小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月19日

 

 


【呉服屋】

 

呉服屋「毎度ありがとうございまーす」

 

彬羽(・・ 別に 良い生地を使うわけでもないのに
毎度特注 か。)ため息っ

 

 


テオドール「ん?彬羽さんが黄昏ております」

粋「・・あー。
体格が特殊だと追加料金取られるんだよなあ」苦笑。

テオドール「布代が高くつくので御座いますねえ」成る程

 

 

 

間。

 

 

家康「それなら 反物だけ用意して天海に頼んどけば?
着物の1着2着 ちゃちゃっと塗ってくれるよ?」

彬羽「政務で首肩バキバキの奴に頼むのは 
人としてどうかと思うんだが」うーん。

 


千様「彬羽君、
自分の為にお金使うの嫌がるのよねえ」苦笑

白「成る程。」ああうん。

一二三「なんだべか?」へ?

 

粋(一二三の将来の為にって
俺とタメくらいなのに マジで父親してんな 凄え。)ひええっ

 

 

一二三「Σはっ!おらとの新婚生活の為だか!?」きらーん。

彬羽「また何処でそんなませた言い回しを覚えてきた」はーやれやれっ

 

テオドール「温度差がド偉い事になって御座いますねえ」

家康「健全っちゃ健全なんだけどね」

 

蒼月「お前さあ
古来より 育てて嫁にするは王道 Σあだだだ折れる千切れる!!」いででででっ

彬羽「何処の動物だ お前は。」

蒼月「Σ蛇だけど!?」

 


白「さっきから 言うべきか迷ってけど

バカラス、お前も人じゃなくてカラスだからな?」

 

 


ーーーーーーーー

 


【昼下がり】

 

シロ「む?そろそろバイトの時間ではないか?」

彬羽「だな。
余裕を持って 早めに出るか」

 

千様「あらー? 2人揃って出の日?

頑張ってねー」のほほーん。


シロ「いや、最近暑いからな
冷却係がおらんと 彬羽が持たんと言うかな」

千様「前から思ってたけど
背がおっきいと お日様に近くて暑いとかそんな

彬羽「巨人か 俺は。

暑さに弱いのは体質だ 体質。

 

ったく あいつ等また下駄を脱ぎ散らかして
玄関狭いんだぞ。少しは気を使えってのに」

ぶつくさ下駄揃えっ

 

千様「へ?」

 


彬羽「ん?どうしたシロ
先に行くぞ」すたすたっ

 


千様「狭い? うちの玄関?」えーと。

シロ「むしろ だだっ広いと思うが?」

 

粋「デケえと 足場まで狭く見えんのかよ」えー。

テオドール「まあ、背丈と足の長さはある程度比例します故」

粋「・・俺、程ほどで良かった」うわあ

 

 

一二三「彬羽さん お布団もドでかいだからなあ。
普通に売ってるのは足が出ちまうべ」

家康「ん? 天海に京から拉致られて来た当初って どうしてたの?」


白「確か、普通の布団を横向きにして継ぎ足してとか」えーと。

千様「目が悪いから ガンガン鴨居や欄間に頭ぶつけるし、
馬鹿力だから そのまんま壊しちゃうし あの頃は大変だったわねえ」遠い目っ

白「鴨居や欄間は今でも良くぶつかってるぞ?」

家康「あー。そりゃ仕方ないない

玄関もかがんで出入りしてるもんね」苦笑

 

 

蒼月「誰か んなデカいのが 拉致られてる事に突っ込めよ。」おい

 

 

ーーーーーーーー

 


【割烹春一】

 


彬羽「・・・。」

 

ひな「彬羽さん
動かないで、そのまんまで正直に行ってください

裏口、それ逝きました?」


彬羽「・・柱は折れて居ないと思うが」


裏口に頭ぶつけ めりりっ。

 

 

庵「よし。そーっと退こう

でもって崩れそうなら支えよう」どうどうっ

 


シロ(数十センチ分けて貰いたいと思っていたが
高身長も大変だな)冷風びゅおおっ

朱禅「うん、やらかした感で汗凄えから
もちょい冷風強くしてやって」

 

 


ーーーーーーーー

 

 

【幕府公営診療所】

 

 

 

彬羽「背丈を小さくする薬はないか!!」くわっ!!

ダミアン「彬羽殿、医者は魔法使いでは無いぞ
あ、診察希望なら 此処に名前をだな」


彬羽「飛天ならどうにかなるだろ!
 
