小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月27日

 

 

 


千様「なんでかしら
彬羽君が 率先してあれこれ計画たててくれたのに」うーん。


家康「何でか 大掃除終わらないね」へらっ

蒼月「そりゃ 計画立ててもやらなきゃ終わんないだろ」

 

 

家康「そう思うならお前も手伝ってよ」ハタキふりふりっ

蒼月「冬の蛇に無茶言うなよ
其処らで行動不能になってそれこそ邪魔だよ?」どやっ

 


粋「大手を振ってサボれる奴は良いよな」ちぇー。

 

石燕「あああ極度の肩凝りと冷えで腕が上がらないいい」ぎりぎりっ

千様「石燕さんも大人しくしててね」ああうん。

 

与一「今これ 私が下手に憑依したら 肩壊れそうだな」うわ。

家康「うん やめたげてね

アレで弓とか 肩が再起不能になっちゃうからね?」

 


白「年パス貸してやるから 妖怪温泉行ってこい」ほれ。

石燕「Σ良いんすか!?」おおっ

 

粋「兄上 その手のは貸し借りダメだってば」


コマ『普通に パピーにお願いしたら オーナーだから招待してくれますよ?』カタタッ

与一「お宅のパピー 今政務でてんてこ舞いだしな」うーん。

 


白「よし。バレたらそこで説明しよう
オーナーと俺とで揉み消せば問題ない」

石燕「良いんすかね?
あーでも、よし! 気合い入れて大掃除出来るように回復してきやす」うしゃっ

 

テオドール「参加するだけで気合がいるなら ほぼ無理では?」

千様「微妙に高い所のハタキかけくらいなら 頼めるわよ

きっと。」うん

 

 

家康「じゃ ごめんだけと
芝居小屋に行く前に
倉庫の整理だけお願い出来る?

皆が奥から物引っ張り出すからめちゃめちゃなんだよね」

白「それくらいなら良いか」ふむ。

 

テオドール「お仕事前に 御元気で御座いますねえ」わお。

 

 

 

間。

 

 


白「あれ? 何だこの壺」よっこらせっ


粋「Σうおお毎年毎年嫌な予感しかしねえ!!こら兄貴 覗かねえの!」ひいっ

白「何が入ってるんだろうな」じっ


粋「Σやめて!マジやめて!

この家に有る古い物って ほとんど曰く付き
テオほら!お前も何とか

 


灰っ。

 

粋「Σまだ何も起きてねえんだけど!!」えええっ

 


白「灰の上に桐箱乗っかってるし

足に落としたか。角でぶつけて痛かったんだと思うぞ」どやっ

粋「Σドヤる程の推理でもないけどそれっぽい!!
うおお大掃除あるある地味に痛え奴!」ひいっ

 

 

テオドール「微妙にハズレに御座います

持ち上げたら思ったより重くて 指先に負荷がかかり爪がバリッと」ざらざら復活

 

白・粋(うわ痛。)

 


テオドール「灰になって復活すれば 全て元に戻るとは言え

やっぱ痛いのは嫌に御座いますね」爪元通りっ


粋「お前 何気に存在が反則だよな」ああうん。

 

 

 

白「大掃除って危ないな

気を付けないと

あ。」

壺で指ぴっ!


粋「Σえ。欠けてた!?」

テオドール「Σあああ!流血されて
勿体ない!!」ひえっ

 

 

 


ーーーーーーーー

 


蒼月「なんか今
変な感じしなかった?」あれ?

家康「ん?私霊感無いしねえ」


千様「あー。誰か寝てる間に掃除してくんないかしらー」ハタキぱたぱたっ

家康「適当にハタキしてるだけじゃ終わらないんじゃ無いかなあ?」

 

 


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白「俺の血 色々特殊なの忘れてた」ありゃ

粋「Σ此処どこおおお!!」ひええっ

 

 

テオドール「少なくとも、先程の物置では無さそうに御座いますね
普通に考えるなら あの壺の中。


いえ これだけの空間を作れる厄介な物なら もっと禍々しいオーラを放っていてもおかしくは無いはず

つまりは」えーと。


白「つまり?」

 

テオドール「壺を介して 他の場所にスッ飛ばされたとか そんなに御座いましょうかね?」

粋「Σ充分禍々しくて厄介だろ!!」ひええっ

 


白「そうなのか。」へー

テオドール「Σ兄貴は受け入れんの早すぎ!!」

 

白「俺この手の解らないし。
バカラス留守だし この中じゃテオが1番詳しいだろ」

テオドール「いえあの
私も あくまで推測に御座いますので」冷や汗っ

 

 


白「多分合ってるぞ

前に閻魔に頼まれて亡者の暴動叩いた時の 地獄にそっくりだし」な?

