小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月9日

 

 


酒呑童子「ぶぇっくしょい!!」


通行人「Σ!!」びくっ

 


ひな「あのー。用心棒さん 悪目立ちするんで冬に半裸やめてくれませんか?
真冬に意地はって薄着する子供みたいで痛々しいです」真顔

酒呑童子「Σ変態か馬鹿みたいに言うな ちゃんと着てんだろ!」うがあっ

ひな「はいはい。皆さん見てますんで早く店内に入って下さい」

酒呑童子「Σくっ」

 

茨木童子「これでもマトモに着てる方なんだよなあ」苦笑。

朱禅「Σえ。山じゃ裸族とか!?」引っ

人魚「いえ 残念ながら」

シロ「残念なのか」困惑っ

 


庵「私等の周り 肉食女子多いなあ」ぼそっ

彬羽(お前もストーカーじゃねえか) 鍋ぐつぐつっ

 


酒呑童子「しっかしよお
用心棒は良いんだけど 客来ねえな」あくびっ

茨木童子「だなあ。店員はフルメンバーなのに」


ひな「良いんですよ
酒呑童子さん達が居ると変なお客が来ないんで
この町で変なお客が来ちゃうと 収入マイナスになりますし」ため息っ


茨木童子「どんだけ店破壊されるんだよ」

彬羽「基本的にガラ悪いからな。」鍋ぐつぐつ。

 

人魚「あのー お客さん来ないのにそんなに仕込みして大丈夫なんですか?」

シロ「そこは 常連の大食らいかおるでな
何だかんだで必要だし 無駄にはならんのだ」うむ。

茨木童子「あ。成る程」

 

 

入り口がららっ

 

粋「ちゃーす。やっと昼飯昼飯」わーい。

テオドール「おおっ 店内は暖かいですね」火鉢に当たりっ

 

彬羽「ほれ、今日は天ぷらうどんだな
腹持ちはあまり良くねえし この天気だ。かぼちゃの煮物も着けといた」ほれ。

白「なんで頼む前に解るんだ?」あれっ


一同(店員に 食事ルーティーン把握してるストーカーが居るからです。)

 

庵「何?」

粋「・・何も」目そらしっ

 

 


テオドール「海老天良う御座いますね」おおっ

粋「あ、俺等も同じので」

ひな「はいはーい。毎度っ」ほくほくっ

 


茨木童子「何が凄いって 
うどんは前菜なんだよなあ 
どんだけ食うんだこの体格で」苦笑。

酒呑童子「腹持ち云々のくだりは何なんだよ」うわ。

人魚「あら?
そう言えば そこにハロウィンの残りぽいカボチャが」
ひな「しーっ。」


茨木・酒呑童子(あの女 やるな。)

 

 

テオドール「美味しければ何でも宜しいかと Σあぢっ」

粋「かぼちゃに負けんなよ」

 


酒呑童子「平和だな」ため息っ

人魚「良い事じゃないですか」えー。

酒呑童子「お前な 用心棒って聞いたら普通はもっとこう物騒な物期待すんだろ?

何だよこれ ひたすら1日座ってるだけだろがよ」むすーっ

人魚「ハプニングが欲しいんで「やめろ頼むからやめろ せめて外はやめろ」

 

白「普段どんな事になってるんだお前等」うどんずるるっ

茨木童子「人の目もはばからず 昼夜問わず凄い事になってる」うん。

粋「Σぶっ!」うどんぶはっ!

 


酒呑童子「ワザとだろ手前。」

茨木童子「いやいや、お前の逃げっぷりが凄いって事だけど?」
白羽取りっ


朱禅「あのー 包丁返してくんね?」えーと。

 


白「何だ。お前その見た目で女に負けてるのか」へー。

酒呑童子「Σうっせえよ!グイグイくる女は苦手なんだよ!」うがあっ

人魚「シャイでギャップ萌えが楽しくてついついあれやこれやを」きゃーっ

 

庵「うん。未成年組が静かになっちゃったからそろそろやめたげようか」


シロ「・・・。」芋剥き剥きっ
テオドール「・・・。」うつむきかぼちゃもそもそっ

 

 

 


間。

 

 

 


飛天「へー。そんな話がねえ」もぐもぐふーん。

 

酒呑童子(Σコイツも何気にめちゃめちゃ食う!!)

