小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月9日

 

 

 

 

【芝居小屋】

 

サタン「へー。此処が東のの  昼の職場かあ

私も転職したいな」さらりっ


粋(何言ってんの この西洋の魔王。)えええー

 

 

白「俺は転職してないぞ。
昼間はこっちやってるだけだ
夜は寝てるけどな」

サタン「それ。いつ魔王業してるの?」

白「バカラスに丸投げしてる」きっぱり。

 


スケープ「東の副官殿も 苦労されておられるようで」しみじみっ

テオドール「スケープさん。お久しぶりに御座います」ぺこりっ

 


見習いA(Σヤギ!?)びくっ

見習いB(Σ何これ二足歩行のヤギ!?
え? 衣装?被り物!?
次の演目 いったい何っ)えええっ

 

 

テオドール「で、今日はどのような用件で?」

サタン「んー。ちょっと近くまで来たからついでに。
ほら ちゃんと東洋ぽく黒バージョンだよ」黒髪っ

 


彬羽(いや 顔立ちが何処から見ても東洋系じゃないだろ。)

スケープ「おお。東の副官殿

テオドール殿がお世話になっております」お辞儀っ


彬羽「Σあ、いやこちらこそ」ぎくっ

粋「カラス?んなガチガチになんなくてもよ」あれっ

 

彬羽(Σいや ノリこそ遠くに住んでる親戚みたいだが。
ゴリッゴリの外交だぞ  こんな物!!)冷や汗っ

 

 


サタン「で、此処ではうまくやってるのかな?」にこにこっ


彬羽(Σやっぱり隠し子の近況が気になってわざわざ来たな
この過保護魔王っ!)ぎくっ


テオドール「皆さんにはホント良くして頂いております。
私は日本のが合ってる様に御座いますね」のほほーん

 

サタン「そうなのか。

じゃあやっぱり国には帰らないと」ふむ

テオドール「で、御座いますねえ

この国に居ると 退屈致しませんし」

 

 

粋「退屈っつか この前も隙間で灰になって 水で押し出そうとしたら排水溝に流れちゃって
あやうく肥溜め行きだったけどなー」わははっ

サタン「何て?」

 

 


彬羽「すまん。ちょっとあいつに 時間のかかる雑務を押し付けて貰えるか」


皐月「普通に仕事中やし そらエエよ。

てか誰なん
あの無駄にキラキラした外国人」怪訝っ

彬羽「Σ頼むからこれ以上無礼を働くな!」しーっ

 

 

 


間。

 

 

サタン「いやー 日本の伝統芸能は面白いね

東のらしく アクロバティックで実に面白かった」あっはっは。

彬羽「いや 伝統の方はあそこまでアクロバティックじゃないんだがな」困惑っ

 

 

スケープ「おや弟御、働き者で御座いますなあ」

粋「Σなんで今日こんな仕事多いの!?」ひいいっ

 


テオドール「人気商売が忙しいのは良い事では御座いませんか

あ、そちらの繕い物私が

Σあ」指ちくっ


灰ざらああっ。

 

 

サタン「確認するけど、本当に楽しいのかな?」真顔。

スケープ「しばしお待ちください
蘇生しませんと、質問に答えるのは無理です」あーあ。

 

 

白「なんだ過保護だな。

テオも子供じゃないんだし、1日に2回3回灰になるくらい
サタン「うちの子は未成年です。」

白「そうだな」うん。

 

スケープ「で、日にそんな何度も灰になるような事が?」

彬羽「・・日によるがな」冷や汗だらだらっ

 

 


テオドール「あー。楽屋内で良う御座いました。」ざらざらよっこら復活

サタン「随分と慣れてるねえ」ほー。

 


彬羽(まずい 東と西の化物の関係は ずっと良好だったってのにっ!) 胃キリキリッ

 

 


サタン(放置しておいて 今更親ヅラするのも何だが

未成年の息子が 異国でザラザラ崩れまくってるのはちょっとなあ。

一旦連れて帰って せめて海外は1人前になってからと説得してみ・・ 聞く子じゃないな
仕方ない 拉致るか。)ふむ

 

スケープ(あ。またいらん事考えてる) 察し。

 

 

白「?」


サタン(あーでも 東のの前で大っぴらにやるべきじゃないか

まずい。何か勘付かれたかな) チラッ

 

 

スケープ「おや?
お客様ですかな?」

粋「へ?
今日の公演は終わっ

Σはっ!!」

 

 

裏口ばんっ!

