小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月27日

f:id:t00c:20190627101229p:plain



<割烹 春一>



庵「あー。肩こった」

ひな「今日も変なお客さん多いですからねえ」
庵「どつかないようにするのが肩こる」ため息。


朱禅「繁盛してて疲れたーじゃねえのが悲しいな

あ、そうそう彬羽言われてたとおりシフト変えといたぞ」

庵「ん?暑さ弱いから夏の間減らしたとか?」



彬羽「いや、逆だ。」
庵「Σなんで!?」




ひな「大丈夫なんですか?
最近偉く頑張ってるように見えますけど」

彬羽「少し増やしただけで心配になる事ねえだろ」

朱禅「いやお前 夏場そのでかさでぶっ倒れるからな」





庵「Σさては!あの家居候抱え込み過ぎて家計が火の車!?」

彬羽「Σ仮にも幕府トップの家がそんなわけあるか!」




ひな「と、なるとなんです?
あ。ひょっとして彼女でも出来ました?」さらり。

朱禅「ひな。頼むからそういう事は聞いてやるな」



彬羽(いっそやめてやろうか。)


庵「えーと。多分謝っといた方がいいよ これ」



ひな「あら。すみません
てっきり たちの悪い女にでも貢いでるのかと心配に」

庵「Σ悪気は無いから悪気は無いから悪気は無いから!!」ひいいっ


彬羽「俺はどんなイメージなんだ。」





朱禅「単にあれだろ?
カラスって光るもん集める趣味があるから 溜め込むのが楽し「Σ手前らほんっとうに人を何だと思ってんだ!!」くわっ







白「ならもってぶってないでさっさと喋ればいいのに。」

皐月「そやそやー。とっとと言ってまえやー」



庵「Σいつの間に!?」


皐月「お客がきたの気付かんくらい駄弁りに夢中になってたらアカンで。
あ、ざるそば三つな」

白「天ぷらうどん。」


ひな「はいはい。ざる3つと天ぷらお願いしまーす」

朱禅「へいへい。」がさごそ




白・皐月「で?ため込んでる理由は?」

彬羽「Σまた面倒くさいのがコンビ組みやがった!!」



皐月「話それたラッキー思ったら 大間違いや。
私らを甘くみたらあかんで」くっくっく

白「休みで暇だ。 しばらく遊ぶぞ」ふんぞりっ



庵「これ正直に言わないと玩具にされる奴だ」うわあ。



彬羽「く・・っ」



皐月「言っとくけど 暇人はスッポンよりしつこいでー」にやにや



彬羽「だああ!話しゃいいんだろ!!
一二三の嫁入り費用だ!!」


庵「・・・・」
白「・・・・」
皐月「・・・・」




ひな「・・・・」
朱禅「・・・・」

彬羽「Σお前らもか!」






皐月「・・えーと。一二三ちゃんてアレやんな」

白「だな。二匹もいない」

庵「たっしか 今まだ幼児だったような」うーん






彬羽「何を言ってる
今時10やそこらで既に相手決まってるもんだろうが。」

朱禅「Σいやいやいや!お前頭大丈夫か!? 働かせ過ぎたか!?ほんっとにごめんうわどうしよ!」





飛天「落ち着けお坊っちゃん


彬羽「Σだっ!?
手前いきなり何を!」

飛天「脳天チョップだ。」



白「またいきなり生えたな」
飛天「お前に言われたくないなあ」うーん。


庵「・・お坊っちゃん

ああ!そういう事か!!」


一同「?」
飛天「そういう事だ。」





庵「武家もだけど貴族系の子女は10かそこらで相手決まってるのが普通だった!そういや
あっはっは。昔過ぎて忘れてた」※武家の出。

ひな「めちゃめちゃざっくりしてますね。」


皐月「ん?て事はいおりんも?」
庵「片っ端から話蹴ってた」
ひな「でしょうね。」



飛天「あのな。一般人にはそんな風習無いんだぞ」

彬羽「Σそうなのか!?」

皐月「あっきー頭ええのに ちょいちょい世間知らずが出るよなあ」

庵「そうか。完全に娘認識なのか」うんうん








白「・・あれだけ可愛がり倒してて よく嫁に出す気になれるな」ふむ。

朱禅「あー。 お前にゃ理解できないかもな」

皐月「なんかの間違いで娘とか出来たら 是が非でも嫁に出さんタイプやな」






>サイトトップに戻る