小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月23日

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挿音「やっべえ。スイカ腐っちまったわ」ちっ

一二三「Σえええええー!」がーん。



シロ「ん?スイカ出来ておったのか?」

挿音「いんや。でかくなる前にこの雨続きでやられちまったんだよ
あーくそ。水はけ良くしてたはずなのによー」イライラキセルすっぱー


一二三「残念だなあ。」しょぼん

千様「あーよしよし。楽しみにしてたものねー

苗、全滅しちゃったの?」

挿音「いんや。 無事なのも残ってるから水捌け関連強化して来たんだけどよ

そろそろ雨落ち着いてくれねえかな
日光足りてねえと甘くもなんねえしひょろっひょろだっての」ため息。


白「つまり、スイカが石燕みたいになってるのか」ふむふむ

石燕「あっしはまだ腐ってないっすよ?」

粋「いや 怒っていいんだけどな」

石燕「ひょろっひょろなのは否定できないっすからねー」

シロ「変な所潔いな」



挿音「しゃーねえ。晴れるまで水捌けと肥料ドーピングすっかな
後は運を天に任せりゃ 少しはマシなのも出来んだろ」

一二三「よし!てるてる坊主だなっ」だっ


小太郎「子供ってスイカ好きっすよねー」ほのぼの



白「肥料をやれば腐らないのか?」

挿音「やり方によっちゃ逆効果だけどよ

ほれ、石燕もバテて動かねえ時に何なと栄養あるもん食わせたら動き出すだろ? そういう事だな」キセルすぱー


石燕「あの。別にいいんすけど
なんで皆してあっしで例えるんすか」

挿音「解りやすいからじゃね?」


白「成る程」うんうん。

粋「Σうお!兄貴が即座に理解した!!石燕凄え!」おおおっ


石燕(いいんすけどね。
ちょっと複雑なような)うーん。




襖がらっ


魄哉「あー。足痺れました
ちょっと休憩」ふう。

蒼月「じとじとジメジメの中のデスクワークってだっるいなあ」

彬羽「サボり倒してた奴が何言ってやがる」

蒼月「Σ皆が皆お前らみたいにフルで脳ミソ使い続けらんないんだよ!!
手伝うだけありがたいと思えよ!」




千様「はいはい。政務とお手伝い組お疲れ様

冷たい麦茶あるわよー」とぷとぷっ


魄哉「湿気と雨が無ければ夏もなんぼか過ごしやすいんですがねえ
これもこの国の風物詩と取るしか無いですか」

挿音「だな。
それにしてももうちょい雨は自重しろって


ちょい待て。
白の奴何処行った」

魄哉「Σ今度は何ですか!?」ひいいっ


粋「Σやべえ居ねえ!いつの間にっ」

シロ「不味い!不味いぞこの流れ

あやつの事だ よく効く肥料さえあれば一二三が喜ぶと思いおそらく



彬羽「診療所だな。行ってくる。」

小太郎「Σ理解はやあ!!」

石燕「最早慣れてるのが悲しいっすねえ」


蒼月「へ?へ?どういう事?」

千様「えっと。
飛天君作の肥料とか使ったら スイカジャックと豆の木になるわね。って事」


魄哉「Σえ。ちょっと彬羽君 めっさ走ってますけど徒歩ですか!?
飛天君相手なら伝書烏で良いのではっ」

シロ「おそらく診療所の患者が不吉がるとか思ったな」うむ。

蒼月「バカラスなんでんな変な事ばっか細かいの?」


千様「麦茶足りなさそうね」

挿音「だな。まーた熱中症なんじゃねえか あいつ。」







間。







家康「Σえ。そのまんま見付からないの!?」

千様「みたいなのよー
まーた迷子かしら」困。



粋「兄貴今日も午後から出なのにっ」ずーん。

小太郎「大変だな。見習い兼マネージャー」



魄哉「ちなみに飛天君の所には来てなかったそうです。」

伝書鳩「ぽぽー。」

シロ「本気で迷子か 本当にじっとしとらんな」ため息。


小太郎「あれ?彬羽行ったきりか?」わおんっ

魄哉「あーそこはその。

行き先診療所ですから」ふっ

一同(Σやっぱ暑さに負けた!!)



蒼月「つまりー バカラスが動けないなら町中や山のカラス達で人海戦術で探すの無理って事だよね?

