小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月22日

 

 

 

テオドール「うっお 凄い風に御座いますね

これが春の嵐

粋「Σいや 寒の戻りだろ!
寒い!寒いから障子閉めろっ」ぶるるっ


テオドール「いえしかし

日本の紙と木の家では 閉めた所で」


風ごうっ!!

襖べきぶわっ!

 

粋「Σぎゃああ飛ばされた!!」ひいっ

 

 

家康「雨戸しめよっか。」どっこらしょ

千様「暗いから嫌なんだけど しゃーないわね

蒼月君生きてるー?」


蒼月「と、冬眠しちゃうっ」がくぶるっ

 

 

シロ「小太郎。」

小太郎「わん。」のしっ


蒼月「Σこら馬鹿犬 何人を座布団にしてんだよ!

それ犬の世界じゃお前のが目下だからって奴だろ なめてんの  

Σあ。あったかい」ほこっ

 

シロ「良し。静かになったな」うむ。

 

 

彬羽「今日は熱燗が良く出そうだな」ぼそっ

粋「この中で仕事の事考えれるお前凄いよ

つか、良く出勤する気になれんなあ」

彬羽「俺でもなきゃ 飛ばされるしな。
出んわけには行かんだろ」


千様「それ お客さんも来れなくない?」えー。

 

 

ばんっ

どがしゃんっ!


一同「ん?」

 

 


石燕「Σ与一さーーんんんっ!!」ひいいっ


千様「Σ与一さんまた飛ばされてる!!」ひいいっ

シロ「Σ雨戸を閉めんか 馬鹿者!!」

石燕「今閉めようとしてたんす!

うお 何処飛ばされたんだかっ」きょろっ

 


白「なんだ 与一またか 仕方ないな

あっちの方向だな」ひょいっ

石燕「Σおお!さすが野生の王国
暴風にも躊躇ゼロっす!」おおおっ

 

白「向こう探せば 何処かに引っ掛かって

ごうっ!!

 


粋「Σマジか兄貴いいいいーーっ!!!!」ひええっ

テオドール「Σうおお今お助け致しま
千様「Σコウモリ羽ダメえええーっ!それこそ何処まで飛ばされるか解んないわよ!!」

 

 

彬羽「大丈夫か?」

白「春一番か?これ」壁にしがみつきっ

家康「いやー。雪降りそうだけどねえ」うーん。

 

 

 

間。

 

 

 

千様「せっかく 桜も蕾着いてきたのにねえ」

家康「仕方ないよ
植物は強いから 暖かくなるまで耐えるって」行灯に火灯しっ


蒼月「馬鹿殿ー。
火鉢も後三つくらいつけてよ」さむっ

家康「・・一酸化炭素中毒が怖いんだよなあ」悩っ

 

 

大嶽丸「さむさむさむさむっ!」歯ガチガチっ

石燕「大嶽さんが其処らウロついてて良かったすねー」ほっ

大嶽丸「俺も幽霊が木の枝に引っ掛かって バタバタ煽られてるの見て悲鳴あげたけどな

あんま良くない」火鉢当たりっ

与一「無事回収されて良かった」ほっ。

 


粋「つか 大嶽丸も
そんな凍えるまで 何してたんだよ?」

 

大嶽丸「Σべ べつに!?」ぎくっ

 


一同(まーた 構って欲しくて 近場うろついてたんだな )ああうん。

 

 


家康「しかし 春の嵐は凄いよねえ」苦笑

白「春なのか?これ」


家康「季節の変わり目は 天候ド偉い事になるからね
有る意味 春の入り口?」

 


小太郎「Σあ 外ブリザードになってる!!」ぎゃおんっ!

白「ホントに 春そこまで来てるのか?」なあ。


家康「彬羽パス」くるり

 

彬羽「丸投げするな
俺は今からバイトに

一二三「今日これ どっちにしろお休みでねえかな?
お客さん飛ぶわ埋まるわで 外歩けねえと思うべ。」

 


蒼月「Σ良いから閉めろよ!
すき間風さむいい!!」ぶるるっ

 


白「なあ、本当に春すぐそこなのか?」

粋「うん、ごめん冬で良いやもう

つか 何気にしてんの 兄貴」

 

 


白「桜餅が 食べたいなって」真顔っ

家康「桜色のぼた餅で良いなら作るよ?」真顔っ

 


白「いや そうじゃなくて

団子?」えーと。

 

彬羽「団子なら年中有るだろが
ん? どうした納豆小僧

Σ何 春一の玄関が吹き飛ばされて営業不可能!?」ぎょっ

 

納豆小僧こくこくぶるぶるっ

 

一二三「お休み確定だべ」ほっ。

 


千様「あらー、わざわざ教えに来てくれたのね」

家康「親切だねえ 外寒かっただろうに
あ、火鉢当たる?」


蒼月「カッピカピの豆になんない?」ねえ。

 

 

白「んー。そうじゃなくてな」

シロ「何だ また甘い物が欲しいのか
仕方ない くれてやろう」どら焼きっ

 

小太郎「シロ そんな所におやつ隠してたのか?」

シロ「Σはっ!」

千様「良いんじゃない?
成長期だしー」のほほーん。

 

 

テオドール「負けません!!桜餅こそ御座いませんが
速攻で 桜型の焼き菓子焼いて参りました!!」髪ぼさぼさっ

家康「Σこの強風の中 表の釜使ったの!?」ひいっ

千様「Σ下手したら火事になるわよ!」ひええっ

 

テオドール「大丈夫に御座います
そんな ヘマは


ん?何で御座いますか?このニオイ」くんっ

 

 

蒼月「あの。熱せられた納豆が 凝縮された異臭放ってんだけど。」困惑っ

小太郎「Σ戸開けろおおっ!」ぎゃいいんっ

 

与一「Σやめろ!また私が飛ぶ!!」

蒼月・大嶽丸「Σやめろさむいい!!!」うわああっ

 

 


シロ「地獄か。」

コマ『お外に出られなくても 退屈しない方々です』カタタッ

 

 

 

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小太郎「おおお!雪積もったーー!」わーいっ

挿音「よくはしゃげんな お前はよ。

こちとら江戸城から出らん無くなってたんだぞ」キセルすっぱー。


千様「え? 忍でも危なかったのー?」

挿音「んなワケ有るか。

お偉いさん方が 帰宅も出来ねえ、身動き取れねえで ひしめいてんだぞ。
警備も帰れねえわ」はーやれやれっ

 

家康「いつもありがとうねー。
天海ももうすぐ帰って

ん? 何してんの?」

 

 

白「何か変だと思ったら
じこけんじよくの化物  が来てたぽい。」

雪だるまっ


家康「へ?」

千様「あら、可愛い」

 

 

 

 

 

【常春の里】

 

 

朔日「外もそろそろ桜が咲きそうだって聞いたのにっ」へくしゅっ!


翡翠「なんでまた脱走されておられたのですか!
だああ 大人しく寝ててくださいっ!!」ああもうっ

 

 


夕霧「うちの王様 風邪とかひけたんだ。」びっくり

旭「最近の風邪は たちが悪いって言うからなあ」あーあ。

 

 

翡翠「で、今回は何をしに?」ジト目っ

朔日「・・・ドッキリ?

翡翠「大人しく寝ててください。」

 

 

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