茨木童子(Σ医者の癖に暴食過ぎだろ!!)えええっ

 

飛天「いやー 奢りの時に食べ貯めとかないとなー」わははっ

ひな「彬羽さん、 奢りなんですか?」

彬羽「・・また行き倒れられても何だしな。」皿きゅっきゆっ

シロ「また厄介なイトコを持った物だ」やれやれっ

 


飛天「それにしても

へー。そうかそうか 鬼族って意外と ぷぷっ」

酒呑童子「Σ蒸し返すな!!」むかっ

人魚「肩プルっプルですねー。
ウケました」わーい。

 


白「さて、腹ごしらえも終わったし」ふう。

粋「ん?昼休みならまだ時間有るけど?」

 

 

白「酒呑童子 暇なんだろ
飛天相手してやったらどうだ?」

テオドール「Σえ」


飛天「ん? あーそうだな。
食べ過ぎ感有るし」伸びっ

酒呑童子「Σはああ!?」かちーん!

 

彬羽「お前な」困惑っ

白「ちょっと発散させないと せっかく来た客に絡みかねないぞ あいつ。」食後のお茶ずずーっ

テオドール「い、いえしかしっ
酒呑童子さんあんなんでも鬼族の現頭に御座いますよ!
飛天さん大丈夫なので御座いますか!?」えええっ

 


飛天「ちなみに飛び道具は可?」メスじゃきんっ!

白「可。」うん。

酒呑童子「Σえ”」

 

粋「あ、医療道具使わせたら こりゃ勝負解んねえわ」ああうん。

 


飛天「ほうほう。じゃこんなのやこんなのも可って事で」

鉗子、禍々しい医療器具、特注の注射器ずらららツボ治療の針ばらららっ


酒呑童子「Σだああ待て待て待て待てええええっ!!」うわああっ

 

 

シロ「うむ。コレは恐ろしい」

庵「医療と無縁の鬼にしたらとんでもない恐怖だろうね」うわ

 

人魚「先生。これは何に使うんですか?」はいっ

飛天「ん?ああそれは

歯とか引っこぬく奴。」

 

酒呑童子「」鳥肌ぞわあっ

茨木童子(さすがカラス天狗の若様。
精神攻撃が上手い) ほう。

 


人魚「だそうです。ガンバです!」にこっ

酒呑童子「Σしまいにゃ泣かすぞ手前!!」

人魚「Σなんで!?」ええっ

 


彬羽「ちょっと待て
まさかお前それ 常に持ち歩いてんのか?」

飛天「ん? そりゃいつ何処で急患にぶち当たるか解らないし」

白「歩いたら凄いガシャガシャしてそうだな」へー。

飛天「あー この前石につま付いた拍子に自分に注射器が

茨木童子「ひょっとして素でそれ?」あれっ

飛天「何が?」きょとん。

 

 

シロ「ボケの頂上決戦みたいになてきたな」うーん。

粋「だな。
兄貴は殿堂入りって事で」うん。

テオドール「え? 我が主は結構頭の切れられる方に御座いますよ?
現にコレ 色々ワザとに御座いますし」

 

 

白「さーて。どっちが勝つかな」わくわくっ

彬羽「手前 食後の暇潰しにいらん企画するのやめろ」


一同(Σ邪悪!!)

 

朱禅「そう言やコイツ 破壊神だったわ」ああうん。

ひな「何処か壊れたら しっかり払って貰いましょ」ため息っ

 

 

シロ「ほれ さっさと始めてさっさと終えるが良い」はーやれやれっ

庵「はい。ファイト!」 鍋カーン!

