小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月18日

 

 

 

 

波ざぷーん

 

 


忍A「潜入 上手く行きましたね お頭」ひそっ


挿音「黙ってろ新人。
こう言うのは潜り込んでこらが本番なんだよ
気い抜いたらくたばると思えや」

忍A「Σあ。はいっ!」ぎくっ

 


忍B(けど、万一失敗しても そこら派手に爆破して逃げるしな この人)

忍C(なんやかんやで 思ったより安全なんだよなあ) うん

 


挿音「どっちにしろ 今日はドンパチすんじゃなく 穏便に証拠集めだ
とっとと ブツ抑えておさらば

 

・・ 何か偉く揺れてね?」あれっ

 

 

忍A「あ、さっき この船出港してましたよ?」

挿音「Σそう言う事は早よ言えや!!」

 


忍B「Σお頭!声がでかい声がでかい!」ひいいっ


挿音「でかくもなるわ!
解ってんのか!この船今から大陸に渡るんだぞ!! 」

忍A「Σえええ! 
外国語とか出来な「そう言う問題じゃねえわ!!」

 


見回りA「Σ何だ密航者か!!皆来てくれー!!」笛ピーッ!


忍ABC「Σわーーっ!!」ひええっ

 

 


挿音「作戦変更。

とりあえず来た奴全員シバき倒して黙らせろ」

忍A「Σ穏便にって言ったのに!!」えええっ


忍B「この人いつもこんなんだから。」ひそっ

忍C(つか、お頭の声がでかいの
忍として致命的なんだよな。)うーん。

 

 


間。

 

 

 

挿音「さて、
見回りの奴等は 起きてこられっと迷惑だしよ」

 

 

スマキ海にじゃぼぼぼーん!!!


忍A「Σ人の心が無さすぎる!!」ひえっ

挿音「安心しろ 此処等に鮫は居ねえ」真顔っ

 


忍B「あのー 陸が遠くなる前に
我等も泳いで撤退した方が良いんじゃ?」挙手っ


挿音「いやまだ ご禁制の品を扱ってる証拠掴んでねえだろ?」

忍C「Σえ。このまんま任務続行ですか!?」ひえっ


挿音「そりゃあよ。
それが忍ってもんだろ
あんまこの稼業甘く見んなよ」怪訝っ


忍C(Σ1番忍らしくない人に言われた!!)

 

 

挿音「って事で さっき引っぺがした この見張りの着物
調度人数分あらあ
ほれ、お前らとっとと着替えろ」ほれっ

 

忍B「Σ成る程 見張りになりすますと!!」おおっ

忍A「いや。顔出してたらさすがにバレるんじゃ」ええー。

 

忍C「こんだけデケえ船だぞ?
乗ってる奴も多いに決まってんだろ
ほれ、さっさと着替えろ着替えろ」ほれほれっ

 

 

 

 

間。

 

 


船員「ん?お前等 どこ所属の者だ?」


忍B「えーと。 あれ?聞いてません?
所属って言われてもねえ
えっと あ、お宅どこの所属でしたっけ?」

船員「へ? あー俺は

まあ何処所属って言っても答えにくいなこりゃ
あっちやこっちやの寄せ集めだしなあ」苦笑。

 

忍B「ですよねー。

いやほんと 誰が誰だかで
あれ?便所何処でしたっけ?」

船員「あー あっちあっち。
迷うなよー」わははっ

 


忍A「先輩凄え。」おおっ

忍C「誤魔化すのも仕事の内だしなあ

くれぐれも あの人のは真似すんなよ」

 

 

挿音「あ?何ガン飛ばしてんだコラ 
人をジロジロ見んのは失礼だって 母ちゃんに教わんなかったのか?」ああんっ?


船員B「Σすすすすんません!!
誰だったかなーって」ひええっ

 

挿音「ああ?んなもんこっちも手前の顔なんざ逐一覚えてねえんだよ

つかどいつもコイツも 似たようなツラで覚えにくいんだよ
デコに目印でも書いとけや」

船員B「Σはいっ!失礼しましたあああ!!」ひいいっ

 

 

 

忍A「いや、真似できません」

忍B「何が凄いって
大概アレで上手く行くんだよ あの人。」

忍C「まあ、関わったら殺られる感しかねえもんな。
そりゃ 目をつけられる所か 目も合わせられねえわ」うん。

 

 

侍「ん?何の騒ぎだ」


船員一同「Σあっ」ぎくっ

 

 


挿音「あ?何だオッサン偉そうによ。

人をジロジロ見んな 母ちゃんに教わらなかったのかとコイツ等に今

侍「いや、なんで雇い主の顔覚えおらんの
つか、お前みたいなガラ悪いの雇った覚えないぞ」おい。

 

 

 


挿音「・・・やっべえ。
バレたわ」キセルすっぱーっ

 


船員「Σ曲者おおおー!!」笛ピイイッ!

