シロ「お前の兄貴は本当に何も教えてくれん師匠だな」むすーっ
粋「うん。役者業万年見習いの俺に言う？」
シロ「お前も奴の下であったか そう言えば」ふむ。
粋「確かに見習いとして兄貴に着いてるけどさ
前から思ってたけどお前 いつ兄貴に弟子入りしたんだよ？
兄貴が自分からーとか考えらんねえし」
シロ「身元引受人になると言う事は そう言う事であろう」どやっ
粋「うん。ちょっと待て
何？ お前からも正式に頼んでも居ないとか？「己が師と認めれば それは紛れもない師であろう。実力は認めておるでな」どうどうっ
粋(こいつも兄貴に負けず劣らずの常識無しの俺様じゃね？)えー。
千様「あらあらー
名前が似てると性根も似るのかしらー？」
シロ「Σ失礼な！ 誰があげな ちゃらんぽらんと似ておると言うのだ！？」むかっ
粋「そこは微塵も認めてねえんだな。」ああうん
シロ「と言う事で 稽古をつけろ」真顔っ
白「やだ。」即答っ
テオドール「御本人のおられる前ででっかい声でよくまあ」苦笑。
家康「当て付けって言うか
言わなきゃ解らない子だからねえ」
蒼月「言っても秒で拒否られてんじゃん」あーあ。
シロ「ちいっ！ 頼りがいの無い
世話する気が無いのなら 始めから引き取るなと言うのだ！！」くわっ
白「お前 ワガママだって言われるだろ」平然っ
シロ「お前に言われたか無いわ！」むかっ
テオドール「引き取る？確かシロさんって」おや？
粋「うん。兄貴に喧嘩売って返り討ちになった上、帰る場所無いガキだしでとっ捕まって 今に至るって奴な。」
蒼月「それで良く あんだけふんぞり返れるな」うわ。
千様「甘えてるんじゃないかしらー？」のほほーん。
彬羽「おいシロ この大根の桂剥きだが 厚さにムラが有るぞ」台所ののれん上げっ
シロ「Σ何いっ！ 上手く出来たと思ったのだが
すまん コツ等あれば教えて貰えんか！？」がーん。
彬羽「だな。割烹勤務するなら出来ていた方が良いしな
やり方を見せてやる ちょっと来い」
シロ「うむ。すまぬ」たたっ
テオドール「彬羽さんにはちゃんとお願い出来るので御座いますね」おやまあ。
白「あいつ 軽く燃やして良いかな」火の玉ぼぼっ
粋「まあまあまあまあ」どうどうっ
間。
【大江山】
シロ「と言う事でだ
何か俺が間違って居るのだろうか？」不可思議っ
茨木童子「うん、それ聞きにわざわざ今日まで？「筋トレついでに走って来たわ」真顔っ
酒呑童子「いや 意見聞きたいなら近くにダチ居るだろがよ。
ほら、診療所のカラスとか
シロ「あやつが一番頭おかしいのにか？」
酒呑童子「・・医者としての腕は良いし」えーと。
ダミアン「フォローになっとらんぞ 酒呑殿。」
人魚「あらあら。話し方とか気になってたんですけど ひょっとしてお坊ちゃん育ちですかー？」ばしゃっ
シロ「ん？
まあその 一応跡取りとして育てられはしたが」
茨木童子「成る程」苦笑。
ダミアン「育ちと言うのは厄介な物だ
かく言う私も そこそこ名の有る吸血鬼の一族故に 甘やかされ上げ膳据え膳で育ち
今思うとかなり性格がひん曲がっておった」遠い目。
人魚「今じゃ率先して山の草むしりしてくれますけどねー」にこにこっ
シロ「お前 いったい何があった。」
ダミアン「全てから拒絶され、実家も友も失えば 受け入れてくれる者のありがたさも解ると言う物よ」ふっ
シロ「言っておくが テオドールは始めからダチでは無いので記憶改変甚だ不快だと愚痴っておったぞ」
灰こんもりっ
