小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月13日

 

 


コマ『今年は暖かいのですか?』筆談カタタッ

シロ「む。そうか
からくりには暑さ寒さは解らんわな」ふむ。

 


コマ『はい。残念ながらボディが木製なので センサーを着けるのは無理が有ります。

その分 仮に発火しても熱さを感じる事もなくこの世から消滅を

シロ「空気が乾燥しとんのだ
重々気を付けよ 発火ブラザーズ」

白「うん。何か間違えたら消火頼んだ 雪ん子」

シロ「Σ誰が雪ん子か!
だいたい己等の火力に迂闊に氷ぶっ込んだら水蒸気爆発起こるであろが!!」

 

 

粋「兄貴程火力無くて良かった」ほっ

蒼月「良いのかよ」

 


コマ『私は火力有る方がいいですね。
例えこの身が燃え付きようと、ドでかい花火となって派手にぶちかまし

千様「コマちゃん。本来お手伝い系からくりよね?」


家康「この前も クリスマスプレゼントにキャタピラと大砲着けてって 
天海に頼んでたくらいだからねえ」うーん。

 


コマ『そんなこんなで 暖冬ですが
本気で寒くなる前にじわじわ大掃除しようとの事です

彬羽さんから 清掃買い物メモ預かってます。』メモべろんっ


粋「今の長い前置き?

えー。うわメモ細けええ」えええっ


コマ『他の方だと確実に間違って買ってくるので

粋さんよろしくとの事です』筆談っ

粋「まあこれなら 兄貴とかには無理だし うん。

よっし! 1個勝てた
早速行ってきまーす!」ごきげんっ

 

 

一同(プロのパシリ。) 見守る眼差しっ

 

白「あれもある意味才能だと思う。」

シロ「この兄が認めてはおるのが また悲しいな」うーん。

 

 

 

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【大通り】

 


粋「ふむふむ、カラスがバイト終わるまでに買っといてくれって事か。

て事は 今日の夕方から大掃除やんの? あいつ元気だなー

えーと。まずは  Σえ。障子紙!?夕方から張り替えんの!?」メモがささっ

 


風びゅううっ


粋(Σ夕方さすがに冷えそうなんですけど!

え。襖外しちゃうの!? うっそ昼間にしようそこは) ひえっ

 


通行人「ぶえっくし!」ちくしょーめいっ


粋「うん。小春日和つっても冬だしなあ

寒い事は寒いんだって」苦笑。

 

子供「お母さん 寒いー」ぶるっ

母親「おや。 お昼だってのに
冷えて来たからねえ」


粋「ん?」あれっ

 

娘「さむさむさむ!
急に何なのー」手に息はーっ


粋「え?

あ、少し曇ってきたかな
ひょっとして冷えんの? 
うっそ 襖外されそうなのに嫌だなー。」うわ

 

 

北風ごうっ!

粋「Σうっお寒う!
え!?何これ一気に極寒地獄!?」ひええっ


紙屋「あの、お兄さん?
お買い物ですか?」えっと。

粋「Σあ!すんません 襖の紙を」

紙屋「この北風の中 持って帰れます?
ぐしゃぐしゃになりませんかねえ?」えー。

粋「Σ確かに!」

 


紙屋「えっと、どうしま

Σうお木枯らしっ!」あわわわっ

紙ぶばばばばっ

粋「Σごめんおっちゃん!戸閉めて戸!!
また今度来るから!」ひいっ


紙屋「すんません!またのお越しを Σああああ!」あたふたっ

 


風びゅごおおおっ


粋「Σこれ今日大掃除絶対無理だろ!
いきなり何なんだよっ

雷様でもキレて Σはっ!まさかっ」

 


通行人「Σうおお雪だああ!!」ひいいっ

子供「つべたいいー!」びええっ

母親「Σぎゃっ 吹雪吹雪ーっ!」ひええっ

 

 

粋「ただの天候急変  じゃないよなコレ?

Σあ。晴明に教わったアレなら」


狐の窓ささっ

 

粋「俺に見つけられるのか微妙だけど。」覗き込みっ

 

 


雪女「あー、さむいさむい」ふふっ

粋(Σさっきの通りすがりの姉ちゃん 妖怪かよ!!)ひえっ

 

 

雪女「コラそこの

何見てんの」

粋「Σうおお即効バレた!!」ひえっ

雪女「そりゃんな 不自然なポーズでガン見してたら

てか狐の窓? 

いらない事知ってたばかりに可哀想に」吹雪ごうっ!

 


通行人「Σ皆家帰って戸を閉めろー!!」うわああっ!

 

 

粋「よっしゃあ! 皆室内目撃者ゼロ!!」

炎ぼぼんっ!

