小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月29日

f:id:t00c:20210927101535j:plain





蒼月「あー朝方寒かった」ぶるっ

家康「昼間は暑くなるみたいだよ?」

蒼月「Σ何それ 変温動物への嫌がらせ!?」



白「昼間の内にコイツらみたいに暖かいの溜めとくとか。」池の亀っ

蒼月「うん。それ溜めてんじゃなくて今少しでも温かく居ようとしてるだけだから
元の所置いてきてやって」


家康「そっか もうすぐ蒼月がコタツに住む季節が来るんだよねえ」しみじみ

テオドール「コタツ?」

粋「あ、お前は知らないか
えーと。 まあ冬のお楽しみって事で」


蒼月「楽しくないよ!んっとに恒温動物は気楽で良いよね」ぷんすかっ

千様「あら 朝御飯はー?」

蒼月「いらない 暖かい布団で二度寝してくるっ」すたすた。




彬羽「急な気温変化で蒸されろクソ蛇」ちっ

家康「えーとその。朝御飯担当さすがです」

テオドール「秋茄子の御味噌汁 美味しゅう御座いますね」ずずー





間。






テオドール「しかし日本の冬に御座いますか

四季が豊かな国とは聞き及んでおりますが
どのような物なのでしょうか」はて。

白「雪合戦と雪だるまと 餅とおせちかな」えーと。

挿音「お前は何歳児だよ」


一二三「楽しい行事は沢山だども その分日本の冬はめちゃ寒くて厳しいべ
去年も飲み屋帰りの家康さんが道端で寝て危うく閻魔さんとこ行くとこだっ
家康「Σごめんなさい もうしません!」めちゃ怒られた記憶フラッシュバック!!




