小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月11日

 

 

 

 

【割烹春一】

 


入り口がららっ


白「あれ?」

 


魄哉「くかーっ」すやすやっ


白「なんだこれ?」きょとん。

ひな「それがそのー
今日は昼から登城らしくて 顔出してくれたんですが、ほらオーナーさんですし 

運悪く酔っぱらいに絡まれちゃいまして」苦笑。


朱禅「始めは無視してたんだけどな
聞こえねえのか なよっちい金髪野郎とか言われて カチーンでブチッ?
速攻呑み比べ大会に発展してさ」

 

彬羽「3人ほど急性アル中で診療所送りにしてこれだ」

白「坊主の格好でやる事じゃないな」うん。

 

ひな「あら?今日御付きのお二人は?」

白「いい天気だからまいて来た」しれっ

朱禅「どいつもこいつもホント自由だなあ」うわー。

 

 

彬羽「ほれいい加減起きろ。
お前それどうするんだ 酒臭さ満開で江戸城行く気か?」

魄哉「うーん。 頭痛い

え、そんな酒臭いですか?」ぼけーっ

彬羽「あれだけ飲んで臭わんわけないだろ
仮にも公務員のトップが酒帯び出勤はまずいだろが」


魄哉「・・酒臭さの主な原因は ツマミに食べた物のタンパク質とアルコールが体内で結び付き発生する臭いなので 
酒だけ飲んでた僕はセーフ「量でアウトだ。
アホの若者みたいな飲み方するな後期高齢者が!」

 

魄哉「うーん。飛天君に飲んだら臭い消える系のお薬貰ってきますかねえ
自分で作るの頭痛っ」あたたっ

白「診療所 今お前のせいで忙しいと思うぞ」

 

ひな「そういや なんで二日酔いって頭痛くなるんですかね?」

彬羽「アルコールには結果として脳を膨張させる成分があるからな
頭蓋骨の中で脳が絞められて悲鳴あげてる様なもんだ。」

朱禅「Σうわ キッツ」ひええっ

 

 

白「で、コイツは何で居るんだ?」

酒呑童子「ぐかーっ。」熟睡っ

ひな「お坊さんにお株奪われた上、呑み比べに便乗してタダ酒食らってご満悦の用心棒さんです。」きっぱり。

 


白「じゃ、こいつも起きたら 脳ミソぎゅうぎゅうだな」うん。

朱禅「可哀想にな」南無南無。

 

 

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江戸城


魄哉「しっかし最近
恨まれ過ぎて タタリ神にでもなりそうなんですけど」ため息っ。


挿音「おう。

けど天海サマ直々に裁かなくて良くね?」


召し取られた罪人刺客テロリスト軍団「「「Σくたばれ徳川!!」」」うがあっ


魄哉「はいはい。徳川幕府じゃなきゃーアンタ等全員 お裁き無しでバッサリ袈裟懸けですよ」あーはいはいっ


挿音(この後の事考えたら いっそその方がマシだけどな。)キセルすぱーっ


魄哉「にしても 素性を洗えば見事にあーもう

だから憂いは残さぬ様にと進言したのに 殿が嫌がるんですよねえ」報告書ぴらっ。

刺客「Σそ!それはっ

お前等徳川が我が殿の天下を横からだなっ

魄哉「いえ高齢の秀吉公逝っちゃって二代目どうするの時点で大概ぐっだぐだでしたよね?
初動派手に転んでてどうやって起きる気でした? 昼ドラばりのドロドロなあれやこれや こっちが掴んでないと思います?」


挿音(あ。秀頼ってマジで
女って怖え) 察し。

 


魄哉「まあ そこを吹聴する程僕らも鬼じゃありません。
死ねば皆仏様ですし」手合わせっ

刺客「そっそれは何よりだが
その これは我等が勝手にやった事!よって「女子供に手を出す趣味はありません 御安心なさい。

連れてきなさい。」指差しっ

 

 

挿音「・・・。」キセルふーっ

 

 

 


魄哉「・・・キッツ。」ぐったり。


挿音「まあな。
ああは言ったけど 全くお咎め無しにはムズいよな」うん。

魄哉「豊臣に嫁いだとか そこに生まれたとか そんなで人生左右されるとか左右しなきゃいけないとか もう戦国は終わったのにいつまでこんな事をっ」ううっ

挿音「人間がこの世にいる限り終わんねーよ んなもん」

 


