小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月13日

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家康「はっくしゅん!!」べくしゅっ


蒼月「なーに?馬鹿なのに風邪ひいたの?」にまにま

家康「んー? 朝夕涼しいからかな」鼻ちーん。

千様「花粉じゃないの?
秋もなる人はなるらしいわよ」

家康「あーそれかな
私花粉とかホコリとか最近ダメだしなあ」鼻ぶびーっ

蒼月「うわ。トシはとりたくないね
免疫落ちてんじゃないの?」

家康「この手のは免疫が元気過ぎるからなるんだけどね」鼻ぐしゅっ



九尾「ありゃだーりんおらんかえ?
かゆかゆじゃからブラッシングして欲しいんじゃがのう」ひょこっ

抜け毛もうもうっ

家康「あ、原因コレだうん。」鼻むずっ



千様「あら九尾ちゃん どしたのそれ」あらまあ

九尾「毛の抜け変わる時期じゃ
冬毛に備えて夏の毛が抜けよんのじゃよ
あー むずむずするっ」後ろ足でかかかっ

家康「Σぎゃーやめてやめて散らせないで ぶへっくしょいよい!!」ちくしょーめっ

蒼月「Σぎゃっ 汚い!」ひいっ



九尾「手で抑えんかい 行儀悪い殿じゃの」むう。

千様「人の家毛だらけにするのも大概よー」

蒼月「ジジイが帰ってきたら大掃除始まりそうだよね」あーあ。



九尾「して だーりんは?
お仕事かえ?」

千様「えー 今日は午前で終わりだったし
さっきまでその辺に居たけど?」あらあ?