 

強盗A「おらおらおら!あけまして金出せやああ!!!」

強盗B「今年も商売繁盛めでてえなあっ!
さあとっとと売上全部

 

彬羽「ややこしい時に出て来るな。」


強盗AB「」きゅうっ

粋「Σ瞬殺!」ひえっ

 


白「あ。もう1匹いる」扇子すちゃっ

テオドール「此処はお任せくださ

 

 

スケープ「お茶が 溢れました。」くわっ

 

テオドール「Σうっお 皆さん伏せてくださいませ!!」ひいっ

 

 

 

 

 

 

つつじ「Σ何どすか 今の音まΣうおお!?」

皐月「Σうっお。壁何処行った!!」ひえっ


スケープ「ご馳走様でした」もしゃもしゃっ

つつじ「Σ壁食うたん!?」ひえっ

 

強盗C「あわわわわわわっ」腰抜かし

 


サタン「スケープは ゴリゴリ悪魔だから怒らせたら危ないよ?」

粋「Σヤギつっえええーっ!」ひええっ

 

 


皐月「あーもう。何や知らんけど この壁どなんすんねん。

ん?あっきー 顔色悪いで」

彬羽「・・・。」冷や汗だらだらっ

 

 

 

間。

 

 


テオドール「彬羽さん。胃薬飲みに行かれましたね」

粋「あいつ気を遣い過ぎなんだよなあ
また胃に穴空くんじゃねえの?」

 


スケープ「さて、 用意は出来ました」よいせっ

白「そうか。助かる」

 

彬羽「ん?

Σおい 今度は何を!!」ひえっ

粋「あ。おかえりー」

彬羽「Σおかえりじゃないだろ!
何してんだ手前の兄貴は!!」

 

テオドール「何って

此処等の盗賊 強盗の類いは横の繋がりが強い様に御座いますので。」


白「お前の知ってる此処等のならず者達の情報全部吐け」

強盗C「Σだだだ誰が言

白「そうか。何本指が無事で残るかな」かんざしすちゃっ。


強盗C「Σおおおいっ!何をする気っ」鳥肌っ!

 

 

テオドール「はいはい。
とっとと吐かないと 畳針の比じゃない物が 爪の間にぶすーっ で御座いますよ?」

強盗C「Σわーーーっ!!」じたばたっ

 

スケープ「ギッチギチに縛ってますので 逃げられません」

粋「うっわ。怖っえええ」引っ

 


彬羽「手前は何をテオに手伝わせてるんだ。」がしっ。

白「痛い痛い痛い頭潰れる」

 

彬羽「Σ喧しい!!またどこで覚えてきた!」うがあっ

白「江戸城。」


彬羽「Σっとに 幕府の奴等ろくな事してねえな!」

 

粋「カラス?え? 幕府の奴等頑張ってるけど?」え?え?

 

 


彬羽(まずいまずいまずいまずい!
相手はあのテオの親父だぞ! メンタルまともなわけが無いだろっ

しかも見事に今日は 息子の扱いが酷い所しか見ていない!
下手すりゃ 本気で東西の化物が争う事にっ!!) 

 

 


サタン「おお!無礼者には容赦が無いっ
さすがだね 東のっ!」おおおお拍手ぱちぱちっ

彬羽「Σなんで喜んでんだ!!」えええっ

 

 

スケープ「あの、東の副官殿。
お忘れかもしれませんがあの方は今は『サタン様』です

確かに元は聖なる者でおられましたが、ガッツリ堕天して 今は悪魔。


高い所から落下した分、反動で其処らの悪魔より こう言うのは大好きで

彬羽「Σ要は拷問マニアか!」ぎょっ

 

サタン「マニアと言う程でも無いけど 嫌いではないよ?

あ。東の
やるなら此処、この辺が1番痛いから。まずは えいっと
あ、私やっていい?」わくわくっ


強盗C「Σあああ何この人!!」ひええっ

 

 


粋「さっすが 西洋の化物の大将。

言う事が怖 つか俺見てらんねっ」そそくさ逃げっ

 

サタン「いやー 確かに 日本は刺激があって面白いかもしれかいね。

うちの国じゃ押し入った時点で血祭りだから こう言うイベントは無いからねえ」あっはっは。

 

テオドール「日本でも この辺以外ではレアでは御座いますがね」

サタン「そうかそうか

お前は良い所に お世話になってるんだね。」にっこり。

 

スケープ「あ。出ました
見た目だけなら天使の時のまんまスマイル。

とてもタチが悪い方ですので これで安心です
心配要りませんぞ 東の副官殿。

 

ん?あれ?
副官殿?」おや

 

 


彬羽「がっは!!」げほっ


粋「Σぎゃああやっぱ胃に穴空いた!」ひええっ

テオドール「Σぎゃああ吐血ううっ!」灰ざらあっ


サタン「あれ? お前は吐血NGかい?」
粋「Σ普通はNG!

医者あああ!!」うわああっ

 

 

 

サタン「えーと。
じゃ、引き続き うちの息子を頼んだよ 東の。」ひそっ

白「うん。ちょっと そう言うの後にしてくれないか」

 

 


スケープ「すみません どなたか医者を呼んで貰えますか?」

見習いC「Σうおおヤギ!?」びくっ

見習いD「医者って 何

Σぎゃああ何事!!」ひいっ


強盗C「」白目っ

 

 

 

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