小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月28日

 

 

 


九尾「よーしよしよし怪我をしたのかえ?可哀相にのー
どこじゃ?何処が痛いのかえ?ほーれアニマルセラピーじゃ」すりすりすりっ

白「痛い痛い痛い痛い」

 


家康「何がどしたの?」

石燕「ちょっと床下に庵さんが居たもんで」

家康「あ、うん。

察した」わお


与一「案の定 貧乏神体質発動して あやつの足元の畳が運悪く腐って抜けてな
雨が降っておったからなあ」

シロ「ピンポイントで雨漏りしておったか」成る程。

 

家康「で、そのいおりんは?」


粋「畳突き破って 床下に頭打ち付けた兄貴と目が合って 
この前来た時に落とし物してーとかって言いながら帰った」困惑っ


一同(いやストーキング バレバレ。)

 


家康「Σて 頭から行ったの!?」ひええっ

白「足元も腐ってたし 手着こうとした所も腐ってたからな」うん。

 

石燕「さすが魔王の頑丈さっすねえ」うーん。

シロ「1度頭突き食らった事が有るが 確かに石頭だアレは」うむ。

与一「Σなんでまた!?」


シロ「あーその、 まあ俺が拾われた時と言うか

普通ぶちのめしたガキを返り討ちにした挙げ句頭突きかますか?
トドメになるかと思ったわ」遠い目。


石燕「何か めちゃ青春してそうな話の気がするんすけど」

粋「いやそこ俺も知らねえよ?」ええー。

 


千様(順序的にはー
一族の捨て駒にされたシロ君が 白君に斬りかかって返り討ち食らってからの頭突きからの着いて来たきゃ来いの無茶苦茶コンボからの

色々拗らせて育っちゃった粋君が、 お兄ちゃん本気で仕留めに来るって流れだったわねー) 遠い目。

 


シロ「俺もあの時着いてきたばかりに 犬の様な名前か」ふっ。

テオドール「お似合いでは御座いませんか」

シロ「Σ お前母国語でめちゃめちゃ聖なる物の名前だろうが!
フォローになっとらんわ!!」

テオドール「私、吸血鬼に御座いますよ? 悪魔の1種なので聖なる物はヤバいので御座いますが」えー。

シロ「Σ何故にその名をつけられた!?」

テオドール「さあ? 親の顔も知りません故「Σあ。すまん」

 


彬羽(そりゃ ルシファーの隠し子だからだ。)冷や汗っ

 

白「そう言う意味だったのか」手ぽんっ。

九尾「?   だーりん ドイツ語解るのかえ?」こんっ
白「今あれってなって 今意味解った」うん。

 

 

テオドール「何の話に御座いましょう?」

千様「頭強く打ったかしら?」あらあらっ

シロ「あやつは漬け物石で殴られても効かんだろ」

石燕「シロさんも大概石頭なんすね」ああうん。

 

 


飛天「え。ケガしてんの?
じゃあ治療ついでに 採血しとく?」


九尾「どんなついでじゃい」

飛天「毎度そこの吸血鬼のエサ用に採血するの 俺も命懸けだし」こたつでぬくぬくっ


家康「それよりいつの間に?」あれっ

飛天「今日の気温が3月レベルって事で
往診帰りが寒すぎて。
しかも雨降ってきそうだし」ぬくぬくっ

シロ「まあ、熱い茶くらい出してやらん事は無いが」うーん

 

 

テオドール「Σあああやっぱ逃げられた!
大丈夫に御座います!まだ血液アンプルにはストックがーーっ!!」

粋「Σ飛天が怖いのは解るけど 雨降るぞ兄貴ーっ!!」ああもうっ

 

 

飛天「一応 腕は良い方のはずなんだけどな」ちぇー。

シロ「すまん。お前のは尽くめちゃめちゃ痛い」きっぱり。

 

 


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【町】

 

粋「おーい兄貴出てこいってば
うわ。マジで空ゴロゴロ言ってるし」ひええっ

テオドール「水がお嫌いで御座いますのに
それ以上にお医者はお嫌いなので御座いますねえ

・・頭突きのが痛い気も致しますが。」苦笑

 


粋「そりゃ頭突きは自分のタイミングで行けるけど
飛天のアレはタイミングも何も容赦無しで来るし」

テオドール「私 人に頭突き致しませんので
そう言う所 ご兄弟に御座いますねえ」納得。

 


粋「しっかしマジで何処行ったよ
兄貴 動物並みに隙間とか入り込むからなあ」うーん。

テオドール「またずぶ濡れになる前にお探ししませんと

あ。この湿度なら 匂いで追えるかも」はっ!

