家康「うっわ。綺麗になったねえ」わおっ
魄哉「この子も埃をかぶったまんま年越しするのは可哀想ですからねえ」ふう。
テオドール「あ、居た居たおられました
魄哉さん 休まれないで大丈夫に御座いますか?
年末故、我が主が心配しておられま
Σうわっ!また凄いのを!!」おおおっ
魄哉「解ります?」おっ
テオドール「解りますます!!
西洋でもまだまだ珍しい電動馬車こと オートモビルに御座いますか!?」おおおっ
魄哉「さすがは技術大国ドイツの出。
見よう見まねで作ってみたんですがね
馬力有りすぎて 危険なんであんま乗り回せないんですよねえ」苦笑。
テオドール(Σドイツでは馬力出す為に頑張ってるので御座いますが!?)えええっ
家康「またガワだけ参考にして 中身はオリジナルでしょ
凄いんだけど いちいち殺傷能力高いよねえ」うーん。
魄哉「ちなみに ここ1年ほぼ倉庫の中で君の主様のお昼寝場所と化してました。
名前はふらんちぇすか号です。」
テオドール「・・そう言えば
1度何かのトラブルで暴走してたような」冷や汗っ
魄哉「さて、現実逃避も終わりましたし仕事に戻りますか」
家康「Σ現実逃避だったのコレ!?」
魄哉「やらなきゃいけない事が山程ある時って掃除したくなるじゃないですか?」すたすたっ
テオドール(この方 政務よりこの手の技術を売った方が絶対お得に御座いますよね)うわー。
ーーーーーーーーー
挿音「くおらそこの刺青モン止まれえええっ!
止まらねえとミンチすんぞクルアアアっー!!」
徳川忍しゅばばばばっ!
通行人「Σ!!?」びくっ
粋「また派手にやってんなあ」うわー。
白「忍って居るの自体秘密なんじゃなかったっけ?」
粋「今更じゃね?
やる事派手すぎてもうバレっバレ Σおう!?」びくっ
挿音「おう。暇なら手貸せやお前等。
牢が火事でよ。囚人焼け死んじゃ何だしと責任者のオッサンが人情で解き放ってやったってのに
まさかの囚人共がそれ狙いでボヤ出してやがってよ」ちいっ
白「俺等もうすぐ昼休み終わりだし 窓に貼り付くな
通行人めちゃ見てるだろ」
通行人ざわざわどよどよっ
挿音「ちっ。年末のお役者様に頼んだこっちが間違いだったわ
ったく 1人残らず捕まえねえとあの御人好し切腹になっちまわ
囚人だしこの際デッドオアアライブで
粋「落ち着け 目がマジだっての」
挿音「俺あ何時でもマジだっての
邪魔したな 舞台で転べ。」ひょいっすたたたたっ
粋「Σさらっと八つ当たりして行った!
しゃーねえだろ!!」ああもうっ
白「年末に大変だな ん?」
刺青の男コソコソっ
粋「Σあ! あれも逃げた奴じゃねえ!?」
刺青の男「しめしめ。」そーっと
どじゃりんっ!
白・粋「Σあ」
皐月「くおら泥棒おおおお!!売上かえせえええっ!!」
薙刀ひょんひょんっ!
刺青の男「へへーんだ。捕まるかよ」すたたたたっ
皐月「Σむきーーっ!!
アンタ等何ボサッとしとん!あのアホ捕まえんかいっ!」
粋「Σえ。でも午後の幕が開「んなもん お客さんにゃ少しくらい待って貰えばエエやろ!
あんのクソタリャ五体満足で逃がしてたまるかああ!!」うがああっ!
つつじ「皐月はん落ち着きや!
店の前でクソタリャはあきまへん!!」どうどうっ
白「仕方ない
行くか」はーやれやれっ
粋「あんな千両箱持ってりゃ走りにくいだろけど
もう結構逃げたんじゃ Σあ」
ひょいっ
屋根の上すたたたたっ!
白「道走ったらそりゃあな」たたたっ
粋「Σ正論だけど 兄貴舞台衣裳のまんま!!
目立つ!すんげー目立つからせめて羽織脱いで Σわぶっ!」羽織ばさっ
間。
白「で、迷って見失った。」どやっ
挿音「おう。普通の道で迷う奴に期待した俺が馬鹿だったわ」あちゃー。
彬羽「ガタガタ煩いと思ったら
お前等店の屋根で何してんだ」
挿音「お。此処春一の上か そういや」
白「迷子になったら確実に解る所行けって言うだろ?」
彬羽「言わん。 うろちょろせずにその場にじっとしてろだ。
何度それで行方不明になった手前」
白「ここの屋根ボコボコだからパッと見で解「黙れ。8割お前等の仕業だろ」
挿音「しっかし脱獄からの売上持ち逃げたあ根性あんなあ
うちの奴等が次々お縄にしてっけど そんなの持ってる奴は今の所いねーわ」キセルぷはーっ
徳川忍「お頭あっ!また1人捕まえやした!!」
囚人「Σうおおお放せえええ!」ボッコボコッ
挿音「おう、まだ元気じゃねえか
もう数発どついて牢に放り込んどけや」
囚人「Σ!」
徳川忍「うーっす」
白・彬羽(思ってた数倍キレてた。)引。
挿音「つか今日はテオはよ?
