小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月5日

 

 

 


魄哉「と言う事で この箱は絶対弄くらないで下さいね?

このカギでしか開かない上、白君の炎食らっても熔けない壊れない設計ですので」


千様「なんでんな物作ってんのよ「一言で言うなら金庫です。」

 


家康「幕府の財産を監理してるんだろから それくらい要るだろうけど」うーん。

魄哉「ぶっちゃけ 入れる程の予算も無
家康「なんか ごめんね。」

 

蒼月「なら んな物作る費用に当ててないで節約しなよ
ジジイ 時々馬鹿だよねー」へへーん。

 

魄哉「残念。これは僕の趣味です
よって材料費は自腹で作ってます」

蒼月「まさかの自作かよ」おい。

 

 

粋「つーか。兄貴の炎に耐える素材って」冷や汗っ

テオドール「素材から錬成しておられますよね
さすが錬金術の心得も有る御方」ほー。

 

魄哉「と言う事で 作っちゃったのは良いんですけど 簡単に処分も出来ないんですよ

危険なんで触らないで下さいね
お仕事いってきまーす」すたすたっ

 

家康「はーい。今日も過労で倒れないでね」

 

 


白「で、開けるって何処からだ?
あ、此処か?」かぱっ

家康「Σ人の話聞いてたかな!?」

 

千様「口煩いのが居なくなった瞬間にって さすがー」あらあらっ

 

蒼月「良いじゃん カギも此処に有るんだし

ふーん。中は普通だよね?面白くないなあ」覗き込みっ

 

粋「Σだああ このメンツの前でわざわざ言うから!!」

 


蒼月「だいたい金庫って マジでヤバくなったらどうにかして開けれる様にしといた方が良くない?

このちっさい鍵なくしたら終わりってさあ」

 


家康「それは、
幕府のとか言ってたけど
それより うちの財産を中に入れようと思ってたんだと思うよ」真顔っ

千様「なんかねー。前に家吹っ飛んだ時にー
ヘソクリの小判が溶けて 金塊になっててー

運んで換金するの大変だったらしくてねー」

 


粋「どの時だろ」うわ。

テオドール「てか、金塊って

どんだけヘソクってたので御座いますか。」

 


白「俺の火に耐えるって事は
俺が吹っ飛ばした時かな。
大概 他にどうしようも無い時だけど。

後、 寝ぼけた時とか」


家康「うん。どっちにして
も火力ヤバいからね」

 


コマ『私も木製なので
出来るだけ火は勘弁して頂きたい』カタカタッ

 

白「だな。
女に火傷さへたら大事だな」うん。

コマ『私は パーツを取り替えれば済む事ですが

しかし

これがパピーの新作。
マジか これがあの炎にも耐えうる金属 ついに出来たのですねっ 』キラキラカタカタッ

 

テオドール「触るなと言われておりますのに、
皆ベタベタ触りまくりに御座いますねえ」うーん。

 


コマ『からくりの私には 非常に興味深いのです!

えーと 人間で言うなら
ほら ついに人類が月に降り立つみたいな!』

白「月って 浮いてるぞ?」へ?

 

彬羽「そいつにその例えは無理があるだろ

 

ほれ お前等その辺にしとけ。
毎度やるなと言われた事をして痛い目見てるだろうが」

蒼月「幼児に言い聞かせるみたいに言うなよ」

彬羽「幼児の一二三は 大人しく奥に行って遊んでるが?」

 

家康「だねえ、一二三ちゃんのが大人だ。

はいはい 皆大人なんだから聞き分けようねー」手ぱんぱんっ

 


白「一二三出されると言い返せないな

他ので遊ぶか」くるり


コマ『遊ぶ気だったんですか。

チャレンジャーで

あ。』

頭ぽろっ

 

一同「Σあっ」

 

 

頭てんっ!ごろごろっ


箱にずぽんっ

 


ぱたん。

 

 

千様「Σコマちゃんの頭が金庫に閉じ込められた!!」ひいいっ

 


家康「Σ鍵は!?」

蒼月「こここ此処に!

Σえ!嘘っ」

 

 

通りすがりのトカゲ妖怪ちょろろっ


テオドール「Σだああそれに触るんじゃありません!!」

 

 

鍵ぱくっ。

 

一同「」

 

 

 

彬羽「蒼月 狩れ。」指差しっ

蒼月「逃げなきゃ丸飲みで許してやるよ!」本性どろんっ

 

トカゲ妖怪「Σ!!」ひいっ

 

粋「Σあああ逃げた!!」

彬羽「どっちにしろアレは逃げる!
あの小ささじゃとっとと捕まえ無いと二度と探せなくなるぞ!!」

 

蒼月(大蛇)「蛇の食欲なめんなああ!!」 ずぞぞぞぞっ!