粋「Σ此処地獄!?」えええっ

 


テオドール「Σあ。確かに
遠くに見えるあの謎火山は」おおっ!

粋「かかか火山くらい結構何処にでも有るし!
ほらこの国って火山で出来てるって言うしさっ」あわあわっ

 

テオドール「それはそれで 
あれだけリズミカルに噴火してたらヤバいのでは御座いませんか?」えー。

 

 


粋「とととにかく地獄なワケねえっ
嫌だああ!亡者うぞうぞは嫌だああ!!」うわああっ

 

テオドール「あ。オバケが駄目なのでゴネておられたと。

しかし、例の亡者シバき上げの時に確か手伝っておられましたよね? 「Σある程度感覚マヒれば大丈夫だけど基本嫌なんだよ!!

海でフナムシの軍団見たら お前も毎度鳥肌立つだろ!?」

 

テオドール「・・あー。それは確かに」成る程っ

 

 

白「バチ当たるぞお前等。

閻魔に見つかれば出られると思うけど どっちに行けば」きょろっ

粋「Σいやだから地獄とは限らな

白「地獄だろ。

 

信長居るし」ほら


織田信長「お! 白いの 久方ぶりよな。
とうとうお前も くたばったか!」わははっ

 

 

 

テオドール「あ、この前の暴動の首謀者様に御座いますね。」あちゃー

粋「迷う事なき地獄。」ずーん。

 

 


白「いや生きてる生きてる
なんか壺弄ってたら手切っちゃって
そしたら此処だ。」

織田信長「成る程。相変わらずワケ解らん

とりあえず ワシと共に地獄の国取りを「嫌だ。」

 


織田信長「ちっ 相変わらずよのう。

今の地獄は新参がどんどんと増えて 軍を増強するに申し分ない状況だと言うに」ちぇー。

 


テオドール「へ?
人間の方々 そんなポコポコ地獄行きになるような堕落をしてるので御座いますか?」おや

 

織田信長「いや、くたばれば基本多少は地獄におらな行かんからな

誰もが殺生せんと物食えんしな?」

テオドール「あ。成る程
生物は生きてるだけで 多少は罪を犯してるという」はいはいっ

 


粋「なんて所で誰に何教わってんだよ」おい。

 

織田信長「それに加えて

ほれ、今は年末であろう?

年末は 駆け込み御迎えが多いからのう」遠い目。

 

白「なんだそれ?」

織田信長「知らんか?
現世では 何故か大晦日にかけて
ピンシャンしておった奴がポックリポックリやたら逝くのだ。

ワシが生きておった頃も 年越しは 存分に健康で過ごせよ的な意味で 良いお年をと挨拶をだな。」

粋「Σ良いお年をってそう言う意味!?」えええっ

 

 

織田信長「新年なら餅が有るのでまだ理解は出来るのだがなあ。」うーん

 

 

テオドール「あの、それって」ひそっ

白「サボってた死神達が ノルマ達成の為に一気に動いてるんだな」

粋「そういや 盆とか年末〆って 前に言ってたなあ」ひええっ

 

織田信長「そんなワケで この時期は
死神共も出入りし倒すので あの世とこの世の境が解りにくくなっておるんじゃ。

お前達も 案外それで此処来たのでは無いのか?」

 

白「そうなのか?」

織田信長「いや知らん。
ワシその壺すら見とらんしな」適当っ

 


粋「信長って こんな親身になって話聞いてくれる奴だったんだ」へー。

テオドール(単に興味深々で首突っ込んでるだけに見えるので御座いますがねえ)うーん。

 

 

