小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月29日

 

 


シロ「もうすぐ 春が来るのか」ぼそっ。

 

 


蒼月「どの辺がだよ! 障子閉めろよ!クッソ寒いな!!」コタツにもぐりっ


シロ「鍛練が足りん。
己は我慢を覚えろ」

蒼月「Σ蛇に言うなよ!魚に陸で生きろっつってる様な物だよ!!」えええっ

 

 

千様「確かに 1時の事を思えば暖かいけどー。」うーん。

家康「まだ春とはねえ

何? 庭木に蕾でも着いてたの?」


シロ「いや空気で解るであろう
そろそろ冬も仕舞いだ」氷パキキッ

ぱんっ!

 

千様「あ。砕けちゃった」あらー

家康「あー。 そっかお前氷使いだもんね
そろそろ使いにくいのか」ありゃ。

 


蒼月「ねえ、向こうでやってくんない?」涙目っ

シロ「うむ。調子に乗って悪かった」

 

千様「あらー。あの蒼月君が」あらあらっ

シロ「そこまでであったか」うーん。

家康「まあ、準備無しで冬眠したら命に関わるらしいからねえ」苦笑。

 

 

 


間。

 

 


粋「で、まーた 裏山で鍛練かよ」うええっ

テオドール「必殺技でも編み出しておられるので御座いますかね?

そう言う御年頃に御座いますし」

粋「・・ うん。様子見に行こうと思ったけど
やっぱやめとく。気まずそうだし」


家康「お前じゃないんだし
やってないと思うよ?」

 


白「必殺技、 編み出そうと頑張ってたのか?」

粋「Σしっ してねえし!!

え ちょ家康!?
お前見て いやしてないしてなしてないいいいっ!!」あわあわっ

テオドール「自白してるも
同然に御座いますよ?」紅茶こぽこぽっ

 


家康「てかテオちゃんは 何気に必殺技ぽいの結構あるよね
さすが吸血鬼」

テオドール「血液アンプルを頂いてる時はテンションも上がります故、

毎度ノリでその時名前決めておりますので 技名忘れまして御座

いますがね。」さらりっ

 

 

粋「・・お前 凄いな。」うわ

テオドール「どのような意味でで御座いますか?」

 

 

蒼月(毎度即興で あの中2全開ネーミングかよ。)引。

千様(てか テンションで血液操作って 大概凄いんじゃないの?この子) あらー

 


テオドール「ま、全ては我が主の血液の成せる技に御座います」にこっ

白「あんま嬉しくないのはなんでだろうな」うん。

 

一同(中2の元凶。)うわ

白「その目やめろ」

 

 

 


土御門 泰澄「あのー、お話中すみません」ひょこっ


蒼月「ん?生臭陰陽師の所の。
何?2日連続で。」

 

泰澄「それがその、昨日此方で御札の書き方で盛り上がりましたよね?

 

それで、その時 ちょっと此処には危険なのを忘れて来てしまったらしくて

皆さん お身体大丈夫ですか?」きょろっ


家康「ん?お身体?

 え?この家だと危ないってどういう

 

 

 

バキャ バリベキキキッ!!!

 


『フギャオオオオオオオーーううッッ!!!』

屋根突き破りっ

 

 

泰澄「すみません。妖怪の能力を爆発的に上げる的なアレです。」


粋「Σあれ ひょっとして大嶽丸!?」ひええっ

千様「Σえ!嘘っ でかいわよ!?」ひええっ

 

 

石燕「なんすか!あの妖怪!
何処の化け猫っすか!!」ずざざっ

家康「Σ石燕ちゃん! 無事で!!」おおっ

 

石燕「あ!化け猫さん
そのポーズのまんまで!!あ、もちょい もちょい右足上げてっ」くわっ

与一「Σこんな時に写生するな!!」ひええっ

 


千様「あ、今回は石燕さんダメそう」うわー。

家康「うん、絵馬鹿モードだね。」

 

石燕「すいやせん!後三枚程描いたら働きやすんで!
それまで粋さん この前頑張ってた必殺技で
粋「Σなんで皆知ってんの!!」えええっ

 


テオドール「どういたしましょう?

