小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月9日






【七夕夜店】



テオドール「粋さんあれあれ!どうやるので御座いますかっ」わくわくっ

粋「あーカタヌキな
針でちまちまと型をつついて綺麗に切り抜「Σ遊びまで職人ぽい さすが日本!!」ひいっ



粋「ちなみに俺は上手いぞ 見てみっか?」きらーん。

テオドール「ぜ、是非っ」ごくりっ

店主「お?兄ちゃんやる気かい?
じゃあほれ こいつは難易度高いぞ」どうよっ

粋「Σやべえ 絶対抜けない様なの出してきた!!」ひいっ



家康「そりゃ綺麗に抜かれたら商品渡さなきゃいけないもんね」苦笑。

千様「大きい声でドヤるからー」あらあらっ


一二三「白さんは何処行ったべ?」きょろっ

彬羽「また食い物の屋台だろ
今回はすぐ見付かる様仕掛けてるから気にするな

ほれ お前も迷子になるぞ」一二三ひょいっ



家康(何人か殺ってます的な目付きなのに 子守り似合うよね) しみじみっ

千様「一二三ちゃんの為なら 暑さ苦手でも夜店まで来てくれるのさすがよね」うんうんっ




テオドール「シロさんは来られなかったので御座いますか?
お子様で御座いますのに」カタヌキばっきゃり。

家康「あー 本人の前でお子様とか言わない様にね
シロは今日はバイトだね。」

テオドール「春一も屋台を出されてるので?」おや。



家康「割烹としてじゃなくて 赤字埋めの為のかき氷屋台ね ほら」指差しっ

千様「シロ君 いくらでも氷だせるからー」のほほーん。

テオドール「それ 衛生面大丈夫で御座いますか?」



家康「会場内の湿度も減って一石二鳥なんだけどね」ボソッ

テオドール「Σ絶対食べたくない!!」ひいっ

彬羽(休み取ってて正解だったか。)見ないふりっ



家康「ちなみに天海はコマちゃんと親子デートだよ
仲良しだよね」にこにこっ

テオドール「はあ。やっとほっこりする話題が」ほっ




魄哉「Σあああコマ! 射的はこっちの備え付けの

コマ『ふぁいや。』

ランチャーずどむっ!





千様「・・ほっこりする?」えー。

家康「何も見えない」くるりすたすたっ

一二三「魄哉さん 天海様なのにめちゃめちゃ頭下げてるだな」あーあ。

彬羽「見なかった事にしててやれ。」




粋「ああああ!また割れたあああ!!」カタヌキばっきゃりちくしょおおっ






間。







地獄太夫「あの、盆踊りと七夕祭りは別だった気がござんすが」えーと。

白「けいざいをまわす、って奴で 此処のは七夕からずーっと祭やってるからな」

地獄太夫「ダラッと長くやるよりメリハリつけた方がようござんせんか?」


白「俺に言われても知らないし
徳川の奴等に言えばいいと思う」うん。

地獄太夫「さいざんしたな。
そう言う意味では主さんは一般人にござんした。

いやー 無表情で盆踊りの輪におりんしたんで さすがにビビりしんしたわ。 ん?盆ではござんせんな」あれ?