 


粋「前から思ってたけど
吸血鬼って犬並みの嗅覚有るとか?」

テオドール「いえ。小太郎さんレベルとか無理に御座います
てか今 四つん這いで捜すの想定されておられませんか?」

 


粋「Σ違えの!?」ええっ

テオドール「Σそこまでやったら完全に不審者で御座いましょうが!!」ああもうっ

 

粋「ん?じゃあ 兄貴、実は思ったより頭パックリ行ってたとかそんなの?
血の匂いで捜す的な?」

テオドール「私は食いしん坊に御座いますか。

え?あれ ひょっとしてで御座いますがあの」あれっ

 

粋「妖怪って嗅覚良いよな」へー。

テオドール「いえ貴方も妖怪 あ、もう良う御座います」脱力っ

 

 


粋「いやマジで俺 ちょっと火出せるだけの人間だし」

テオドール「そうではなく
ほら、九尾さんも仰ってましたよね?
我が主は 『お役者』と言う職業柄 お召し物に香を焚いておられます」

粋「ん? そりゃ知ってるけど

Σえ。あれ九尾のセクハラじゃなかったのかよ!?」えええっ

 

テオドール「何故セクハラのが先に いえ気持ちは物凄い解るので御座いますが

で、その
人工の香の匂いと言うのは 私達魔の物には 特に良く解るので御座いますよ。
自然の物では御座いません故」


粋「へー マジか」他人事っ。

 

 

テオドール「本気で解っておられませんので?
確かに西洋の香水と違い 日本の香は仄かである事が絶対条件に御座いますが」ええー。

 

粋「いや人間には解らねえのかもよ?
俺ほら 芝居小屋では兄貴の衣装係だけどマジで解んねえもん。」

テオドール「それは慣れすぎて 鼻がバカになっておられるのでは?」

粋「Σあ。」はっ!

 

テオドール「・・鼻以外も「言うな。今のは自分でも思った」うわー。

 

 


テオドール「と言う事で こう言う湿気の多い日は 近くにおられれば結構解るので御座います」

粋「へー。 便利だな」ほうほう


テオドール「あ、

おられました。」わお。

 


子供「びええええっ!」うわーん。

白「荷車は坂道に起きっぱにしない」な?

商人「Σすんませんでしたあっ!!」ひええっ

荷車大破っ。

 

 

粋「うわ。解りやすく蹴りあげたな」わおー

 

 

 

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粋「て、事で 雨降る前に無事見つかったんだけどよ

兄貴よ。確か芝居小屋で
プロやんならどれか1つ選べって言われてたけど 
鼻が慣れてなきゃ解るくらいの甘ったるい匂いってそれ 」ジト目っ。

白「悪気は無かったんだ。

生き物って嫌いな物程 よく覚えるって聞いたから
俺よく迷子になるし そこは解りやすい方が良いかと思って」うーん。

 

テオドール「甘いの壊滅的に苦手な彬羽さんにとっては 地獄だと思われるので御座いますが。」うわー。

 


白「うん。気持ち悪くなってたな
そこまでダメとは思ってなかった」うん。

粋(確かに 苦手過ぎて1発で解るだろうけど) ひええっ


テオドール「あの 変更とかは出来ないので御座いますか?」

白「それがな

皐月にとっくに 芝居小屋の売店でこの役者が使ってるのコレ とかって売り出してるから 変更不可って言われて」

粋「Σその為に選べって言われたのか!!」


白「プロなら使うべきとかって言われて使わされてるけど 絶対そっちだと思う。
まあ、楽屋で迷子にならなくて助かるけど」うん。

テオドール「あ、確かに芝居小屋内では迷子になられておりません!」おおっ

 

 

白「そう言う事で結果オーライかな?って」

彬羽「微塵もオーライじゃねえだろ。」


テオドール「おや。彬羽さんも 甘ったるい匂いを追われて?」

彬羽「んな真似出来るか。

俺は代わりに そこらのカラスに捜させてだな」

 

 

粋「あの お前の舎弟カラス達
あれ、甘味屋うろうろしてない?」困惑っ

彬羽「Σ甘ったるい匂い違いか!!」はっ


白「匂い 似てるかな?」袖くんくんっ

 

 

テオドール「ちなみに その甘い匂いの香と言うのは何と申されますので?」

白「伽羅。」

行き「大概高いのに 動物には団子の匂いと間違えられんのかあ」うーん。

 

 

 


【割烹春一】

 

ひな「今日はカラスが多いですねー」あらあらっ

朱禅「うち甘味屋でなくて良かったな
まーた どこぞの魔王が迷子になってんだろ」


庵(Σひょっとして私のせい!?)ひえっ

 

 

 

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