小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月23日

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魄哉「という事でして。 殿の暗殺企んだどちらさんかが忍び込もうとしてうっかり我が家の地下にはまったみたいです。」

千様「あー。アンタが地下にダンジョンやら色々作ってるから」あーあ。


魄哉「ダンジョンと言うか 地上に置いとくと危険そうなあれやこれや封印してるんですがねえ」

蒼月「途中の無駄に大仰な罠の数々は何なんだよ」

魄哉「趣味です」きっぱり。
蒼月「やっぱダンジョンじゃんかよ」




粋「地下どのくらいの深さだろうなー」あーあ。

白「人間ってそんな落っこちても平気なのか?」

シロ「じわじわ迷い込んだので有る事を願おう」うむ。




挿音「あーやっぱ居ねえわ
九尾が潜り込んで崩した所とかも有るしよ
親父が作ったのと別の隙間に入り込んだんじゃねーか」よっこらしょっと。

シロ「いやそこ入り口だったのか!?」

挿音「あ?他にも畳の下とか 隠し扉の中とか出入り口結構有んぞ?」

シロ「Σ待てい!隠し扉って知らんぞそんなのっ」

挿音「だから隠し扉なんじゃねーか」キセルすっぱー



テオドール「ほっといて良いのでは有りませんか?自業自得に御座いますし
ケンカ売っといて助けて貰おうってのがそもそも間違いに御座います」しれっ

家康「テオちゃん敵と見なすとドライだよねえ」うわお。

魄哉「幕府側としては生きてて貰って話聞かないといけませんからねえ」

家康「Σお前も本当ドライだよね!」ひいっ

魄哉「むしろ命狙われて何故情けをかけるのですか」真顔。



千様「でもー 床下で腐られたら嫌じゃない?」

テオドール「Σ早く回収致しましょう!!」ひいいっ

粋「姉ちゃんも大概だよな」うわあ。

小太郎(皆怖いなあ)尻尾へたりっ



彬羽「さてどうする?

やって良いならひたすらぶち抜くが?」指ぼきっ

魄哉「いえ、地下牢とか有りますし 下手に壊すと家陥没するんでそれはやめましょう
てか君の破壊に巻き込まれたら 人間なんて1発アウトです。」


小太郎「その内地下都市くらい出来てそうだな」わおんっ

家康「天海のストレス次第では 日曜大工で作りかねないねえ」うんうん。

シロ「最早時空捻れとらんかそれ」




白「どこら辺に居るかはだいたい解るのか?」

挿音「だいたいはな
図面に起こして見た所消してきゃ見当は付くんでよ」



石燕「あのー 普通に生物ならコマさんの赤外線センサーで行けんじゃないっすか?」

コマ『お任せあれ』筆談っ

一同「Σその手が有った!!」おおっ

小太郎「そっか ずっと迷子捜すのにしか使って無かったもんなー」わおんっ

白「迷子というか 俺だな」えへん。

シロ「威張るな馬鹿者。」



コマ『では ちゃっちゃか参ります』赤外線びーっ



家康「助かるけど何でこんな機能つけたの?」

魄哉「え?ロマンじゃ無いですか?」

千様「絶対ダンジョンもそのノリで作ったわよね」ああうん。




石燕「どっすか?」

コマ『居るには居ましたが 困りました。』カタタッ

石燕「へ?」



コマ『高い所からダイブしたらギリギリ人の入れる隙間にスポッとハマって身動き取れなくなったアレみたいになっております。』カタタッ

石燕「Σうわキツッ!」ひいっ

コマ『はい。キッツキツです ぎっちぎちです』カタカタ

白「うっかり落ちちゃったのか」あーあ。

魄哉「コマあの アレってどれですか」困惑っ


コマ『ストーンとはまるのでは無く 途中までは細い細い道が有る様です
何処から入り込んだのか解りませんが 救助するには狭すぎるかと
余程小柄でないと人1人も通れないと思われます』カタカタ

