小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月18日

 

 

 

 

 


鈴鹿御前「と言う事でだ

厄介な物なのでな 私の手には負えん。
よって お前等の家主にでもどうにかして処理をお願いしたいのだ」

粋「うん、それは良いけど
俺等に言うより家主に直で頼んでくんね?「正直面倒くさい」きっぱり。

 


粋(大嶽丸 なんだかんだで綺麗な母ちゃんだで良いじゃねえかよとか思っててごめん。
こりゃ辛いわ) ああうん。


鈴鹿御前「ん?どうした

ああ アレか
細かい事は気にするな。こう見えても私は人間に敵意は持っておらん。昔から穏健派だ」

粋「へ?何の話?」

 

鈴鹿御前「いやだから 
ヒト混ざりだからと迫害する気はないから安心しろと言うのだ
正直人間の文化は興味深いしな」うむ。

粋「へ? ああ気を遣ってくれてたんだ
(なんだ。偉そうだけど 普通に優しい母ちゃんかも?)」おおっ

 

 

鈴鹿御前「あれだろう?
人間の若いのには

会ってみたら友達の母親が案外行ける感じがした、むしろ包容力萌え いわゆるバブみ「Σ前言撤回!アンタどの方面の文化に興味持ってんだよ!!」ひいいっ

 

鈴鹿御前「ん? そう言う話ではないのか?
結構実年齢より若いと言われるのだが」おや?

 

粋「Σ確かにめちゃめちゃ若いし子供居る様に見えねえけど!
そう言う話じゃ「あれか。ここは空気を読んで 乳でも触るか?とか言うべき
粋「Σ人の話聞いて!?」涙目っ

 

 


魄哉「・・あの、 えっと
え? 居間でどんな特殊な」冷や汗ぼたぼたっ

 

粋「Σえ。 あ!これは違っ

魄哉「すみませんお邪魔しました!!」襖ぴしゃんっ!


どだだだだだっ!!

 

 

 

鈴鹿御前「家主 全力で走り去ってしまったな」おや。

粋「Σだあああ絶対嫌な誤解されたあああっ!!」うわああっ

 

 

 

魄哉『ちょっと殿! 今巷ではそう言うの流行ってるんですか!?』ひえええっ

家康『Σどういうの!?ちょ天海落ち着いて!?』

 

 

粋(あ。無理。
家康に相談とか あっと言う間に噂広まる) ずーん。

 

 

鈴鹿御前「ふむ。


まあ良いわ とにかく開けるなよ
そして家主が落ち着いたら処理を頼め。
では失礼する」すたすたっ

粋「Σこんだけ引っかけ回して放置!?」

 

鈴鹿御前「いや 私が居た方が更にややこしくなると思うが

あ、もし本気でその手の趣味が有るなら 大嶽丸の父になる覚悟を持てよ。
私の愛読書もそこはケジメをつけておったからな」ふっ

粋「Σどんなマニアックな本読んでんだよ!!」

 

 

鈴鹿御前「冗談だ
では頼んだ

くれぐれも 開けるなよ?」ギロッ。

 

粋「Σえ」びくっ。

 

 

 


間。

 

 

粋「うーん 開けるなと言われると気になるんだよなあ」

箱から距離置きっ。

 

粋「今日に限って兄貴等も居ないし
って居たら率先して開けるか 居なくて良かった」ほっ。

 

スズメちゅんちゅんっ。

 

 

粋「ん?家康達って何処いったの?
ひょっとして この家に今1人?」あれっ?

 

猫「にゃん?」

粋「いや お前は人数に入らねえから
て?マジで? この常に誰か居る だだっ広い屋敷に俺1人?」廊下に出てきょろきょろっ

 

猫「にゃん。」手紙がさっ


『天海が疲れてるみたいだから 春一で飲んでくるね。
昼間からだけど状況が状況だからしゃーないしゃーない 便乗すんなとか言わないで。
戸棚にお菓子入ってるみたいだから 後よろしく』

 

粋(Σ誤解ーーっ!!

つかどんだけダメージ受けてんだよ!
あ、僧侶!?僧侶だから 潔癖なの!?)えええっ

 


猫「にゃん。」前足てしっ

粋「うん、肩ぽん的な?
ありがとよ

しっかし そうなると」ちらっ

 


箱の存在感ずもももっ。


粋(開けてちゃいけねえ箱と二人きり状態

ヤベえ好奇心がっ!)ううっ

 


猫「にゃんにゃん」てしてしっ

粋「ん?」


猫「にゃんにゃっ」箱の回りぐーるぐるっ

粋「何してんのお前」

 

 

猫「にゃん。」 どたあっ!

粋「好奇心が猫を殺す。かな?」えーと。


猫「にゃあんっ!」おおっ


粋「お前猫なのに 難しい事知ってんなあ」へー。

 

 

 

【その頃 天井裏】

 


九尾(いや納得するんかい) こんっ。

 

虫かさかさっ


九尾(暖かくなると此処も居心地悪いのう。
しかしだーりんおらんなら出ていく理由もないわ

せいぜい頑張るが良いわ 童子。)あくびっ。

 

 

 

更に間。

 

 


粋「ちょっとだけ ちょっとだけだからな?」しーっ

猫「Σんなーーっ!!」


粋「いやちょっと覗くだけなら多分バレない!バレないって!!」

 


九尾(意思の弱い男じゃの )うわー。

 


カイコぱたたっ。

粋「ん?お前までどした?」あれっ


墨にダイブぼしゃっ!!