人魚「あら。精神ダメージで灰に」
茨木童子「まあうん。アンタ常識は無いな
主にそう言う所」真顔っ
シロ「Σどういう所だ！？」がーん。
酒呑童子「まあ何だ
あの白髪魔王もよ ちゃんと頼みゃ結構マトモと言うか。まあ おちょくってはくるだろけど。
当たり前の事なんざ有りゃしねえんだし 一辺ちゃんと頼んでみたらどうよ？」
一同「・・・。」
酒呑童子「あ？ なんだ皆してよ
ひょっとして俺の見込み違いか？」あれっ
シロ「いや 意外とマトモな事を言うなと思ってな」冷や汗っ
酒呑童子「Σどういう意味だコラァ！！」かちーん！
ダミアン「木枯らしびゅーびゅー言っとる中 半裸でおられるからだと Σあああ灰が散るうううっ！！」うぎゃあああっ
人魚「Σぎゃー！反蘇生の飛び散り怖い！！」ひいいっ
茨木童子「Σ飛ばすな灰集めろ 元に戻んなくなるぞ！」あたふたっ
ダミアン「Σあああ喋ってないで首から下もさっさと復元すれば良かっ
シロ「Σ怖いわああ！！！」
間。
人魚「シロさんの氷の壁で 風防いで貰って良かったですねー」
ダミアン「残りの人生 一生頭だけになるかと」ほっ。
酒呑童子「吸血鬼って凄え」
茨木童子「それで生きられんのか。」うわ
シロ「いやお前も 人間の間では首を切り落とされても生きておって 切った人間に食らいついたと言う伝説になっとるぞ」
酒呑童子「Σ切り落とされた事ねえよ！！」えええっ
茨木童子「人間に切り落とされたのは俺の腕だな」うん。
人魚「あー確か 平安時代に鬼切って妖刀に あら？」はっ
茨木童子「Σ忘れてたああ！！！」後ずさりっ
シロ「Σ待て待て待て待て！俺は斬らん！ 斬る理由が無かろうが！！」※妖刀 鬼切 現所有者。
酒呑童子「だな
つか 俺等じゃ相談に乗れそうもないから 町に帰った方が良んじゃね？」
シロ「Σお前もさりげに距離取るな！！」
ダミアン「仕方無かろう
酒呑殿より茨木殿のが 正直強 Σおぶっ！？」灰ざらあっ！
酒呑童子「この前1回負けただけだろが！！」うがあっ
茨木童子「お前は直線的だから解りやすいんだよなー」ふふんっ
酒呑童子「Σうっせえよ！
鬼の癖に人間みたいな真似しやがって
なんだあの間接技って！！」イライラっ
茨木童子「こっちは隻腕なんだから 小細工くらい多めに見ろ」
人魚「酒呑童子さん大人気無いですよー」あらあらっ
シロ「・・・すまん。帰るんで喧嘩はやめてくれんか」困惑っ
ダミアン「この山の日常なんで気にせんで良いぞ」うぞうぞ復活っ
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【芝居小屋】
皐月「ちゅー事でな
なんや煮詰まって 剣術には剣術やて思ったみたいなんやけどな」むう。
つつじ「なまじお強いお子様なだけに 加減が難しかったんどす」冷や汗っ
シロ「」きゅうっ。
粋「確かに神速の剣の使い手だけど
元アサシンに何て真似を」あーあ。
テオドール「そこまで白さんに頭を下げてお願いしたく無いので御座いますかねえ」うーん。
白「ふーん。」へー
テオドール(Σしまっ 地雷を！？)口おさえっ
皐月「性格は全然ちゃうけど 似たようなもんやもん
そら頼みにくいやろなあ」うん。
粋「Σえ。似てるって何処が！？」
皐月「身内やと解らんかもな」ふっ
つつじ「偉そで態度のでかい所 やろか？」えー
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