白「だな。それにしても皆何処で迷子してるん あ、綿菓子5個な」

地獄太夫(成る程 これではぐれなんしたか)納得。

白「お前も要るか?」

地獄太夫「Σ一瞬でお菓子まみれに!!」ひいっ


九尾「くおらああ! わちが目を離した隙にだーりんといちゃこらとは許さんぞ!!」コーン!!
地獄太夫「Σまた生えた!!」ひいっ


九尾「抜け駆けは許さんぞこの女狐がっ」しゃああっ

地獄太夫「狐はそちらさんでござんしょ!
だいたい微塵もいちゃこら出来てござんせん!!」きいっ

九尾「何を言うか!お菓子貰いそうになっておったろ!」くわっ

地獄太夫「Σ狐の世界ではそれがいちゃこらなんでござんすか!?」ええっ

九尾「当たり前じゃろ!
野生じゃ食べ物は貴重品じゃぞ!!」





座敷童子「そうなのか?」てくてくっ

晴明「私は野良の狐ではないのでの。知らん」すたすたっ




座敷童子「成る程 飼い慣らされておるものな。
それより そこの烈女2人よ
喧嘩の元がまた何処ぞにフラッと行ったぞ」

九尾・地獄太夫「Σはっ!!」きょろっ


晴明「一瞬で迷子になるのは最早特技よなあ」あーあ。





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【神社の境内】



石燕「ぷっはー。
人混み苦手っす」水ぐびーっ

与一「なら断れば良かろう」むう。

石燕「毎度誘って貰って断るのも何っすしねえ
あー 頭くらくらっす」

与一「具合悪くなって早々脱落もどうかと思うがな ん?」





石燕「おや。なんか音が」

ちりんっ


与一「ふむ。 何の音だ 近付いて来るな」弓すちゃっ

ちりちりっ




白「あれ? 石燕 お前もノド乾いたのか?」おや
与一「Σ後ろ後ろ背中背中背中ああああ!!!」ひいいっ

魑魅魍魎ずもももももっ!!


白「ん? あれ なんだコイツ等」しっしっ。

散り散りわらわらっ


石燕「あ、それで散るんすね
さっすが魔王」

与一「Σいったい何をして来た!」

白「えーと、屋台と 盆踊り?」

与一「Σ絶対盆踊りで召喚したろお前!!」ひいいっ

白「肩重いなと思ったけど りんご飴買いすぎたかなって

要るか?」りんご飴っ

石燕「すんません、胃弱いんで」うぷっ



白「ま、いいや。水みずっ」

与一「おい。それ 参拝者が手を洗う奴では「黙ってればバレないバレない」ごくごくっ

石燕「んな甘いもんばっか食べてりゃそりゃノド乾くっすよ」苦笑。


与一「全く 此処の社の神に怒られても知らな
白「ん?此処 誰も居ないぞ」きょとんっ

与一「・・そうか。」ああうん

石燕「まあ 元から祭なんて人間の為のもんっすからね」さめた目っ


与一「そう言う物か
霊体の私が言うのも何だが こげに立派なしめ縄まで奉納されておるのにな」縄見上げっ

白「人間が勝手に神様呼びしてるだけのも多いからな

そういや 俺もあのガラガラみたいなの持ってるぞ」

与一「ガラガラ?
ああ あのデカい鈴か?
賽銭入れた後ガランガラン鳴らす奴」


石燕「ひょっとして その首につけられてる謎の鈴っすか?」えーと。

白「破壊神でも一応神様なんだから 人混み行くならつけとかなきゃダメだってバカラスが。」

与一(Σ解りやすい迷子対策!!)


石燕「・・そっすか。さすが凄腕副官殿っす」ああうん。

白「ん?」

与一「迷子になるな は無理だと判断したか」成る程。




白「ちなみに猫とお揃いだ」えへんっ

与一「ああ、喜んでつけとるのはそのせいか」

白「?
なんか疲れてないか お前等」

石燕「暑いっすからね」あっはっは。







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つつじ「Σうお蒼月はん!その顔どしたん!?」ひいっ

蒼月「いやー。ちょっとダブルブッキングしちゃってさあ」殴打跡くっきり。

皐月「また何股かけとんねん」あーあ。

蒼月「モテる男は辛いよホント
あ、あの手鏡良いなあ 鏡子ちゃんに買ってこっと」ごきげんっ



つつじ「呪われるなあ?」うわあ。
皐月「呪われるな」うん。


魄哉「前から思ってたんですけど
お祭りって 楽しい分人の煩悩とか 悪い面であれやこれやがモロ出しになりますよねえ?」うーん。

家康「んー。良いんじゃない?
火事と喧嘩は江戸の華ってねー」へらっ

魄哉「将軍がそれ言うのやめてくれます? 縁起でもない」ぷんすかっ






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