って お前いつから受付係になった!?」

ダミアン「飛天殿に任せておくと適当でな。

順番抜かしやら何やら揉めるので 自らやると申し出たら 幕府公認で正式スタッフになってしまったわ」ふっ。


彬羽「・・それは。
出世したな 」困惑っ

 

ダミアン「うむ。という事で
一応名前は書いておく
順番が来たら 診察室で話をしてくれ」名簿に書きかきっ

 

彬羽(Σいや待てって テンション持たん!!)えええっ

 

 

順番待ちの婆ちゃんA「おや お兄さんでっかいねえ
元気そうだけど 何処が悪いのかね?」

順番待ちの婆ちゃんB「アタシは腰が痛くてねえ
ほれ。こんなに曲がって ちっさくなっちまったよー」あははっ


彬羽(この中に 背丈を小さくしたくて来たとか 
物凄く申し訳無い気がするんだが。)困惑っ

 

 

飛天「あー。彬羽居た居た
デカイから1発で解るわ

背を低くしたいなら ちょっと体切って骨とか短くして また縫い合わせる方法とか そんなで良いなら可能だぞー」へらっ

彬羽「Σ良いわけ有るか!!」

 

ダミアン「飛天殿、イトコ相手とは言え 順番は守るべきであろう」むっ

飛天「えー。便所行くついでだし」

 

 


彬羽「そうか。医療でとなるとそうなってしまうのか」くうっ

 

順番待ちの婆ちゃんB「あら。骨を切って貼ってが出来るなら
私の腰も伸びるかねえ?」ふむ。

彬羽「Σ!?」


順番待ちの婆ちゃんA「先生 それいくらくらいかかるのかね?」はいはーい


彬羽「Σえ゛おい止めとけ年寄り!!」えええっ

 

 

飛天「婆ちゃん達はやるみたいだけど
お前はどうす
彬羽「すまん。 大は小を兼ねるんで

やはり今の所はやめておく」冷や汗っ

 

 


ーーーーーーーー

 

 


粋「お?
おかえりー

帰りに診療所寄ってたんだって? また胃が悪いのかよ?」

彬羽「いや 診療所に行ったせいで 胃の具合がな」げんなり


粋「? 大丈夫かよ」

 


テオドール「あのー。お疲れの所申し訳ありません

我が主が また彬羽さんの部屋で勝手に遊ばれていて
瓦版の原稿用紙に うっかり墨をばしゃっとやってしまったらしく」そのー

粋「絶賛逃走中。
胃のダメージ増やしてごめん」

 

 

白「Σあ」こそっ

羽「Σだから毎度毎度 何故に人の部屋に侵入するんだ手前は!!」

白「面白い物出てくるかなーって
あれ?何か今日キゲン悪「キゲン関係無くキレるに決まってるだろが 待てこらあああああ!!」

 


どどどどどどっ

 

 

 


コマ『あの体格で突進していくの
重戦車みたいで格好良し。 ですなあ』カタタッ

蒼月「からくり的にはカッコ良いんだ アレ。」

 

家康「まあ。確実に相手を殲滅しそうではあるよね」うん。

粋「兄貴、毎度毎度 アホな事するから」あーあ

 

 

 


白「あれ?今日ホントキゲン悪いな
いつもよりしつこいぞ」すたたたたたっ

 


彬羽「うろちょろするな!!」ふんっ!


白「やめろこら 当たったら頭取れる

Σあ 良し。」ひょいっ

 

すぽんっ!!

 

彬羽「Σ何でそんな小さい穴が抜けられるんだ手前は!」

 

 


白「塀に穴空いてて助かった」ふう。

 


ずっ!

 

白「ん?

Σえ゛」

 


彬羽「・・・。」ずっぽり。

 

 

白「・・・詰まっちゃったのか」うわ

 

 

彬羽「肩が通らん。」むすっ

白「お前 背丈だけじゃなく 体全体がデカいの自覚した方がいいぞ」な?


彬羽「・・そうか。
自分の事はよく見えんからな
全体的にそんな大きいなら 背丈だけどうのこうの言っても ん? 」あれっ

 

白「ん?まさか
動けないのか?」


彬羽「いや抜こうと思えば」

みしっ。めききっ

 

白「これ 抜けるって言わない奴じゃないか?」なあ

 

ばりんっ!!

どしゃ がららららららっ

 

 

 

 

 

 


魄哉「えーと。

その、不可抗力って事で
しゃーないんじゃ 無いですかねえ」うわあ

 

家康「なんで壁、1面無くなってるの?」

白「穴にハマって 穴ごと持ち上げたから。 かな?」たんこぶ。

 


一二三「彬羽さんの困った所は
デケえ所より 馬鹿力の加減が下手な事だと思うだよ。」

蒼月「あー。確かに」うんうんっ

 

 

彬羽「すまん」ずーん。

 

テオドール「潰さない様に蟻を摘まむのは大変 と申しますからねえ」

粋(俺等 よく生きてるよなあ)しみじみっ

 

 

 

くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス <サイトトップへ戻る