小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月4日

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千様「師走ねー。」

小太郎「だなあ」わおんっ



彬羽「おい!こっちどうやっても計算合わねえぞ!」そろばんガガガっ

魄哉「ですんで何処がどう間違ってそうなったのか至急お願いしたく Σうわああ書類の山倒れた!!」ひいいっ

彬羽「Σ少し落ち着け!!
待てよ これだけ差が出るって事はだ
蒼月 この辺の桁のでかい奴から胡散臭いの探せ」書類どすっ

蒼月「Σこれ全部!?」えええっ

彬羽「お前なら出来る!!」必死っ




家康「今はお茶とか淹れない方が良いね
邪魔になるだろし」あーあ。

テオドール「毎年こんななので御座いますか」うわ。

家康「毎年こんななので御座いますよ。
なんせ 役人なんてのは管理して無いとすぐちょろまかすからねえ」苦笑。

シロ「部下を信用出来ぬと言うのも悲しいな」うむ。

家康「人間なんてのは信用に信用で返してくれる程出来てないからねえ
てかやめよう 石燕ちゃんが聞いたら人間なんてロクなものじゃないトークが延々始まっちゃうよ」


白「人間って 自分に自信無いんだな」へー。

粋「化け物でも兄貴程 天上天下唯我独尊なのもそうそう居ねーだろ」

小太郎「そもそもお前等半分は人間だろ」わおんっ


千様「皆が皆 白君並に自分誇って生きてたら平和でしょうねえ」はーやれやれ

彬羽「んなもん世界が終わるぞ」真顔。

白「俺もそう思う」うん。


蒼月「Σのんきに的確なツッコミ入れて無いで目の前の書類片付けろよ!終わんないだろ馬鹿!!」半べそっ


粋(そもそも徳川の政務手伝ってるだけなのに なんで宿題終わらないガキみたいになってんだコイツ。)うーん



千様「蒼月君 基本は良い子なのよね」

家康「だね。天海ぶちまけた書類眺めながら頭抱えてフリーズしたし」あーあ

テオドール「順番解らなくなって仕舞われたので御座いますね」あちゃー。




コマ『飛天さんをお呼びしますか?』カタタッ

白「今年はまだ誰も倒れて無いから要らないと思う」


テオドール「Σ毎年倒れるんですか!?」ひいっ

家康「だから死人出ない様に蒼月まで頑張ってんだよ
あの子頭は良いけど性格アレだからなかなか Σぐほあ!!」


蒼月「お前に性格アレとか言われたくないんだよ」けっ
彬羽「硯投げるな。」




粋「この時期は皆刺激すると怖いんだよな
出来るだけトラブル起こさない様に・・」

小太郎「ん?フラグ立てるなよ Σうわ」ぎゃいんっ!




木陰に佇む地蔵っ


家康「閻魔さん。擬態が粗い」

地蔵(閻魔)「Σ速攻バレた!!」

千様「そりゃうちの庭地蔵無いもの」きっぱり。

粋「Σぎゃー何これ気持ち悪っ!!
え?閻魔って 閻魔のおっちゃん!?」ひいいっ

地蔵(閻魔)「気持ち悪いって酷っ

あー そっか昨日君居なかったもんね」納得。

白「帰り道忘れたのか?」

地蔵(閻魔)「いやいや。そんな君じゃないんだからさあ」へらっ


蒼月「此方は今忙しいどころじゃないんだよ
トラブル起こすなっつってんだろ 空気読めよあの世に帰れなくしてやろうか」くわっ

家康「Σこら大王脅さないの
!!」ひいっ



白「あいつ魂食べるから 気を付けないと地獄にも堕ちれなくなっちゃうぞ」

地蔵(閻魔)「閻魔にそれ言う?」ええー。

小太郎「で、なんで帰ってないんだよ」わおんっ

地蔵(閻魔)「いやーそれがね
一度は帰ったんだよ? 私も仕事たまってるし
けどねえ」

千様「けど?」


地蔵(閻魔)「織田の信長さんが 地獄の亡者引き連れて反乱起こしてて閻魔殿目掛けて進軍中でさてどうしようでね」どよん

家康「Σあの人地獄でも兵あげれるの!?」嫌な思い出フラッシュバック!

