小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月22日

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挿音「あーまあそう言う事でだ
この異常気象で一気に夏から冬になったろ?」


家康「公務で雪山通ってた天海からの連絡が無くなりました」顔面土気色っ

挿音「具合悪いなら便所行っていいぞ殿「もう胃袋空です」きっぱり。



千様「殿心配しすぎよー
アイツの事だから 生きてるわよ」あらあら。

シロ「だな。冬眠前で荒ぶる熊に会おうが一撃で倒せるであろうし
仮に遭難しておっても 本来鳥だしな」うむ。



挿音「それが 雪山の上の方爆破されたらしくてよ
人工的にまた派手な雪崩起こされてんだよな」うーん。

千様「Σ埋まってんの!?」ひいいっ
挿音「今のところ掘り出せてねえな」キセルすぱーっ



襖すぱんっ

彬羽「地元の雪女共に捜索依頼出してきたぞ」

シロ「Σおお!心強いっ」おおおっ

彬羽「しかし奴等 雪山で男見付けると凍らせて持ち帰る習性がな」うーん。

千様「Σなんでそれにお願いしちゃったの!?」

彬羽「遭難者探すには最適なんだ
一応抑止力として粋の奴置いて来たが」むう。


白「あいつ女に弱いからあんまり意味ないと思うぞ
なんなら本人が氷漬けされてると思う」さらり。

シロ「Σお前は弟をもうちょい心配してやらんか!!」ひいいっ

白「氷漬けくらいで死なない死なない」しれっ

挿音「頼むから遭難者増やすなよ?」


千様「アンタ 育ての親が行方不明だってのに冷静よね」うわ。



挿音「アレ見てたら 誰なり冷静に立ってねえと収集つかなくなると思わねえ?
家康「爆破班はきっちり捕まえたよ勿論。
でもってきっちり ウィリアム・テルの刑にね」ふふふふふっ



白「ういりあむ?」

彬羽根「名前から察するに 頭の上に何ぞ的置いて撃ち抜く奴か」ふむ。

千様「銃でやられたら怖いどころじゃないわね」うわ。



白「やっぱ俺も探しに行くべきかな?」

彬羽「お前はやめろ。頼むから
迷子増える予感しかしねえ」

千様「彬羽君は?」

彬羽「俺が居ないと 化け物側に指示出す奴が居ないだろ
このアホ大将にやらせたら 雪全部溶かしゃいいとか言いかねないからな」



白「ダメなのか?」はて。

挿音「その前に雪崩悪化するわバカタレ」きっぱり



コマ『パピー。』カタカタうろうろっ

石燕「大丈夫っしょ 仮に埋まっててもくたばる様なヒトじゃないっすし」

コマ『パピーは冷えると神経痛が。』

石燕「Σ高齢者あるある!」うっ



挿音「あ。そういやよ
テオの奴がお手伝いします!とか言うんでよ。不安だから小太郎着けたけど ありゃ大丈夫なのかよ?」

彬羽「Σなんで大丈夫だと思った!?」

挿音「Σうわマジか お前らの許可取って来たんじゃねえのかよ」


千様「あの、白君?」おそるおそるっ

白「んー。結構大丈夫かもしれない
あいつ お使い頼まれたら毎度絶対きっちりこなしてくるし。」

シロ「いや 毎度灰になっとるが」

白「灰になってる間はダメージ受けないし
しばらくしたら復活するし 」うん。

千様「意外と安全と言えば安全 なのかしら?」ふむ。


白「ただ 攻撃力ゼロだから
危なくないお使いしか頼まないけどな」うーん。

彬羽「結局ダメなパターンじゃねえか」


シロ「とりあえず雪女共と合流し、何なら粋の奴も救出してくるか」

千様「お願いねー。」




蒼月「ねえ 俺もなんかやるべき?」ぶるっ

石燕「蒼月さんは雪山行った途端に冬眠しちゃうっしょが
んー。 こっちで脳ミソ貸して貰えるっすかねえ?」





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小太郎「ガルルルルッ!!」くわっ

熊「Σグオオオオッ!?」びくううっ



テオドール「おお!さすがは狼!!
小太郎さんカッコいいです!」物陰っ

小太郎「Σ危ないから黙ってろ!!」ぎゃおんっ


熊「がう?」

テオドール「Σあ」


小太郎「Σ目が合っちゃったよ馬鹿ーーっ!!」ぎゃいいんっ!



熊ずどどどどどっ!!

テオドール「Σうわああこっち来たああ!!」ひいいっ

小太郎「Σ今灰になるなよ! 雪とごちゃ混ぜになって凍ったら春までサヨナラだぞ!」

テオドール「Σ今サヨナラしそうです うわあああ!!」ひいいっ




鎖ぐるるんっ!

テオドール「Σえ」

小太郎「Σ鎖分銅!?」はっ


テオドール「Σあ゛ーーーっ!!」一気にずるずる引きずられっ!