魄哉「ですねえ。
弱音を失礼しました

で、殿は今日も?」

挿音「おう。墓参り」

魄哉「戦の後ですよ。

普通 逐一全員の墓参りしますかねえ」

挿音「その辺他のお偉いさん達に染まらねえ奴から 親父も軍師引き受けたんじゃねえの?」

魄哉「それはそうなんですが

あーやっぱ。殿は政治関連から外れて貰って正解でした

あ、今日遅くなりますんで 先帰宅でお願いします」

挿音「あいよ。」キセルすぱーっ

 

 


ーーーーーーー

 

 


家康「え?天海今日遅いの?
毎度仕事大変だねえ

あ。安かったから買ってきたけどスッポン食べるかな? 
Σのわーーーーっ!!」がぶりっ。

 


挿音「少しでもしんみりとした俺が馬鹿だったわ」うん。

家康「Σしんみりって何!?
え。ちょ取れない取れない 外れない!!」ひええっ

挿音「おうそりゃ雷が鳴らねえと?いや鳴ってもか?
とにかく噛んだら離さねえらしいぞ」

家康「Σうっそおおお!!!」がーん。

 

 


千様「白君 雷落としたげてー。」

白「死ぬなよ」


がらぴしゃーん!!

 

家康「Σだああああ゛ーーっ!!!」しびびびっ

 

 

粋「あの、兄貴
雷を脳天直撃じゃなく
近くに落としてビビらせるとかそんなの方じゃねえかなって。」うわー。


テオドール「あ。でも この亀いい感じに焼けまして御座いますよ?
どうやって食べるので御座いますか?」

挿音「知らねえわ。スッポンの雷焼きとか聞いたことねえし
適当に彬羽にやって貰えよ」

テオドール「かしこまりました!
彬羽さん 調理お願い致しまーす」たたっ

 

彬羽「ん?調理?    Σ生薬の原料か!?」黒こげスッポンっ

 

 

千様「黒こげの殿はどうしましょ?」

白「家康 生きてるか?」

家康「Σ生存確認いるくらいならしないで貰える!?」焦げっ


粋「すっげ。元気だ」おおっ

 

挿音「やっぱ天下取った男だけあんな、アンタ」うん。

家康「Σ嬉しくない!!」

 

 

石燕「?

挿音さん なんかあったんすか?」ひょこっ

千様「何かって?」

石燕「何しょね。
なんかこう 勘と言うか
変な違和感と言うか」ふむ。


与一「絵師は見るのも仕事だからな
まれに他の奴が気にせん様な事に気がつくらしい」ふよふよっ

千様「あら凄い。」あらあらっ

石燕「けど、今まで人と関わって来なかったせいで、違和感は感じてもその正体までは解らんという モヤッと感だけが残ると言う
経験値不足っすねえ」うーん。

 

粋「いや忍って そういうのバレたらダメなんだよな?」えー。

挿音「何か解らんのに感じ取られるとか むしろそっちが怖えわ。」うん。

 

 

白「ん?

今日は『天海』が残業なのに 江戸城の護衛のお前が先に帰れって」あれ?


挿音「おう。何か食い物ねえか?小腹すいたわ」すたすたすたっ

彬羽「スッポンの黒焼きなら有るが「おう調度食いてえと思ってた所だわ」

彬羽「Σえ。」

 

 

千様「アンタ 石燕さんじゃなくても大概バレっバレよ。」ああうん。

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 


【夜 江戸城

 

 

魄哉「まあ 来るとは思いましたが」

 

部屋中武装した兵士ずらりっ。


魄哉「天守閣 底抜けませんかね これ。」


兵「Σ黙れ 余裕のつもりか!!」くわっ!

 

 

魄哉「ここの所襲撃多かったですしねえ
そこで僕自身の前に 囚われてたお仲間が引っ張り出された。 となるとそりゃ最悪のケースを想定しますよね

そしてこうなりますよね。
解りきった事ですので驚く事もありません」しれっ

 

兵A「おい。何だこの余裕。
何か隠し持っててるんじゃ」ひそっ

兵B「いや 生臭でも仮にも坊主だしな
そこは修行の賜物的な?」ひそひそっ

 

魄哉「あ。すみません
お経は丸暗記してますが 修行は一切行っておりません。」

一同「Σバチ当たりにも程がある!!」

 