蒼月「あ、残念。あの人が可愛がってる猫も毛抜けてるから絶賛ブラッシング中だよ」縁側指差しっ

白「ん?」※ブラシ熱中してました。


家康「Σ静かなテロやめて!!」鼻ずびっ





白「あれ 九尾どうした?」

ねこ「にあっ」どやあ。


九尾「Σきいいいこのガキゃ羨ましいっ!」きしゃああっ


白「あれ?お前も毛散ってるな
痒くてイライラか。でかいと色々大変そうだな」悪気無しっ

九尾「・・そうじゃな。
この量じゃと重労働ゆえ気軽に人に頼めんわ」ずーん。

千様(ちょっとで良いからやったげてー)あらまあ。


テオドール「あのー 僭越ながら
動物の毛の手入れでしたら ゴッドハンドの彬羽さんがおられますが?」

九尾「Σ確かに器用かも知れんが 他の男におぐしの手入れされたかないわい!!」きいいっ


テオドール「こちら 朝方抜け毛がまだらになっておられました小太郎さんに御座います。」

小太郎「スッキリだぞ」わんっ
スッキリさっぱり新品の犬っ。

粋「でもってこっちが小太郎から取れた抜け毛な」抜け毛の山わっさり。

九尾「Σうおすごっ!」おおおおっ




千様「あー それで負けん気出したのね」納得。

白「抜け毛そのままだと痒いらしいから」猫の毛わしゃわしゃっ


家康「いや抜け毛捨ててお願いだから」鼻ずびーっ






間。






彬羽「こんなもんか」ふう。


千様「あら。スッキリしたわねー」

九尾「妥協して頼んだら なんじゃこれホントに腕良いし」わお。

彬羽「人に物頼んどいて妥協だ何だ言うな」むっ




白「お前ホント器用だな」猫わしゃわしゃ

彬羽「おいそれ違うぞ
まずは表面の浮いた毛を軽く取ってだな 次に皮膚を傷付けない様に気を付けつつ 毛を浮かせる様に
蒼月「プロかよ。」



テオドール「そしてこちらが九尾さんから取れた抜け毛です。」こんもりっ

家康「Σ持ってこないでってばああ!!」ひいいっ

粋「うわやべ。なんだこの量
なんか作れんじゃね?」

テオドール「に御座いますね
この量捨てるには勿体のう御座います」ふむ



粋「なんか作るか?」きらーん。

テオドール「柔らかくそれでいて弾力が御座いますし詰め物によろしいかと。」

粋「よっしゃそれ行ってみよう」おおっ


蒼月「うわ、こっちはこっちで器用な奴らが意気投合しちゃったし」

家康「お願いだから捨ててよ」しくしく。



九尾「えーと なんか知らんがスッキリしたしま、ええわ。

ん?だーりん何しとるんじゃ?」




白「猫の抜け毛で猫作ってた
一二三要るか?」

でろんっ

一二三「Σわ。わーい」ひきつりっ

一同(Σ呪いか!!)ひいっ



千様「何かしら
白君こういう造形のセンス独特なのよねえ」うっわー。

蒼月「立ち上がって変な唸り声とかあげそうだよね」ああうん。

家康「無理矢理圧縮して形にしたよねコレ
まあ これなら飛び散らなくて良

ぴくっ。

家康「Σ動いたあああ!?」ひいいっ


彬羽「いくらなんでもそりゃ無いだろ」

九尾「怖い怖いと思うと何でもオバケに見えるんじゃぞ。」

家康「Σえ?え?でも今っ」えええっ


白「よし。猫もスッキリだ
どうだ 俺も負けて無いぞ」どやっ

猫「にあっ!」ボロボロどやあっ。

彬羽「・・お前らがそれで良いなら良いんだがな。」







魄哉「おや。皆御揃いで
あれ殿どうし「天海調度いいところに! ちょっとこれ見

魄哉「あ。僕今換羽期なんで寄ったら危険ですよ」

家康「Σべっくしょーい!!」



千様「あら?アンタも?」

魄哉「人型でもこの時期筆毛がムズムズする感覚有るから嫌ですねえ」かゆかゆっ



蒼月「風呂入ったら少しは楽になるよ。」

家康「だね。もうしばらく風呂場に住み着くよ」ふっ

小太郎「風呂場妖怪 アレル殿だな」わおんっ

九尾「犬ころ センス無いのう」うっわー




彬羽「しっかし皆一気に生え変わりか
今年は急に寒くなるかもな」ふむ。

蒼月「えー。 冬嫌なんだけど」

白「あれ?お前は痒くならないのか?」

彬羽「カラス始めそこらの鳥は一気に抜けたりしねえな
一気にゴソッと生え変わるのは南国のインコ系くらいな物だ。」



千様「鳳凰ってインコなの?」えええっ

蒼月「確かに派手っちゃ派手だよね」あーうん

魄哉「Σえ」



彬羽「ちなみに インコとオウムは実は同じ物で 羽の色柄が派手なものをインコ。
地味もしくは1色2色のものをオウムと言う。」豆知識。

一同「あー インコだ」納得。

魄哉「Σ否定出来ない!!」くうっ






粋「よっしゃ出来たっ」いそいそっ

テオドール「若干ズレましたがハッピーバースデーに御座います!
よくツノで穴空けておられるので枕に仕立てましたっ」

白「おおっ」ふかふかっ

九尾「Σおお!だーりんわちの毛でお眠りかえっ」ふおおおっ






白「良いもの貰った」ほくほくっ

彬羽(狐の情念こもった枕か。)うーん。


魄哉「おや 良かったですねえ
君、枕何個有っても足りませんしね」にこにこ。

一二三「枕消耗品って大変だなあ」うわあ。

粋「いや 実は枕だけじゃねーんだけど
布団作るにはさすがに量がな」うーん。

テオドール「どんな寝方されたら布団ズタズタになるので御座いましょうねえ」



九尾「もう少しくらいなら頑張ったら取れるやもしれぬぞ?」どきどきっ

魄哉「尽くすタイプなのは解りましたがハゲますよ」きっぱり



白「よし。早速使ってみよう」ほくほくすたすた

彬羽「おい。まだ昼だぞ」

蒼月「この人にそれ言う?」




テオドール「ん?」ふと。

粋「ん?どうし・・・ Σあれっ!?」




粋・テオドール(本人もめっちゃフカフカしてる!?) えええっ



千様「気のせいかしら
後ろから見たら白君も毛質フワフワなってない?」あらあ?

彬羽「いや縁側居たからじゃねえのか
さすがに。」困惑っ

魄哉「抜け変わり無しで冬毛って いやあの子ですからねえ。」うーん。









石燕「どちらさんっすか?」

猫の毛だったもの「」もぞもぞっ。


コマ『私にもデータ無し。
新種の妖怪と思われます』カタタッ






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