小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月12日

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シロ「お。小太郎 蒼月を知らんか?」


小太郎「ん?知らない
朝から見てないな」



魄哉「そうですか。
まーた逃げられましたか」

小太郎「あいつ今度は何したの?」 




シロ「何かをしたのではなく させようと言う事らしい」

小太郎「へ?」




魄哉「つまり これを
ああ。調度いい所に彬羽君。」

彬羽「ん?

スペイン語か。」

小太郎「なんでチラッと見で解るんだよ」

彬羽「あれだけ手伝いやらされてりゃそりゃ解るようになるだろ」

シロ「お前が手伝っとるの 徳川の雑務じゃ無かったのか」



魄哉「えーと。 雑務にも色々とあるんですよ」

小太郎「彬羽じゃなきゃ補佐出来ない理由だいたい解った」うん。


シロ「叩き上げで何ヵ国語覚えた」

彬羽「どれも本当に読めるくらいだがな 何ヵ国だ」



魄哉「いやー。本当助かりますよ」にこにこ

シロ・小太郎(こうやって信頼されるから必死こいて覚えなきゃいけなくなるんだろうな。)






白「蒼月捕まえたぞー。」


蒼月「ぎゃー!嫌だーっ! 師匠の裏切り者っ」じたばたっ


魄哉「ありがとうございます
て、これどんな状態です?」




白「蒼月の好きそうな女に九尾が化けておびき寄せて
気がついて悪あがきで金縛りかけようとしたから鏡子で跳ね返してやった。」

鏡子「意外とどうにかなるものですねえ」

魄哉「突っこみ所しかありませんが、割れるんでやめて下さいね」

 


小太郎「そもそもお前の金縛り 白や九尾には聞かないだろ? 格下限定なんだから」

蒼月「五月蝿いな! とっさにやっちゃったんだよ!」しびしび


シロ「どんだけ必死で逃げとるのだ。」




九尾「で? なんで子蛇捕まえにゃならんのじゃ?
今回は悪戯したわけではないのじゃろ?」


魄哉「あー。そうでしたそうでした

蒼月君。 今回みたいに格下にしか効かないと不便ですよね?」

蒼月「何言ってるの?違うしー。
俺は鏡子ちゃんに負けたの」けっ




白「じゃ、鏡子のが強いのか さすがだな」

鏡子「ランクアップです!」わーい。



蒼月「Σうわああ女の子に負けるのはちょっと!」

彬羽「自分で負け認めたんだろが」



魄哉「と、言う事で

語学のお勉強しましょう」テキスト。


蒼月「Σだっから何でそうなるんだよ!!嫌だよ面倒くさいっ!」 




シロ「解説頼む。」

彬羽「簡単に言うとだ

蒼月の奴潜在能力は高いのに 性格がアレなもんで宝の持ち腐れな状態だ

で、気になったら止まらなくなり育成したくなったらしい。」



白「カブトムシ 芋虫から育てるようなもんか。」うん


蒼月「Σ芋虫!?」


小太郎「ごめん。凄い納得した。」




蒼月「ワンコロっ 金縛り解けたら覚えてろよ!

てか何でそれで外国語講座なんだよ!
異文化コミュニケーション取りたいなら一人でやってろよパツキンジジイ!」



魄哉「集中力の特訓です 

ぶっちゃけ 集中する癖がついたら何でもいいんですよ」




鏡子「あのー いきなり外国語は敷居が高いのでは?」

魄哉「そうなんですか?」

シロ「彬羽を基準に考えるからおかしくなっとるな。」ふむ


白「俺なんてまだ、ひらがなしか読み書きできないぞ」えへん。

彬羽「こっち育てるのが先じゃねえのか。」





魄哉「白君の場合 下手に弄ると脳がパンクしちゃいますからねえ
元が野生ですし」うーん。

白「生きてるから問題ないだろ」

シロ「うん、これはこれ以上無理だな」




小太郎「Σあ! とか言ってる間に蒼月が居ないっ」

シロ「Σうお!いつの間にっ

九尾はどうした!」





九尾「もぐもぐ。」

彬羽「餌を与えて逃げるか。やるな」


シロ「Σちょっと待て! 何を食っとる!!」

 



九尾「ん?なんじゃ分けて欲しいのか?」

シロ「いらん!って本当に何だそれはあああ!!」



白「たまに見るけど何だあれ 」

魄哉「悪霊的な物の中でも虫に近い物ですね
ただその辺漂ってる奴で 気まぐれに人をちくっとするので ちゃんと食べるならまあいいんでは無いでしょうか」


九尾「珍味じゃぞ?」

シロ「そりゃ珍しかろうな」引。

小太郎「俺ムリ」うぷっ




彬羽「さて、何故に急に蒼月育成等と言い出した?

また何か考えての事だろ」



魄哉「あれ?バレました?」


シロ「ん?」


魄哉「えーとですね

先程彬羽君が説明してくれましたが、蒼月君の潜在能力とっても高いんですよね」

小太郎「うん。言ってたな」


魄哉「それは前から気がついては居たんです

ですが、この前春一でご飯食べてる時に 朱禅君が『自分も妖怪なのに なんで無能力か』と不思議かってたんですよ

それで気がついたんですが」


鏡子「あ。そういう」


魄哉「そういう事です。

双子の蒼月君が二人分取っちゃってるから朱禅君は無能力なんですよ」

 

シロ「Σそんな物なのか!?」


魄哉「そんな物みたいです。
てか 蛇の双子の時点で色々と普通じゃないので 何があっても驚きませんよ」

小太郎「へー。蒼月凄いんだ」ほうほう



魄哉「ぶっちゃけ 頑張れば白君や九尾さんにも金縛り出来るレベルだとは思いますよ」

九尾「Σげ、産まれてたかだか数百年でか」





彬羽「しかしそれも集中力さえ育てば の、話って事か。」

魄哉「ですね。
ですからめちゃめちゃ勿体無いんですよ。」


 


白「術系よく解らないけど、
蒼月の性格じゃ難しくないか?」

小太郎「あー 白 結構脳ミソ筋肉だもんな」

白「バカラスには負ける」

彬羽「Σさりげに扱き下ろすな!」



魄哉「やっぱ、難しいですよねえ」ため息。


九尾「一応聞くがの

あの子蛇が本当に成長したとして、だーりんの驚異になるような事は」

魄哉「あ、大丈夫です。

普通に体力と破壊力で何より耐久力で負けますから。
あくまで術師系としての話ですよ」



九尾「ふむ。なら良しとするか」

小太郎「白の驚異になるなら食おうとしてただ「何の事じゃ」




魄哉「しっかし惜しいですねえ


性格強制して真面目な頑張り屋さんになれば いろんな後継者として申し分無いんですが」ふう。

鏡子「それもう蒼月さんじゃないです。」 






魄哉「素材的には僕以上なんですがね。
はー 勿体ない勿体ない」てくてく



小太郎「Σ去り際に凄い事言ってた!!」ひいいっ

シロ「どんだけだ蒼月の奴!!」



白「えーと。性格は代わる可能性あるのか」
彬羽「無い。」即答。







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