小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月9日

 

 

 

粋「Σうっお これやべえ!」


魄哉「Σへ? 傷んでましたか!?
まだ寒いしと油断してましたかねっ」うわ

 


彬羽「いや。俺とお前でダブルチェックしてる様な物だぞ
そんなヘマしないだろ」

 

小太郎(ハイパーダブルオカン。)

 


粋「ん?いやこの 昨日の残りのミゾレ煮っての
一晩置くと更に味染みて めちゃめちゃ旨いなーって」もぐもぐっ

魄哉「はい?」

 

テオドール「あー。若者言葉って奴に御座いますね

辞書に載ってないので 最初苦労致しました」苦笑。

白「普通に『うまい』で良いと思う」

 

 

魄哉「Σえ。ヤバいって 美味しいって事なんですか!?
意味が反対じゃないですか!」えええっ

粋「ごめんごめん、つい出ちゃって」

 


家康「若い子の言葉って面白いよねえ
どんどん新しいのが出て来て おじさん着いてけないよ」苦笑。


挿音「ヤベえは 最新でもねえぞ?」

家康「・・そなの?

ホントに着いてけてないや」ああうん。

 


彬羽「言葉は正しく使え。
作った物をヤバイ呼ばわりは 解ってても気分良くは無いぞ」むっ

粋「ごめんごめん
気をつけちゃ居るんだけど
ついって言うかさあ」頭かきかきっ

 

テオドール「芝居小屋スタッフは ある意味流行の最先端に触れるお仕事ですし
毒されやすいので御座いますかね?」ふむ。

白「業界用語使いすぎて何言ってるか解らない奴とか居るしな」うん

 

家康「えっと。
左団扇で ナーオン侍らしシースー食いねえ みたいなの?」大真面目っ

挿音「無理に頑張らなくて良いぞ」

千様「もう新しいか古いかも良く解んないわねー」うーん。

 


白「1歩間違えたらアレだぞ
あんま流されるな」な?

粋「善処します」ひええっ

 

 

魄哉「しかし若者言葉。
不思議なものですねえ
ヤバいが 美味しい?」うーん。


千様「そんな真面目に考える事?」

魄哉「だって 美味しいと意味が真逆じゃないですか。
何故にそうなったのやら」


挿音「まあ確かにな
旨いの他にも肯定の意味で ヤベえっつうもんなー。」

魄哉「Σそうなんですか!?」えええっ


挿音「おう。
他には あー、その
今回の給料マジでヤベえ 的な?」

 

家康「うん。肯定だと知らなかったら それこそヤバいね。」

千様「薄給でこき使われてる 可哀想な忍達の図になるわねえ」あらー


 

挿音「うちは給料だけは良いんだけどなあ」

魄哉「命張ったドブラックな仕事ですんで
その他で埋め合わせです」

 

テオドール「ホワイトと言えばホワイト企業なので御座いますね
徳川幕府。」ほー

 


彬羽「何の話だ。」

白「また話 横道に反れたな」うん。

 

 


九尾「まあ 若者言葉なんぞ
昔からワケ解らなん物だしのう。

慣れよ慣れ」どろんっ

粋「ん?

あ、そっか。
お前平安時代に暴れてた妖怪だっけ」


九尾「そそ。
あの頃と比べたら 変わったのは若者言葉だけではなかろ?」

魄哉「そうですかねえ?」うーん。


九尾「なんじゃ、自覚無いのか

お。調度よい
ほれ、福寿草が顔を出しとるぞ
げに きよらなりなあ?」こんっ

魄哉「へ?ああ これはきよらな」おおっ

 

一同「なんて?」は?

魄哉「はい?」きょとんっ

 


晴明「きよら。とは 美しく尊い 等の意味じゃ

つまりは うわー。綺麗じゃのーと言う事よ」茶ずずっ

 

小太郎「Σいつの間にか全力で寛いでる!」ぎゃいんっ

 

魄哉「へ? きよらなり 
通じませんか?」おや

彬羽「すまん、俺もそこそこ年若い妖怪なんで解らん」困惑っ

魄哉「あ。落ち着いてるんで 彬羽君は下手すりゃ同世代くらいの感覚でした」うっかり

 

粋(Σ見た目老けてんの 気にしてんだからやめたげて!!)ひいっ

 

 

晴明「お主なあ
若者の言葉を非難しておるが
己の言葉もジジイ過ぎてもはや通じんのだぞ?」

九尾「そう言う事じゃ
己が学んだ方が良いぞよ
長生きすると大変ぞな。」こんっ


魄哉「Σくっ!説得力の狐コンボ!」くうっ

 

白「年寄り達が言うと違うな」へー。

九尾「やめてだーりん
わちまだピチピチ。」

 


魄哉「そうですか
非があるとすれば僕の方と

いや確かに 言われるまで忘れてましたが
人間の言葉は 昔と比べるとかなり変わりましたねえ」ふむ。


挿音「ん? 親父ってトシ四桁だろ?

つー事は 晴明達の倍は生きてんだよな?
え?そんな前の人間ってどんな言葉使ってたんだよ?」


魄哉「そうですねえ

生まれた直後から数百年の事は解りませんが

 

始めて見た人間は 土器作ってましたね」真顔っ

一同「Σ土器!?」

 


魄哉「ええ、縄で模様をつけるのが流行していて

これが 今の流行りだと言うような
あれ? あの当時の言葉どんなでしたっけ?」うーん。

 

晴明「しかも縄文式か。」 

九尾「無理に思い出さんでエエと思うぞえ」わおー。

 

 


魄哉「ふむ、大概ウホウホ言ってたあの頃に比べたら
多少の言葉の認識なんて 些事ですねえ

いや細かい事言ってすみませんでした」にこっ。


粋「あの、
オレのヤバイって それと同レベルなの?」えー。

魄哉「はい。僕からしたら そんくらいヤベーです」にっこり

 

 

白「言葉は正しく使おうな?」

テオドール「何百年後かに 混乱したく御座いませんしねえ」うんうんっ

 

 

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