あいつなら空から捜せる上、速えから助かるんだけどよ。」
白「今日は留守番だ。
バカラスも仕事だし 家康も江戸城の魄哉が政務で壊れるの防止に行かなきゃだし
家事役に置いてきた。」
挿音「タイミング悪いな
飯の後の皿洗いとかくらいだろ。
なんで他の奴等は出来ねえんだよ」ちっ
彬羽「帰って台所が壊滅してる方が問題だろ」
挿音「・・だな。もう大工仕事したくねえわ」ああうん。
白「けど、ホントさっさと千両箱泥棒捕まえないと
手ぶらで帰ったら皐月が怖 ん?」
どどどどどどどっ
彬羽「何の音だ?」
刺青の男「おらおらおらおら!退け退け退けーっ!!!」
牛「ぶもーっ!!」ずどどどどどっ
市のおじさん「Σああっ おらの荷車とべこーっ!!」
忍A「Σあっ居た 手前これ罪を重ねんな止ま Σあーーーっ!!!」どかっ!
忍B「Σ三郎ーーっ!!」うわああっ
忍C「なんて酷い真似を!
牛もろとも吹っ飛ばしてやる!」爆薬すちゃっ
挿音「落ち着け 町中だぞ」
忍C「Σう。しかしっ!」くうっ
挿音「大丈夫だ。問題ねえ」
白「バカラス。」
彬羽「ったく 人使いの荒い
ふんっ!!」
牛の角がしいっ!
牛「Σぶもーっ!!?」
忍A「Σあの突進を止めた!?」頭から血だらだらっ
刺青の男「Σげ!化け物かよ
ちいっ!こうなったらっ」
荷車の縄すぱっ!
忍B「あ、牛を切り離した!!」
忍C「Σまずいっ 此処は坂道!!」
野次馬「Σぎゃーっ!!」ひいいっ
刺青の男「おらおら退け退け! 轢いちまうぞ!」ひゃほうっ
彬羽「どうどう。
おいあの馬鹿どうする」
牛「ぶもーっ」ふうっ
白「うん、めちゃ危ないな。
それもヤバけど この音なんだろ?」
彬羽「音?」
刺青の男「(お?追ってこねえな
忍だか何だか知らねえが こんなのに追い付けるわけが)
ん?」
ドルルルルンっ
ふらんちぇすか号ぎゃがっ!!
テオドール「Σぎゃー!退いて下さいませえええっ!!」ひいいっ
刺青の男「Σ無理いいいいっ!!」うわああっ
ドゴシャっ!!
破片かんからかーん。 コロコロっ
一同「・・・・。」
テオドール「あー びっくり致しました」けほっ
彬羽「Σよく生きてたなお前!」
テオドール「この車、造りがめちゃ頑丈な上 内側のクッションが素晴らしい様に御座います
市販の物での事故ならぐっちゃぐちゃに御座いましたでしょうねえ」ほっ
挿音「確保。」
徳川忍軍「うっす!」わらわらわらわらっ
刺青の男「」白目っ
白「あれ?これふらんちぇすか か。
なんでお前がこれに乗ってるんだ?」
テオドール「それがその
魄哉さんがお掃除されて置いておかれたのを ピカピカにされておられましたのでそのー
色々凄いなとあちこち見ておりましたら 何か走り出してしまいまして」
彬羽「危険極まりねえな」うわ。
テオドール「本当に 事故にならずに良う御座いました」ほっ
徳川忍軍(Σ今の大事故じゃないの!?)えええっ
挿音「で。お前のお探しのはこいつだよな?
千両箱あったのかよ?」
白「へ?
あれ 持ってないな?」
彬羽「此方にもそれらしき物はねえな?」荷車だった瓦礫の山っ
挿音「話聞こうにも 白目むいてんしなあ
やっぱ何処かで仲間に渡した か?」うーん。
白「Σえ。俺まだ戻れないのか?」ええっ
テオドール「えーと。何やら捕り物の様に御座いますね
あの、我が主。
ふらんちぇすかの後部座席にこの様な物が」
白「ん?」
彬羽「Σおい!そいつにそんな物持たせたら」
粋「兄貴戻って来ねえな
やっぱ逃げられちまったのかな
Σん!?」
テオドール「よっしゃあ!だいたいの運転方法解りまして御座いますっ!」
ドリフト走行ぎゃががががっ!!
白「テオ 揺れすぎ揺れすぎ。
えーと。家康は確かこんな感じで
そこの奴 止まらないと射つぞ」
狩猟銃ドゴッ!!
囚人「Σもう射ってるうう!!」ひいいっ
彬羽「こらああ!!手前等 町中はやめろ町中はああっ!」だだだだっ
粋「・・・えっと、
アレは取り締まらなくて良いの? お前等」
挿音「あいつ等が引っ掻き回してくれてる間にどんどこしょっぴけるし 不可抗力かなーってよ」キセルすぱーっ
囚人軍団「どちくしょおおおっ!!」ぐるぐる巻きっ
粋「Σ良いの!? 町中暴走発砲してるけど本当に良いの!?」えええっ
挿音「今現在 そんなの取り締まる法律ねえもん
俺等公務員は知らね」ふっ
粋「Σお役所仕事っ!」
白「なあ。俺も結構 射的の腕良くないか?」ちょっと嬉しいっ
テオドール「で、御座いますねえ。
さすが我が主 何でも出来
Σあ。ハンドルが」すぽっ
白「Σえ。」
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