小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月16日

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蒼月「今日暖かいねー
よし。日が落ちる前に久々町で遊んで来

魄哉「おやおやおやおや。冬の間身動き取れなかったのにいきなり全力投球ですか?
体を慣らしてからのが良いのでは無いですかねえ?」


蒼月「え。何 軽くぶらつくのに何で準備運動要るのさ
(昼間から空いてる店あるかなあ。)」上の空っ

魄哉「何を言います若い子の運動量だからこそ 油断してると思わぬ怪我をするんですよ?
君、冬の間に体バキバキでしょう?」


蒼月(ちっ さてはちょっとアレな店行くの勘付いてるなクソジジイ
俺が何しようと勝手じゃんかよ)

魄哉(全く 春になるとコレだからっ
基本動物だからって発情期ですかこの子はっ
いや年中こんなですけど!!)


蒼月「・・・・。」
魄哉「・・・・。」




蒼月「どこぞのモヤシじゃあるまいしんなヤワじゃないんだよ!」けっ

魄哉「春先は君みたいに浮かれた子が怪我しやすいんです!」 くわっ


千様「お互い本音バレバレなんだし 建前でケンカすんのやめなさいよ。器用ねー」せんべいぼりぼり。




魄哉「じゃぶっちゃけて、
僕の名前でツケにするのは禁止です」きっぱり。

蒼月「Σげ。先手打たれた!!」ひいっ


シロ「どういう会話だ。」

小太郎「蒼月の当たり前怖いなあ」うわあ。


蒼月「鬼ー!そんなじゃ遊びに行けないじゃん!
寒い半年我慢したんだから そろそろ綺麗なお姉さん達に慰めて貰っても良いだろ!!
ツケのひとつふたつ多目に見ろよっ」逆ギレっ


魄哉「ならとっとと性病ばら蒔いて出禁になって来い。」

シロ「Σ落ち着け生臭坊主!!」ひいいっ

千様「蒼月君駄目よー
おごって貰って当たり前は友達無くすわよー」

シロ「Σこっちはこっちで動じてないし!!」ぎゃいんっ



白「春だな」しみじみ。

家康「春だねえ ふ、ぶえっくしゅ!!」花粉症鼻ずびっ






ーーーーーーーーーーーー

挿音「あー そういう事で
浮かれた春先に気合い1発

徳川名物百人組手 番外編 死なない程度に頑張れ杯を行いまーす てよ。」棒読みっ

粋「Σツッコミ所しか無い!!」ひいいっ



家康「今回は100人居ないけどね
本来は有志がタイマンで天海相手にステゴロで挑んで何秒立ってられるかって競技だよ」

シロ「凄まじい行事だな」ドン引きっ


千様「普通お偉いさんって そういう場に出ないんじゃない?
ほら、有志にプロの刺客とか居たら危ないじゃない」

魄哉「確かに仕込み針とか結構有りましたが 食らわなきゃ良いんです
何ぞ企んでる相手への まず仕留められないぞって牽制にもなりますし」



蒼月「あの 俺格闘型じゃないんだけど。」

魄哉「奇遇ですね。僕もです」しれっ

蒼月「Σ嘘こけ ゴリッゴリの脳筋だろ!!
じゃなきゃ100人組手とかやんないし出来ないよ!!」


挿音「言っても俺の師だしよー
人間が化物とバトれるレベルになるまで育てちまう人だもんよ
格闘向きじゃ無くても 格闘出来ちまうんだよ」キセルすぱー。

魄哉「ご安心を 今回は暗器の類い無し
法術の類いは一切使いません」

蒼月「Σ何をどう安心しろと!?」




シロ「何故に真面目にやり合う事になったのだ?」困惑っ

白「『準備運動』済んだら外出しても良い事になったらしい」

小太郎「外に出る前に足腰立たなくされそうだな」わおんっ



家康「はい。では
今回の最高レベルは10だよ
蒼月頑張って 耐えてね。」

蒼月「へ?」



家康「はーい開始っ」銃ぱーん。



ぞりっ

蒼月「Σちょ 袖っ!かすっただけで袖もげたっあああっ!」ひいいっ


魄哉「おや、かわしましたか。
案外反射神経良いですねえ」

蒼月「Σ避けるに決まってるだろ!
こんなん食らったら内臓持ってかれちゃうよ!!」



挿音「ほー。 受け止めるじゃ無くて即避けるか
判断力あるじゃねえか」ほうほう。

家康「単純に怖いから食らいたく無かったんだろけどね。」うん


シロ「あの すまん、
さっきのレベルとかって言うのは何だ?」挙手っ

挿音「ん?

