小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月11日

 

 


白「朧車って そんな長距離飛べるのか?」

彬羽「やって貰うしかないだろ」

白「そんなのお前が根性出して行けば「カラスは渡り鳥じゃねえ。」

 


粋「ん、何の話し?」ひょこっ


千様「それがねー 何処から話したら良いのかしら?」うーん。

 


大嶽丸「まずはコレを見ろ」べろんっ

粋「何これ?」

 

大嶽丸「世界地図だ」

粋「Σえ。世界ってこんななの!?」

テオドール「ちなみに日本は此処で御座います」指さしっ

粋「Σちっさ!うっそおおお!!」ひええっ

 

 

白「初めて地図見た奴あるあるリアクションも終わったし
ちゃっちゃと進めるか」ふっ

彬羽「上から目線だが
手前もさっき 無言で数秒固まってたな 「脳ミソが追い付かなかった」うん。

 

粋「えっと、これ見せられて 朧車で長距離って

え?何処かの国行くの?」ええー。

 

彬羽「こっちは呑み込みが速いな」ほう

粋「もう色々滅茶苦茶過ぎて柔軟になんねえとやってらんねえもん」

 

 

テオドール「めちゃ簡単に申しますと

西洋の人達がドンパチやって 土地の神様、地霊の皆様が蔑ろにされてぶちギレ

マジ人間やっちまうぞってキレてんで鎮圧お願いされてしまったと。」

粋「Σいやそれ 凄いデリケートな問題じゃねえ!?
三者が口出しして良いの!?」ひえっ

 

テオドール「デリケートも糞も 島の人間皆●し確定!とかマジギレ状態なんで。
もう殴って大人しくさせるしかないと言うか」

粋「Σ西洋の奴等おっかねえなあ!!」ひええっ

 


彬羽「この国は島国の上 晴明の結界が有るんで その辺コロコロ変わる事は無いだろうが」

白「大事に崇められてたのが、いきなり悪魔呼ばわりとか そんななったらムカつくかもな。」うん。

 

テオドール「そこは個人差もも大きいかと
貴方様も『小鬼』から 此処までなられましたし」えー。

白「小鬼から破壊神なら 結構そのまんまの進化だぞ」

 


粋「ヤベえのは解ったけど

その、 それって西洋のだろ?
兄貴の管轄ってこの国メインだろ?

いや管轄も何も破壊の方だけどさ」えーと。

 

テオドール「それは この前ジルケが持ってきた荷物に入っていた此方のお手紙に御座いますよ」ぺらっ

粋「ごめん。読めない

ん?あれに手紙も入ってたの?」へー。

 


テオドール「何でも 向こうでは現在モンスター達の縄張り争いが激化していて

地は血に染まり 骸は地を覆い
その鮮血を浴び 古代に封印されし 石となった異形の者達の封印が解けたとか で。

ぶっちゃけ危ないから しばらく帰ってくるなと
手が回らんので 申し訳ないけどこの件お願いしたいとの事で」えーと。

粋「Σいや そっちのが大事!!加勢しなくて良いの!?」ひええっ

 

 

白「大丈夫だろ
サタンは えっと えくすかりばー?とか持ってるし」うん。

テオドール「今ごろは 何処のバトル物だみたいな 必殺技が炸裂して居る頃に御座いましょうねえ」遠い目っ

 

 

彬羽「と言う事で

ほれさっさと片付けるぞ」


粋「うん。もうどうでも良くなった

そだなー。無益な争いは未然にぶん殴ってやめさけないとなー」投げやりっ

 

 

千様「粋君も大変ねー

てか 皆で行く必要有るの?」

家康「やっぱ戦力欲しいんじゃない?
相手が喧嘩売ってきたら それこそ ねえ?」

千様「結局 こっちも話し合いに行くんじゃないのね」ああうん。

 

 

粋「つか 兄貴もよくそんなの引き受けたよな
面倒臭がりなのに」

白「その物騒になりそうな島ってのが気になったからだ

被害受けんの人間だけじゃないし」

粋「へ?」

 


白「あ。大嶽丸

お前も来い。お前の仲間がピンチだぞ」首根っこ掴みっ

大嶽丸「Σに゛ゃっ!?」 えええっ

 

粋「え? あの
結局何処いくの?」あのー。

 

彬羽「地中海のクレタ島近く

人間が猫を飼う文化は此処とか言われてる所だな。

気張れ 朧車。」

テオドール「それならさぞや にゃんこもおられる事で」うんうんっ

 

粋「Σそれエジプト発祥じゃねえの!?」えええっ

大嶽丸「いや俺に言われてもって言うか
そもそも 飼い猫じゃなくて山猫なんだけどな。」えーと。

 

 

 

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クレタ島

 


