小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月18日

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挿音「親父よー。
確か陰陽連てのは 昔程流行ってもねえのに文化の保護とか何とかで幕府が保護してやってる組織だよな?」

魄哉「そのはずなんですがねえ。」うーん。




挿音「じゃコレ反逆じゃね?」

陰陽師天海僧正!家康公より政務を任されておきながら 魑魅魍魎と結託し治世を思いのままとするなど言語道「あー手前らの価値観で変なストーリー作んなやって感じになってますねえ」うわあ。



白「蒼月連れてきて正解だったな。」うん。

魄哉「ですね。
これ以上君らが人外なのバレるとヤバイですし」

蒼月「Σ良くないよ!寒波来てるんだよ寒波!!
寒い寒い寒い冬眠しちゃう!死んじゃうー!」がたぶるっ

挿音「それでも江戸城の奴等みーんな幻術の中とかやるじゃねーの」

蒼月「誉められても嬉しくない!早く帰りたい寒いいっ」ひいいっ

魄哉「すみませんねえ。
本気でヤバくなったら浴場有るんで この際蛇にでも何でも戻って浸かってて良いですから」苦笑


白「ヤケクソだな。」

挿音「そりゃな
あの軍団と術合戦でもしたら城ヤベエし
今夢の中の普通の警備の奴等とか巻き添えだしよ マジで困ってんだありゃ」キセルすぱー



家康「あのー。陰陽師の皆さん 敵か味方かで物事判断するのはどうかなーって
ほら 仲良く共にやってるだけって考えたら「黙れ不審者!お前と話しとらんわ!」

家康「Σひどっ!」


粋「あ、そっか
徳川家康』は一般的には影武者のオッサンで認識されてんだっけ」

蒼月「馬鹿殿 オーラ無いもんね」ふんっ

家康「Σ反論出来ない!」ぐはっ




白「で、どうする
蹴散らすのは簡単だけどな?」

魄哉「それやると 結局妖怪による傀儡政治してるって認識されちゃうでしょうね」うーん。

粋「えー。んじゃどうすんだよ」

魄哉「だから君達兄弟を呼んだんですよ」

白「?」




彬羽「そういう事か
良し。弟のリミッター外せ」

白「? 解らないけど ま、いっか」


粋「へ? 何なに Σぎやーっ!?」

ぼんっ



陰陽師軍団「Σ!!」ざわっ


魄哉「はーい ご覧ください!『ご存知の通り』
こちら 大陸に伝わる隋獣・勾陣ですっ

本物かどうか 是非ともご確認ください」



家康「成る程ね
モノノケはモノノケでも 関わってるのは伝説のめでたい獣ですよーってアピる作戦か」ほうほう。

蒼月「それ以外も居るけどね」ぶるるっ

挿音「いんじゃね? 化物=敵って認識の奴等にゃ説明した所で理解するのも無理だろしよ
つーかもうお前奥行ってろ」


彬羽「暴れさせねえ様気を付けろよ これ以上拗れたらどうにもならねえぞ」

白「俺 加減下手なんだけどな」むう。



魄哉(此方への敵対心と猜疑心を緩める事が出来れば 後は口先三寸でだまくらかし、いえ どうにか説得行けるかも
この手の極端な人達は少し揺さぶりをかければどうにかっ)うんうん。





白「あ。ウグイス。」

ウグイス「ほけーきょっ」

家康「Σ歌下手っ!」



彬羽「Σだから気を緩めるな馬鹿野郎!!」

粋「がるるるるっ!」威嚇っ!


陰陽師軍団「Σやっぱ邪悪!!」後退りひいいいっ!!


白「ごめんな
コイツ抑えられるかどうかって、俺の感情も関係あるらしいんだ」むう。

挿音「あーまあ バケモンだからって勝手に悪役設定はムカつくよな」うん。

家康「あの皆さーん
ほら、 大勢で取り囲むから 勾陣もびっくりしちゃったんだと思「黙れ胡散臭い!!」

家康「Σいちいち酷くない!?」




蒼月「あーもう見てらんないな

おいこら陰陽師共! アンタ等の目は節穴かよ
マジモンだからこそアンタ等の猜疑心や警戒心って『悪意』に反応してんだろ!プロならその辺解れよ三下!!」くわっ!

陰陽師軍団「Σ!」

魄哉「おお。さすがです」感心っ


家康「え?悪意に反応してるの?」

白「単に俺がムカついてるのと 普段から気を抜いたら襲うぞこいつ」

彬羽「さすがは蛇の二枚舌 か。」うーん。



家康「この際何でも良いや。
この流れなら天海の口車で



蒼月「あ 無理。寒い」ばたーん!

