小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月3日

 

 

 

晴明「ーーーと言う事で 陰陽の五色の如く
鬼にも五色でそれぞれ特性が有ると言う」人差し指ぴっ。

大嶽丸「ほうほう」前のめりっ

 

千様「大嶽君 授業中?」あらー。

蒼月「てか何でうちでやってんの?」むすっ


晴明「お前の持ち家では無かろうが居候
私は家主に恃まれてやってやっておるのだよ」ふふんっ。


白「何貰ったんだ?」

晴明「いなり寿司を少々な」ふっ。

粋「エサで釣られたのかよ。」

 

 

シロ「鬼にも色々有るのだな」ほう。

茨木童子「五行って そんな無理矢理当てはめられてもなあ」苦笑。

酒呑童子「そんなの生まれつきだしな」うんうんっ


小太郎「あれ? 今日はまた 揃ってどうしたんだ?」わおんっ

 


茨木童子「いや カラス天狗の里の雇われ農夫のバイトしてるだろ?俺等」

酒呑童子「で、 鞍馬山の植物は うちの山のとは土の好みが違うとかで」

茨木童子鞍馬山出身として 肥料どれが良いと思う?」肥料リストぺらりっ

彬羽「植物の専門家のお前で解らんのが俺に解るわけが
いやそもそも 鞍馬山出身でも山の土とか見てない と言うか、そもそも山追放された俺に聞くか?」困惑っ

 

 

白「肥料って 種類有るのか?」

酒呑童子「俺も良く解らねえんだけど この前キノコが大量発生したのは栄養が多すぎたとか何とか」

粋「ある意味凄えな」うわ。

 

彬羽「キノコが生えるくらいなら栄養は足りてるだろ

と、なると少し簡素なこの辺の方が」リスト指差しっ

茨木童子「うん。さすが律儀」ほうほうっ

 

小太郎「結局教えてやるんだな」わおんっ

 

 

大嶽丸「で。こいつ等はそれだとどういう性質になるんだ?」わくわくっ

晴明「そうじゃの
赤鬼は欲望に忠実、ほれこやつ酒ばっかくらっとるじゃろ?」

大嶽丸「Σ確かに!」おおっ


千様「晴明さん 胡散臭い占い師みたいになってるわよー?」

 


蒼月「そんなの パッと見大人しい奴でも 実は内面に~とか何とか言えるじゃん。
欲望がゼロなら食欲睡眠欲も無いから生きてないし 存在しないよ」

大嶽丸「Σ成る程!?」

 


テオドール「典型的な騙されやすいタイプに御座いますねえ」おやまあ。

粋「Σえ。」ぎくっ

蒼月「うん。アンタもめちゃ 成る程!てなってたもんね」ああうん。

 


晴明「確かにの。そやつ等の言うとおり
見た目は生まれた時である程度決まっとる物よ
体格顔つき等は 生活習慣で多少変わるが 生まれた時点で性質まで決められてたまるかって話ぞ」

大嶽丸「ん?ひょっとして俺は化かされた?」あれっ

 

白「魄哉が 晴明の性格の悪さは生まれつきだろから直らないとかって言ってたけどな」

晴明「・・あやつに言われるか」うわ。

 

小太郎「で?で?
酒呑童子が欲望に忠実なら茨木は?」わんっ


晴明「ん?黒鬼は疑惑と嫉妬 その他諸々そんな感じぞ」

茨木童子「俺は何処の般若?」ええー

 


彬羽「やはりアテにならないな。」ふむ。

千様「ね。お人好しの塊みたいな鬼だものねー」

 

 


シロ「いや案外 こう言う穏やかに見える奴程 実は腹黒かったりだな。」じーっ

茨木童子「うん。鬼切所有者からの疑惑の眼差しはキツい。
なんで反抗期って こう言う深読みしたがるかなあ」うわ

 

 

白「鬼切がカタカタ鳴ってないから 警戒する事無いと思うぞ?」

シロ「Σ確かに!」はっ

 

酒呑童子「おい。大丈夫かよ 妖刀所有者」

 

 

 

間。

 

 


石燕「あー言うっすねそれ
陰陽道って やたら色に意味持たせたがるっすよねえ」ふむ。

千様「あら、知ってる人は 反応ドライねえ」

石燕「んな物星座占いレベルの話っしょ

つか 酒呑童子さんが赤いのは髪の毛
茨木さんが黒いのは肌。

こじつけにも程があるっすよ」あっさり。


家康「Σ確かに!」


千様「石燕さん
お遊びでガチの回答は白けるのよ?」

石燕「いや 酒呑さんとか変な所繊細っすし、気にしたらどうすんすか」

家康「あ、確かに

まあ酒呑童子達もお遊びって解って  与一ちゃん?何してるの?」あれっ


与一「その鬼の話なのだが

その、昔 茨木の腕を切り落としたと言う妖刀が放置されとるのだが」えーと。


鬼切ごろんっ。

 

家康「Σお化けなのに良く寄れるね!?」ひえっ

与一「この刀は化け物を斬れると言うだけだろ?