 

酒呑童子「Σお前等他人事だと思って!!」

 

 

 


間。

 

 

 

 

一同(こっわあああっ!!)物陰っ

 

白「俺等の方まで 色々飛んでくるとは思わなかった」机の盾っ

粋「兄貴 やっぱ殿堂入りだわ」ああうん。

テオドール「」灰っ

 

飛天「いやーごめんごめん
室内なもんで Σあいたっ」

彬羽「室内で刃物投げるな馬鹿野郎!」


ひな「そこそこで彬羽さんが止めに入ってくれて良かった」ほっ

朱禅「だなあ

素手で思ってた数倍頑張ったもんな」うん。

 

人魚「大丈夫ですかー?」

酒呑童子(でかい方のカラス 今回ばかりは感謝だっ)ぜーぜーっ


茨木童子「めちゃ正確に飛んでくる刃物軍団は怖いわな。」うんうんっ

 


酒呑童子「はあ?怖くねえし
つか 刃物飛ばして来るしかねえんなら避けりゃ済む事

粋「あの、忘れてるかもだけど
飛天もカラス天狗だからな? あんま煽らない方が」えーと。

 

飛天「いややんないやんない
室内で鬼と殴り合いとか店無くなるし」真顔っ

白「刃物は良いのか」

 

シロ「ちなみに同じカラス天狗の彬羽は 素手でカボチャを茶碗蒸しの如く掬えるぞ」どやっ

酒呑童子「Σカラスの中でも特殊な奴を例に出すんじゃねえよ!!」

茨木童子「うん。どっちにしろ マジでケンカしてたら双方ただじゃ済まなさそうだから」どうどうっ

 

人魚「かなりヒヤッとしましたけど、 要するにじゃれてただけなんですねー
こんな所でマジケンカなんて 町中裸族どころじゃない非常識っぷりでさもんねー」のほほーん。

酒呑童子「Σあ、当たり前だろ」ぎくっ

 

粋(Σ着物の襟を正したっ!)

庵(Σさすがに恥ずかしかったか!!)

 


飛天「ま、いい腹ごなしになったし

あ、ちょい手見せてみ? あーほらほら寒いからって水飲まねえから軽く脱水状態起こしてんなあ。
ほら こう爪の先押して さっと血が戻らない時は脱水症状なんだよ。

茶飲めよ茶」


酒呑童子(今お前が走り回らせたからだっての!!)冷や汗びっしょり。


彬羽「手前で攻撃して 直後に診察か」

飛天「ケンカじゃないし。
じゃ、そろそろ診療所戻るわご馳走さん

午後も頑張れよ 用心棒さん等」すたすたっ


ひな「アッサリしてますねえ」あら

 

テオドール「ひょっとして 飛天さんのがお強いので Σもがーっ!」じたばたっ

粋「しーっ!いらん事言うな!!」しーっしーっ!

 

酒呑童子(ヤベエ。正直勝てる気がしねえ) ずーん。

茨木童子(そりゃ頭に孫悟空の輪のレプリカ着けてるしな コイツ。)


酒呑童子「・・何だよ」けっ

茨木童子「別に」目そらしっ

 

彬羽(なんで酒呑童子本人は気がついてねえんだ。)困惑っ

 

 

 

ひな「はーい。芝居小屋組も そろそろお昼終わるんじゃないですかー?

という事で こちら請求書になります。」ぴらりっ

粋「Σ桁おかしくね!?」ひいっ

ひな「最近店内の壁とか補修改装した所なんですー
ので、若干割高になってるかもですねえ」


シロ「改装してたか?」

彬羽「知らんフリしとけ」目そらしっ


茨木童子(成る程。だから潰れないのかこの店) 

 

 

白「あれ? 前の時より多くないか?」ん?

ひな「だから無駄になった改装費入ってまーす」

白「ふーん。そう言う物か」へー。

テオドール(カモられてるのでは。と思わなくも御座いませんが 
これもまた余計な事なので御座いましょうか)えーっと。

 

 

 


人魚「大丈夫ですかー?」

酒呑童子「・・・。」ずーん。

 

朱禅「えっと。酒奢るわ

黒字だし」熱燗ぐつぐつっ

 

 

 

 

くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス <サイトトップへ戻る