魄哉「言って 根っから生臭ですからねえ
僧正って言っても適当に名乗れる肩書きが欲しかったからって感じでしたし」うーん。


兵A「Σ徳川酷すぎんか!?
もうさっさと始末して良いだろコイツ!」 

魄哉「ええー。 か弱い僧侶を大勢の武装した兵で取り囲む豊臣さんのが酷くありません?」

兵B「Σお前ただのコスプレ外国人だろうが!!」

 

魄哉「反論出来ませんし 僧侶のつもりもありませんが

少なくとも骸に手を合わせた数はあなた方の誰より上だと思いますよ?
もっとも うちの殿には負けますが。

あなた方、戦場で敵の骸に手を合わせた事がありますか?」


兵A「Σは!?
戦地でそんな事してる暇など「無くてもやるんですようちの殿は

だから天下取れたんです」

 

兵B「だからそれはお前等が横から 

Σひいっ!?」背筋ぞわっ

 


魄哉「ですねえ。

横からかっ拐ってはいどうぞしましたよ? 
あなた方お人がいつまでもいつまでも小競り合いばっかしてるから
そうしていつまで経っても喧嘩してるから  喧嘩が嫌いなあの馬鹿殿まで駆り出されなきゃならなかったんですよ

文句有るならかかってきなさい 学ばぬ人間共。
人と喧嘩するのも飽きたでしょう

いくらでもこの『化け物』が相手して差し上げます」

 

 

 

 

 

 

女中A「昨日夜中凄かったねー」

女中B「ねー。 朝から役人さん達大騒ぎだったね

あ、それと夜中に警備の人がやたらでっかい鳥見たって言ってたよ ?」

女中C「それ天海様のペットでしょ?

何処で飼ってるの知らないし見た事無いけど 
侵入者に驚いて飛び回ってたんじゃない?」

女中A「いや鳥って言うか そう言う大きさじゃ

まあ天海様ならそれくらい飼っててもおかしくないか」ふむ。

 

 

彬羽(成る程。
片付けの手伝いにとはそう言う事か。

やはり忍を帰したのは のこのこ入ってきた奴等を駆逐する為の と言った所か。)ふむ

 


魄哉「あ。彬羽君すみませんねえ

ちょっと力仕事なもんで」瓦礫よっこらしょ。

彬羽「Σまさかの物理的片付けか!?」えええっ

 

 

魄哉「いやー。ちょっと暴れすぎちゃいまして」苦笑。

彬羽「何をどうすればこんな

Σ待て天守閣は何処行った!?」ぎょっ。


魄哉「その辺のそれです。」指差しっ

瓦礫ごっろごろっ。

 

 

女中A「夜中に天守閣大倒壊はホントびびったわー。」うんうんっ

女中B「天海様
避難されてて良かったですねえ」ほんとにもー。

魄哉「ですねえ。
不審者の皆さん 大勢で来るから底抜けちゃったんですねえ
ホントお馬鹿さんです」やれやれっ

女中トリオ「なるほどー。」あはははははっ

 

 

家老「大丈夫ですかな?」

彬羽「ちょっと頭痛がな。」ずーん。


家老「この城のは基本あんなノリです。お気になさらず

しかし 天海様も無茶な真似を」ため息っ

彬羽(Σこの爺さんはマトモか!?)おおっ

 

家老「この老いぼれ まだまだ若い者には負けませぬ!
一声かけてくれさえ致しましたら いくらでも参戦致しましたのに!!」くううっ

彬羽「やめとけ。天守閣が倒壊してんだぞ」引。

家老「そこはそのっ

えーと。ま、なんとかなりましょうぞ!!」ぐっ!


彬羽(Σ平和ボケし過ぎだろ人間共!!)

 

 


魄哉「人間 ボケてられるくらいが1番なんでしょうねえ」

女中B「何を笑ってらっしゃるんですか?」


魄哉「あ、いえいえ

あー そうだ。
良いお酒を貰ったんで 帰ったら古い友人と呑みますかねー?的な」にっこり。

 

 

彬羽(Σ家康に死亡フラグが!)冷や汗どばっ。


家老「そう言えば小耳に挟んだのですが
酒で人が変わるというのは ありゃ酒でタガが外れて本性出るかららしいですな?」

彬羽「・・だな。

だから二重の意味で死亡フラグがな。」冷や汗だらだらっ


家老「・・まあ。天海殿 酒癖お悪いですからな
ご友人にくれぐれも命大事にとお伝え下され」


彬羽(まずい。酒で幕府が滅びる!) 胃キリキリッ

 

 

 

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