雪女「Σんなっ!!」

ひええっ

 

 

 

 

雪女「・・・」びくびくっ


吹雪びゅごおおっ

 

雪女「・・・?」

 


びゅおおおっ

 


雪女「え?  あれっ!?」きょろっ

 

 

 

 

粋「Σうおバレんの早っ!」こそこそっ

雪女「Σ目眩ましかい!!
こんのガキャあ!!」くわっ


粋「Σだああ俺兄貴みてえに火力ねえし!!
だいたい下手にやったらアンタ溶けちゃうだろ!」雪かきわけあたふたっ

雪女「喧しい! 人間に情けかけられる程落ちぶれちゃ

てか人間ごときがアタシに優しくするなああ!!
人間の男なんてもう信じるもんかー!あの野郎氷漬けにして持ち帰ってやる!!」びゅおおおおっ!


粋「Σうおお案の定 痴情のもつれ!
冷たあああ!凍る凍るっ!!」ひええっ

 

 

 


彬羽「いや、コイツは人間じゃ無いんだ。八つ当たりするな」

雪女「Σ!」びくっ


粋「Σカラスううううっ!!!」おおおっ

 

 

 

彬羽「外が不自然な吹雪なんで シロでもブチキレてるのかと思えば
どれだけ厄介な妖怪に好かれるんだ手前は

ほれ。」傘っ

粋「あ。雪避け?
さすが気遣いのカラス!

凍えるかと思っ


彬羽「傘は傘でもそこで拾った唐笠小僧だがな

雪避けにはなるだろ。」


唐笠小僧「どもっ」やあ。

粋「Σ脛毛でジョリジョリするっ!!」ひいっ

 

 

雪女「くっ!何だお前はっ
なぜ私の吹雪で怯みもせんっ」きいっ


彬羽「この程度で怯むだ?笑わせるな。

病的暑がりの俺からすれば この程度適温だ!!」くわっ

 


粋「お前 いっぺん検査した方が良いって絶対」ぶるるっ

唐笠小僧「熱量えっぐい人ですねえ」うわー。

 

 


雪女「いや適温って んなワケ有るか

痩せ我慢も何処までもつか 試してやるわ!!」

吹雪びゅごっ

 

 

しーん。


雪女「ん?

あれっ ちょっと?」えいっ

 

 


シロ「ならば その雪全て凍らせ 壁としてやろう。
ほれどうした

頑張った所で風避けになるだけだぞ?」


氷の壁パキペキーン!

 


雪女「Σうっお バリケード出来てる!」ひえっ


シロ「荷物持ちでもしてやるかと思ったら
またややこしい事になりおって」はーやれやれっ


粋「Σお前凄いな!」ひええっ

シロ「冬は俺の季節 Σっておい!何だその脛毛傘 こっち持って来るな!」ひえっ

 

雪女「くっ!

私はただ 人を弄んだ最低男に復讐したいだけよ!邪魔すんな!!」きいっ

彬羽「やるなら そいつ1人にしろ傍迷惑だ。

単品なら誰も文句は言わんだろ」


粋「Σ良いの!?」えええっ

 

彬羽「良いんじゃないのか?

決定権の有るのが 否定しようとせんしな」ほれ

 


白「これ以上やるなら 最低男が凍る前にお前が蒸発するぞ

さあ。どうする」


炎ぼぼぼぼぼぼぼぼっ

 


雪女「Σぎゃっ 溶ける溶けるいやあああ!」

白「そう言うのは本人同士で話し合おうな?」


雪女「はいっ!すみませんでした
解ったから近寄らないでええ!」ひええっ

 

 

粋「うわ。やっぱ火力と圧の桁が違う。」引。


シロ「む?
Σおい馬鹿 火を引っ込めろ!
そこの氷の壁が見えんのか!!」

白「へ?

Σあ。」はっ

 

水滴ぽたっ ぽたたっ

ずるううっ

 

粋「Σうおお!溶けて崩れて来た!!」ひええっ

 

 


白「バカラス頑張れ。」ぴょーい。

彬羽「Σ1人で逃げるな元凶!

お前等頭守れ! ふんっ!!」

 

ばごんっ!!


ごとんっ ガラガラガラッ

 


シロ「Σ一撃!?」

雪女「Σホント色っいろと失礼しましたあっ!!!」ひえええっ

 

 

 

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彬羽「っくしゅっ!!」


一二三「Σ彬羽さんが風邪!?」ひえっ

彬羽「いや 少し冷えただけだ。」

 

千様「Σえ」

家康「うっそ!氷河期でも来るの!?」ええええっ!!

 

彬羽「いや 何のバロメーターにされてんだ 俺は。」

粋「気持ちは解る」うん。

 

 

 

テオドール「おや? 糊を溶かしておけと言われたので御座いますが、
今日は 襖の貼り替えはされないので御座いますか?」桶たぷんっ

コマ『今日はきっと寒いので』カタタッ

 

テオドール「へ?

あーまあ 冬に御座いますし。
え?そんなに?」目ぱちくりっ

 

 

 

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