一同「何言ってるか解らん」うん。

大嶽丸「そりゃあな。」

 

 

クレタの地霊「Τι είστε ρε παιδιά!?」

クレタの神様「Φύγε! Οι άγνωστοι φεύγουν! !」ぷんすかっ

 

テオドール「何かお怒りの様では御座いますが。」えーと。

彬羽「他の地から来た奴等のせいで 不当な扱いを受けたのなら 警戒されて当たり前 か。」ふむ

 


白「よし、大将はだれだ。
面倒だから 一番強いの連れてこい
俺が勝ったら言う事きけよ」ずいっ


クレタ一同「Σ!!」びくっ

彬羽「落ち着け蛮族。
それじゃ侵略者その物じゃねえか」

 

粋「あの、兄貴?
侵略された奴等にもっかいそれは酷いんじゃねえかと」

白「じゃあどうするんだ?
話し合いできないんだぞ」むう


大嶽丸「いやしかし いきなり武力ってのは

ん?」

 


風で木の実ころころっ


大嶽丸「Σんにゃーっ!!」ぴょーいっ!


クレタ一同「Σ!!」

テオドール「ん?」

 

 

クレタの精霊「εικόνα? Γάτα? Είναι γάτα;」ひそひそっ

クレタの地霊「Μια μεγάλη γάτα;」うんうんっ

 

クレタの神様「λατρεύουν τις γάτες!!」くわっ!

クレタ一同「Οι γάτες έχουν δίκιο! !」おおおおっ

 

粋「うん。全っ然わかんねえ」

白「けど、なんか盛り上がってるな」

 


コマ『彼等は猫大好き島のあやかし達。

簡単に言うと 「猫を称えよ」とか言ってます』筆談っ

大嶽丸「Σえ゛」にゃっ!?

 


テオドール「Σコマさんいつの間に!
あの方達の言葉が解るので!?」えええっ


コマ『いざとなったら何発か撃ち込んでやれと白さんに朧車に積み込まれました。

そして私はからくり。元から発声器官はないのに解る方とは話せます。

つまり魂 。 ソウルで会話が可能です多分』筆談書きかきっ

 


彬羽「手前 いつの間に」

白「俺が下手にやったら島が禿山になっちゃうしな。」

 

コマ『と言う事で 
大嶽さんのにゃんこっぷりで クレタの皆さんが心を開きかけてます

さあ、今の内に畳み掛けを。
あざとくお膝でゴロニャンして 猫フェチ共を落とすのです』びしっ!

大嶽丸「Σ出来るかああ!!」フシャアアッ!

 

 


クレタの地霊「Γάτα?」手わきわきっ

大嶽丸「Σ じりじり寄ってくるな!エアーモフモフやめろ!!」ひええっ

 

粋「つか大嶽丸 化け猫って言っても八割人型なのに 
モフれねえだろ」ええー。

テオドール「よほど猫に飢えてらっしゃるのでしょうか?」

 

彬羽「そういや 猫どころか動物も見当たらねえな?」きょろっ

 

クレタの神様「Δανείστε μου τη γάτα σας」おずおずっ

白「あ、さっきの
なあ。此処いったいどうなってるんだ?」

クレタの神様「Γατούλα」よろろっ

 

 

コマ『白さん全く噛み合ってません

その人 猫の禁断症状出てるだけです。』カタタッ

 

白「?

猫の島って聞いたのにな?」はて?

 


彬羽「さっきから繰り返し言ってくる ガータ?てのが猫の事か?

おい。手前らのガータは何処言った?」大嶽ひょいっ


クレタの神様「ΣΓάτα!」ぱああっ

彬羽「いや やらんが」

 

 

袖くいっくいっ


白「ん?」

 

 

クレタの地霊「Γάτα」指さしっ


風にはためく毛皮はたはたっ

白「Σ!」

 


粋「Σえ。あれまさかっ」ひえっ

テオドール「この島の方々が可愛がってた猫さん達とか!?」ひええっ


クレタの地霊「Γάτα」しくしくっ


彬羽「成る程。島上げて大事にしてりゃ そりゃ侵略者達に見せしめにされるか」うわ

 

 

 

大嶽丸「何だそれは!同じ猫族として放っておけん!!

おい! あれやったバカ共は何処に居る!!」くわっ

クレタ一同「Σμεγάλη γάτα!!」おおおっ

 

 


粋「Σ大嶽丸!?なんか案内されてるけど!!」えええっ

テオドール「あの、アレ大丈夫なので御座いますか?
なんか革命とか 人間巻き込んで島取り戻すとか そんなノリになってしまうのでは」冷や汗っ


彬羽「いや 大嶽もさすがにそこまでアホじゃ

 

コマ『生き物は大事にしましょう!!』

ランチャーどむっ!!


ドゴーン!!