粋「Σうおお至近距離だとやっぱデケえ!」背筋ぞわっ

 

 

しーん。

 

 


千様「・・蒼月君 捕まえられるかしら?」

彬羽「五分って所か

蛇は相手を追い回すのには向いてないが 蒼月の執念ならあるいは。」

 

 

白「困ったな。
コマ、頭だけは替えが効かないのにな」むう。


テオドール「またハマりが悪くなってるなら 早めに修理して頂いてればよろしかったのに」あーあ。


コマの身体『』筆談すちゃ


千様「『ごめんちゃい。』ですってよー」

粋「頭取れてても 普通に動きはするんだ。」ああうん。

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 


蒼月(大蛇)「ちいっ!見失った」きょろっ

 

鳥ちちちっ

風で木の葉ざわわっ

 

蒼月(大蛇)「寄りによって 裏山かよ。

妖怪の気配まみれだし あんな小さいの

いや。弱音を吐くな
俺なら捜せる


蛇とフェミニストの名にかけて!!」くわっ!!

 

 

 

 

大嶽丸「・・1人で何を叫んでるんだ?」恐る恐るっ

 

蒼月(大蛇)「居たのかよ化け猫。

煩いな ちょっと言ってみたかったんだよ!忘れろっ」


大嶽丸(え? 言いたかったって、『~の名にかけて!』か?
じっちゃん?)えー。


蒼月(大蛇)「それより!暇なら手を貸せよ
コマちゃんの頭が うちの魔王様の火でも熔けない金庫に閉じ込められちゃってさあ

通りすがりのトカゲ妖怪が その鍵飲み込んで逃げてんだよ」

大嶽丸「何でそうなった。」おい

 


蒼月(大蛇)「不幸な事故?

トカゲに関しては 虫か何かとまちがえたんだろけどさー」ずーるずるっ

 


大嶽丸「いやあの、お前のその姿で追跡って
丸飲みにしたら鍵も取り返せ無いんじゃ」そのー

 

蒼月(大蛇)「安心しろよ。
蛇は 卵丸飲みにしても、後から消化出来ない殻だけ吐けるから」

大嶽丸「Σさらっと残虐極まり無い!!」ひええっ

蒼月(大蛇)「腹裂かれるよりマシじゃん」きっぱり。

 


大嶽丸「マシ?ええ
マシなのか?」困惑っ


蒼月(大蛇)「そんなワケでお前も手伝えよ

ジジイが帰ってくる前に片付けないと

『愛娘』の頭閉じ込められて怒りの鳳凰 八つ当たりでそれこそ大惨事になるよ 」

大嶽丸「Σ魔王より怖いんだが!?」ひええっ

 

 

蒼月(大蛇)「うん。ジジイは怖いんだよ
だから とっとと手伝  

Σあ。空暗いと思ったらカラスの群れ

バカラス 舎弟共を招集したね。」おおっ

 

カラスの群れ ギャアギャアばさばさっ

 

大嶽丸「Σこの世の終わりみたいになっとる!」ひええっ

 

 

蒼月(大蛇)「目は多い方が良いからねー

さて、お前も頼んだよ
高い所とかならお前のが

ん?」

 

シロ「おい。何の騒ぎだ」

小太郎「散歩してたら なんだこの騒ぎ。」わんっ

 

 

蒼月(大蛇)「裏山の野犬軍団も貸してよ 野良ボス」

小太郎「Σえ。なんで!?」ぎゃいんっ

 

 

大嶽丸(よし。俺が見つけるのが1番ダメージが小さいと見た) だっ!


蒼月(大蛇)「お、頑張れよー
デッドオアアライブだからねー」

大嶽丸「Σ喧しわ!
俺はお前等とはちがーう!!」ふにゃああっ

 

シロ「何だ?
狩り勝負か?」おい。

 

 


ーーーーーーーーーー

 

 


【夕刻】


魄哉「で、 無事出られたと」ほう。

コマの頭部『うん。ごめんなさい』カタタッ

 

 


彬羽「猫の前にトカゲが居たら そりゃこうなるか」


トカゲ妖怪ガタガタぶるぶるっ

白「凄い勢いで戻ってきてすがられて 何かと思った」うん。

 


大嶽丸「す、すまん。我を忘れて

途中尻尾を切って逃げてくれて良かったと言うか」もぐもぐっ

小太郎「尻尾食った?」なあ。

 

 

粋「で、アホ程水飲ませ多たら 結構簡単に鍵吐くんだなー」へー。

テオドール「トカゲも蛇も 其処らは哺乳類より簡単に出来ておるのでしょう」

 

 


魄哉「てか コレどうしますかねえ」


家康「大蛇の薙ぎ倒した生け垣やら
雪崩れ込んで来た 野犬軍団の踏み荒らした植木やら」あーあ。


蒼月「俺は追い込み手伝っただけだもーん」

小太郎「同じく」わんっ

カラス軍団「カーッ!!」


シロ「あー。解った解った」どうどうっ

 

 

 

白「災害で壊れない金庫を作るより
災害が起きない様に努力する方が良いんじゃ無いかな」

魄哉「成る程 一理ありますねえ」ふむ。


彬羽「騙されるな。
主な災害の元はコイツだぞ」おい。

 

 

 

くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス <サイトトップへ戻る