家がどんどこ壊されて行きますが」


白「んー。
猫殴るのはなあ」大真面目っ

テオドール「で、御座いましたら 私も手出しは出来ませんね」はい。

 


家康「Σあああダメだ!
彬羽ー!バイト切り上げて帰ってきてー!」ひええっ

千様「彬羽君も動物好きだから難しいんじゃないしらー?」うーん。

 

 


粋「お前も陰陽師だろ!
つか お前のフダでこうなったんだろ!解呪とかできねえの!?」

 

泰澄「そんなの出来たら見習いやってません!
晴明様は今日江戸城ですし

あの、さっき言ってた必殺技ってので「Σ出来ると思ってんのか!!!」

 

 


コマ『鏡子さん。 救助完了です』鏡台どっこらせ。

一二三「コマちゃん 凄いだ!
腕びよーんて伸びて ぐるぐる巻きだべよ!」


鏡子「本体割れたら終わりなんで 助かりました」ひええっ

 

 


蒼月「ちっ 鏡子ちゃんまで危ないなら仕方ないな。

このまんまじゃ また風通し良くなっちゃうし」


家康「Σお。蒼月!?」はっ

 

蒼月「冬眠する前に さっさと締め上げりゃ良いんだろ?
猫1匹仕留めるのさほど時間かかんないよ!!」

どろんっ!

 


メキバキャッ!!

 

鏡子「Σぎゃーーっ!!」ひいいっ

テオドール「なんで室内で大蛇に戻るので御座いますか。」

白「風通し 良くなっちゃっぞ。」 うわ

 

蒼月「Σあ


こ、こんの 化物猫おおおー!!!」しゃああっ!

 

泰澄「Σおお!八つ当たり行った!!」おおおっ

 

 


蒼月「ぐう。」


どしゃーん!

ずずんっ

 


千様「Σああ思ったより持たなかった!!」ひええっ

コマ『寝付きの良い蛇ですね』カタタッ

 

 

一二三「あれ?でも 大嶽さんの様子が変だべ」

 

化け猫大嶽丸「ふ、ふぎゃ!?」びくっ

 


白「あ、そうか

猫は蛇が嫌いだ」手ぽんっ

粋「Σそうなの!?」


白「普段は蒼月 蛇丸出しじゃないから平気なんだと思うけど
ほとんどの猫は蛇ダメらしいぞ」


千様「え。じゃあ今の内にどうにかして

 

 

一同(どうにかって、この巨大怪獣をどうしたら) えーと。

 

 


泰澄「と!とりあえず
山を降りるのだけは阻止しなければなりません!!

出でよ 犬神!!」印びびっ!

家康「Σえ。待ってそれはっ」

 

 


犬神「わおおーーん!!!」ずずんっ

化け猫大嶽丸「Σフッシャアア!!」尻尾ぼばっ!!

 

一二三「でけえの増えただ!!」ひえっ

泰澄「あ。被害倍増?」ありゃ


家康「ならまだマシ!!
待って待ってよ 猫に犬って事は」あわわっ

 


化け猫大嶽丸「ふぎゃあああっ!!」しゅばっ

どどどどどっ!!

 

泰澄「Σ逃げたー!!」

テオドール「当たり前に御座いましょうが!!」ああもうっ


白「これ言ってられないな
大嶽丸 普通でもめちゃ足速いのに」

テオドール「畏まりました。

足でもグサッとやれば停まるかと思われます」血液アンプルぐびっ

 

粋「Σえ グサッて

Σうおおお!?」


風圧ゴッ!!

 


千様「Σもう居ない!」

家康「Σテオちゃん ちょいちょい頼もしい!」おおっ

 


白「速いのはいいけど

あいつの力で 鎌刺さるかな」うーん。

泰澄「Σえ」

 

白「動物殴りたくないとか 言ってられないかも」たっ。

 

 

石燕「おや。これは」

与一「私でも察した」うん。

 

 

 


ーーーーーーーー

 

 


小太郎「 わんわんわんっ!!!
テオは獲物じゃないぞ!!」がるるるっ

テオドール「」きゅうっ

 


化け猫大嶽丸おろおろっ

 

 

粋「小太郎凄え!」おおおっ

白「狼のド根性だな。
あ、後ろからも来た」

 


