小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月5日

 

 

彬羽「何でも 某神が
毎日毎日 ただ顔を出して夜にはハケるだけの生活に嫌気がさしたと 岩とにかく引きこもったらしくてな。」

 

家康「成る程。道理で朝から夜なワケだ」あーあ。


昼なのに真っ暗。

 

 


粋「Σんな軽いノリでする話!?」えええっ

テオドール「てかその神様って
色々と洒落にならないのでは!?」


家康「いやー 私でも毎日毎日そんな温い生活だったら嫌だしねえ

天海も毎年この時期になると 辞めたいって言い出すし」

粋「Σうお俺等の知らない所で 毎年幕府が存続の危機!」

 

家康「あ。大丈夫
天海のは過労だから。
春の陽気で気が緩んで疲れが出るんだよねえ。

2、3日休ませて 酒飲まして私がサンドバッグになれば
びっくりするくらい元気になるよ」へらっ

 

テオドール「意外と体はっておられますよね」ひええっ

家康「将軍だからね」うん。

 


千様「成る程ねえ、
あのワーカーホリックでそれならそりゃ辛いわ。

1日2日何処かでひゃっほうさせてあげてあげればよくない? えーと そのアマテラ

彬羽「すまん。さすがに内容が内容だし
名前は出さんでやってくれんか」


小太郎「いやバレバレだろ。」わおんっ

 


白「太陽の神が引きこもると
ホントに真っ暗になるんだな」へー。

一二三「町の方 絶対皆パニックだべな」うんうん。

 

粋「兄貴、人の話聞いてた?」

白「名前は出してないぞ」しれっ

 

 

彬羽「町も大騒ぎだろうが、何よりこの時期の日照不足は深刻だろ
気の毒だが、休ませるわけにはいかん。」

家康「あー。作物かあ
農民の人達が干上がっちゃうね」ふむ。

 


白「別にキツイ仕事じゃないんだろ?

起きて寝るだけなのに そんな嫌かな?」はて?

 

一二三「楽過ぎて ずーっと同じだからおもんねえんでねえべか?」

白「そう言う物か」ふーん。

 

彬羽「一二三の言うとおりでな

メリハリの無い生活に飽きた。
どうせ何も無いのなら もう起きたくない
布団で暮らすとゴネてるらしくてな」

小太郎「彬羽 なんでそんなに詳しいんだ」 わおんっ


彬羽「それがその、

正直古参の神もどうしたものかと言う状態でな

助けを求められた。」困惑っ

蒼月「もっかい天の岩戸の時のやれば?」

彬羽「さすがに同じ手は通用せんだろ」

 


白「あまのいわと?」

テオドール「確か
引きこもってる神様を引っ張り出す為に どんちゃん騒ぎをして

神様より美人がいるぞーって鏡を見せて、 神様がそれを見ている隙に掴んで取ったどー! 的な」えーと。

白「1回目も引っ掛かるのどうなんだそれ」


粋「言わないでやって。」

 

 


千様「で、相談って 
具合的にどうしろとか有るのー?」

彬羽「一応な。

しかし、そんな人材 何処に居るってんだか」

家康「ん? どんな人を探してるの?」

 

 

ムスビノカミ 「カラスさーん!見つかりました!?

アマテラス様のお好みそうな 利発で礼儀正しい歳の頃は元服そこらの美少年っ」 

縁側すぱーん!

 

一同「おい。」

 

 

千様「良い趣味してるわね
最高神。」へー


彬羽「念の為言っとくが
いかがわしい事は全く無いぞ。
その、そう言うのが迎えに来るなら 岩戸から出るとだな」

蒼月「つーかさ。今までの話から察するに
アマテラスちゃん 岩戸の中に万年床用意して引きこもってんの?」わお。

 

 

ムスビノカミ「すみません
好みの美少年連れてきたら出てってやる!とか
ハードルが高いんだか低いんだかで」苦笑。

粋「アンタも大変だなあ」

 

家康「あ、この子どう?
礼儀正しいし、年頃そんもんだよー?」

テオドール「Σえ゛」ぎくっ

 


ムスビノカミ「・・・利発?」うーん。

テオドール「Σああ!微妙に関わった事が有るだけに 本気で首かしげられておられます!!」

家康「てかテオちゃん。
微妙に関わってコレって何したの。」

 


ムスビノカミ「そもそもアマテ ・・ その神様は 西洋系好みじゃないですし

日本産で利発で礼儀正しい 文武両道!て感じの凛々し系美少年居ません?」

彬羽「さっきより条件厳しくなってないか?」おい。

 


白「条件に合うかは解らないけど
それくらいのガキなら居るぞ」

シロ「Σ何だ鍛練中に!
おいコラ人の話を聞かんか!!」じたばたっ

 


ムスビノカミ「・・微妙?」

シロ「Σ何か知らんが 出会い頭に失礼過ぎんか!!」むかあっ

 


ムスビノカミ「こう、前に女子会した時に聞いた感じだと

もっと余裕と言うか
武者ってより若様系?」


千様「はいはい いわゆる王子系ね
やんごとなき方はそう言うの好きよねー。

て、事でシロ君 凹まなくて良いわよ。
番犬系はお呼びでなかっただけよ」

シロ「Σいや意味解らんし いい加減凹むわ!誰が犬か!!」うがあっ

 

 

一二三「王子系だべか。

その人が出てきてけろーって言ったら 神様出てきてくれるんだべか?」

ムスビノカミ「へ?

そうそう、単純な生活に潤いが欲しいって事らしくて。
あ、そんな感じのお友達居るかな?」


一二三「そんなら別に お付き合いとかでねえんだな。

白さん、演技指導出来るだか?」きらーん

白「ん?」


粋「あの、誰か知らないけど
兄貴のは指導ってか」
白「役になりきればいい」真顔っ

テオドール「普段から お役所業も考えてされてはおられてませんからねえ」苦笑。

 

 


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与一「ごめんくださりませ!!」キリッ

 

 

一二三「しゃべるとアホの子だけんど、見た目だけなら王子系だべ
気張るだ 与一さん 騙し切るだ!!」

彬羽(神を謀るか
発想が恐ろしい)うーん。

 

 

テオドール「あの、物凄い誰です状態に御座いますが
どの様に指導されたので?」

 

白「お前 堂々としてればそれっぽいんだから 
自信もってふんぞり返れって言っといた」

粋「それであんな安定すんの?」ええー。

 

白「与一は子供みたいな物だから
褒めたら素直にその通りするんだぞ。」

彬羽「成る程な」ふむ。

 

 

 

与一「皆こうじにたり。いできたまへ!!
(大丈夫大丈夫大丈夫。
私には彬羽の台本がある!!)」くわっ

 


アマテラス「あ。はーい
太陽神出まーす」いそいそっ

 

ムスビノカミ「Σあ!出てきた」

テオドール「Σお気に召した!与一さん お手柄に御座います」おおおっ

 

 


神々「おおお!太陽が戻ったーー!!」うおおおっ

与一(やり遂げた!
偉いぞ私!!)じーんんんっ

 


アマテラス「いやー 毎日毎日退屈で。
ワガママ言ってごめんね うんアマちゃん元気出たー。

あ、また拗ねたら是非お越しになってね?」にこっ

与一「Σえ゛」

 

 

粋「あの、太陽神。
偉く ゆるふわじゃね?」

彬羽「毎日ユルい毎日送ってるからな」


白「ボロを出すなよ。

お前はやれる
出来る子だぞ」な?

 

与一「えっ
Σええええーー!?」ひえええっ

 



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