小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月3日

 

 

 

一二三「んだべ。んで、このシンデレラってお姫様は幸せになりましたとさ

ただ別嬪さんだっただけでな」

白「西洋のおとぎ話ってリアルだな」へー。

 


粋「んな穿った見方すんの一二三ぐらいだろ」苦笑。

テオドール「お喜びになられるかと思ったのですがねえ」苦笑。

 

 

千様「そうよね! やっぱ白君もそう思う!?

そのシンデレラってめそめそしてたら都合よく魔法使いが現れて 後は踊ってただけじゃない!
そんで玉の輿!?全部お膳立てされて幸せにってなめてんじゃないわよおっ!!」けっ

白「Σ!?」びくっ

 


テオドール「ひょっとして日本の女性には地雷で御座いますか? この手のお話。」わお

粋「どうなんだろ」うーん。

 

彬羽「子供向けの話でそんなムキにならんでもな」

 

一二三「おら子供だべ。
女なめんなだ!」

千様「そうよそうよー 
ただ着飾って綺麗で居りゃいい?
ふざけてんじゃないわよ」はんっ

 

挿音「何抜かしてんでえ。
シンデレラは家の事やってただろ。
お前は ゴロゴロしてるだけじゃねえかよ。そこの差だろ」キセルすっぱーっ

 

千様「Σアタシだって家事くらいやろうと思えば出来るしー!

でもそんなんやってても 実際玉の輿とかなれないし なりたくもないわー」ふんっ。

 

 


粋(姉ちゃん もうそこの公務員とこ嫁行けよ。)

テオドール(少なくとも 今と変わらず
生活は安定しておりそうに御座いますよねえ)

 

 

白「がるるっ。」

家康「女の人って地雷踏むと怖いよね
解る解る」うんうんっ

 

蒼月「つか。デカイからって 副官盾にするのどうなの?魔王様」ええー。

 

 

 

間。

 

 


焔「『ーーと言う事で 一寸法師は大きくなって
姫様と一緒になり幸せに暮らしましたとさ』」

 

一二三「姫様の気持ちは?」

焔「解ってねえな嬢ちゃん。
文に書いてねえだけで、姫様も一寸の事は嫌いじゃなかったんじゃねえの?

それが、大人の世界ってもんよ」

一二三「Σ成る程だべ!」おおっ

 

 

千様「おじーちゃん。 さすがねえ」あらー。

焔「うちの孫達が女孫だったら
こういうのも出来たのにな」ふっ。


家康(この子等じゃ どっちにしても難しくないかなあ)

 

 


焔「ま。孫等が遊んでくれねえ分 この嬢ちゃんに構って貰うとするわ
ほいよ。次はどれがいいよ?」

一二三「海彦山彦!」はいはいっ

焔「お。ツウだな」ほうほうっ

 

 

 

粋「前から思ってたけど
じじいって 俺等を凄い幼児扱いしてね?
俺等の代わりで絵本って」

焔「じいちゃんにとっちゃ 孫なんていくつになってもガキんちょよ

あ、お前も何か読んで欲しいの有「すんません、全力で遠慮します」

 

 

 

家康「Σぎゃ ちょっと焔さん
ここの襖マヨイガに繋げたまんまだよ?!」ひえっ

焔「お?悪い悪い
トシ取ると 物忘れが増えてなあ」

 

蒼月「Σ犬ううう!!」うわああっ

小太郎「Σぎゃいんぎゃいん食われるうう!」ひええっ

挿音「確か家主以外が侵入すると喰うんだったか?

そんならおら行け 家主の身内!」蹴りっ

白「痛い。」

 

しゅるるるるっ

 

家康「おお!マヨイガが元に戻ってく」

小太郎「わおおおおんっ
」がたぶるっ

 

 

彬羽「命に関わるうっかりはやめてくれ
頼む。」真顔っ

焔「おう。極力努力するわ」

 

 

 

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【夕方】

 


テオドール「もう夕暮れに御座いますよ
縁側でお昼寝されて居ては風邪を召されます」

白「あー・・ じじいが珍しく大人しいから
安心して安眠してた」ぼけーっ

 

焔「大人しくしてたらしてたでこの扱いよ」とほほっ

一二三「おじいちゃんのがやんちゃって そうそうねえだからなあ」うん。

 


粋「寝ぼけてんなあ
顔洗ってこいよ兄貴」苦笑。

白「んー」寝ぼけふらふらっ


家康「家の中で迷子にならないでねー」あはは

 

 

【数分経過。】

 

 


粋「マジで戻って来ねえんだけど。
洗面所 んな遠かったっけ?」

家康「Σホントに迷子になった!?
え。うそっ」だだっ


千様「殿ー。ミイラ取りがミイラにならないで「なれません!!」

 

 


彬羽「おい
今度はこっちの襖にマヨイガが繋がったまんまなんだが?」

みしみしみししっ

 

粋「Σうおお!全力マヨイガの顎を受け止めてる!!」ひええっ

 


彬羽「千切るぞ。」

マヨイガさささしゅるるるるっ

蒼月「Σあ。引っ込んだ」

 


テオドール「え?

つまり我が主はマヨイガの中に?」

焔「いんや。居ねえぽいな


ん?こっちの戸は何ぞに繋がってるな

待て待て あいつ寝ぼけてたよな
うわ。 こりゃやべえかも」


粋「やベえって何だがよ」嫌な予感っ

 

 


焔「マヨイガってのは どれだけ離れてても戸から戸を繋ぐ物だ。
しかしそれは イメージ、具体的に思い浮かべないと 繋がりゃしねえ

つまり、寝ぼけたあいつが 夢うつつで ワケ解らねえ物を思い浮かべ、そこに戸を繋げて出て行ったとすれば」

 

粋「Σあ。下手に追ったら噴火口とかに落っこちる可能性も!」はっ

焔「いや、噴火口には戸ねえな。」

 

彬羽「ふむ。ややこしい所じゃなきゃ良いが・・


よし。例え雪国でも 俺ならあまり問題ないな」戸がららっ

粋「Σ思い切りが良すぎる!!」


テオドール「よくよく考えたら あの方なら何処に出ても問題なさそ


・・・あれ?」おや。

 

 

 

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挿音「ーーで、
西洋の革命軍に奉りあげられてたと?

いや なんでよ。」キセルすぱーっ

白「寝ぼけてたら喧嘩売られたから 何人か殴っただけなんだけどな?」首かしげっ

 

 

千様「まあ、革命とかドンパチしてる所でー
いきなり出てきた異国の着物の白髪の子が めちゃ強かったら 神様とかそっち関係と思っちゃうかもねー」あらあらっ

 

テオドール「あの方 一応 ガチ神の眷属に御座いますよ?」

千様「Σあ。忘れてた」はっ

 


白「でな。ボロ服着た女が甲冑来て戦ってて

あれ ひょっとしてシンデレラだったのかな?」

一二三「Σええ!シンデレラって 本に書いてねえ所では勇敢に戦ってただか!?」えええええっ

 

 

白「言葉解らないから多分だけどな。

あれ?シンデレラって 本名何だ?

あの女は ジョ?ジャンヌ?とかそんなの言ってたけどな」

 


粋「普通に 別人だろ?」

 

焔「あーまあうん。

その嬢ちゃんもあいつも
変な形で 歴史に名を残したりしそうだなあ」あちゃー

 

 

 

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