【街中】
粋「お?どしたよこんな所で」
挿音「なんもしてねーよ
それとも何か? 許可取んなきゃ道歩いちゃいけねえのか?」ああ?
テオドール「申し訳御座いません
お仕事中なので御座いますね」ひええっ
白「あー あいつ等の警護か
徳川忍大変だな」へー。
挿音「大変って解ってんのに べらべら極秘事項話しちまうお前の兄貴どうにかなんねえ?」
粋「ごめん。悪気は微塵もねえんだよ」
テオドール「主様それしーっで御座います しーっ」
白「Σあ」
挿音「ま、いっか 話とかなきゃお前等何ぞやらかしかねねえし」はーやれやれっ
粋「うん、ごめんな毎度」苦笑。
テオドール「えーと。あちらの外国の方の団体で御座いますよね?」
白「テオの知り合いとか居るか?」
テオドール「申し訳御座いません。外国=皆兄弟では御座いません
そしておそらく国が違うと思われます」
挿音「外国の商会って所の奴等よ
様は商売相手な。
幕府から許可出してっから商売するには良いんだけどよ」
商人「おお!ジャパニーズ芸者!kawaii ! 近う寄れっ」HAHAHA
挿音「ちいっと乱痴気騒ぎが過ぎんだよなあ」
テオドール「Σあの方ただの町娘さんに御座いますけど!?」ひいっ
挿音「おう。けど乱闘とかなったらあのカイゼル髭たすけなきゃなんねーんだよな」ちっ
町娘「Σきゃー!お助けーっ!!」ひいいっ
白「よし。1発どついて来る」すたすたっ
粋「Σいやそれしちゃダメなんだって!!」
がいんっ!
彬羽「すまん。余所見してると危ないぞ」
木材担ぎの2メートルっ
商売達「Σ!!」びくっ
彬羽「ああ言葉が解らんか
『I'm sorry. it's an accident』」
商人「お、oh」びくびくっこくこく頷きっ
テオドール「あの方 街中で何をされてておられるのですか?」わお。
白「わざとなのは間違いないと思う」うん。
粋「Σ堂々とし過ぎて演技なのかも解らねえ!!」
彬羽「This is a hurricane cleanup.
It's dangerous if you're around here!」くわっ
テオドール「台風の片付け中につき この辺に居たら危ないぞ。
との事に御座います」通訳っ
粋「うん。内容はともかく でかいわ目付き怖えわであいつ等ビビって逃げたな」わお。
白「追っ払いさすがだな」へー。
彬羽「居たのかお前
見てたんならとっとと追っ払えってんだ」木材どんっ!
町娘「あのー ありがとう御座いました」びくびくっ
挿音「しっかし困ったもんだな
親父には即刻報告しとくけどよ
なんか外国さんのお偉方と関係有る商会らしいしなあ」うーん。
テオドール「あー 権力者絡むと面倒に御座いますよね」あちゃー
粋「えーと実は
彬羽「今のでだいたい察した」ふむ。
粋「Σ毎度早えよ!!」
間。
白「じゃ 偉い奴は殴っちゃダメなのか?」えー。
挿音「お前等コイツにどんな教育してんだよ」
彬羽「残念ながら 人間の世にはしがらみってのが多くてな
相手が位の高い奴なら お前の行動1つで偉い事になりかねん
よって手を出すな 良いな。」
白「面倒だな」むう。
粋「むしろ今までよく大丈夫だったよな」うわあ。
テオドール「妖怪は強い=偉いなので その辺難しゅう御座いますよね」苦笑。
白「そういう物なのか。
でもアレ ほっといて良いのかな?」指差しっ
商人A「おおー!ジャパニーズカタナ!おいくらで?」
侍「Σいやそれは家宝で!「お金なら出しまーす!」HAHAHA
商人B「おお! アジアンテイストっ」
店主「Σうちののれんーっ!!」ひいいっ
粋「向こうも文化の違いで偉い事なってんな」うわあ。
テオドール「日本の方とは価値観が違うので御座いましょうね」ひええっ
彬羽「放置してて良いのか?」ちらっ
挿音「言うなや。俺が一番殴りてえわ」
商人A「なーんで売ってくれませんかね 安いですかー?」イラッ
侍「Σそう言う問題じゃありません!」
商人B「ええい控えおろー!
