小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月24日

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<割烹 春一>




がららっ


白「暑い。」むすっ

粋「ひ ひからびる 」よろっ


ひな「いらっしゃいませー
とりあえずはお水ですね?」


粋「お願いしゃーす
今日も稽古が鬼だった」ぐったり
白「根性ないな」しれっ



朱禅「なんでお前は平気なんだよ」
白「だから暑いって言ってるだろ?」

庵「能面過ぎて解らない」うーん。




白「ん?」ぴく

ひな「どうかしましたか?」




白「疲れてる奴のにおいがする。」

朱禅「お前の弟じゃねえのか?」


ひな「そもそも疲れてる人のにおいって何ですか?」
朱禅「Σ そう言えば!こいつの事だしでスルーしてた!」


白「あれ?解らないか?」

ひな「おそらく常人には解らないと思います」


白「えーと。 どう言えばいいかな

疲れてる奴って キツくは無いんだけど酸っぱいにおいしないか? 」

朱禅「全くピンと来ねえな。」




白「ちなみにこいつは汗臭いから違う。
そういう酸っぱさじゃない」

粋「通気の悪い稽古場で猛特訓したの誰っすか兄上。」



白「そうか。嫌なら2度と稽古つけてやらない」

粋「Σぎゃー!すんませんでしたっ」




庵「前々から思ってたけど シロに剣の稽古はつけてやらないのに
役者業の方は進んでやるのはなん 「こっちのが面白いから。」きっぱり


ひな「取りつく島もありませんね。」

朱禅「基本が動物だからなあ」


粋「つまりは俺玩具か」ふっ




白「ん?」ぴく

粋「今度は何っすか」



白「あ、疲れてるのお前か。
立ち仕事でヨレヨレだろ。」

庵「Σちょっと待て!私!?私すっぱいの!?」



朱禅「あー ひょっとしてシフトきつかったか?
何なら組み直すけどよ」


庵「うわあああ!何か嫌だあああーーーー!!」
だだだだだだ



粋「あのー。兄上
デリカシーっつか これある意味セクハラじゃね?」
白「?」

粋「普通に考えてにおいがどうこう女に言うもんじゃねえよ」
白「そうなのか?」


ひな(この辺は弟さんのがまともなんですよねえ。)うんうん



朱禅「一応聞くけどよ
そのすっぱいのって相当疲れてる時なのか?」がさっ

白「シフトガン見しながら言うな。
気にしてるだろ

すっぱいのはまだそんなにだな。
本気でへとへとだと苦いにおいがする」

粋「うん。どんなか全くわからねえ」

ひな「お兄さん 感覚と感性で生きてますからねえ」





白「て、事で 厨房のバカラ

熱中症になる前に休憩しろよ」


彬羽「Σ余計なお世話だ!」




粋「あれ?あいつ居たの?」

白「やっぱり。大概苦いからあいつだと思った」




朱禅「よし。お前明日休みな」

彬羽「Σはあ!?問題ねえこんなもん!」
ひな「彬羽さん暑いと倒れまくるじゃないですか
うちのエースなんですから大人しく休んでて下さい 」







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飛天「は?においを消す薬?」


庵「至急で!」くわっ


飛天「あー。夏が来るもんな
ははっ女は大変だよなあ」
庵「違う!そういうので無く!!
疲れた時のにおいを消すやつ!」くわっ


飛天「えーと

まず。何だそれ」






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