お前等侍も 普通に人斬れる刀を腰にさしてるだろ
そんな怖いか?」


家康「私は軽く刀アレルギーだから刀持ってないよ」真顔っ

与一「Σ刀アレルギーって何だ!?」

千様「殿はトラウマ有るから刀持つと色々ヤバいのよ
察したげて。」

 


与一「?

にしても何故こんな所に」はて?

千様「茨木君が怖がるから 遠くに置いてるのよ。
シロ君 その辺気遣い出来る子だから」

与一「ふむ。

刀は武士の魂と言うのに 気遣いを優勢させるか。大した物だな

しかし妖刀か。 私の依代になった弓みたいな物か」ふむふむっ

 

石燕「Σちょ 与一さんストップストップ!触っちゃ駄目っす!!」

与一「Σへ!? 子供じゃ有るまいし弄る気は

Σあ。」


がしゃんっ!

 

家康「Σあ。びっくりして触っちゃった」

千様「へー。さすが妖刀
お化けでも触れるのねえ


ん? 与一さん?」あれっ

 

 

 

 

どだだだだだだっ!

 


石燕「すんません! 誰か白羽取り出来る人ヘルプっすーっ!!」

一同「Σえ」

 


襖すぱっ!


石燕「Σうおおおうっ!?」伏せっ


がしゃんっ。

 

 

粋「Σえ、与一!?」

 

茨木童子「Σえ。なんでコイツが鬼切持って!?」ひええっ

 


石燕「よ、与一さんがうっかり鬼切に触っちゃったんすよ」ぜーぜー。

白「うん。一般人だもんな
刀ギリかすったの怖かったな」どうどうっ

 

 

シロ「Σ人の刀に触ったのか!?
仮にも武士だろ それはやるまいと思っておったのに!!」えええっ

石燕「すんません そこはあっしが触んなと声かけたせいで びっくりして触っちゃったみたいっす」

 

白「ん?それでびっくりするのって

図星ギクッじゃないのか?」

石燕「Σあ」はっ。

 

 

 

大嶽丸「何か正気では無い様に見えるが
何がどうなってるんだ?」ちらっ

晴明「アレは元が『妖刀』だからのう

茨木童子と言う 強い鬼の血を浴びる事により 長い年月を経て鬼を斬る刀として変化した様な物よ

魔でも人でも下手に使うと乗っ取られるのだ」


粋「Σ初耳なんだけど!?」ひええっ

 

テオドール「あ、でも 
江戸城の人操って大暴れして 与一さんの矢で遠距離からへし折られ。

打ち直された物の幕府も扱いにに困ってた所を我が主が引き取られたとか何とかとは聞いております」えーと。

 

シロ「おい。お前 そげなヤバい物を人に与えおったのか」

白「妖刀に付け入られる隙の無いド根性なら操られないって言うし

そもそもお前欲しがったろ?」真顔っ

シロ「Σいや怖いわ!せめて説明書つけろ!!」うがあっ

 

 

大嶽丸「欲しがったからってやるか 普通」

粋「人間の世にはクリスマスってのが有るんだよ」遠い目。

大嶽丸「・・お前の兄 やっぱ馬鹿だろ」ドン引きっ

 


晴明「正直 何故あの小僧に使えておったのか不思議ではあったのだが
成る程 ド根性か

そして この幽霊は あ、隙しか無いのう」成る程。

 


彬羽「で?どうすりゃ良い?

シロには悪いが 最悪鬼切をへし折るか?」

シロ「Σ!!」がーん。


晴明「いやいかん

操られとるのが人ならともかく 那須与一は霊体ぞ。
しかも他社と混ざりやすい特性持ちじゃ

下手に鬼切を破損させれば 奴も同時に砕け散るわ」


粋「Σえ。どうすんだよそれ!!」ひええっ

 


白「金縛りかけて鬼切取り上げるか?」

晴明「いやー 暴走しとる霊体にかけるのもなあ
下手すりゃそれも霧散するな 面倒な奴よ」むう。


石燕「あ。大嶽さんの文字ならどうっすか?