織田信長「ふむ。
確かに お前等の周りのみ 地獄にしては空気がぼやけとるな

しかしさっきから 何ぞこの入り口的なのが狭まっておるような」

粋「Σえ。入り口あったの!?」きょろっ


織田信長「地獄は空気が渦巻いておるからな。

お前等にはどれか解らんだろ。ほれそれだそれ」指差しっ


テオドール「Σえ。この 人の頭くらいの穴に御座いますか!?」ぎょっ

 

 

織田信長「おそらくお前等はそこの穴から入ってきたのだろうな
でもって それが今まさに閉じようとしている つまり」


粋「Σだああ!兄貴!
拡げて拡げて!!」ひええっ

白「これをか?
ぐにゃぐにゃして見えるのに固いぞ?」えー。


テオドール「あああこんな時に彬羽さんがおられたらっ
筋肉は正義と言わんばかりに  ふんぬっ!とかってこじ開けで下さいますのに!!」ひええっ

 

織田信長「空間こじ開ける筋肉ってなんじゃそれ」えー。

 

 


白「筋肉か。


来い。 山本五郎左衛門」

 

粋・テオドール「Σえ。」


ぼむっ!!

 


山本五郎左衛門「Σうおおお何じゃ此処は!!」ひえっ


白「よし。意外と無事に呼び出せた
この穴拡げてくれ」

山本五郎左衛門「Σちょい待て!無事にって何!?
無事じゃなかったら我どうなってたんだ!!」


白「細かい事気にするな

ほら、さっさと開けろ」

山本五郎左衛門「うわ 相変わらず理不尽。

ん?なんだこれ
びくともせんぞおい。 ふんっ!」おりゃっ

 


粋「うわ 山本でも駄目か」

織田信長「おい何だアレ

あの魔王 召喚とか出来るのか?」わくわくっ

テオドール「少なくとも 貴方を現世に呼び出す事は無理に御座いますがね」

織田信長「なんじゃつまらん」ちぇー

 

 

白「何かそれ 閉じたら帰れなくなるぽいから
気合でこじ開けろ。

無理でも絶対閉じさせるな」

山本五郎左衛門「Σおどれ何て所に人呼び出してくれとんだ!!

ふん! こなくそっ
ふん ぬおおおおーーっ!!!!」ぎりぎりぎりっ

 

 


織田信長「帰れなんだら ワシの軍に入ると良いぞ

下僕込みで厚待遇を約束するぞ」ふふんっ

白「嫌だ 帰る」きっぱり。

 

粋「あああ!大掃除してただけなのに なんでこんな事にいい!!!」うわああっ

 

 

 


こーちゃん(閻魔の孫娘)「いや、何やってんのアンタ等」引っ

 


テオドール「Σあっ」おおおっ


こーちゃん「『あっ』じゃなくて
異常を感知したから来てみれば え?何で?
なんでこんな地獄の最下層に 何処から?」えええっ

 


織田信長「閻魔と交渉のチャーンス!!」うおおおっ

こーちゃん「Σうお信長!?」しまった!

 

白「いけ山本。
亡者だから 飛び散っても元に戻るし問題無しだ」

山本五郎左衛門「いや 問題あんだろ。

しかしオッサン!女子供に手出すの反則じゃい!!」うおおっ

 

 

粋「あれ? 灰になったら全回復で復活するお前って

ひょっとして地獄の亡者と同じ?」ええー

テオドール「Σこんなんと一緒は嫌に御座います!!」

 

 


ーーーーーーーー

 

 

 

家康「あの子等 掃除ほっぽって何処に行ったのかなあ?」きょろっ

千様「遅刻しそうになって 芝居小屋に走ったんじゃない?」

家康「まだ時間早くない?
揃って逃げたのかなあ

ん?何この壺」おや。


石燕「ん? それは」ぴくっ

 

千様「あら?石燕さんの?コレ」

石燕「いんえコレは。

前に 白さん達に相談に来てた 魂の取り立てが苦手な死神さんの私物っすね。

忘れて帰ってたんで とりあえず物置に突っ込んどいたんすが」えーと。

 


家康「・・ちなみに 何に使う物?」嫌な予感っ

石燕「下手に触ると怖いと判断したんで 御札越しに触ってたんで解んねえす」真顔っ

 

与一「まさかあいつ等 この中にっ」

 

千様「・・えっと。
晴明さん辺りに 相談した方が 良いかしらねえ?」冷や汗っ

 

 

 

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