小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月26日

 

 

 

【幕府公営診療所】

 


ダミアン「飛天殿 生きておるかー?

今回日にちが空いたが 診療所をゴミ屋敷にしては

Σん!?」ぎょっ

 

 

 

 

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【芝居小屋】

 


ダミアン「ーーと!言う事でだ

昨日はクリスマスだったと言うのに
急患で一晩中 治療に追われておったらしい!

なんと悲惨なっ」くうっ


粋「うん。気持ちは解んなく無いけど 飛天は医者だし。
しゃーないっちゃ しゃーないっからな?」どうどうっ


ダミアン「しゃーなくない!!
急患と言っても急性アル中とかだぞ!!」畳ばんっ!

 

 

テオドール「なぜに我が主の仕事場まで押し掛けて来て愚痴ってんで御座いますか
はた迷惑なっ」ジト目っ

 

ダミアン「こいつの他に愚痴を聞いてくれそうなのも友達もおらんのだ」きっぱり。

テオドール「・・・。」えーと。

 

 

白「これはテオでも 文句言いにくいな」うん。

粋「つか俺 何認識されてんの?」えええ。

 


ダミアン「クリスマスはな
こう、普段 大事にしたくとも出来ない者達へ 改めて感謝を伝えたりだなっ
とにかく『ファミリー』で過ごす物なのだっ
それを他人の アル中の為に捧げるなどっ」くううっ

 


テオドール「クリスマスに縁の無い人程 
こう言うドリームがえぐいので御座いますよね」ふっ

粋「うん、やめたげて。」

 

 


ダミアン「何を言う!縁が無い事は無いぞ!!

今年は私も大江山の鬼軍団の宴会に参加してだな!
余興のドジョウすくいを全力で踊ってきたのだ!!」どやあっ

粋「Σお前の言うクリスマスそんなんだっけ!?」えええっ

 


白「この国 結局何しても酒飲んで騒ぐしか無いからな」うん。

テオドール「あーまあ。
そこは否定致しませんが」

 

 

 

ダミアン「・・アットホームで楽しかった!」じーん

粋「Σあ。それで良いんだ」

 


皐月「はいはいはい
楽しいクリスマスで良かったなー けどもう過ぎた行事やからな?


ほれ、年末は稼ぎ時や 

気合入れて午後の部がんばってやー」手ぱんぱんっ

 

ダミアン「仕事に追われてイベントも楽しめんとは さすがに哀れと思わんか?」

つつじ「あの、わてもこれから出番なんで愚痴の相手はちょいとなあ。

た。テオはん 代わりに聞いたってんか「嫌で御座います」

 

皐月「つかアンタ
診療所の清掃バイトに来たんやろ?

こんな所でグチ言っててエエんか?」

ダミアン「Σあ」はっ!


粋「え。仕事終わってねえの!?」

ダミアン「Σしまった!綺麗に忘れておった!!
うおお診療所がゴミ溜めになる!!」ひえええっ


皐月「さっさと戻って大掃除したり。
あのだらしないんには それが何よりのクリスマスプレゼントや」

ダミアン「Σ確かに!!」

 


粋「それがプレゼントになるレベルって
嫌だなあ」ひええ

テオドール「それだと 3日にいっぺんはクリスマスに御座いますしねえ」うーん。

 

 


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【再び診療所】

 


ダミアン「いかんいかん私とした事が
何をしに町まで降りてきたと言うのか」すたすたっ

 


飛天「お。ダミアン おかえりー」

 

患者「いやー。昨日は御手数おかけしちまって」頭かきかきっ

飛天「やらかしちゃったもんはしゃーないって

無事に年越せる様に あんま無茶すんなよー」わははっ

 

患者「へい。ホント御迷惑おかけしました

あ、えーと 確かこっちは先生の助手さんで?
助手さんにも御迷惑 Σおうっ!?」びくっ

 


ダミアン「心底迷惑だったな。確かに」くわっ

患者「Σ年末のクッソ忙しい時にマジすんませんしたあ!!」ひええっ

 

 

飛天「あの、そんなカッカッしなくても

ほら、次からは飲み過ぎないようにって 俺から話したし。」どうどうっ

ダミアン「私としてはこの者はどうでも良い。
どこの馬の骨かも知らん奴等『ファミリー』ではないしな

何処で肝臓爆発して ウジにたかられようと知ったことではない」ふんっ

 

患者「Σ飲み過ぎると肝臓爆発するんですか!?」ひえっ

飛天「あー うん。
なんかそんな感じにはなるな「Σ酒やめます!!」ひええっ

 

 

ダミアン「いやあの、
私は そいつはどうでも良いのだが
おい、飛天殿聞いておるのか!」むかっ

 


彬羽「言っても無駄だ
お前等 さっきから論点が全く違うだろ」

ダミアン「Σおおう!」びくっ

 


彬羽「なんだ。人を化物でも見る様に」むっ

ダミアン「Σガッツリ化物であろうが!

いや、そうじゃなく!何だその大荷物!
どうやって乗っかってるんだ!?」ひえっ

 

彬羽「一言で言うと 食品ロスの解消と言うか」

ダミアン「Σは!?」 まさかっ

 

 

 

飛天「よっしゃありがたい
毎年恒例 割烹の残り物詰め合わせ!」おおおっ


彬羽「イベント時は多めに作っておいて  客が来たら即出せるようにしておかんといかんからな。
どうしても残り物がな」うーん


飛天「無駄になんねえから良いじゃん
これぞクリスマスの醍醐味だよなー」わーい

 


ダミアン「Σクリスマスの醍醐味って

良いのか!飛天殿のクリスマスは残り物で良いのか!?」

飛天「え?だってクリスマスって他に何かある?」へ?

 

 


ダミアン「・・・一応聞くが

クリスマスを何の日と認識して居るのだ?」

 

 


飛天「ご馳走食べる日?」真顔っ

ダミアン「これだから ジャパニーズはっ!」くうっ

 

 

彬羽(日本に来た時点で 全てのイベントはただの飲み会になるからな。)うーん


ダミアン「違う!違うんだ!

クリスマスと言うのはもっとこう 笑顔で家族と共にだなっ!!」

飛天「家族?
あ。里のチビ達にはちゃんとプレゼント手配しといたぞ
俺 一応一族の頭だし」へらっ

ダミアン「Σまさかのサンタ側!!

え、えっと そういう事なら 良いクリスマスだったのでは


・・なんか。空回りすまん」

 

 

 


飛天「つか。俺 いつファミリーになったんだろ?」はて?

彬羽(Σな憑かれた!?)

 

 


飛天「Σあ。ひょっとしてバイト休憩中に

残り物の血液アンプルやってるからか」はっ

ダミアン「非常に待遇の良いバイト先である」うむ。

 


彬羽「お前も結局餌付けじゃねえか」 おい。

 

 

 

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