午後までに捕獲出来んの?」


魄哉「んー。 最近白君の捜索は彬羽君に丸投げしてましたからねえ
さて、どうしたものか」うーん。

石燕(行方不明になるのを防ぐってのは もう諦めてるんすね。)



粋「んじゃ俺裏山探してくる」げんなりとぼとぼ。

千様「はーい、頑張ってねー 」

シロ「早くも背中に影背負っておるな」

小太郎「だな。 1日で見付かったら奇跡だもんなあ」うんうん。


千様「白君の迷子体質 どうにかならないかしらねー」うーん。







挿音「なあ 親父よお。

実は さっきコマに頼んで掃除念入りにして貰ってんだよな?」

魄哉「ん? はい?」

挿音「つまり、家の中ぴっかぴかって事だ」キセルぷはー

魄哉「?
はあ。それは助かりますが?」

挿音「掃除ついでに害虫駆除も頼んでたんだよな」

魄哉「Σそ、それは助かりますねえっ
夏ですしっ」ぎくうっ




石燕「?
なんで魄哉さん思いっきし目そらしてんすか?」


千様「あー。
察したわ」苦笑い

石燕「へ?」


挿音「前々からな 言おうと思ってたんだよな


ナヨいだ何だ言われて切れるくれえなら 御器被りの一匹二匹にビビんじゃねえ!!」
くわっ

魄哉「Σ単に嫌いなんじゃなくて トラウマが「じゃかあしい!!んなもん払拭しろい!!」



石燕「???」


家康「えーっとね。
簡単に説明すると
天海の特技の1つで 所謂式神みたいなのがあるんだけどね。
分身みたいな物なんだけど偵察用だから小型でさ」



蒼月「ほらあの家庭内害虫 何でも食うからでしょ?
回線切る前に頭からバリボリ齧られて 以来トラウマになってんだよねー」

石燕「Σそれで平気な方がおかしいっしょ!!」ひいいっ





挿音「今がチャンスなんじゃねえの?
立ち直る絶好の機会だっての。
つかめんどいからちゃっちゃと見付けちまおうや」


魄哉「Σ絶対最後のが本音ですよね!?」

挿音「出来るのにやらねえで効率下げるのは愚の骨頂なんじゃねえの?『天海サマ』よ」

魄哉「Σぐ!!」




家康「親子の会話と言うより 職場での上下関係と私情ぶっ込んで来たねえ」うーん。

シロ「身内が職場におると面倒なのだな。」ふむ

蒼月「いや。この人らくらいでしょこんなん。」





魄哉「し、仕方ありませんっ

確かにちょっとした事故をいつまでも引きずって女々しい事この上無いっ

コマもお掃除協力してくれた事ですし問題化ありませんし いざっ!」びくびく息吸い込みっ



家康「おお ナヨい呼ばわりが効いたね がんばれー」



千様「Σあ。やばっ アタシこれ無理っ」そそくさっ

石燕「へ?」


小太郎「慣れれば大丈夫だぞ」わおんっ




魄哉「少々多めに出しますが害はありませんのでっ!!」

ざわわっ



小蜘蛛わさわさわさわさっ!


一同(Σ相変わらず気色悪っ!!)ひいいっ




石燕「おおおおおっ絶妙にキモイッすね!」おおおっ

蒼月「なんで喜んでるの この変態モヤシ」ドン引き。

シロ「気色悪い絵描くのが至福の奴だからだろうな」



挿音「おー。なんだ 気合い入れりゃ行けんじゃねえの。

じゃ 外はさすがに気を付けろよー」

魄哉「勿論。
もう補食されるのは御免ですから

その辺気を付けて





襖ばーん!ぷちっ

一二三「うわーん!!てるてる坊主届かなくて吊るせねえだー!」びええっ




魄哉「Σぐはあっ」

蒼月「Σジジイーーッ!」ひいいっ





家康「天海ー!!ちょっメンタル生きてる!?」

魄哉「ふっ 前もありましたねこれ」きゅうっ


小太郎「あ。失神した。」

シロ「気張っておっただけにキツかったか」うわあ。



挿音(やっべ。虫の圧死リスク忘れてた)





一二三「?」きょとん。


コマ「カタタッ?」

一二三「あ。吊るしてくれるだか?
コマちゃんありがとうだ!」わーい!








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つつじ「おや。白はん お買い物どすかー?

ん?園芸屋?」はて。

白「肥料ってどれがいいんだ?」

つつじ「へ?
あー
使い道にも寄るからなあ 店の人に聞いてみよか」

白「だな。どれがいいのか全く解らない」むう。

つつじ「どんだけ悩んどったん?

ちゅーか。午後からあんさん出やから忘れんといてやー」





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