見回り軍団「囲め囲めーーっ!」わらわらうぞうぞっ

 


忍A「Σわーっ!!」ひええっ

忍B「Σバレたわじゃないでしょう!
どうするんですかコレ!!」ひええっ

忍C「前から言おう言おうと思ってましたが

徳川忍は 『隠密部隊』です!!
ちったあ隠密に行動してください!!」ああもうっ!

 

挿音「悪かったっての。
しゃーねえ 作戦変更

全員血祭り
証拠のブツは 後からゆっくり探しゃいい。」

忍A「Σ万一出なかったらどうすんですか!!」えええっ

 

 

忍B「いや、多分有るんだよ
単にまだ押さえられてらんないだけで」苦笑。

忍A「Σ多分で良いんですか!?
徳川忍って公務員ですよね!?」

忍C「うっわ。うちに似合わない 真面目な新人だあ」

 

 

挿音「どういう意味だよ。

オラ手前等! 徳川忍軍だ 
思い当たるフシがあんだろ 大人しく縛に着けや!!」葵の御紋の印籠どんっ


忍BC(あーあ。無茶苦茶)

 

 

侍「Σ何いい!!徳川忍っ

まさか勘付かれっ」あわわっ


船員A「Σえ! この船なんかヤバイの乗せてるんですか!?」

 

 

侍「Σいいいや乗せてない無い!!

ええい! お前ら等 ほら早く
公儀を名乗る不届き者を とっとと捕らえろっ」ほれほれっ


見回りD「え?で、でもっ」おろおろっ

 

侍「ええい!何をボヤボヤしておるかっ
とっとと斬り捨て


チュインッ!!

 


侍「・・・。」髷はらりっ。

 

 


家康「はーい。そこまで
この船はジャックしたよー

次は耳だよ。
怪我したく無かったら動かないでね」銃じゃこっ!

 

 

挿音「いや、何やってんだアンタ。」おい。

家康「見回りに見つかっちゃったから 身ぐるみ剥いで入れ替わって潜入してたんだけど 
これまた見つかっちゃってさー。

しゃーないから 皆海に飛び込んで貰っちゃった」あっはっは。


忍A「Σまた変な人が増えた!!」ひえっ

 

 


忍B「たまに任務に首突っ込んで来るけど
誰だ あの丸眼鏡。」船員縛り上げっ

忍C「さあ?
お頭の知り合いじゃね?
無茶苦茶だし」侍ぐるぐる巻きっ

侍「Σあだだだだだ!!」いでっ

 

 

挿音「いや、アンタがこう言う所出てくると 俺等の存在意義が

あ、もう良いわ それより

 

全員海にって アンタ船なんて操縦出来んのかよ?」真顔。

家康「アレでしょ?
こう。ギコギコばしゃばしゃと「こんなデケエのかそれで動くか。
つか方角はよ。」

 

家康「・・・

 

皆、泳ぎに自信は?」

 

 


忍A「Σ顔面蒼白で聞かれましても!!」


挿音「しゃーねえ、どこぞの船に拾われるのを期待するしかねえか」ちっ

忍A「Σええええ!!」ひええっ

 

家康「んー。もうちょいだけ待ってみない?
運が良ければ 良ければだけど。」

挿音「あ?
その間にどんどん陸から遠ざかるだろがよ。」


家康「いやね。確かこの辺は

日本海名物 オオダコの縄張りだって前に聞いたんだよね。」

 

ぬるうううっ


忍B「Σ噂をすれば 後ろ うしろ!!」ひええっ

忍C「でかいってレベルじゃないんですど!何コレ!!」ひええっ

 

 

 

 

魄哉「漁村に所属不明の船の船員が 多数保護されたと言うから来てみれば」やれやれっ


彬羽「証拠品が無いと 裁きがマトモに出来んだろに。」

粋「オオダコがんばれー!!

兄貴が腹減りだぞ!しっかり働かねえと食われちまうぞー!!」

 

 

テオドール「で?あの沖の船に なんで家康さんまで乗っておられるので?」

白「・・いつもの だろうな。」ちらっ

 

魄哉「あんの馬鹿殿っ」ちいっ!


テオドール「天海様もこんな所まで 出てこられておりますし

徳川って 根っこからこんな感じなので御座いますねえ」ああうん。

 

 

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