小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月20日

 

 


シロ「だおりゃあああ!!!」

氷ズドドドッ!!


与一「Σどっわあああ!!!」

ずしゃーっ!

 

 

 

蒼月「Σ寒いだろ!外でやれよガキ共!!」


千様「この時期のシロ君の手合わせ相手は オバケでもなきゃ危険よねー」あらあらっ

 

石燕「与一さんの致命的なダメージはあっしに来るんすがね」ぜーぜー

家康「致命的なんだね。

大丈夫?」苦笑

 

 

 

与一「くっ。 冬のこいつに火力では勝てん」よろろっ

 

コマ『火力と言うか 氷力ですけどね』カタタッ

一二三「幽霊じゃなきゃ潰れてただなあ」あははっ

 

 

シロ「ふっ。寒波のお陰ですこぶる調子が良いわ」つやつやっ

 

千様「あらあら 御肌ツヤツヤね」あつーいお茶ずずーっ

蒼月「寒い方がいいって 生物としておかしいだろ」ぶるるっ

シロ「仕方有るまい
氷属性に生まれた宿命よ

俺かて寒いのだ あまり言うな」すたすたっ


家康「あ。冷たさは感じるんだね」ああうん。

千様「そいや 末端冷え性だったわこの子」

 

 


間。

 

 

一二三「いいだなー

おらもシロさんみてえに強くなりてえだ」しみじみっ


家康「Σ一二三ちゃんが!?
妖刀振り回して そこら氷漬けにするの!?」ひえっ

一二三「いや氷は要らねえだよ
寒いみてえだし」

 

コマ『解ります。強さへの憧れ
私も早くもっとバージョンアップしてパピーのお役にたちたい』 筆談かきかきっ


千様「あ。ひょっとして

一二三ちゃん、彬羽君のお手伝いしたいとか?」

一二三「バレたべ」照れっ

 

蒼月「いや、確かに魔王の副官て大変だろけどさ。
バカラスが疲弊してるのは 武力系じゃなくてさ」

 


彬羽「Σ手前えええ!
それは年越し用のだって言ってんだろうが!!」

白「1週間そこら前から仕込むのか?」えー。

彬羽「おせち舐めんな!! 降りてこいこんのアホ魔王!!」うがああっ


テオドール「Σ彬羽さん包丁は投げたら危険で Σどあああ!!!」ひええっ

粋「Σカラスほら! 板前の誇り誇り!商売道具投げねえの!!」どうどうっ

 

 


一二三「どっちかつと、必要なのは癒しだべな」ああうん。


家康「てか。また何つまみ食いしたんだろうねえ
うちの魔王様は」苦笑

 

 


ーーーーーーー

 

 


彬羽「じゃあ 今日はバイト
が多少遅くなりそうだからな。
施錠には気を付けろよ」

一二三「はーい!だべ」

 


千様「この家で気を付けろって」うーん。

与一「むしろ 押し込みや強盗の方が気を付けろと言う大事故物件よな」ふよふよっ

 

家康「じゃ私もちょい江戸城行ってくるねー

天海が仕事疲れで荒ぶってるらしいから サンドバッグになってくるよ」すたすたっ

 

千様「物凄い覚悟ね
行ってらっしゃい」うわ。

 

挿音「アレが家康の 殿としての仕事らしいかんなあ

ま、死なねえ様に ちゃんと仲裁入るからよ」

シロ「将軍にとって何より驚異なのが その軍師とは。」うーん。

 

一二三「あれ?シロさんも 今日は春一行かねえといけねえんでねえだか?」

千様「あら。店員総出?」


シロ「うむ。年末だしな
では、行って参る
施錠はきちんとするのだぞ」すたすたっ

 


粋「Σうお兄貴 俺等ビリ!」ひえっ

テオドール「遅刻したら皐月さんに投げ飛ばされまして御座いますよ!!」ほらほらっ

 

白「これから年越しまで忙しいのか
年末年始は役者辞めたくなるな」

粋「はいはいはい!面倒臭がらない!
楽屋に年末限定の茶菓子置いてるから!!」

テオドール「よしゃ!目に生気が!
では行って参ります!!」どたばたっ

 

 

しーん。

 

 

 


千様「Σやだ嘘っ
ホントにまともに喧嘩出来るメンツ 居なくなってない!?」はっ!

 

与一「いやそこらの妖怪なら私でも余裕だぞ?」

千様「でも与一さん
霊感ゼロの人間相手だとすり抜けちゃうのよね?」

与一「Σう」


コマ『お任せ下さい。
其処らの人間程度なら 私の内蔵ランチャーでどーんと
千様「ありがたいけど、出来たらやんない方がいいわね」ああうん。

 


一二三「石燕さんは居るんでねえだか?」

与一「居るには居るが」うーん。

 

 

石燕「ひ、冷えで首のスジがっビキッて」あだだだっ

与一「つい先程、何も具現化出来る状態では無くなってな」うん。

 

 

 

蒼月「お前さあ。
寒いからって水分摂ってないだろ
つか、普段から肩バキバキとか言ってんのに何でほぐさな 「体が固くてほぐすにほぐせな Σあだっ!」

 


鏡子「ちなみに 蒼月さんも冬場は役立たずです。期待しちゃダメですよー」どろんっ

千様「知ってるわ」うん。

 

蒼月「Σ役立たず!!」がーん。

一二三「コタツから出たら冬眠しちゃうからしゃーないべ。」うん。

 

 


与一「と、なると
万一 何ぞ襲ってきたら 私達だけで対処せねばならんと」ふむ。

コマ『家康さんもパピーも白さんもおりませんし

襲撃のメリットが無いのでは?』筆談カタタッ

 


蒼月「いや、 まさか殿様が軍師のストレス発散の為に留守にしてるとか 相手も思わなくない?

