小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月6日

 

 

 

 

テオドール「Σぎゃー!ちょっ誰かーー!!」うわああっ


千様「なにー どうし?Σげ」

 


蒼月「大っ概にしろよ!こんのヘタレ腰巾着!
毎度毎度毎度人を小馬鹿にしやがって 単品じゃしぶといだけの灰野郎の癖にっ!!」うがあっ

テオドール「Σどの辺がしぶといので御座いますか!?
あれだけサラサラ灰になっ「そんで復活したら無傷でケガも治ってるとかしぶと過ぎるし反則だろ!!」


テオドール「・・えっと。それは逞しいと褒められましたので?」ちょっと嬉しい

蒼月「Σちっがーう!!」ああもうっ

 

 

白「なんだ喧嘩か?」

千様「前からイラついてはいたものねー
テオ君言葉遣いは丁寧なのに素で口悪いから」あーあ。

 

家康「蒼月も 女の子さえ絡まなきゃ聡い子だから細かい事気にするしねえ」うーん。

千様「ね、8割女の子絡まないと何もしないけど」

家康「毎度女の子で酷い目に遭ってるのに ホント学習しないと言うか
いやホント なんで政務の手伝い出来るだけの知識と回転の早い脳ミソ持ってて 女の子絡むと一気にこう ねえ?」苦笑。

 

 

テオドール「女で人生狂ってるのに 基本頭の中は女性の事しかないお馬鹿さんだと言われておりますが」うわあ。

蒼月「Σだからそう言うの面と向かって言うな!!全力でバカにしてんだろ!!」

テオドール「本当の事を言われて怒るのは 自覚はして


粋「おーい。テオ ちょっと黙っといた方が良いぞもう」苦笑。

 

 

彬羽「喧嘩か。
まあ 動物2匹寄ればこうなるだろ」

一二三「とめなくて良いんだべか?」

彬羽「そうだな。
人間なら1度殴り合いしてスッキリしろと言う所だが」

 

蒼月「だああもうキレた!!
自覚無いってんなら 嫌でも無意識に頭下げる様にしてやる!!」くわっ!!

テオドール「Σえ

Σどわああああ!!!」


どがしゃーん!!

 

 

彬羽「蒼月は本性大蛇だしな
蛇は手足が無くても筋力で全て解決する大概馬鹿力だ

よって危険なんで

白「バカラス。一二三に説明する前に 蒼月とめた方が良かったと思う」

 

粋「Σだああ柱握り潰した!!
え!?何 お前こんな怪力だったの!?」ひええっ

 

蒼月「Σあ、やべ
どっかのゴリラみたいで格好悪いからやらないで居たのに」はっ!

彬羽「誰がゴリラだ。」

 

 

 

白「お前も 口には気をつけような?」

テオドール「よよよ避けなきゃメシャッてなっておりました」頷きこくこくこくっ

 

 


間。

 

 


魄哉「まあ テオ君は日本語ペラペラとは言え
たまーに 言葉間違ってる事も有るので 細かい事は気にしない方が良いですね」

蒼月「そういう問題?」むすーっ

 

魄哉「細かい事に目くじら立ててばかり居ると 全てが悪く見てる様になる物です

ほら 本人反省してますし」

 

テオドール「真に申し訳御座いませんでした」土下座っ

蒼月「コイツ土下座すれば済むと思ってない?」けっ。

 

 

魄哉「謝らない君よかマシですよ。
でもってテオ君は今から彬羽君の日本語講座ですし」


彬羽「窮屈な国から出てはしゃぐのは解らんでもないがな

喧嘩になるくらいなら 少し考えて話さにゃならん
特にこの国ではな」日本語テキストっ

テオドール「ごもっともに御座いま
Σテキスト分厚っ!!」灰ざらああっ

 


蒼月「なんで俺以外には基本口答えしないんだよ」けっ。


白「吸血鬼って階級社会らしいから
自分より上と見たら歯向かわないんだと思うぞ」真顔っ

蒼月「Σさらっと格下宣言!!」ぐはっ


粋「あー 俺もちょいちょい格下扱いされてるから
仲間だな」ふっ。

蒼月(Σ勾陣格下って何様のつもりだよ この灰!!)えええっ

 

魄哉(それは俗に言う『ダチ感覚』なのでは?) うーん。

 

 

 

石燕「蒼月さん まーたアンタ何かやらかしたんすか 喧しい。

暇ならゴロゴロしてないでバイトでもしたらどうなんすか?
 お小遣い貰ってお店の女の子に貢ぐだけの人生悲しくないんすか?」はんっ

蒼月「Σだああこっちも面倒臭い!!」イラッ

 