どさあっ


魄哉「Σ蒼月君 本性出てます!ちょ蛇へび!大蛇っ!!」ひいいっ

陰陽師「Σおのれモノノケ謀ったな!!」


挿音「やっべえ 悪化したわ」うーん。



魄哉「どうにか考えますんで 殿、蒼月君を暖かい所に」ため息。

家康「あの、めちゃ重いんですけど」ずしっ

魄哉「すみません。 ちょい相手側本気で来そうなんで戦力削げません。」

挿音「実力行使で来たら そりゃやり合うしかねえもんな」

彬羽「人間相手にか?
後々嫌な事になる予感しかしねえがな」


白「やるんならこいつ好きに暴れさせるだけで行けそうだけどな」

粋「ぐるるるるっ」威嚇っ

魄哉「いえ城燃えますんで。
ここはどうにかしてギリギリまでどうにかして話し合いを



陰陽師「だいたいだ天海!貴様調べは着いておるぞ!
お前自身元は陰陽師である安倍晴明殿の式であったと言うではないか!!」

魄哉「あ?」




彬羽「おい。安倍晴明って」

挿音「あー陰陽師がマジで凄かった時代のアレだな
ぶっちゃけ親父が陰陽連に属してた時の『すっげえ仲の良いお友達』だな」あーあ。

白「何で化物と人間が一緒にいると式神とかしか思えないんだろな あいつら」むう。

彬羽「いや晴明は半分は妖怪だからお前と同じだ」

白「そういや俺人間混ざってたっけ」

挿音「お前はこだわり無さすぎじゃね?」





家康「どうどうどうっ!
落ち着いて落ち着いて ほら今の陰陽師ってお前の現役時代とは違うし

そもそも晴明は妖怪なのに崇めてるとか矛盾の固まりだし気にしな
魄哉「誰があの性悪狐の使いっぱですか」わなわなっ


彬羽「ダメだ 聞いてねえな」

白「話し合いどころかキレちゃうな」うん。




家康「いっそ粋をかるーく あくまでもかるーくけしかけて 全員ボコって牢屋にポイしちゃおっか?」

彬羽「何の罪状でだ?
コイツら的には化物退治って正義と大義でやってんだろ
これで全員とも限らねえし残党でも居たら後々面倒な事になるぞ」

白「めんどいから考えるの任せた。

それより家康早かったな」

家康「うん。蒼月重いから湯殿の上から蹴り落として来たよ
蒸気で暖かいしその内復活するでしょ」

彬羽「後で魂抜かれても知らねえぞ」引。


家康「Σう。そ、それより今は目の前の問題をそのねっ」


挿音「いんや。もう終わるわ」キセルすぱーっ

一同「へ?」



挿音「はい。親父よく耐えた よく薙ぎ払わなかったなー」どうどう。

魄哉「あの、親を馬鹿にしてません?」


白「終わるって?」はて。

彬羽「ん? 何だあの土煙 Σはっ」





杜和「江戸城反乱軍覚悟なさいましっ
姫武将杜和&藩の忠臣一同!兄様の加勢に全力で参りましたわっ! 」おほほほほほほっ



家康「Σげ。妹さんに援軍頼んだの?」

挿音「おう。姫武将つか教えたの忍の技だけどよ」


陰陽師軍団「Σちがっ我等は城に巣食うモノノケ悪鬼の類いをだなっ「喧しいですわ!その腰の刀は何ですの 大人数でその様な出立ち反乱以外の何者でもありませんしさせませんわよっ!!
何なら近隣の藩にも伝達済みですわよっ
はい詰みですわっ」ほほほほほっ




挿音「バケモンが相手するのがヤベエんなら 人間同士でやりあやー問題ねえだろ?
もう何処からどう見てもただのテロと鎮圧だしよー」くっくっく

白「うん。お前怖い」

魄哉「なーんかあの子が出てくると怒りも何も引っ込むんですよねえ」

彬羽「だろうな」


杜和「兄様ー! 見てます?
私の凛々し姿 あ、こらちょっ逃げんなそこ!」槍ぶん投げっ

陰陽師「Σぎゃー!」ひいいっ

挿音「おー見てる見てる

んじゃ『暴徒の鎮圧捕獲』に徳川忍軍も全力出撃良いよな?」

魄哉「あ、はーい。
もうそれでゴリ押すんで良いです」

家康「頭冷えたようで何よりだね」うん。




魄哉「僕も頭固くなりましたねえ
人間同士のケンカにすり替えればよかったと。成る程」ふむふむ

家康「反則技ならあいつのが向いてるかもねー」あははっ


魄哉「では負けてらんないので


地味に復活して来た蒼月君
後腐れ無い様 陰陽師軍団ぜーんぶ狐に化かされてて夢でしたって事に幻見せられます?」

蒼月「ちっ しゃーないな。
女の子が頑張ってんならやるしかないじゃん」

家康「Σ復活はやっ!」



彬羽「狐ってお前」

魄哉「晴明が良くて僕がアウトってのが納得行きませんから」けっ


白「蒼月 髪とかべしょべしょだけど良いのか?」

蒼月「うん。湯冷めが怖いね」ふっ



粋「あれ?俺は何を」はっ

家康「あ。戻った?お前今回いい所無しだねえ」






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