つまり、居ると思って襲撃してくる可能性はゼロじゃないよね」

 

 

コマ『門を 閉めます』カタタぎいいっ

 

与一「石燕 魔よけ符くれ!
矢で門に貼り付けておけば 細かいのは入ってこれんだろ!」

石燕「あ。じゃあ 符で簡易結界を Σあう!?」びきっ


蒼月「もう大人しくしてろよお前」

 

 

一二三「門の前にバリケード置くだか?」タンスよっこらせっ

千様「いつものパターンなら それじゃ足んないわねー」うーん。

 

 

 

間。

 

 


刺客大将「わはははは!!脆弱な城よ!!
さあさ出てこい 徳川家康!!」わはははははっ

 


与一「Σあああ 寄りによって霊感の欠片も無さそうな人間がっ!」ひええっ

 

刺客大将「出てこんな。

ふむ。ならば出て来たくなる様にするまでよ!それ!」

 

刺客A「了解!

大筒用意!!」

刺客軍団「おーー!」大筒がらがらがらっ

 

 

千様「Σちょ!何あれ
あんなの こんな山の上まで運んできたの!?」ひえっ

コマ『ご苦労な事ですね』ランチャーがこんっ


蒼月「あ。コマちゃんコマちゃん!」

コマ『何ですか?
タツの主』カタタッ


蒼月「うん。からくりにまでイラッとされた気がするのは気のせいだよね?

あのさ、アレ本体破壊しようとすると クリーンヒットさせなきゃムズイだろし

山の上なの 利用した方が良いよ」

 


コマ『・・嫌らしい事考えさせたらさすがです。』カタタッ

蒼月「何言ってるか解らないけど 褒めてるよね?褒められてるよね?俺」

 


一二三(役立たず呼ばわりが 相当キツかったんだべな。)ああうん

 


コマ『では嫌らしさ満載で

ふぁいや。』


ずどむっ!!

 


刺客A「Σうおお 向こうが先に撃ってまいりましたぞ!!」ひええっ

刺客大将「臆するな!
あのような豆鉄砲では我等が大筒は

Σん!?」

 


車輪どむっ!

 

ずずっ!

がらららっ

刺客B「Σえ。ちょ

ここ斜面!!」ひえっ

 


どずしゃあああ!!!


刺客一同「Σぬわああああー!!!」ひええっ

 

 


コマ『ミッション 成功です。
微火力でも戦えますね』カタタッ。


与一「どの辺が 微 ?」引っ

 

コマ『ここで一気に追い討ち、畳み掛けと行きたい所ですが
私には機動力が無いので 下手にこの場を離れられません。

皆さんが戻られるまで ひたすら露払いするしか無いのでしょうか?』カタタッ

与一「うーん。
せめて 火力担当が他にいれば」困惑っ


千様「アタシの特技は能力無効化だしー。

元からただの人間には効かないのよねえ。」

鏡子「私、非戦闘員ですし」うーん。

 

 

蒼月「でもさ。今のでかなり相手も大ダメージだろし

何より此処って高所じゃん? 
つまり 爆発とかしてたら町から丸見え。

騒ぎになってる筈なんだよね」

石燕「あー。騒ぎ聞き付けたら誰なり戻ってきてくれるっしょが

良し。与一さん アンタは直で人間に触れられないんでこっちの発火符を Σあだだっ!」いてっ


与一「またいきなり エグい物を」

石燕「これを矢じりの先につけてっと」いででっ

 

一二三「さすが首いっちゃっても 浮世絵師さんだべ。
器用だべなあ」ほー
 
石燕「やっぱいっちゃってんすかね

あー とっととお帰り願って 飛天さんに往診して貰いやしょ」いでで

 

 

 

蒼月「と言う事で 第二波来たら
今の説明の感じで


大丈夫。
俺 頭も使える男だから」どやあっ!

 

千様「コタツから顔だけ出してドヤられてもねえ。」うーん。

 

 


コマ『と言う事で
第二波 来ます』センサーキュインっ!

 

与一(人間とは 案外頑丈だな) ひええっ

 

 

 

 

 


刺客大将「Σええい!時間がない!!
徳川の奴等に嗅ぎ付けられる前に 家康の首ををを!!」うおおおっ

刺客C「大筒二号 参ります!!」

車輪ガラガラガラガラッ!!

 


千様「Σまた押して来た!!」ひえっ


コマ『蒼月さんの読み通り

今度は地形を利用し、車輪を狙い辛くしています 小賢しい』筆談ささっ

 

一二三「了解だべ!