テオドール「家康さん基準だとイマイチ解らないのですが」うーん。

彬羽「まあな、一年の最高気温と最低気温比べたら 人間が住むべきじゃない国とか言われる場合も有るな」

千様「Σえ、そうなの!?」

彬羽「外国の奴は寒暖差で命の危険感じる事も少なくはないとか」



テオドール「私 死亡フラグ立ちました?」うわー

白「棺桶入ってたらそこそこ暖かいとは思う
なんなら猫貸すぞ」

テオドール「Σ高性能湯タンポ!」おおおっ



挿音「マジか
俺らなんて雪に埋まりながら野宿で見張りとかしてんのによ」キセルぷはーっ

彬羽「徳川忍軍は有る意味人間やめてるだろが」

挿音「いや皆が皆やめてるわけじゃね「自覚有るのか」



テオドール「聞いてるだけで寒いのですが

その、そんな過酷な季節が来るのに色々大丈夫に御座いますか?」

粋「ん?何が?」



テオドール「日本の家屋って基本木と紙に御座いますよ!?
ぶっちゃけ心ともなくて いまだに棺桶から出て寝られませんっ!!」必死っ

千様「あ、蓋閉めないと寝られないのそれだったの?」あらまあ。

テオドール「せめて木でしょう! 何ですか紙の家って!発想が理解出来ません!!」




魄哉「紙って 全面紙ってわけじゃないんだから怖く有りませんよ」肩とんとんっ

家康「お? お仕事休憩?
お疲れー」

魄哉「確かにテオ君の故郷、ドイツの方ではせいぜい木材。
他にも石やらレンガやら 結構がっちり作られてましたからねえ」

テオドール「あれ? 来られた事が有るのですか?」おや。

魄哉「若い頃は海外ウロウロしてたもので
あ、フランスでは爵位持ってますよー」

テオドール「Σええええ!?」




晴明「この国でも天海以前に名前持っとるがな」お茶ずずー。

魄哉「何処から生えたんですか」

晴明「お前歴史に爪痕残し過ぎであろう
それよりこの朝餉 蛇小僧が要らんなら貰って良いか?」

彬羽「待て。いつから居た」

晴明「妖怪ぬらりひょんの正体は私だと言う説も有るぞ」どやっ



白「他にも有名人やってたのか」へー。

魄哉「えーとその、その辺はその内って事で

まあその 日本の家は日本の気候に合ってるからコレで良いんです」

テオドール「台風来たら吹っ飛びますよね?」むう

魄哉「・・・ 建て直ししやすいじゃ無いですか」

家康「天海 負けないでー」





魄哉「えーまあそういう文化なんです

それに 少なくとも僕らにとってはこっちのが都合良いんですよ」

テオドール「?」

挿音「つーかよ 忘れんなよ土壁も有るわ。紙と木だけじゃねーよ」




魄哉「はい。という事で 皆さん緊急配備お願いします。」

刺客「天海大僧正! 将軍に取り入り徳川に巣食う寄生虫めが 民に変わって天誅下す!!」わらわらわらっ

テオドール「Σいきなり何か来た!!」ひいいっ


魄哉「おや、今回僕ですか」おやまあ。




家康「取り入るも何も 私が政務向きじゃ無いからお願いしてるんだけどなあ」銃じゃこんっ

魄哉「被害妄想膨らみ過ぎたんじゃ無いですか?
居るんですよね こういうの」はーやれやれ



刺客「何をごちゃごちゃ抜かしとるか!
神妙に
壁ばきゃぐわしっ!

刺客「Σぐはあ!」ぎりぎりぎりっ
刺客(下っぱ)「Σ壁から手ええええっ!!」ひいいっ



家康「彬羽 握り潰さないでねー」

彬羽「加減が難しいな」むう。



挿音「うおら! 引っ掻き回せやガキ共っ」わははははっ

障子蹴倒しっ!


白「任せろ」すたたたっ

粋「兄貴程々っ!程々にな!!」

小太郎「わんわんわんっ!!」がるるるっ




千様「あらやだ。スゴい阿鼻叫喚」ちゃぶ台の盾。

テオドール「気のせいか皆さん襲撃慣れされてませんか!?」番傘の盾っ

千様「慣れてるのよ?
恨まれる覚えあるのが多数だからー」きっぱり。

テオドール「Σあ。直しやすい方が良いってこういう!?」はっ




魄哉「さて。良い感じにパニックになりましたし
大人しく縛に着いて下さいね
動くと耳なり指なりもげますよ?」暗器の山じゃららららんっ


一二三「ほら。味方でも動いたら危ないだよ」お盆の盾っ

テオドール「」灰っ





晴明「食事中に喧しい ホコリが立つじゃろ。」むっ

下っぱ刺客「Σあああ!何故だ 体が動かんっ」金縛りっ






間。







挿音「運ぶの面倒だしよ

朧車で江戸城天守閣辺りに放り込んでて来んね?」

捕縛済みごろごろっ

白「面倒臭いな」むう。




小太郎「なあなあっ 何人か向こう逃げたぽいけど!?」わんっ


魄哉「ああ 大丈夫ですよ
ほらあちらはシロ君の自主練地帯ですし」

粋「Σあ。すっげえ氷柱」

白「早く解凍しないと人間死んじゃうな」うん。


魄哉「裏山の方にはコマ居ますし」

家康「ああうん。明らにランチャーの爆発だね、あれ。」わおー


魄哉「表の石段の方は石燕さんにお願いしました」にっこり。

千様「あらやだ 特大がしゃどくろ」

彬羽「絵の具現化は時間かかるからな」成る程。


テオドール「確かに 石やレンガ造りだと修理追い付きませんね」うっわー

挿音「おうよ。理解が早いな」キセルすぱーっ




蒼月「だああっ急に暑い!!もうやだこの気温っ

Σうわ何これ!
なんでこれから寒くなるのにこんな風通し良くしてんだよ!!」ひいいっ

晴明「今暑いなら良いではないか」ごろごろっ

蒼月「Σ家壊れて良いわけないだろ!
てか当たり前みたいに寛ぐなよ!!」



粋「たまにマトモだよな こいつ。」

千様「感覚麻痺しがちなのにねー」




テオドール「少なくとも 普通の人が住むべき国では無いのかもしれませんねえ」しみじみ。

白「日本全部がこんなんじゃないぞ?」




>サイトトップに戻る