小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月29日






テオドール「Σぎゃ 夏が終わってしまいまして御座います!!」日めくりべりっ


家康「心配しなくても今年は後1ヶ月はあっついらしいよー」へらっ

彬羽「おいやめろ 言うな」イラッ


テオドール「しかし!暦の上では9月は秋に御座いましょう!?

花火大会のお話はどうなったので御座いますかあっ!!」

一同(Σやっべ 忘れてた)





千様「あーそっかあ
前に町の花火大会の特等席当たったのに 皆都合悪くて行けなかったのよねえ」あらあらっ

テオドール「今度と言われましたので 大人しく今か今かと待っておりましたのにっ」ううっ

粋「言えよ 頼むから」苦笑。



蒼月「ったく花火くらいでさあ
やりたいなら勝手にやりゃいいじゃん
ガキじゃ有るまいしさ」 はんっ


シロ「うむ。人間換算すれば俺と同じくらいの歳らしいしな。
もう少し自発的に動いても良かろう」キリッ。

蒼月「うん ごめんガキだったの忘れてた」ああうん。


与一「元服しとる歳であろ?
私も同じ様な物だぞ」ひょこっ

家康「あーますます保護者必須の子供感が」

与一「Σどういう意味だ!?」かちーん。

蒼月「お前は主に行動がじゃない?」



コマ『難しい年頃トリオ揃い踏み。』筆談っ

魄哉「個性豊かですねえ」うわあ。

※三人まとめて中学生から頑張っても高校くらいとお考え下さい。




魄哉「しかし
この前は僕と江戸城の方々で楽しんでしまいましたしねえ
成る程 行きたくても行けなかったと」ほう。

家康「あの天海 今帰って来た所で無理はちょっと」



魄哉「僕はしません。
という事でお願い出来ます?」にこっ

挿音「おう。いい加減慣れたわ」けっ

千様「アンタはちょっと仮眠取ってからにしなさい」真顔。



テオドール「?」

粋「花火の玉って其処ら売ってねえんだよ」

彬羽「爆弾作る感覚であいつが作った方が確実なんだそうだ」

テオドール「Σええええ!そこまではちょっと!」ひええっ


挿音「あー構わねえよ
親父のワガママはいつもの事だしよ
どうせやるなら職人顔負けの見せてやらあ」はんっ


一二三「わーい!花火だー!」きゃっきゃっ



テオドール「いえあのっ
もっとこう気軽な細やかなのを希望したつもりだったので御座いますがっ」えええ




白(ひょっとして 手に持つちっさい花火したかったんじゃないのか?) スイカしょりしょりっ





間。





シロ「ものの数時間で作れるから恐ろしいな」ふむ。

与一「忍とは大した物だな」ほう

石燕「世間一般の忍は花火作らないと思うんすけどねえ」苦笑。



千様「挿音疲れて寝ちゃったし 打ち上げは頑丈な子達って事で解るけどー

言い出しっぺのテオ君は?」

家康「ん? なんか悪いしって打ち上げ手伝いに行ったよ
下から見る花火も良いんじゃないかってさ」



与一「Σん? 花火なんぞ下から見ても何か明るいくらいにしか見えんのでは! 」

石燕「火薬が爆発してんだから 何処から見ても基本丸いと思うんすけど?」

与一「Σはっ! そういや火薬かアレは!!」はっ



千様「与一さん 石燕さんの絵ばっか見てるから 物事平面で考えがちなのよねー」あらあらっ

シロ「ああ、宿主の影響受けとるのか」成る程。

蒼月「単純に馬鹿なんじゃないの?」



一二三「しかし花火上がらないだなー
何か有ったんだべか?」むう

白「よし。ちょっと見て来
シロ「Σうおおやめろ!お前は行くな!!」ひいいっ

家康「Σ発火爆発オチが見えるうう!!」うわああっ



晴明「しかし 1度言い出したらじっとしとらんのがこやつであろ」にょきっ

千様「あら晴明さん
毎度何か有ると生えるわね」

晴明「暇な年寄りなめるでないわ

という事で『火気厳禁』と。
ほれ剥がすで無いぞ」御札ぺたりっ



石燕「このヒトの場合 『家内安全』とかのが良いんじゃないっすか?」

晴明「こやつの場合1点特化にでもせんと効果出んのだ」






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【裏山】



粋「あー腰いってえ
運ぶだけで大仕事じゃねえかよ」汗ぬぐいっ

彬羽「何尺玉だこりゃ
あの野郎ヤケクソか。よくこんなに作ったな」

花火の山こんもりっ

テオドール「忍とは万能なので御座いますかねえ」

粋「Σうおこら 火こっちに持ってくんな!
何も無い所でコケるの得意だろお前!!」ひいっ


彬羽「頼むからこの量で事故るなよ さすがにケガじゃ済まねえぞ
さて、さっさと打ち上げ台に


白「遅いけど何か有ったのか

痛い。」

彬羽「Σだからこの量で事故ったらヤバいと言ってんだろが!!」くわっ


テオドール「Σおおお落ち着いて下さいませ!まだ何もされておりません!」どうどうっ

白「大丈夫だぞほら