小太郎「Σいやこっちが危ないいい!」ぎゃいいんっ

熊「Σグオオオッ!」ムカッ

小太郎「いや 獲物横取りされたらムカつくかもだけどホントやめとけ





魄哉「とっとと他所で冬眠しろ!!」

小太郎(Σ熊を1本背負い!!)ひいいっ



どすーん!




魄哉「危ない危ない
テオ君大丈夫ですか?」ふう。

テオドール「違う意味で終わるかと思いました」泥っドロぐったり。




小太郎「はーやっぱ無事だったか

ん? 何だここ
山小屋?」わおんっ

魄哉「ああ。雪崩食らわされたの僕だけじゃ有りませんので」

小太郎「へ?」



徳川護衛A「Σおおお!天海様 すっげえ!!」拍手ぱちぱちぱちっ!

徳川護衛B「我等要らなかったんでは?」うわお。

徳川護衛C「あれ?今この犬喋った?」ん?

小太郎「Σあ。 きゃ きゃうん?」尻尾ふりふりっ

テオドール(成る程。他に人が居たから帰るに帰れなかった感じで御座いますか)ふむ。



魄哉「山小屋で待機してればその内助けも来るでしょうしね
雪の中ウロウロは危険ですし
長引きそうなら襲ってくる熊でも倒せば高カロリーの食料ゲットです」にっこり。

テオドール「さすがは歴戦の軍師に御座いますね」うっわあ。



魄哉「はい という事でキノコ鍋出来ましたよー
皆さん冷えたでしょう」ぐつぐつ。

徳川護衛組「Σおおおお!!」きらきらっ



小太郎(Σ遭難をエンジョイしてる!!)

テオドール(Σ何故に袖から食器や鍋が出て来るのですかっ!?)





魄哉「君達食べないんですか?毒キノコの心配はいりませんよ
僕野宿慣れしてますし」しれっ

テオドール「あ、いえ そう言うのではなく」

魄哉「食べないと凍えますよ
今のところ連絡手段も有りませんし
この山小屋結構ボロいですし隙間風が」隙間風びゅううっ


徳川護衛「こちら ボロボロですが障子が有りました!
元は猟師か何かが住んでいた物と思われます!」びしっ

魄哉「成る程 人が住んでいたなら他にも使える物が有るかも

Σん?」ぴくっ



古障子ガタガタガタガタっ!

小太郎「Σうお何っ!?」びくっ

徳川護衛「Σえ?」

小太郎「Σあ。しまっ



障子に目玉びっしりくわっ!!

一同「Σうっぎゃああああっ!!」ひいいっ



魄哉「うわ、これは。」引っ




九尾 「よしゃ!居たぞだーりん!」どすん!!


徳川護衛A「Σ狐でかああっ!!」ひいいっ

白「お、いたいた」ひょこっ

徳川護衛B「Σツノーー!!」ぎゃああっ



小太郎「あーもう 細かいの良いや」うん。


白「だな。まとめて蒼月に記憶消して貰ったら良いし
皆生きてるか?」

テオドール「・・何回か終わりかと思いました」今更灰ざらららっ

白「なんで一人だけドロドロなんだお前」


徳川護衛C「Σ人が崩れた!!」あわわわっ




魄哉「よく此処が解りましたね
こちら持久戦を覚悟していたのですが。
あ、キノコ鍋食べます?」

白「めちゃめちゃ余裕だな
場所はな ほらアレだ」指差しっ

魄哉「あ、やっぱアレ 石燕さんの毛有毛現の筆で書いた目目連ですか。 遠距離行けたんですね

てか、場所とかまで解るんですねえ」感心キノコはふはふっ

白「そこは蒼月が テオの通信用の水晶玉使って目目連の場所の探知とか何とか」えーと。

魄哉「あれ テオ君本人はもちろん晴明さんでなきゃ気軽に使えない奴ですけど?」

白「蒼月色んな偽造得意だからかな?」はて。



魄哉「成る程 めちゃ心配かけてしまったみたいですねえ」苦笑。

白「家康錯乱してて他に人居るとか俺等教えられてなかったしな」うん。

テオドール「同じくで御座います。」ざらざら復活っ


魄哉「相変わらずメンタル弱い殿ですねえ

しかし 迷子体質の白君まで捜索に加わらせてしまって申し訳ありません」

白「いや俺は捜すのはしてない

回収頼まれただけだから。」

テオドール「Σぎゃっ 粋さんが氷漬けにっ!!」ひいいっ

粋「」カッチコチッ。

九尾「だーりん。尻尾が冷たいぞえ」

白「ここで火使っちゃダメって言われてるからなあ」うーん。

九尾「じゃあはよ帰ろう、尻尾がシモヤケになってしまうわ」むう。



白「冬の山って怖いな」ふーやれやれ。

魄哉「いったい何が有ったんですか」うわあ





小太郎「ほら、帰れるぞ
勿体無いからキノコ食べとけ」なげやりっ

徳川護衛B「あああやっぱ喋ってるうう!!」ぎゃあああっ

小太郎「大丈夫だ。寝て起きたら全部忘れてるから」わんっ

徳川護衛C「Σそんなの言われて食えるかああ!!!」ひいいっ






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