小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月7日

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小太郎「今日もあっついなー」


千様「あら。七夕が晴れそうでいいじゃない
毎年なんでか雨なのよねー」



小太郎「なあなあ。水遁の術とかあるよな?」しっぽふりふり

挿音「お前 何期待してんだ?」

 


千様「・・ふっ」

蒼月「そりゃ犬に言ってもね
あ、俺は解るよそのロマン
織姫と彦星会えるねあはは」

千様(Σめちゃ気を使われてるっ)




挿音「お前な 何か勘違いしてないか?」煙管ぷこー

小太郎「え? 火遁に土遁に水遁

んで後なんだっけ? 」


家康「木遁に金遁で まとめて五遁と呼ぶよ」

小太郎「おおー! やっぱあるんだなっ
見たい見たいっ」わくわく

挿音「暇だろお前。」

小太郎「うんっ!」しっぽふりふりっ




蒼月「あ。頭かかえたね。」

千様「泣く子と動物には勝てないって言うものね」





挿音「・・ あのな。

お前が想像してるのとはかなーり違うぞ?」

小太郎「火遁は火薬ドーン!だろ?
あ、これは暑いからいいや

んで 土遁は土の中に隠れるあれだろ?」



挿音「その隠れるのに 必死こいて地面掘るのから
土遁だかんな?」

小太郎「Σめっさ地味!!」 



挿音「しかも土掘るようなもん普段持ち歩かねえだろ?
だから必死こいてクナイでしゃかしゃか掘るんだよ」

小太郎「な、なんかイメージ違うな」

蒼月「これはこれで大概凄くない?」

千様「人一人入れる穴 そんなんで掘れるのねえ」関心。


蒼月「はいはーい。じゃ 木遁は?」挙手



挿音「木の幹に似せた布切れで体隠す。
終わり。」
 

小太郎「Σコント!?」

挿音「いやこれが、バレねえようにやるにはかなり技術いんだよ」



千様「じゃ金遁は? これ想像つかないんだけど」


挿音「主に 金属打ち鳴らして 味方に危険を伝える
または 敵方混乱させるとかそんなんだな」

蒼月「それ忍術なの?」

 


魄哉「補足ですが、『遁』とは本来 隠れる、かわすと言った意味合いの文字です。

ですので五遁は危険から逃れる為の術であり、一般に思われているような物では無いんですよ」


千様「えー。なんかがっかりねえ」




挿音「つーか。家康 この反応解ってて説明させたよな?」

家康「いやー 解りやすい解りやすいさっすが本職

いいじゃない お前の場合他が派手 Σぎゃー!殿に攻撃しないでっ!!」ひいい


蒼月「何投げてんの」

挿音「カンシャク玉。」

魄哉「大丈夫です。 全部ギリギリ外してますので問題ありません。」お茶ずずー

家康「Σいやいやいや!飛び散ったのが痛い痛い!!」



挿音「ま、こういうコントロールも5遁もそれなりの習練積んでなきゃ出来ねえからな

派手じゃねえが それも良しだろ」




小太郎「じゃあ水遁も 手のひらから水びしゃああとかじゃないのか?」しょぼん

挿音「それ出来たら俺もう人間じゃねえだろ」 




蒼月「普通に火とか氷とか出す人達のせいだねコレ」
千様「かんっぜんに常識が狂ってるわよねー」うんうん。




挿音「ちなみに水遁はほぼ水の中に潜って相手やり過ごすとかそんなんだ。」

小太郎「なんだ。つまらないなあ」

挿音「Σつまらっ」




家康「あ、さすがにショック受けたね」

魄哉「そりゃ 長年の努力無邪気に否定されちゃいましたからねえ。」うーん。






粋「なんだ小太郎。見世物欲しいのかよ」


千様「あら。お帰りなさい
見世物って

まあ、確かに求めてるのはそっちぽいわねえ」





白「調度良かった 新作水芸。」

ちょろろろろろろろ


小太郎「Σおおおおーー!」きらきらっ

 



粋「兄貴例によって またセット仕込んだまんま帰ってきちまったんだよなあ
調度良かった」


蒼月「てか、着替えても無いよね。
あのド派手な衣装で町中歩いて来たの?」


白「汗で張り付くから 色々めんどくさくなった。」ちょろろろろろろろ

家康「いやそれ 水芸で濡れてるからじゃないかな」






白「と言う事で、派手なのは俺の仕事

お前のは派手だと問題あるんだから気にするな」ちょろろろろろろ


挿音「お前に慰められたら終わりじゃね?
つかこっち向けんな水かけんな」







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