ほら 相手に紙に文字書いて貼ると 『目』なら霊視出来たりのあれっす! 」

大嶽丸「Σおお!出来ん事は無いがっ」


粋「Σ出来るの!?」おおっ

 

 


テオドール「Σのっわああ!!速いっ!!」ひえええっ


大嶽丸「速さが売りの吸血鬼が必死に避けとる様なのの顔面に 紙貼れるか?」

粋「ごめん、無理。」

 

 


白「やっちゃって良いのならいけるんだけどな」むう。

彬羽「相手が死なねえ程度にってのは中々難し いやもう死んでるんだが」うーん。


大嶽丸「Σ物騒な魔王と副官は何もせんでくれ!頼むから!!」

 


晴明「ふむ。
動きさえ止められれば 分離出来るとは思うのだが」うーん。

 

 

テオドール「Σちょうわっ めっさ追って来ます!何故に私だけえええ!!」ひええっ

晴明「そりゃ吸血鬼と言え『鬼』の字がついとるからかの?」


テオドール「Σそれ日本語訳の問題に御座いますよね!? Σだっあああ!!!」紙一重

粋「Σうおお危ねっ!!」

 


テオドール「斬られたと思いま あ、無理。」灰ざらあっ!

粋「Σ避けても結局!!」

 


彬羽「灰になったらダメージ受けねえんだ
あっちのが安全だろ

Σん?と言う事は」はっ

 

 


酒呑童子「Σうおおおこっち来たああ!!!」

茨木童子「Σぎゃー!2本目は無理無理っ!!」ひえええっ


与一(鬼切憑依)「鬼は一匹残らず斬り捨てる!!」うおおおっ!

 

 

 

千様「石燕さん なんとかなん無いの?」柱の影っ

石燕「アレはあっしはどうにも

せめて武道の心得があればっ」くうっ

家康「ごめん。銃薙刀馬術その他各種免許皆伝とかだけど 無理無理っ」座布団かぶりっ

 

 

 

茨木童子「くっ! 動きを封じれば

おりゃ!植物操作で床下のタケノコ急成長っ」

畳ばりょんっ!!

 

小太郎「Σまた畳ーーっ!!」ぎゃいいんっ

 

タケノコすぱんっ!!

茨木童子「うん。植物じゃ無理」すたたたっ


酒呑童子「だろうなあ!!
素手の俺はもっと無理だぞおい!!」だだだだっ!

 

 

 

大嶽丸「Σ馬鹿!足元を見ろ!!」

酒呑童子「Σへ?

Σどっわあああ!?」

テオ灰踏んづけ つるどたーん!!

 


粋「Σ酒呑童子逃げろおお!」うわああっ


白「落ち着け」どうどう。

シロ「Σ離せ!我が刀のせいでこの様なっ」竹刀振りかぶりじたばたっ!

 


彬羽「(千様の能力無効化
いや 今下手にやれば鬼切と混ざってる与一も無効化 どころか消滅しかねん)

Σっておい!茨木逃げろ!!」

 


茨木童子「よくよく考えれば

鬼を斬らせれば少しは大人しくなるんじゃ?」


シロ「Σうおお何を殊勝な!やめろ!逃げてくれええ!!」うわああっ!

 

 


人魚「おこんにちはー。
あのー 酒呑童子さんと茨木さん来てませ

Σひいっ!?」

蒼月「Σまた最悪のタイミングで!!」

 

 

人魚「Σいっやあああ!!茨木さんの腕に刀が貫通うううっ!!」きゃああああっ

 

ばたーん!


ダミアン「Σうおおお人魚殿ーっ!?」ひいっ

 

 

茨木童子「残念。そっちは義手だ。」

与一(鬼切憑依)「Σ!!」

 

 


大嶽丸「よし。完了」


『縛』の紙ぺたりっ。

 

 

晴明「でかしたにゃん吉。

では 非常に面倒臭いが分離させるかのう」やれやれっ

 

 


白「侍の癖に刀の扱い適当だからだぞ」むう

シロ「Σううっ!」

彬羽「いや、諸悪の根源は手前だからな?」

 

 


茨木童子「いや さすがお宅の軍師作の義手

切り落とされもしなかったわほら。
あ、新しいの製作頼める?」

家康「そりゃ頼んどくけど

あの土壇場で すんごい度胸だね」ひええっ

酒呑童子「義手が固くなきゃ 殺られてたんじゃねえの お前。」冷や汗っ

 

 

テオドール「鬼の色分け。
やはり全く当たってない気が致しますねえ」ざらざら復活っ

白「茨木は見た目細っこいけど めちゃめちゃ男前だと思う」うん。

 

 

ダミアン「人魚殿 2人ともご無事であるぞ
おーい?」

人魚「」きゅうっ。

 


小太郎「じゃなきゃ此処まで愛されないだろなあ」わおんっ。

 

 

 

くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス <サイトトップへ戻る