 


粋「Σ明らかに城っぽいの吹っ飛んだんだけど!!」ひええっ

 


彬羽「Σ何してんだお前は!!」

 

コマ『パピーに 無駄な殺生する奴は 殺ってよしと教えられてますんで』筆談カタタッ

彬羽「Σあんの生臭 ホントに坊主か!」

 


テオドール「あ。でも色々 有耶無耶になるやも御座いませんよ?」

 


クレタの侵略者(ギリシャ兵)『Σなんだ アレは!!』ひえっ

ギリシャ兵B『Σなんだ!?化け物
いやあんなの見た事無 Σうおおこっち来んなああ!!』ひええっ!

 

 

白「お前の皮も剥いでやろうか?」顔面がしっ。

ギリシャ兵C『Σああああ助けてええええ!!!』ひえええっ

 

 

コマ『言葉が通じずとも
マジギレモフ好き野郎の怒りは伝わった様です』カタタッ

テオドール「我が主も此処の皆さんに負けず劣らずの猫好きに

Σうお あぶな!!」番傘ガード!

 


ギリシャ兵D「撃て撃てー! 何か知らんが撃退しろおおっ!」必死っ

大砲どどーん!!

 


テオドール「コマさん大丈夫で

Σげ。」

 

コマ『片腕 大破しました』カタタッ

テオドール「Σからくりで良かった!!」ひええっ

 


彬羽「すまんが

正当防衛させて貰う」ふんっ!


ギリシャ兵D『Σああっ!大砲がぐにゃりと!!』

ギリシャ兵一同『Σ何こいつ等!
退けっ退けえええ!!』ひいいっ

 

 

大嶽丸「Σ良いのかおい!
国際問題ならんかこれ!!」


粋「いや。こんだけやったら人間の仕業と思わねえし

なんか通りすがりの化け物に襲われたって事で やり過ごせるだろ」けほっ

大嶽丸「お前も巻き込まれてよく生きてるな」うわ。

 

 

クレタ一同「・・・。」

大嶽丸・粋「ん?」

 

 


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ーーーーーーー

 

 

水晶玉(通信用)ザザっ!

 


サタン「いやー、お手数かけて申し訳ない。

あの辺のアレは 国の上の方と裏取引して 生き物に酷い事したらそりゃ呪われるよねって事にしておいたから」しれっ


テオドール「何とどう取引したら アレがそうなるので御座いますか。」困惑っ

サタン「そう言う事にしないと
お宅の国で 古代のヤバい化け物放牧しちゃうぞ。

的な?」にこっ

 

彬羽「脅しじゃねえか。」

粋「つか、やっぱ勝ったんだ」わお。

 


千様「さっきから移り混んでる 周りの景色がやたら赤いものねえ」うわー

白「絶対俺以上に暴れたな」うん

 


サタン「と言う事で

クレタの皆も 人間達と喧嘩するのはやめたらしい

君等があんまめちゃめちゃするから もう良いかな?ってね」


白「あれで許すとか穏和だな。」へー。

サタン「はっはっは。
東のとは絶対喧嘩しないでおこう」

 

家康(すんません。どっちも怖いです)

 

 

サタン「で、何やら色々目覚めちゃって
毛の無い猫も良いよねとか言ってたから  毛無し猫のスフィンクスを数匹プレゼントしといたよ
いやー お疲れ様」にこっ

大嶽丸「Σ誰がスフィンクスだ!!」ふにゃああっ!


粋「あー
あれは 好き嫌い別れるよなー。」うんうんっ

 

 

 

 


コマ『あの パピー。

歯車が1つ。
吹っ飛んじゃって回収出来てないんだけど』カタタッ

魄哉「大丈夫ですよ。また作りますから

しかし、女の子になんて真似を」修理かちゃかちゃっ


コマ『いや そっちじゃなくて

パピーの技術ってオーバーテクノロジーだし、あまり周りに見せちゃダメじゃ?』カタタッ

 

魄哉「ん?

あー  良いんじゃないですか?歯車くらい

オーバーテクノロジーなんですから まだ大概の人には何かも分からないでしょう?」


コマ『じゃ、もし 後の世代の人が見つけたら?
騒ぎにならない?』カタタッ


魄哉「んー 残りますかねえ?

まあその時は なんだこれって騒ぎになるかも知れませんねえ。
さすがに生きてるか解らないんで知りません」あっはっは

コマ『とか言いながら 世界の終わりまで生きてそう』カタタッ

 

 

 


一二三「なあなあ、彬羽さん達が 今回行ってきたのってどこだべ?」地図ぺらっ

 

大嶽丸「ん?

えーと。
あ、ほら此処だ

クレタの  アンティキティラ島な。ったく ろくな島じゃ無かったな」指さしっ

 

 

 

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