無いんすけど
ひょっとして地獄に建ってたりするんすか?」

魄哉「普通に現世です。
けして地獄の責め苦ではありません」


家康「ま、こいつがオーナーの時点でね」

石燕「なるほど!そういう事っすか!!」おおっ

魄哉「あの。どういう意味でしょうか?」







彬羽「湿気で暑い!!」 くわっ

家康「Σぎゃー!ごめんなさいっ!!」





彬羽「・・は?」

魄哉「気にしないで下さい。怒られ慣れてるだけです。」



粋「ぷっ お前暑いからって何だよその頭」

彬羽「Σ一二三だ一二三!!
ちょっと待て!どうなってんだ!!鏡っ」どたばたっ

一二三「Σあーっ! 粋さんしーっだ!!逃げられてもうたべ!!」


小太郎「Σ確信犯か!!」

シロ「恐ろしい幼児だな。」


一二三「外出れなくて暇なんだべよ」むう。




千様「なるほど。彬羽君で暇潰してたのねー

危ないからお天気良くなるまで あら?」




白「九尾起きろ」むくっ

九尾「お?何かのだーりんっ」





白「ある意味敵襲。」



メキメキメキッ がらすぱーん!!


飛天「よっ なんでこんな板まみれでとじ込もってんだよ。」


シロ「Σこらああっ!力付くで開けるなーっ!!」


蒼月「げ。 板無理矢理剥がされてるっ」

千様「あー。そう言えば彬羽君と同じカラス天狗だものねえ
大概大味よね」




飛天「いちいち外すの面倒くさく あれ?何だこの空気」

白「逃げた方がいいぞ」

飛天「へ?」







挿音「俺ぁもうやらねえからな。」

飛天「Σそこらの妖怪より怖いのがいる!!」びくうっ!




石燕「えーと。つまりは台風に備えて雨戸打ち付けてたんすよ。
この家廣井から大変だったみたいっす」


飛天「あ。成る程。

・・お前誰だっけ?」

石燕「Σ前会いましたけど!?」

魄哉「石燕さんほとんど部屋の中だったんで おほらく印象に残らな えーーっと。」

家康「フォローになってないない。」



飛天「そうか会ってたか 悪い悪い

この家皆キャラ濃いもんだから インパクト足りないと頭に残んないって言うか」


石燕「この人本当に彬羽さんのイトコなんすか?」

白「顔はそっくりなんだけどな。」





飛天「てか。台風対策ならもう要らねえだろ?

とっくに通りすぎたぞ?」

シロ「は?」

小太郎「Σえ!?だってほらっ
この瓦版にっ」がさがさっ




魄哉「すみません。これ僕のコレクションです。
調度去年の今日の日付ですね」

小太郎「Σなんでその辺落ちてるんだよ!!」

魄哉「退屈した蒼月君が紙飛行機折って飛ばしやがったからです。」




蒼月「あー。 回収出来てないのあったんだ」

シロ「何をしとんのだお前は」


小太郎「紙めちゃ綺麗だし 去年のとか思わなくてごめんよ」きゅーん

家康「しゃーないって
天海サマ物持ち異常にいいから」





魄哉「ん?ちょっと待って下さいよ」

千様「? 何を?」


魄哉「えーと。つまりは台風の影響は考えなくて良かったと、
そして 昨日はともかく本日は普通に晴天だったと?」

飛天「だな。
じゃなきゃ 俺飛ばされてるし」




魄哉「僕、無断欠勤なんですがっ」冷や汗ダラダラッ

シロ「Σまずい!江戸城の機能が麻痺してしまう!!」


千様「下手すりゃ暗殺とか騒ぎになってんじゃない?」

魄哉「Σ行ってきまーす!!」ひいいっ







粋「うっわ。大変だな」

白「何言ってるんだ
俺らも大変だぞ」

粋「へ?Σあ!」

白「説明する前に居合い斬りかまされそうで嫌だなあ」ため息。

粋「Σぎゃああ!洒落になんねえっ」


石燕「やっぱ地獄じゃないんすか?それ」





挿音「・・あ、やべ。俺もだわ」キセルふー。


蒼月「あれ?焦んないね?」

挿音「そりゃあな。 焦ったところで頭が遅刻したのには変わりねえし」

シロ「おお、さすがだな」



挿音「つー事で
蒼月 帰ったら覚えてろ。」

蒼月「Σ誤魔化しきれなかった!!」ひいいっ



飛天「俺遊びに来て良かったかも。」

家康「だねえ。 皆出掛けちゃうけどお茶でもどう?」





彬羽「ん、何があった?」


千様「あら?今まで何してたの」

彬羽「一二三に付けられた変な物が絡まって取れねえから軽く散髪を

何があったこれは。」さっぱり


飛天「お前もたいっがい 間抜けだよな。」

彬羽「Σは!?」






石燕「おー。ほんと良く晴れてるっすねえ」

小太郎「散歩散歩っ」わんっ




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