家康「正論なんだけど 石燕ちゃん私等にはのほほんとしてるのに
蒼月には容赦ないよね」わお。

テオドール「人をイラッとさせる何かが有るので御座いましょうねえ」

 

 

 

間。

 

 

 

蒼月「俺さ。

コネとかそう言うのにぶら下がって生きてる奴嫌いなんだよね」ふんっ

 

粋(まだ言ってる。)


テオドール「ピンポイントで私の事に御座いましょうね」ポリポリっ

蒼月「効いてませんアピやめろ。吸血鬼がタクアン食うなよ」

テオドール「漬け物美味しゅう御座いますよ?」


千様「蒼月君 無駄よ
本気で効いてないわ」

 


白「ん?持ってるコネはガンガン使うべきだろ
使わないの勿体無いぞ」はて?

蒼月「Σ意外な所から意外な意見!!」えええっ

 

彬羽「そりゃ どんな世界も有力者との繋がりは自分とってプラスになる

その為に俺が このアホの代わりに西洋の化け物やら、滝夜叉姫とのトラブルやら 駆けずり回ってるの知ってるだろが。 」

蒼月「Σう。確かに」ううっ

 


石燕「つか 喧嘩なったら生き残った方が正義ってのが妖怪の世っす。
コネの1つも無きゃ  どんな猛者でもいつかは食われて終わりっすよね」お茶ずずーっ

粋「お前ホント 妖怪より妖怪の事理解してんなあ」ひええっ

 


彬羽「コネを作るのも実力だ。
しかしコネに甘えて 実力が伴って無ければ食われる

金で誤魔化せる人間の世より 化け物の世はその辺シビアだからな
使うなら手抜きはせん事だ」

蒼月「いや仮に有ってもそんなの使い方解らないんだけど」引。

 

白「偉そうに言ったけど
ぶっちゃけ俺もよく解らない。」どやっ

千様「彬羽君が副官で良かったわね 魔王様。」しみじみっ

 

 

蒼月「えーでもさ
なんかカッコ悪くない?

要は七光りじゃん?」えー。

 

 

晴明「また小僧が青臭い事を」こんっ。

蒼月「うん。当たり前みたいに上がり込んで茶啜んな
ぬらりひょんかよ」

晴明「狐ぞ 失礼な。
急に雨が降ってきたんじゃい」

 

 

千様「あら晴明さん

ん?晴明さんてコネで出世したタイプ?」

晴明「結論から言えばそうじゃの

博正 あ、こやつで無く、オリジナルの方な
あやつが帝の親類で無くば 表舞台に引きずり出される事も無かったわ」

粋「へ?」えーと?

 

魄哉「簡単に説明しますと

晴明さんの亡きご友人、源博正さんが帝の甥っ子にあたる方であり
立場を気にせず誰とでもフランクな方だった為 

人付き合いとかめんどいわーと 其処らにこもってた晴明さんが京の妖怪トラブルに引っ張り出させる羽目になったと。」

家康「そりゃお偉方の中で有名にもなるねえ」わおー。

 


晴明「それで良かったかと言われると微妙じゃが

まあ稼いだぞ」しれっ

蒼月「どう考えても良いんじゃないの?それ」


晴明「人間はしがらみが多くてかなわん

更に人としておらねばならんかったのでな
戸籍上は 私とっくに死者じゃぞ?」

 

粋「へ? お前身分証明無いのに江戸城ホイホイ入れるの?」

晴明「お主等も無かろう?
有るのはこやつの作った偽造のじゃろて。」

魄哉「戸籍が無いなら作れば良いんです」老眼鏡くいっ。

千様「さらっと文書偽造暴露したわね この政治家」うわ。

 

 

蒼月「Σあ、俺 アンタの偽戸籍作ったかも」はっ

晴明「うむ。お主何かを偽造させたら天下一よの」


蒼月「あ、やっぱり

あべはるあき って何処かで見たなーって
粋「Σ読み方変えただけじゃねえかよ!!」

 


晴明「数百年生きてて 今更名前変えても馴染まんしなあ」しれっ

魄哉「それ 名前アホ程ある僕の前で言います?」

千様「アンタは有りすぎなのよ
サンジェルマン伯爵の天海サマ」

魄哉「更に初代服部半蔵も有りますよ」


白「うん。どれも似合わない」きっぱり。

魄哉「Σぐ。」

 


晴明「更に 源博正(偽)だしのう

ほんに 毎度よく自分だと判断出来る物ぞ」ごーろごろっ

魄哉「人の家で寛ぎ倒しですかぬらりひょん

博正さんの影武者はアンタにたぶらかされてやらされたんでしょうが
まさかやって覚えろでいきなり帝の宮中放り込まれるとか思わなかったんですけど。」むっ

一同「Σうっわ怖っ!!」ひいっ

 

晴明「狐は化かす物ぞ」ふふんっ。

 

 

魄哉「すみません ちょっと暴れて良いですか?」

彬羽「さっき蒼月に説教した所だろ やめとけ。」

 

 

晴明「しかし天海やっとる今、その時の経験が役に立ってるであろ?
縁とは不思議な物よな。

そうじゃ コネと言わず縁と言う言葉を用いるが良いぞ

それなら 印象変わってくるであろ?」

蒼月「へ?