んじゃ 真ん前の人目掛けて


そおれー!!」ぶんっ!

 


刺客C「Σは! 何か飛んで来ます!」

刺客大将「Σ何い!?先程の砲弾

いや 違うアレは」ん?

 


ひゅるるるるるっ


びとっ。

 


呪い人形ブリュンヒルデ桃子「グガッ!」ケケケケケケケッ

刺客大将「Σどわああああっ!!!」ひええっ

 

 

刺客C「Σ西洋の呪い人形!?
こら向こう行け しっしっ!!」


ブリュンヒルデ桃子「キギッ!」ひょいしゅたっ!

刺客D「Σうっお!素早いっ」

 


与一「良し!退いて良いぞヒルデ!!」弓ぎりりっ

 

刺客大将「ん?

今のは」きょろっ

与一「Σうお! 見た目に寄らず意外と霊感有った」

 


火矢ひゅぱぱっ!!


ぼぼぼん!!


刺客一同「Σどわああ!!」ひええっ


刺客D「Σいかん! お、大筒を護れええっ!!」

 

 


コマ『残念。
私より 遅いです』がこんっ!

刺客C「Σうお!何だこのからくり人形 Σあああやめろおおお!!」うわあああっ

 

 

 


ーーーーーーー

 


【その頃 町。】

 

 

粋「・・なあ。

家の方 すんげー 爆発起きてねえ?」嫌な予感っ

テオドール「火薬庫にでも着火したので御座いますかねえ」うわ。

 

 

 

ーーーーーーー

 

 

煙もうもうっ

 

 


コマ『ミッション コンプリート』木の枝にぶらーん。

与一「うおおお居た!!

近すぎだ近すぎ!あんな至近距離で大筒の中にぶちかますとか阿呆か!!」ひええっ

 

コマ『外しては意味がなかろう

決死の覚悟でこそ成せるものも有る。』さらりっ

与一「Σ武士かお前は!!」

 

 

 

ブリュンヒルデ桃子「ぐがっ!!」
瓦礫からボコッ!

与一「おお!こっちも無事で」ほっ

 


コマ『人形なめたらいかんぜよ。

 

ん? 

いえ  頑丈なのは私達だけでは有りませんね』キュインっ

与一「へ?」

 


刺客大将「こんの! 化物共がっ!!」よろろっ

与一「Σあれに巻き込まれて動けるのか!?」ひええっ

 

刺客大将「おのれ! デク共がやりおったな!

まとめてバラバラに

 Σぐほあ!!」

ずしゃーー!

 

 


山本五郎左衛門「Σうお何じゃこりゃ!戦の跡か!?」ぎょっ

与一「驚くか攻撃するかどっちかにしてくれんか。
助かったが」ほっ

 

 


コマ『ありがとう 山ちゃん』筆談ぺらっ

山本五郎左衛門「Σやまちゃん!?」えええっ

 

 


晴明「こりゃ派手にやったのう」うわー。

 

与一「おお!安倍晴明 良い所に!!」おおおっ

安倍晴明「ふっ。ヒーローは遅れて登場するものじゃ

しかし こげな大仰な物、良く退けたの童共」大筒の破片蹴りっ

 

座敷わらし「格好つけるな晴明。

あの魔王に 年末年始は物騒だからと留守番を頼まれたのに
今までダラダラゴロゴロしていて遅れたのだろう。
この惨状はお前のせいだ 馬鹿者」

 

晴明「Σばっ!バラすでないわ!」うえっ

座敷わらし「黙れ。菓子まで貰っておいて情けない」


晴明「こら!そこはしーっ!!」ひええっ

 

 

 

千様「ああ、それで白君 出る時グズグズしてたのねー」はいはいっ

一二三「せっかく心配してくれただに。」むすーっ


晴明「くっ! ぞろぞろ来おって!」ううっ

 


コマ『皆さん。良いではありませんか

結果。ギリで山ちゃんに助けられましたし、
晴明さんがだらしないのは今に始まった事ではありません。

けど、パピーが知ったら更に荒ぶるの間違いないんで

鏡子さん。どうぞ』手鏡ぱかっ。


鏡子「はーい。反射っ!」えいっ


ピカッ!

 


晴明「Σうおおお!目がああ!!!」ひええゴロゴロゴロっ

コマ『成敗完了。

他の人に怒られるよりマシです』カタタッ

 


山本五郎左衛門「晴明。今回のは完全にお主が悪い」冷ややかっ

 

 

 

 

 


白「家の方が爆発?

晴明に頼んでるから大丈夫だろ?」はーやれやれっ

テオドール「あ。ちゃんと手を打たれておられたと!さすがに御座いますっ!!」おおおっ

粋「でも大丈夫かな?
晴明だしなあ」うーん。

 

白「そこは

お仕置きなら 俺より万倍怖いの揃ってるしな」真顔っ

 

粋「・・1人2人に叱られたくらいじゃ済まねえわな

 

晴明が利口なの願お」うん。

 

 

 

くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス <サイトトップへ戻る