犬神「わおおおーん!!」どどどどどどっ

化け猫大嶽丸「Σふぎゃっ!」ひいっ

 

 

粋「Σお前の家の犬どうにかしろよ!!」ああもうっ

 

泰澄「すみません!晴明様が一切躾してないんで 私には制御出来ません!!」ひええっ

粋「Σなんでそんなの呼んだんだよおお!!」どちくしょおおっ

 

 

白「犬神も変なテンションになってるし
コレ どっちも殴って鎮めるしか無いのか」しぶしぶっ

 


シロ「いや。一瞬 動きを止めい。
それで事足りる」ずいっ

粋「Σへ?

あ!ここ裏山か」はっ!

 

白「ん?じゃあ 遠慮なく

失神するなよ。」息すうっ

 

 

 

 

 

 

 

家康「うおお。何この圧っ!!」ひえっ

千様「何これ大嶽君の絶叫!?」ひええっ

 

石燕「いんや。格が違うっすね
魔王の咆哮っす
まともな化物なら 身がすくんで動けなくなるっすよ」ほれ。


与一「うわわわわわわ」頭抱えて床に伏せっ

コマ『与一さん。
幽霊が 頭保護する意味は』

与一「Σ本能だ!!」涙目っ

 


千様「て事はつまりー
白君雄叫び?戦闘モード?
あら、大嶽君 大丈夫かしら?」

 

家康「そこはさすがに 何か考えてるとは思うけど

ねえ?」冷や汗っ

 

 

 

 

 

 

粋「Σうえっ 何これ」ひえっ


氷漬けパキーン!


小太郎「うわ。 犬神も大嶽丸もカチカチだ」


パキャンッ!!

泰澄「Σあ。」


犬神「きゅううんっ。」ぷるぷる伏せっ

白「うん。解ったなら良し。
そのままな」よしよしっ

 

粋「あ。メンタルねじ伏せた」さすがっ

 


泰澄「で、では大嶽丸さんもっ」おそるおそるっ


パキッ ぴししっ

シロ「いや、これは」

 

 

氷ばきゃんっ!!


化け猫大嶽丸「フシャアアア!!!!」毛逆立てっ

シロ「うむ。完全に怯えたな」

粋「Σ怯えたな じゃねえよ!
どうすんだよ!!」

 


シロ「人にばかりぎゃあぎゃあ言うでないわ
なんだ、お前が燃やすか?」

粋「Σそれこそ出来ねえわ!!」

 

シロ「ならば黙っておれ
気が散ってなら

小太郎「Σシロ前見て前!!」ぎゃいいんっ!

 


ばきゃんっ!!

 

一同「」

 

 

 

粋「え、あの 今
なんか もげたみたいに」冷や汗つううっ

白「大嶽丸 やんちゃが過ぎるぞ」炎ぼぼっ!


化け猫大嶽丸「Σふぎゃっ!」びくっ

 

 

 

シロ「気を引きご苦労」

鬼切ひゅおっ!


化け猫大嶽丸「Σふっぎゃあああーー!!」 にゃああっ

 

 

 

粋「へ!?
あれっ!」え?え?


小太郎「Σああ!さっきの叩き潰されたの 氷人形だ!」わんっ

粋「Σまさかの変わり身かよ!!」えええっ

 

 

シロ「ふむ。

実用性は高いが
やはり 正面からやらんのは侍らしくないな」すたっ。

 

白「便利だと思うけどな?」

シロ「お前らがおると そもそも目眩ましにも短時間しか使えんしな」

氷人形しゅうううっ

 

 

小太郎「パッと見解んなくて焦ったなあ

 

お、鬼切で斬られて元に戻ってる。
大嶽丸起きろ 風邪ひくぞ」わんっ

 

 

粋「え?え?

何? シロこんな真似出来たの?」えー

シロ「日進月歩と言うであろう。
鍛練の賜物よ」ふっ

 

 

テオドール「成る程
やはり裏山にこもって必殺技の練習をされていたと」よっこらせっ

シロ「Σその言い方やめい!」

 

 

白「その辺やっぱ 年相応だな。」うん。

粋「実力有る奴の中2病 
えげつねええっ」ひええっ

 

 

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