我々は幕府から特別に許可頂いた商人なるぞー!」証文べらっ
侍「Σえ。」
一同「Σ!」
商人A「と言う事で
幕府の許可有るんで こちらの珍しいオスの三毛猫買い取りまーす。
お代は此方で」わははっ
チビッ子「Σにゃん太ー!!」うわあああんっ
彬羽「おい。あれはさすがに駄目だろ」
挿音「よっしゃ!大手を振って殴れる」よしゃああっ!!
粋「Σ殴んのは駄目だろ殴んのは!!」ひいっ
ごきゃっ!
商人B「Σおうっ!」鼻血ぶばっ
ばたーん!!
白「ごめん。手が駄目らしいから足が出た」ふんっ
テオドール「一休さんに御座いますね。」拍手ぱちぱちっ
粋「Σあああやっちゃったー!!」ああもうっ
商人A「Σちょ 何この白いの!
私達は幕府から許可
白「俺がお前等の存在許可してない」
商人A「Σ何様!?」えええっ
白「神様。」きっぱり。
挿音「やべ。破壊神キレてねえか」
テオドール「あの方猫派に御座いますから」あーあ。
商人B「私にこんな事してタダで済むとっ
私等は 国王様にも懇意にして頂いておるのだぞ!
解っとるのか国際問題だぞ!こんな島国どうなってもしらんぞ!!」鼻血どぱどぱっ
白「ふーん。そうか
テオ。」
テオドール「はいはい?」ひょこっ
白「国のお前の保護者に連絡取れるか?」
テオドール「あ。調度水晶玉御座いますよ」水晶ひょいっ
粋「Σえ。此処で!?」きょろっ
野次馬ざわざわっ
テオドール「私不器用に御座いますので チャンネル繋ぐのに少しお時間かかりますが」えーっと
水晶ぶぃーん。
ザザっ
サタン『おや。珍しい 元気にしてるかな?』
テオドール「ご無沙汰しております。」ぺこりっ
商人AB「Σ何それ!?」ひいっ
サタン『で、いきなりの連絡って事は困り事かな?』
白「えっとな。
なんか国の王様に許可取ってるって外国の奴等がこっちでワガママ言っててな」
サタン『おや東の。
あー。あの紋章は 成る程あそこの出入りの人かふむふむ
じゃ 国王には私からチクッとこう」あっさり。
商人A「Σいや何者!?」えええっ
サタン『現代において魔の力も貸りずに維持されている国なんぞ無いよ。
お国柄とか有るから表向きはタブーだけどね。
あ、口外したら 行方不明者が出るだけだよ 逃げれない逃げれない』さらりっ
商人AB「・・マジですかっ」がたぶるっ
白「さすが慣れてるな」へー。
サタン『伊達に長く西の魔王してないからねー』にこにこっ
挿音「そう言う事だとよ。
ほれ 大人しくしような?」徳川の紋っ
商人A「Σさてはアンタもバケモノ!?」ひいいっ
挿音「Σなんで俺の時だけいきなし疑うんだああゴラ!?」むかっ
彬羽「お前 よくまあ」引。
白「人の世では偉い奴に逆らっちゃ駄目なんだろ?
じゃもっと偉い奴出してくれば良い」しれっ
粋「兄貴 たまに頭良いのか無茶なのか解んねえよ」ひええっ
テオドール「あの、それは良いのですが
この後どうされるので?」周り見渡しっ
粋「Σあ」
野次馬ざわざわっ
白「んーそこはだ。
頑張れ忍者」
挿音「Σそこは完全力押しかよ!
うるあ!!」
煙玉ぼんっ!!
商人A「Σ消えた!」
商人B「Σジャパニーズ怖い!!」ひいいっ
白「サタンが西洋の裏で糸引いてるって聞いてて良かった良かった。
ツテとコネは作っとけって魄哉も言ってたしな」屋根の上っ
粋「Σまた要らん事ばっか教えられてるし!!」ひええっ
彬羽「結果オーライだが 頼むからもう少し穏便にどうにかしろ」ため息っ
テオドール「機転が利かれますからね」にこにこっ
挿音(ま、これで親父も大っぴらにアイツ等怒れんだろけどよ
コイツに下手に物教えるのも問題化も知れねえ)うーん。
白「なんだ?」
挿音「逐一行動が怖えんだよお前は」キセルぷっはー。
商人A「あの水晶玉何処で買えるのカナー?」
商人B「持って帰れたら良い飽きないになりそ
挿音「催涙玉。」どむっ!
商人AB「Σげーほげほげほっ!!」ひいいっ
粋「商魂逞し過ぎる」ひええっ