晴明に火気厳禁貼られてるし」御札指差しっ

粋「Σあ、兄貴が近付いたら蝋燭の火がっ」

蝋燭の火ちまっ。

テオドール「Σ普通の火にも効果あるので御座いますか!?」おおおっ




彬羽「そうかよし
手前が居るとまともに着火出来ない様だ
始められんので離れろ」真顔。

白「うん。絶対俺を遠ざけたいだけだよな」

粋「まあその 兄貴は普段から特大の火種みたいなもんだし」



白「失礼だな。
晴明の符だし結構頑張らないと火出せないのに

ん? なんだこの量」

テオドール「それで時間がかかってるので御座いますよ」苦笑。


粋「導火線とかほら
暗いから解りやすい様にまとめとかなきゃダメだろ?
引っ掛かって転がしたりしたら危ねえし」導火線の束っ

白「それにまとめて火をつけ
彬羽「裏山吹き飛ばす気か手前は。」




白「さすがに冗談だ

けど急いだ方が良いぞ
何か雨のにおいするし」

粋「Σげ マジで!?」

テオドール「Σ山の天気は変わりやすいので御座いました!」ひえっ

彬羽「だな。あまり遅くなるとガキには辛いだろうし
さっさと始め Σはっ」


湿った突風びゅごっ!

蝋燭どばたーん!!

一同「Σああああああーー!!!」ひいいっ


粋「Σっぎゃー!飛び散るうう!!」うぎゃあああっ

テオドール「Σくっ!一か八かっ」


灰ざらあっ!!

彬羽「Σ自分の灰で消火か!」おおっ

粋「Σえ。機転凄っ!」おおっ




白「でもテオ 起きてこないな?」あれっ

粋「Σ普通にメンタル逝ったの!?
死なばもろともみたいなアレ!? あ、風で散ってる散ってる!」ひいっ



彬羽「Σいかん!灰で大本は消えたが 風が強すぎて引火したのが何本か!」

粋「Σぎゃー! 導火線切って切って
彬羽「多すぎてどれがどれだ!?だああ暗くて解らんっ」わたわたっ




白「あ。コレもうドカンて行くな」六尺玉。

粋・彬羽「Σ持って来るなあああ!!!」


白「ん?火を着けたら打ち上げる物なんだろ?

なら簡単だろ」

粋「Σ簡単って今から打ち上げ台間に合わな



白「こうすりゃ早い。」

ドゴシャッ!!


粋「Σ蹴った!?」ひいっ

彬羽「Σ要らん衝撃与えるなあああ!!」





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千様「あら? 始まったみたいよー」ほらほらっ

一二三「うわ。いきなりおっきいだな」わーい。



魄哉「なんか 物凄い速さで上がって来ませんでした?」あれ?

家康「・・だねえ。」嫌な予感。






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彬羽「Σ地上で爆発したらどうする気だ!!」心臓ばくばくっ

白「大丈夫だ。お前ならちょっと焦げるくらいだ」しれっ

彬羽「それでも充分嫌に決まってんだろ!」うがあっ

粋「Σ最近お前の強度おかしいくねえ!?」




白「ほら 騒いでる間に他のもヤバいぞ
爆発に近くなったら焦げ臭くて解るし 順番に渡すから投げろ」ほら。

彬羽「Σ当たり前みたいに手渡すな

だおりゃあ!!」


ぶんっ!





花火どぱーん!!




白「だって打ち上げ台とか間に合わないだろ
蹴っちゃダメなんだし お前なら投げれる投げれる」

粋「うお。すっげえ」ちょっとホッ



彬羽「Σちょっと待て!これ全部投げ上げるのか!?」

花火の山っ


白「1個1個火消してたら間に合わないし
まとめて捨ててる間にドカンだろうし」

彬羽「Σう」

粋「ま、まあ ほら頑張れば一二三が喜ぶしさ」えーと。



白「1人じゃ無いし 頑張れ。」

指パチンっ

粋「Σえ」 髪の毛ざわわっ


勾陣変化ぼんっ!



白「ほら 2人なら速いぞ」

勾陣「がうっ!」お座りっ


彬羽「手前 弟を手足の様に使い過ぎだろ」引っ


白「言ってる間に次々ヤバいぞ」花火ぽいぽいぽいっ

彬羽「Σだから投げんなあああ!!」














挿音「あー。よっく寝た

で、どうだったよ? お待ちかねの花火はよ」あくびっ

テオドール「大変刺激的に御座いました」けほっ

挿音「? なんかお前漕げ臭くね?」




粋「あの、なんで俺は筋肉痛なのかな」全身筋肉痛ぐっったり。

小太郎「ホントに何でだ?」わんっ




白「もう秋なんだし やるなら手持ちの小さいので良いと思う
危ないし。」

家康「あー線香花火良いねえ」うんうんっ


彬羽「Σまだやるのか!?」びくっ

晴明「ん?お主 火が駄目だったか?」おや




飛天「つか なんで俺が呼ばれんの?」往診フルセット。

魄哉「なんでも彬羽君が肩痛いそうで」困惑っ

飛天「Σえ あの頑丈さ塗り壁越えのマウンテンゴリラが!?」ひええっ


一二三「火遊びは危険だべ」うわあ。






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