小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月6日

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家康「まーた台風だって」 うわあ。

小太郎「Σまた散歩に行けなくなる!」ぎゃいんっ

シロ「お前は気楽で良いな」




千様「やあねえ。今年多いわね

この家って大丈夫なの?地盤とか」

魄哉「大丈夫です。
高所ですので水害はありませんし、土砂崩れその他も危険が無いのしっかり確認済みですよ」


挿音「強いて言えば たっけえ所にある分風がモロに当たるって事くれえか。
あ、粋ちょいそっち押さえてろ」雨戸に板ガンガンっ

粋「すっげえ手慣れてるよな」

挿音「こんなもんガキの頃から
親父の帰りがおせえとやってたからなあ」



家康「調度子育てと軍師時期がかぶってもんねえ」

魄哉「あの頃は残業ってか バリバリ戦地に行ってましたしねえ」



粋「はっは そういう意味では手がかかんねえガキだったんだなー」

挿音「頭に金槌食らうか?」
粋「Σ遠慮しておきます!!」ひいいっ



家康「さーてと。私も少し手伝うかね

今回の台風 風がえぐいみたいだよ」




蒼月「よし。ジジイの盆栽軍団玄関に入れるのよろしくー」

家康「Σめちゃめちゃ重労働押し付けて来た!!」


魄哉「絶対折らないで下さいね
殿のお小遣いじゃ一本も弁償出来ませんよ」しれっ

家康「Σいくら!?趣味にいくらつっこんでるの!?」

魄哉「自分の御給金を何を使おうが勝手でしょう?」ふっ



千様「ややこしいわね。この主従。」

石燕「まあ徳川の財産=家康さんの財布じゃ無いっすからねえ
健全じゃないっすか?

あ、あっしも何か手伝いましょか?」



一同「折れるからいい。」

石燕「Σ何がっすか!?」




白「お前がだろ。」きっぱり

石燕「うう、すっかりモヤシ扱い」

白「モヤシよりも かいわれ大根じゃないか?」

石燕「Σぐはあ!!」

シロ「悪気無しでトドメ刺しおったな。」




粋「てか兄貴 屋根の上で何してんだ?」

白「飛びそうな瓦は外しとけって言われて
もう雨漏りは諦めたらしい。」


シロ「うむ。どうせ次々漏れ出すからな。
過ぎてから修理した方が効率が良い」

蒼月「先輩はそれ何してるの?」

シロ「見て解らんか? 周りの木が倒れて来んように縛りつけて「ごめん。上の方届いてないから無駄だと思うよ」



シロ「代われ。」けっ

彬羽「帰ってくるなり何があった。」




千様「あ。調度良かったわー
高いところの作業お願いね」踏み台ぽいっ



彬羽「台風対策か
成る程。」


家康「だんだん風が吹いてきたねー
こりゃ急がないと」



白「最悪風で外歩けなくなるとかって話だか


あ。 」


ぽろっ



粋「Σ言ってる傍から風にあおられたー!!」ひいいっ



魄哉「大丈夫です。ザバーン!て言ってます
池に落ちましたね」

蒼月「それ大丈夫なの?」

家康「大丈夫、あの子池のヌシにも負けないし

ねえ?この植木鉢動かないんだけど?」

魄哉「頑張ってくださいね

僕は台風前に片付けなきゃいけないお仕事が。」徳川マークの書類っ

家康「すみません。頑張ります」

小太郎「腰やるから手伝うぞ。」





挿音「さて、こっちはこんなもんか
おーい。板の打ち付け終わったぞー

ん?」



一二三「・・」じーっ

挿音「なんでい?」

一二三「えーと。1個お願いがあるんだども」もじもじっ


粋「早く言わねえと この人こっええぞー」




一二三「んじゃ!

お人形さんのお家つくってほしいだ!!」お願いっ

挿音「このタイミングでか。」




一二三「前々から御願いしたかったんだ!
それ知ってる白さんがさっきザッパーンて落っこちて来て
調度今板きれ持ってるからお願いしろって」




蒼月「そういや帰ってこないね」

一二三「ずぶ濡れだからのんびりお風呂入る。
あとよろしくだそうだ。」

粋「Σ綺麗に逃げた!!」





挿音「あのなあ。そんなもん家の中じゃ作れねえし
そもそも台風来たら台無しになんぞ
悪いがまた今度にしろや」キセルすぱー



家康(断りはしないんだよねえ)
小太郎(何だかんだ 子供に甘いよなあ)




シロ「あの挿音に頼み事とは、子供は怖いもの知らずだな」

彬羽「俺がやると板が叩き割れるからな」きっぱり

シロ「Σ挑戦したのか!? うおう!木がミシミシ言っとる!こら加減しろ加減!!」






一二三「また今度かあ

はーい。ワガママ言ってごめんなさいだ。」ぺこり







挿音「石燕、お前なら見えんだろ
台風近付いたら教えろ」金槌すちゃっ


石燕「Σあっしの目はレーダーじゃないんすけど!?」
挿音「お前なら行ける行ける」


シロ「Σ本当に甘いな!!」



家康「Σまさかの台風来るまでに作っちゃおう!?」おおっ

シロ「何だかんだで子供に激甘いタイプか」ふむ。




挿音「うっせえ。赤い壁にしちまうぞ」

千様「乾いたら赤黒くなるからやめなさい」

魄哉「ちゃんと室内に入るように作るんですよー

あ、間違えた。」書類塗り潰しっ







粋「えーと。台風って見えんの?」

石燕「と、とりあえず 目が乾くっ」向かい風っ







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