地獄(閻魔)「普通無理無理。亡者なんて皆無気力だし
けどまあ 信長だからね」

千様「常識通用しないのね」あーあ。


地蔵(閻魔)「で、生前の信長とやり合ったはずの君らに助言貰いたいなーと
ぶっちゃけワシ 戦した事無いし」

家康「いや私も面と向かって喧嘩した事無いし あんなの無理無理。
だから死後に横から天下かっさらったんだし」

地蔵(閻魔)「Σそうなの!?」えええっ



シロ「それどころか使いっぱだったとか聞いたような」ふむ。

小太郎「え?虐められてたんじゃなかったっけ?」わおんっ



テオドール「降参した方がよろしいのでは?」

地蔵(閻魔)「Σそれやると地獄乗っ取られちゃうんだけど!?」えええっ


粋「つーか針の山や血の池支配してどうすんだろ」

家康「あの人だし 天下取るしか頭に無いと思うよ」

千様「やだ。取った後の事考えてませんでしたじゃ 殿と同じじゃない」

家康「Σ私そこまで!?」がーん。



魄哉「そこまでだから僕が苦労してんでしょうが。」


小太郎「あ。フリーズ解けた」わんっ

魄哉「懐かしいムカつく名前で呼び戻されましたよ」ちっ

千様「アンタ何気に人との摩擦多いわよね」



魄哉「信長公ですか
あれはアドバイスしようが有りませんし 常にその場のノリで行動方針変えてくるのでアドバイスしても無駄と言うか何と言うか
だから徳川としても敵には回らない様にしてたんです」むう

地蔵(閻魔)「うわ。歴戦の軍師でもそんななのか」わおー


魄哉「ですねえ
てか、どうせ今蹴散らせても またすぐ馬鹿笑いしながらリベンジしかけて来るので もう喧嘩売られた時点で色々諦め無いと無理でしょうね」

家康「たちの悪いクレーマー並に斜め上にしつこいからねあの人」うんうん。




白「信長って人間だよな?」あれ?

テオドール「話聞く限り妖怪より妖怪みたいな人に御座いますね」うわー。




地蔵(閻魔)「じゃあ戦するしか無いの?
うわ困ったな 最悪でも年末年始はやめてほしいな
毎年亡者が外まで行列出来るし 戦してる余裕無いよ」とほほ

魄哉「そうですね
年末年始はキツい。解ります」うんうん



蒼月・彬羽(なら早くこっち戻ってくれ!! )書類の処理必死っ





魄哉「では 年末年始のみ休戦して貰いましょうか?」

地蔵(閻魔)「Σえ。そんなの出来るの!?」ええっ

魄哉「ええまあ 十中八九休戦は出来ます

あくまで一時的な物なんで 新年明けてから御自分でどうにかして下さいね」




シロ「自信満々だが 何をする気だ?」

家康「私にも解んない。」困惑っ






ーーーーーーーーーーー




【地獄】



亡者A「殿ー!! 行く手に大量の荷が置いて有ります!!」

信長「なんじゃ 火薬でも置いとるのか」はあ?

亡者B「いえそれが 文が着いておりますっ」ささっ


信長「ふむ?

ほう。
ふざけておるな 穏やかに正月を迎えろと書いておるわ」くっくっく。


亡者C「荷物は酒と食料。いわゆるおせち料理に御座います!
どう致しましょう 毒かもしれませんがっ」ぴしっ

信長「あー良い良い
そもそもワシ等死んどるから毒とか効かんわ

荷物は貰っておけ
でもって続きは新年にしてやろう」わははっ

亡者一同「Σえ」




信長「しかし 懐かしい事をしおってからに

あやつもさっさとくポックリいって此方に来んかのー」わはははっ












魄哉「昔 殿が地雷踏んで徳川が敵視された時に使った手です
ちなみに誤解は そうやってワンクッション置いて熱が冷めてから解きました」ふっ

家康「うん。思い出しても冷や汗止まらないね」汗だらだらっ


粋「え?なんでそれで言う事聞いてくれんの?」えええっ

魄哉「そういう人だからです」きっぱり。

千様「全っ然解んないわ」うん。






彬羽「成る程。何度も引き抜きにあったってのは 敵視してる割に信長を理解しまくってたからか。」納得。

蒼月「あー 生き物って嫌いな物程記憶に残るもんね」うんうん。


シロ「ん?お前ら書類の山は
彬羽・蒼月「終わった。」

粋「Σ凄っ!!」おおっ





白「あれ?理解してる奴を引き抜きたがったって

信長ってややこしい寂しん坊か?」

魄哉「おや鋭い。」


家康「Σそうなの!?」えええっ



テオドール「人間は難解に御座いますねえ」ほう

小太郎「化け物って 基本直線だもんなあ」

粋「意味解んねえ」混乱っ




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