石燕「はい？ ヒヨコの性別っすか？」
挿音「おう。お前の目ん玉よ 化け物関係ならやたら良く見えるだろ？ それくらい選別出来ね？
石燕「可愛いのは無理っす」きっぱり。
千様「なんでヒヨコ？」
家康「それがね。 ほら卵って栄養満点で結構安定して供給出来るって事で
江戸城の敷地内でも養鶏所作ったんだよ
だけどね。それだとメスのみ分け無いとダメでしょ？」
テオドール「あー聞いた事が御座います
ヒヨコの性別を見分けるのはプロの技なので御座いますよね？」
粋「Σそうなの！？」えええっ
家康「うん。だからプロに頼んでたんだけど
その人が食あたり起こしちゃって寝込んでててとても仕事出来る状態じゃね」苦笑。
千様「あら 今年食あたり多いわねー
呪われてんじゃない？」
家康「かもしれない。
鶏肉に当たったらしいし」真顔。
石燕「洒落になんないっすね」うわ。
白「じゃ、バカラス
お前見分けられないか？ ヒヨコも鳥だろ
鳥なら結構解るんだろお前」
彬羽「いやあのな
確かに ヒヨコも鶏もカラスと同じ鳥類だがその」
テオドール「彬羽さんでも無理なので御座いますか？」あれっ
彬羽「お前等 町中で年端もいかない子供に出くわして
あれコイツ男か女か解らねえ ってなった経験は無いか？」大真面目っ
一同「Σある！！」はっ
彬羽「そう言う物だ 第二次性徴前はオスメスの境界がこう フワッとしてるもんだ」うんうん。
千様「成る程。確かにそれなら彬羽君も無理ねー」あらあら
蒼月「いや何ぶりっ子してんの気持ち悪い。
股見たら解るだろ」しれっ
粋「Σ言い方言い方！！」
彬羽「他所のヒヨコにんな事出来るか
バカかお前は 子供相手に何か考えてやがるド変態が。」生ゴミ見る目っ
蒼月「うん。鳥類の感性理解出来ない」
白「多分 人で言う隣の部族？とかの子供感覚なんだと思う」うん。
家康「あーそりゃ やったらアウトだね」納得。
蒼月「あーもう めんどいなっ
それならジジイで良いだろ！ 江戸城に適任居るじゃん 政務の為ならそんくらい割りきれっての！！」けっ
挿音「あーいや 親父はマジでダメなんだよ」
蒼月「はあ？ アンタ等あのジジイ甘やかし過ぎなんだよっ」ふんっ
挿音「いや、甘やかすっつか
昔、親父が朝飯作ろうと卵割ったら中から半端なヒヨコ出てきちまったらしくてよ。
ものごっつい悲鳴上げて一週間くらい台所に立てなくなってたんだよな」遠い目。
一同(Σ鳥としてキツ過ぎるっ！！)ひいっ
千様「・・よく一週間で済んだわね」わお。
挿音「その間メシ作ってた俺が 台所壊滅させたからな。ゴキブリ湧いたわ」キセルふーっ
石燕「あー そりゃ動かざるを得ないっす」あちゃー
白「えっと。つまり ヒヨコのオスメス間違えて育てたら 卵がヒヨコ入りになっちゃうのか？」
テオドール「で、御座いますね
そりゃ責任重大過ぎてトラウマフラッシュバック致します」ひええっ
与一「で、鳥類としてお前は見れんと」
彬羽「だな。後々トラウマになったら責任取れん」
粋「何処から突っ込めば良いんだろ」うーん。
石燕「しかし ヒヨコって成長早いっすよね？
急いだ方が良い様な」ふむ。
家康「だねえ。
誰かヒヨコの雌雄選別師知らない？」
千様「まず何処に居るのってレベルの話ね」
石燕「よし！ んじゃとりあえずヒヨコちゃん等連れてきてみやしょ！」
家康「Σお！石燕ちゃん行けそう！？」おおおっ
石燕「いえ。あっしじゃないっす」
家康「へ？」
挿音「何か知らねえが 連れてきて良いんだな
あ、そこら柵作っといてくれや」
彬羽「ん？そこらとは「庭全体。」
粋「Σどんだけヒヨコ居るんだよ！！」えええっ
間。
蒼月「んー オスオスオス。 あ、メスだ。はいアンタはこっち。」
一同(Σ解るのかよ！！)えええっ
石燕「この人の女好きは理屈も種族も越えるっすからねー
エロセンサーで行けんじゃないかと思ったんす」どやっ
粋「Σ言われてみたら確かに！！」
彬羽「つまりお前 ヒヨコも許容範囲なのか。」ドン引きっ
蒼月「引くなよ。 俺が一番ビビってんだよ結構ショックなんだからさ」ヒヨコ選別ぽいぽいっ
飛天「ま、鳥と爬虫類は近い生き物だからなー」ご飯タカり中っ
白「そうなのか？」
飛天「近い近い。鳥の羽が無いのがトカゲって言われるくらいだし」うんうんもぐもぐっ
飛天「つか手伝おっか？ 俺医者だから細かい事気にしなーい」わははっ
蒼月「初めからコイツに頼めば良かったんじゃないの？」なんとなくイラッ
家康「Σ確かに！！」はっ
蒼月「ったく 自分でも知りたくない部分皆にバレちゃったしバイト代弾めよバカ殿っ
だいたい俺はこう言うあざと可愛いのに埋もれるの合わないん・・」
テオドール「？
なんやかんや ヒヨコに萌え萌えに御座いますか？」おやおや
白「Σあ。違うあれ」はっ
蒼月「美味しそう。」ボソッ
粋「Σうお蛇だそりゃそうだっ！！」ひいいっ
家康「ヒヨコちゃん達撤去ー！！
誰か蒼月に餌投げて！」ひいっ
白「バカラス 威嚇っ」びしっ
彬羽「Σへ？は？」
白「親鳥の気持ちになれ」
彬羽「Σ他所のガキ相手にいきなりそんなのなれるか！！」
魄哉「うちの子に何するんですか！！」尾羽ぶわっ！
家康「おかえり天海 さすが徳川のオカン」ああうん。
蒼月「Σこらジジイ その子等将来卵生ませて食うんでしょ！
今からそんなで割りきれるの！？」
魄哉「Σうっ」
与一「コイツ等全羽 単純に江戸城のペットになりそうだな」うーん。