あーうん。それならまあ」ふむ。

 

 

 

白「晴明がマトモな事言ってる」おおっ

晴明「喧しい。
おのれ等は言葉が足りんのじゃ」

 

 

テオドール「しかし ワンオペ貴族とは」ひええっ

石燕「やらせる方もやらせる方っすけど
こなす方もエグいっすねえ」うわー。

 

 

粋「あ!カラス
お前書き物得意だろ? これ絵草紙とかにしたら売れるんじゃね!?」手ぽんっ!

彬羽「Σえ゛」ぎょっ

千様「やだそれ面白そう!
読みたい読みたーい!!」おおっ

 

 

彬羽「書く事自体は構わんが

その、冷静に考えて 知り合いのジジイの武勇伝まとめて本にした物だぞ それ

楽しいか?」困惑っ


粋「Σそう言われると!」うっ

 

 

晴明「エピソード的に物語向けのは山程あるがの

しかし、お主ごときの文才で私が表現出来るかの?」にやっ

魄哉「書いて欲しいんですね」あーはいはいっ

 


一二三「おらも読みたいだー!」はいっはいっ!

彬羽「Σう」

 

千様「あら 鶴の一声。」

白「絶対書くなこれ」うん。

粋「一二三 強え。」おおっ

 


彬羽「そ、その、下手な挑発に乗るのも何だしな

くたばったら三途の川の渡し賃代わりに棺桶に入れてやる」真顔っ

晴明「それは良いな あの世でこの草子の主役は私だと自慢出来るではないか」どやっ

彬羽「Σ駄目だコイツ動じねえ!!」

蒼月「お前口喧嘩弱いじゃん
なんで勝てると思ったの?」えー。

 

家康「じゃその時は
文 彬羽、挿し絵は石燕ちゃんかなー?

わ、楽しみだねー」へらっ


晴明「私がくたばった時の話なんだが?」おい。

千様「てか 石燕さんが挿し絵したら 完全にジャンルホラーよねえ」あらあらっ

魄哉「間違ってはいませんよ。

ただ、無駄におどろおどろしい分、文がかなり挿し絵に寄せた感じにしないとキッツイと言うか

その辺頑張って下さいね」にこっ。

彬羽「いやすまん 冗談だったんだが「あ、僕はこのまんまじゃアレなんで猫被らせた感じでお願いします」

彬羽「Σ意外と出たがりか!?」えええっ

 

魄哉「じゃなきゃ天海なんぞやってませんて」ふっ。

 

 

 

白「なんか 盛り上がっちゃってるな」ふむ。

蒼月「まあこれも 縁ってやつ?

そこそこ売れっ子の物書きと浮世絵師が揃ってんだしさ
コネってのは不思議だねー」ふーん。


テオドール「まあ 下関係不安なあまのじゃくな方には しっかりした保護者がついておりますしね」

蒼月「だね。
魔王には腰巾着が付き物だし」


粋「振り出しやめろ お前等。」

 

 


白「道具でも何でも物は使う奴次第だ
変な事に使わなきゃいいだけだぞ?」な?

蒼月「なんだろう、今回マトモな事しか言われてなくて凄い怖いんだけど「蒲焼き何人前になるかなお前」

蒼月「Σごめん!蛇は肉固くて不味いから!!」ひええっ

 

 

 


石燕「あの、誰も突っ込まなかったんすけど

妖狐の晴明さんがくたばる頃って あっし何百歳なんすか?」

一同「Σあ。」はっ

 

 

白「お前は 別に800年くらい生きてても驚かれないと思う」うん。

石燕「うわー 魔王様の太鼓判もろたっす」わお。

 


彬羽「・・構想くらい練っとくか」ぼそっ。

一二三「Σ本気で書く気だか!?」ええっ

 

 

 

魄哉「シリーズ化するなら ペンネームも専用にした方が良いですよ

えーと。化け物と宮中のイメージ。

そして表向きフィクション ・・ 獏とか入れたいですねえ」ふむ。

 

蒼月「いや アンタが書くんじゃないだろジジイ

どんだけノリノリだよ」引。

 



 

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