小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月19日

 

 

 

千様「あらー。2人共来てたのー?」あらあらっ


酒呑童子「おう。」ご飯かきこみっ

茨木童子「あ。お邪魔してまーす」会釈っ

 


蒼月「お前等さあ。よくそんな人の家で遠慮なくガツガツ食べられるよね」うっわ

 

茨木童子「お宅のカラスが
どうせアホみたいな量作ってんだし 今更1人2人増えてもって言うから」ご飯よそいっ

酒呑童子「お。この煮物うめっ」もっぐもぐっ

 

千様「こんだけしっかり食べてくれるんなら
板さんとして はいどうぞって気にもなるわね。」ああうん。

 


蒼月「食卓がムッサいんだけど。
どうせなら人魚ちゃんも連れてこいよー」むすっ

酒呑童子「生魚を頭から丸かじりする女をかよ?」

蒼月「・・健康的じゃんかよ」


家康「だね。
こっちの食欲は無くなりそうだけどね」うん。

 

 


酒呑童子「しっかし勝手に食っとけ言われたけどよ
この家マジで茶碗多いな」茶碗くるくるっ

家康「Σちょっ割れ物割れ物っ」


酒呑童子「落とすようなヘマしねえよ。」くるるるっ

 

千様「まあねー。
誰がいつ遊びに来ても困らない様に 皆のお茶碗1通り用意してるしー

本人に合わせて選ぶのも楽しいのよー」にこっ


蒼月「ん?コイツ等の茶碗って千ちゃんの趣味だったの?」

千様「そうよー。イメージぴったりでしょ?」

 

酒呑童子「茶碗とイメージ合うって言われてもてもなあ」

茨木童子「お前の真っ赤でぴったりじゃねえの?」

酒呑童子「いや髪の色だよな?」


千様「茨木君のはちょっと捻って 葉っぱ柄なの」どやっ

家康・蒼月(言う程捻ってるかな?)えー。

 

 

茨木童子「まあ俺ベジタリアンだしな」うん。

酒呑童子「普通に植物属性の方じゃね?


と言う事は このふざけた魚柄のは」

 

 

大嶽丸「Σああこらお前!
人の茶碗で何をしている!!」ふぎゃああっ!


酒呑童子「やっぱ お前のか」納得。

 

 


家康「あー、大嶽丸は魚だよね やっぱ」うんうんっ

千様「でしょでしょ?そのまんま猫柄とか肉球柄とか どれが良いか迷ったんだけどー。」のほほーん

 

大嶽丸「Σうおお魚で良かった!」ひえっ

茨木童子「難しい年頃のお坊ちゃんに 猫柄肉球柄はなあ」うんうんっ

 

 


小太郎「さて問題だぞ

その茶碗は誰のでしょう」わんっ

でっかい肉球柄っ。


一同(Σあの魔王 なんての愛用してんだ!!)

 


酒呑童子「つかデケえな」うわ。

小太郎「多分これ 茶碗じゃなく丼だと思うんだ」わんっ

茨木童子「何処で買うんだこんな物」えー。

 


千様「買ってないわー。

裏庭の窯で挿音が焼くのよ?」のほほーん。

茨木童子「Σまさかの自家製!!」えええっ

 

酒呑童子「え?つまり あの姉ちゃんがデザインして
あの忍がわざわざ焼いてんのかよ。」引。

家康「昔から変な所は気が合うコンビでねえ」


蒼月「毎度 新しいの見る度
どっちか思い止まれよと思うけどね。」うん。

 

 

大嶽丸「まあ。俺は嫌いでは無いがな

初めはどうかと思ったが 見慣れるとこれも味が有ると言うか」

酒呑童子「味っつか
あの忍 柄付けは下手なんだな」茶碗くるるっ

大嶽丸「ん? 下手風のデザインじゃ


家康「うん。本人的にめちゃ頑張ってるから その辺で許したげて」

 


小太郎「挿音は 普通に建物とか作るのは上手いんだけどな」わんっ

蒼月「あー 芸術的なのは壊滅的だよね。
字もきったないし」


大嶽丸「そこまで言ってやらんでも。

と言うか ここの長男相手に態度でかいぞ 居候」

蒼月「うっさいタダ飯食い

毎度毎度構って欲しくて上がり込んで来んなよ化け猫野郎」ふんっ

 

家康「はいはいはい。喧嘩しない」ほんとにもー。

 

 

粋「あれ、賑やかと思ったら
お前等来てたの?」ひょこっ

酒呑童子「おう。 ちっとバイト帰りにな」

 

テオドール「Σえ。割烹の用心棒帰りにって」お膳の上チラ見っ

茨木童子「鬼は大食いなもんで。
ご馳走様でした」手合わせっ

 

酒呑童子「つか 時間にどうしたよお前等。

芝居小屋休みか?
それにしちゃ揃って留守ってまた何ぞあったのかよ」

粋「あーうん。まあ

今回は物騒なんじゃないけどな」


酒呑童子「ふーん。 お前等も大変

 


白「わっ!!」


酒呑童子「Σどうわあああっ!!」びくううっ

 


白「いい加減俺が居ない事に突っ込め
出るタイミング無くて困ったろ」むう

粋「兄上 だからって畳ひっくり返して床から生えないで」あーもう。

 


家康「あーあ。酒呑童子大丈夫?」あちゃー

酒呑童子「驚いたっつーより 畳ごとひっくり返され

Σん?」はっ

 

 


大嶽丸「おい。 俺の茶碗」


ぱっかり 真っ二つっ

 

酒呑童子「Σあ゛」

 


大嶽丸「Σだから割れ物で遊ぶなと!
どうしてくれる!!」ふぎゃああっ!