魄哉「あー また面倒な所に」あーあ




家康「あのーコマちゃん何て?
私等言葉解らないんだけど」

白「隙間に挟まってる 以上だ」

石燕「偉いザックリまとめたっすね」うわあ。



彬羽「隙間か。
こじ開けたら家が落ちる か。」うーん。

蒼月「お前賢いのに 何でこういう時筋肉でしか考えらんないの?」




家康「ちなみに隙間ってのはどこら辺?」

コマ『私のセンサーでは大まかにしか解りませんが この辺?』筆談床指差しっ


家康「ほうほう

とりあえずどんな状況か解らないとねえ」ふむ。

蒼月「それが入れないから困ってんだろ
あーもう 放置も出来ないし災難だなあ」頭がりがりっ


家康「ちなみにその辺全部狭いの?」

コマ『ハマってる前に少し空洞がありますね
人1人くらいなら立てるかと』筆談っ


彬羽「どんだけ深い所にハマってんだ。」

魄哉「Σあ。ひょっとしてダンジョン作る時にボツにして埋めた所っ」はっ

シロ「Σお前か!」

千様「Σしっかり埋めときなさいよ 危ないわね!!」ひいいっ





家康「お。ホントに小さい穴有る」おおっ

床板はがしっ


テオドール「これ地盤大丈夫なのですか?」


挿音「親父? 日曜大工の後はきっちり片付けろっていつも言ってるよな?」 ジト目。

魄哉「いやあのー 失敗してムシャクシャしてたもので「山崩れんだろ! 普段細かい割にちょいちょい適当なのマジでやめろ!!」


シロ「しかし結果として 突破口になりそうな物は見付かった か?」ふむ。


蒼月「いや突破口ちっさ過ぎんじゃないの
どうすんの?」

家康「そこは正攻法で考えちゃダメだよ」にやりっ

シロ・蒼月「へ?」




家康「テオちゃんごめん
ちょっと散って」額に銃ぐりっ

テオドール「Σ何故ええええ!!」ひいいいっ!


家康「良いから良いから

ごめんねー手っ取り早く ばーん!!」

テオドール「Σあー!!」灰ざらああっ


千様「Σ撃たれてない!撃たれてないわよっ!!」ひいいっ

シロ「馬鹿者いきなり何をしておるか!!」



家康「はい。こちらの灰を隙間に流し入れまーす。

広い所に出たら復活して様子見てね」穴に灰ざらざらっ

一同「Σ色々酷い!!」



白「なあそれ 様子見て出てくる時どうするんだ?」

家康「ん? テオちゃん霧にはなれるでしょ?
出てくる時は自分の意思で Σあ」

彬羽「行く時もそれで良かったんじゃないのか?」




白「ちょっと歯食いしばれ。」

家康「Σぎゃー!無駄にお宅の下僕虐めてごめんなさ Σあだあっ!!」


千様「気の弱い子虐めるから 」あーあ。


魄哉「あの 苦手とは言え 僕も式神の『蜘蛛』使えるんで頑張ってたんですが」術式途中。

家康「Σうっお!ホントに無駄だった!!」たんこぶ。




粋「あーあ。テオの奴大丈夫かな
トラウマになんなきゃ良いけど」

石燕「戻ってきたら褒めまくったげやしょ

つか 偉く反応無くないすか?」



粋「・・・」

石燕「・・・。」


地べたに耳べたっ!




石燕「Σあああ!やっぱし!
引っ掛かってるっす!途中で引っ掛かってるっす!!」

粋「Σすっげえドタバタじたばた言ってるうう!どうしよっ!?」ひいいっ


蒼月「Σ灰なんてガサガサしたの流し込むから馬鹿ーーっ!!!」

家康「Σごめんなさーいい!!」ひいいっ





白「仕方無い

シロ 氷。」

シロ「Σは? 何故に何処にだ!?」

白「中凍らせろ
溶かすから 」火ぼぼぼぼっ

シロ「Σ確かに流せば通るかもしれんが 何処に流れ込むか解らんぞ!!」

小太郎「Σその前に中に人居るってば!!」ぎゃいいんっ!



コマ『センサーによると 途中で引っ掛かって進まないのでどうにか前に進もうと復活しかけては狭さの恐怖で灰になり 更につっかえるのでパニックになりで負のループが繰り返されておりま
千様「Σえげつなっ!!」


魄哉「彬羽君 ゴー!」くわっ!

彬羽「細かい事は知らねえからな!!」

床ばきゃあっ!!






間。







千様「誰も虐めないわよー」棺桶とんとんっ

テオドール「・・・。」棺桶こもりっ



石燕「放って置いたげた方が良いっすよ」苦笑。




家康「天海ごめん! 私が短絡的でしたあああっ!!」ひいいっ!

魄哉「人に銃向けんなってあんだけ言ってるのに
しばしそこで反省してなさいっ!」ぷんすかっ



小太郎「良いトシしてお仕置で押し入れ詰めって」うわあ。

シロ「まあな。同意なく狭い所に入れられるという点では妥当か」うむ。

千様「てか アンタも大概戦犯じゃないの?」

魄哉「Σだ、だから今から戒めに滝行してきますよ!!」

彬羽「もう外暗いぞ」





挿音(床 直せんのかコレ)頭抱えっ

コマ『パピーがやるとまた適当な事になりかねないんで ファイト。』筆談べろんっ





粋「で、こいつどうすんの?」

家康暗殺目論んでた犯人「」白目っ

彬羽「既に罰なら受けまくったって深さだったが
まあ コレならさっさと洗いざらい吐くだろ」うーん。





一二三「おらがお昼寝してた間に大変だったんだなあ」うへー。

千様「一二三ちゃんアレで良く起きないわね」うわお


一二三「ん? そいや白さん何処行ったんだべ?」きょろっ

千様「へ? あら居ない」


彬羽「あいつならな
この挟まり侍が失神する前に後続の事吐いたんでな」

千様「へ?」


粋「Σえ まだ居んの!?」





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刺客A「Σうお!何だありゃ!」

刺客B「Σおおお鬼だ!」ひいいっ



白「今来るな 家崩れる」くわっ







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