粋「Σもはや躊躇無し!」ひいっ

 

紙の上ずるるっ

ずるっ
ずるるるっ


粋「あの全身使った筆談ってそれ
しばらくお前墨取れないのに

何々?」がさっ。

 

 

『開けたら即DEATH 殺生石系猛毒ガス もしくは呪いの可能性。』

粋「Σ確かに!!」ひいっ

 


九尾(飼い主より虫のが賢いぞえ。)うわ

 


粋「そ、そっか
開けたら発動系の呪いとか
考えたら大嶽丸の母ちゃんだもんな 有り得なくはない
Σあ、手に負えないってそう言う事!?」後退りっ


ずるるっ


粋「ん?まだあんの?」

 

『もしくは 下手に捨てられない若い頃のセクシーコスチュームとか』

粋「Σお前は虫なのになんでそう言う事詳しいかな!?」ひええっ


九尾(ああ、確かに 己で処分するには精神やられかねんのう)

 

 

 


粋「・・・・・もしそうなら 別に見ても死ななくね?」真面目っ

九尾(Σいや見たいんかい!!)えええっ

 

猫「うにゃ。」引っ

カイコ『オスとは悲しい生き物』筆談ずりずりっ

 

 


粋「いやでも そんなんなら人に始末して貰おうって方が数段恥ずかしいし

そもそも見るなって念押されたしなあ
これで見て 即死コースだったら 俺死後も笑い物だし」うーん。


九尾(Σおお!思ったより冷静であった!
さすがにその死因はだーりんもどんな顔すればええんじゃなるわ!)おおおっ

 

粋「Σはっ!でも待て
さっきのあのやり取り

アレからの見るな発言。と言う事は本当は見てくれって事なんじゃ!?
鶴の恩返しとかあの辺でも 男が見るなと言われてみなかった試しないし つまりアレは振り!?」おおおおっ


九尾(Σいやああ普段使わん頭を無理に使うから思考暴走しとる!

落ち着け お前がそんなお誘いされるタマか!!そしてダチの母親じゃぞ 実はまんざらでもないのかこのガキャ!!)ひええおろおろっ

 


粋「良し。

運を天に任せて

Σぶっ!?」


白「任せるな。」

 

猫「Σにゃああああんっ!!」がしっすりすりっ

テオドール「見事なジャンピングニーが決まりまして御座います」ぱちぱちっ

 


九尾「おおお!だーりん ナイスタイミングじゃっ
お宅の弟は なんやかんやでやっぱり年上好きじゃぞ!」混乱っ

彬羽「いきなり何を口走ってんだストーカー狐。」


粋「Σぎゃ!お前居たの!?
え?え? いつから!?」ひええっ

 

 

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千様「で、箱の中身は何だったのー?」


魄哉「それがその
鈴鹿さん。昔やんちゃしてた系らしく」困惑っ

テオドール「これぞジャパニーズスケバン!と言いたくなる様な あれやこれやが 詰まっておりました。」

彬羽「なんでそれを此処で処分しろって言って来たんだ」

 

家康「大嶽丸によると
黒歴史過ぎて 見るのも恥ずかしかったんじゃないかって」

九尾「Σげ。息子に連絡したのかえ!?」ひえっ


大嶽丸「今さら昔悪かったと言われても だろうな。とかしか思わん
気にするな」すたすたっ。

白「気持ちは解る「頼むから解らんでくれ」

 

粋「な、なーんだそうかあ

色々悩みすぎてパニック起こしてたや俺」ひきつり笑いっ

九尾(ホントにな。)うむ

 

 


魄哉「てかうちゴミ捨て場じゃないんですけど。

うわ また色々ジャラジャラしたのが
ん?」

 

家康「装飾品に名前彫ってるね。
パパさんとの思い出の品混入したかな?
こっちが鈴鹿さんで ・・Σえ」


大嶽丸「ん?」


魄哉「ななな何でもありません!ただの呪詛でした!
良し! これは僕が責任持って処分致しますね!!」どたばたっ

 

白「どうしたんだ 急に?」

彬羽「本人の名前が書いてある呪詛?」はて?

 

 

 


魄哉(そういや! 焔さんと古い知り合いぽかったですよね あの人)ひええっ

家康(元カノだったの!? 男友達かって感じでしたけど!?
え?つまり 下手すりゃ 白や粋と大嶽丸って親戚だった!?)ひええっ

 

魄哉「・・なんか、僕に処理してくれってのの意味解った気がします」

家康「その手の話は絶対口外しなさそうだもんね」うん。

 

 

 

コマ『パピーよ。よく解らんが
粉々に吹っ飛ばせばよろしいか?』 内臓バズーカがこんっ。


家康・魄哉「塵も残さずお願いします!」

 

 

 

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