酒呑童子「Σえ ごめん

いやけどよ!そこまで怒らなくても あんな不細工な魚っ」えええっ

大嶽丸「Σバカタレ! 不細工だからこそ 馴染めば味わい深いと言うかこう 可愛げがなあっ!!」

 

蒼月「いやどんだけ気に入ってたんだよ」えー。

 


千様「Σちょ 不細工まで言わなくて良くない!?」むかっ

家康「Σああこっちにも飛び火がっ」ひえっ

 

 

白「えっと。」困惑っ

テオドール「今回は残念ながら
貴方様のせいかと」

白「だよな。」うわ

 

粋「ちょっとこら 喧嘩すんなよ
茶碗ならまだ倉庫にも有るしっ」あわあわっ

 

大嶽丸「他のなんぞいらん!」つーん。

粋「Σあああこんな所で 猫特有の気難しさがっ!!」ひえっ

 

小太郎「普段素直なだけに 拗ねると面倒いなあ」わおんっ

 

 


白「そうか。俺のせいか」ふむ。

茨木童子「いや うちのバカが人の物で遊んでたせいも大きいと思うけど」

 

白「じゃあ これで同じだ。」

どんぶり茶碗がっしゃん!!

 

大嶽丸「Σ!?」びくっ

家康「Σねえ!せめて外でやってくんない!?」ひええっ

 


白「な?
悪かった」ずーん。

蒼月「どんだけあのくっそ可愛いドンブリ気に入ってたの 魔王様」引。

 

大嶽丸「え、えっと」困惑っ

粋「うん。色々ついてけねえの凄い解る」うんうんっ

 

 

茨木童子「ほーれ。

嫌な事は ぜーんぶ忘れちまえ」

マタタビ急成長わっさわさっ


大嶽丸「んにゃー。」ぐでぐでっ

 

 


家康「あ、有耶無耶にした。」おおっ

小太郎「これはこれで 我に返った時大変だぞ 大嶽丸。」わおんっ

 

 


千様「よしよし
また挿音に焼いて貰うから」よーしよしよしっ

白「俺は別にあれじゃなくても良いし」

千様「はいはい。そんな気に入ってくれてたのねー」よーしよしよし撫でくりまわしっ

 

 

茨木童子「茶碗ねえ。

化物の中には 自分の持ち物に執着するタイプの奴も多いし
ひょっとして 大嶽も魔王殿もそれ系かな」

猫じゃらしぱたたっ

大嶽丸「ふにゃー!」ぺしぺしぺししっ

 


粋「へ?そなの?」

茨木童子「らしいぞ

俺等はあんま執着しないけど、
アレだ それ系統の奴は1度気に入ったら 生物だろうが何だろうが他に取られるのを嫌がるとか何とか」


家康「あー。何か解るが気する」苦笑

 

 

粋「Σえ?兄貴ってそんな厄介系?」えええっ

テオドール「どう見ても厄介な方に御座いましょうが」きっぱり。

酒呑童子「お前 本当にあいつに懐いてんの?」

 

 


茨木童子「まあそんなだからこそ

逆に近くに居るの許されてるって事は あんた等相当好かれてるって事だよ
いや良かったなー」猫じゃらしぱたたたっ

 

家康「好かれて無かったら 今頃消し炭だと思うけどね」

茨木童子「あーうん・・
あの手のは 嫌いなのも極端だし」


蒼月「うわ。俺等存在が綱渡り過ぎじゃん」ひええっ

 


茨木童子「そこは結果オーライって事で Σうお」

ぱしっ!

大嶽丸「Σんにゃっ!」ぴくっ

 


小太郎「あ。猫じゃらしがはたかれて 

Σぎゃいん!誰だあの爺さん!!」


粋「Σやべ!茶碗の件で忘れてた

出雲から観光に来てた 何だっけ?七福神の爺ちゃん!!」

テオドール「Σ大黒天様に御座いますよ!

ちょ化け猫ストーーーップ!!」ひええっ

 

 

ばりっ!!

 

一同「」

 

 

 

 

大黒天「・・・帰る」しょぼんすたすたっ

 


家康「Σぎゃああ 五穀豊穣 開運、出世、財運向上の神様がああっ!!」ひええっ

 


大嶽丸「にゃ?」へべれけっ

テオドール「Σこんのドラ猫おおお!!」うわああっ

 

 


白「謝ってくる。

茶碗に入れる物 獲れなくなったら困るし」すたすたっ

家康「Σ全身全霊でお願いします!!」ひええっ

 

 


酒呑童子「えっと

これってひょっとして」冷や汗っ

茨木童子「だから 食器で遊ぶなって
ガキの頃から言ってるだろ」あーあ。

 

千様「はい。やらかしたら次からしなきゃ良いのよー

よしよし。1個賢くなったわねー」よーしよしよし撫で撫でっ

 

 

 

彬羽「何事だこりゃ」引っ

粋「あ。カラス
その、 大事なお知らせがあるんだけど」

彬羽「Σは?」嫌な予感っ

テオドール「はい。胃薬を装備して 落ち着いて深呼吸してお聞きくださいませ」

 

 

 

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