小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月13日

 

 


家康「雨 やんだねえ」

千様「そうねえ」チラッ

 


畳突き破り タケノコずーん。


蒼月「Σ確かに雨後のタケノコとか言うけどさ!」ひいっ


家康「やっぱ 天海の部屋のタケノコちゃんと元タケノコちゃん達のせいだよね。これ?」うわー。

千様「竹って 根っこで繋がってるって言うからねー」あらあらっ

 

 

粋「根っこって
去年 挿音が根っこも駆除して無かったけ?」

家康「また伸びて生えたんだろうねえ
天海が 部屋のタケノコちゃん達は残しておいてってゴネるから」苦笑

蒼月「部屋のってか 床突き破って生えてきた 元祖迷惑タケノコだろ
あのジジイ馬鹿なの?」

 

テオドール「あの方は 1度愛着が沸いちゃうと無理に御座いましょう

では、魄哉さんのお部屋の以外なら 
ガンガン採って良いので御座いますね?」


千様「天ぷらでお願い」きらーん。

テオドール「反応がお早い
かしこまりまして御座います。」


粋「姉ちゃん 即座に食おうって発想が凄えよ」引。

白「ん? 山で猪や熊が喧嘩売って来るのと同じだろ?
そりゃ食べるだろ」きょとん。

粋「Σ確かに家攻撃されてっけど 何か違わねえ!?」

 

 


晴明「お?こりゃまた立派なタケノコよの」ひょこっ

蒼月「また何か嗅ぎ付けて来たし。」うわ


晴明「そう嫌がるな

タケノコの処理はもっと真面目に迅速にせんと お前らが困るぞ?」

千様「へ?どうして?」


晴明「タケノコはの。
こうして凄まじい速さで竹になる。
そして根を伸ばし また新たなるタケノコが、と続くのじゃが

ぶっちゃけ 放置しとると元気すぎる竹とタケノコに栄養取られて  他の草木は枯れ果てる。

最終的に ここの山が竹に飲まれるぞ?」

 

粋「Σどこの腐海!?」ひええっ

晴明「どちらかと言えば タケノコの山 
蒼月「どっちだよ。」


晴明「そんなワケで こやつ貰って行っていいかの?」床タケノコ指差し


家康「持ってって持ってって!
ガンガン持ってって!!」ひいっ


テオドール「積極的に採りましょう とは言われておりましたが
まさか そこまでとは」うわー。

白「ん? あれ?まずくないか?

この山って 魄哉の珍しい植木もあるけど」えーと。

 

千様「鳥居の周りの桜軍団、
タケノコに駆逐されちゃう?」冷や汗っ

白「困ったな。花見が出来なくなる」うわ

粋「Σそう言う問題!?」

 


白「あと、 あの桜達
俺等の影響受けて 微妙に妖怪化?って言うのか  なんか自我有るぽいから 
栄養無くなって枯れるの気の毒だな」うーん

テオドール「栄養失調死はキッツう御座いますねえ

とりあえず 数本採ってはみますが」


家康「へ?数本?」

 


テオドール「先ほど 裏の生け垣の所で 8本ゲットに御座います。」

家康「Σ思ったより侵食されてる!!」ひええっ

 

千様「え?一気に8本?

やだ。お裾分けしても追っつかなくない!?」

蒼月「タケノコって んなメインで食べる物じゃないしなあ

・・いっそ。引っ越す?」

 

粋「Σ諦めんな!逃げんな!!」

蒼月「だって 竹藪って夏場の蚊凄いじゃんかよ!」

 

家康「あーもう 喧嘩しないの
そんな暇あったら タケノコもごう?」どうどうっ

 


彬羽「ふむ。タケノコか。」

白「あ。バカラス」

 

晴明「どう考えても こやつの出番なのでな
呼んできてやったぞ」どや。


千様「タケノコ持って ご満悦ねえ」あら。

粋「しっぽ出てるしな」うん。

 


彬羽「ふむ

・・メインで食わんと言うなら
メインにしてしまえば消費が早くなるだろ」タケノコごそごそっ

粋「Σえ。どうやって!?」

 

 

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【割烹 春一】

 


ひな「はーい。

初夏の魅力 やわらか採れたてタケノコを丸1本使いました プリプリコリッコリの炭火焼きでーす。」


お客「Σおおっ!何と大胆な!」

ひな「味はついてますので
そのまんま ガブリっとかぶりついて下さいね」にこっ

 

 


彬羽「俺等からすりゃ厄介でも
肩書きさえつければ 人間にとってはありがたい物だからな。

この調子なら 足りんくらいだろ」ほれ。


粋「Σうお。何これ 柔らか うっま!」もぐっ

テオドール「タケノコってもっと固い物かと思っておりました。」おおおっ

彬羽「固いのが嫌なら 固くなる前に食えば良いんだ。
採れたてだから 香りも良いしな」

 


ひな「あのー。いっそタケノコ山にして 数店舗で売りません?」大真面目っ

白「うん。タケノコの山にしない様に こうしてるから駄目だ」

ひな「えー。」

 


彬羽「この手のは レア感が無きゃすぐ飽きられるぞ?」真顔

朱禅「お前が経営者のが良いかもなあ」うーん。

 


テオドール「しかしコレ
ほんとプリプリで美味しゅう御座いますね

美味しく食べて駆除。良い事ずくめに御座います」もぐもぐぽしぽしっ

白「旨けりゃなんでも良い
おかわり。」

 

粋「駆除、秒で終わりそう」

 

 

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