小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月22日

 

 


大嶽丸「へ?」はいっ?

 

白「だからな 毎年悩むんだけどな。

猫の日って具体的に何する日なんだ?」大真面目っ

 

 

大嶽丸「Σえ。そんなのあるのか!?」にゃっ!

白「化け猫なのに知らないのか?」えー。

 

 

家康「そう言うのって 語呂合わせで人間が勝手に言ってるだけだしねえ」苦笑。

蒼月「そもそも正月だって盆だって
元は勝手に人間が言い出した奴でしょ?

化物達も 面白いから乗ってるだけでさ」ごろーん。

 

 

白「盆ってそうなのか?
閻魔達も 人間に合わせてあんな大騒ぎしてるのか」びっくり。

蒼月「・・えっと、ごめん。
盆は違うかもしれない?」困惑っ

 


彬羽「その辺はあまり考えるな。

人外の奴等が何ぞしてたのを人間に見つかって 結果行事になったって事も有り得るしな
いちいち考えてたら切りが無いぞ」

千様「あー確かにー。
閻魔さん達ってうっかりさんだものねえ」

 


テオドール「よくお盆前に亡者の方々に脱走されておられますし」ふむ。

小太郎「あー あの時期ちょいちょい水回りから霊出てくるよな」わんっ

テオドール「排水溝から腕が生えて来た時は 灰になりまして御座います」遠い目っ


粋「むしろバレねえ方が無理あるよな」うん。

 

 

 

白「で、結局何する日なんだ
ネコミミつけたら良いのか 何が楽しいんだコレ

なんだ、最後にニャーとか付ければ楽しいのか?」むっすー。

蒼月「うん。行事に参加したいのは解るけどさ
無表情でんな物着けないでよ。怖いから」

 

大嶽丸「と言うか その手の付け耳って耳四つになるよな?
いつも思うんだが 猫と言うより 耳四つ妖怪だよな?」

家康「Σう。的確っ」

 


白「なあ。人間が勝手に作ったイベントなら
なんか無いのか?」むすーっ

彬羽「まずはその猫耳を取れ。

何なんだ?  普通に飼い猫にでも相手して貰えば良いだろうが」怪訝っ

 

 

 

白「フラれた。」

 

テオドール「猫の日だしと構い倒そうとしたのに
飼い猫に放置食らって拗ねておられたので御座いますね」察し。

 

 

家康「えっと。

そう言えば 猫の日にちなんで、
町外れで生まれた子猫の貰い手探し 的なイベントやってたかも? 」えーと。


白「よし行くか」しゃきっ

粋「お。猫フェチ復活した」

 

 

千様「大嶽君は行かないの?」

大嶽丸「他所の赤ん坊がほぎゃほぎゃ言ってる所に行ってもな」うーん。

蒼月「あ。そう言う認識なんだね」

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

テオドール「子猫がわんさかに御座います!」おおっ

 

白「こんなに飼い主探してるのが居るんだな」

にーにーにーにーにーにーにーにー。

 

通行人A(Σ登られてる!)

通行人B(Σめちゃ集られてる!!)ひいっ

 

 

 

通行人C「まあ、野良でも生きてけるっちゃ生きてける町ですがねえ

けど、決まった帰れる家くらい有った方が良いじゃないですか。

その辺は人と変わらんだろって事で 懐きやすい子猫の内に家探そうって話でしてね」にこにこっ

 

 

粋「・・・」※スラム育ち(もちろん決まった家無し)

白「・・・」※元野良妖怪

 


通行人D「試み自体は良いと思うんだけどねえ。
やっぱ知名度がね

瓦版屋も ノリが悪くて扱ってくれないし」うーん。

通行人E「場所もなあ。

こんな町外れじゃ
ノボリ立てても目立たないよな やっぱ」

 

 

白「さっきの猫耳貸してやる
ノボリ持って 大通りで派手に宣伝して来い」

粋「了解兄上!」だっ!

 


テオドール「Σなぜに阿吽の呼吸!?

粋さん その格好で良いのですか!本当に良いので御座いますか!!」ひええっ

 

 

 

白「あいつ声でかいし 目立つし問題無い無い

人さえ集まれば こいつ等くらい何とでも     あれ?」

 

 


猫「にゃああんっ」ごろごろっ

町娘A「Σああっ、懐っ来い猫ちゃんに連れられて来てみれば」きゃー!

町娘B「何これ 子猫祭!?
え、飼い主募集中?

えー。お父ちゃんに頼んでみようかなあ」うわー。

 

 

猫「にゃんっ」ふっ

 

 


テオドール「・・飼い主様と 思考回路の似た猫さんに御座いますね」わお。

白「ちょろそうな人間引っかけて来たのか
やるな」ほー。

 


猫「Σんなっ!」ぴくっ


テオドール「あ。こちらに気付かれた様で

Σはっ!!」

 

白「ん?」

※子猫まみれっ

 

 

 

猫「フッ シャアアアーー!ッ!!!」くわっ!

白「Σえ」

 

 


大嶽丸「ああ。完全に若いの相手に浮気と思われたな」こそっ


テオドール「Σ御猫様誤解に御座ます!
確かに 小さい子猫も良いな的な事も言われておりまし

大嶽丸「Σやめろトドメになる!!」ひいっ

 

 

町娘A「Σえ!なになに!」ひえっ

町娘B「よしよしよーし。
うわ、この子凄いしがみついてくる
よし!絶対飼うわ」うん。

 

 

 

粋「Σえ。何この騒ぎ!」ぎょっ

 

大嶽丸「お前に言われたかないだろ。何だその格好」

粋「え? 目立つ方が良いんならと

芝居小屋から派手なハッピを」ほらっ。

 

テオドール「Σいや何故にドピンク!

完全にいかがわしい御店の呼び込みに御座いま Σ御猫様違います いかがわしい事は何も」うわああああっ!!

 

 

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