あーあれな。ほれ どれだけ立ってられたかで順位決まるって言ったろ?
けどよ。ケンカするのに秒数とかで判断はあんま公平じゃねえだろ? 反撃した方が時間かかるしよ」

シロ「む。確かに」ふむ。

挿音「そんでだ、

親父の本気度でランクつけて
ちょっとずつ加減無くしてく
で、ランク幾つまで立ってられたかって事で判断するようにしたって話よ 」

蒼月(Σ今のが1!?)背筋ぞわっ



魄哉「はーい。ではレベル2参ります」

蒼月「え、ちょっと待っ Σいぎゃあああああっ!!」



粋「お、すげっ かわしたっ」おおっ

家康「あれで徳川系忍の開祖でも有るからねえ
かわすのも大概凄いんだよねえ」うんうん。

挿音「さて、レベル10まで耐えりゃ 準備運動完了で解放だけどよ
それまで蒼月避けきれっかな」

粋「お前らにとって準備運動って何?」






彬羽「ん?皆居ねえと思ったら道場か

何してんだあいつ等」

千様「えっと 蒼月君がアホな事する前に足腰立たなくしようとしてる とかそんなよー」

彬羽「だいたい察した。」納得。


蒼月「Σ察するなよ!!
てか何!? 俺を潰すのが目的ってマジで


魄哉「よそ見してると危ないですよ」

ゴッ!


小太郎「Σ蒼月いいい!!」ひいいっ




魄哉「当てる瞬間力抜いてるんで大丈夫です。

しかし、思ったより頑張りましたねえ」ふむ。

千様「大丈夫って 失神してない?」

蒼月「」きゅうっ


魄哉「こうでもしないと止まりませんからねえこの子

今日は夕方から冷え込むというのに。」はーやれやれ。

シロ「Σそれならそう教えてやれば良かろうが!」

魄哉「発情期のオスに何言っても無駄ですよ」きっぱり。




彬羽「そもそも避けてばかりってのもどうなんだ」

家康「いや、あんなの受け止められそうなのお前しか居ないよ?」

挿音「だな。俺も避けて逃げきった記憶しかねえわ。」うん。


白「ふーん。



それ、今からチャレンジOKか?」

一同「Σえ。」



魄哉「おや珍しい。血が騒ぎました?」

白「だな。俺も最近なまってるし」うん。



粋「え?兄貴 マジで?」冷や汗っ

千様「あらーいつも運動付き合えって言われたら即逃げるのにねー」

彬羽「春先の動物は血の気も多くなるからな」うむ。




魄哉「では結構本気で行きますよ?

いやー。懐かしいですね
君とこうやってやり合うのって初対面以来じゃ無いですか?」

白「だな。今回は命の取り合いじゃ無しだけどな。」

魄哉「ですね。前はワケあって子供の姿ででしたが今回はフルで動けますしね」





一同(Σ急にバトル物みたいになって来た!!)


家康「いやー 天海楽しそうだねえ」

挿音「親父も大概血の気の多い動物だもんな」キセルふー。




魄哉「ではいざ尋常に!」ざっ

白「そういや一対一は初めてだな。」ざざっ






一二三「あれー?皆何してるだ?」

コマ『お茶が入りました』カタカタっ


彬羽「Σんなっ! おい危ない 母屋に戻れ!」

一二三「へ?」







ぐきっ。





一二三「?
何の音だべ?」



彬羽「・・年寄りの冷や水って言葉があってだな。」

家康「あー。こっちも冬の間体バキバキだったもんねえ」あーあ。

挿音「腰が限界越えちまったか」ちっ





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蒼月「やーいやーい。もうろくジジイ」ずたぼろっ

魄哉「お黙んなさい! 自制の利かない小僧 Σあ いだだあっ!!」ひいっ

蒼月「ぷぷー。何してんのどんくさっ
あー若いって素敵 Σあだっ」ズキーン!




千様「この2人近くに置いとくとどんどん悪化しそうねえ」うーん。

石燕「むしろ隣に置いといた方が大人しくて良いんじゃないすか?」





白「なあ。俺何もしてないんだけど。」困惑うずうずっ

彬羽「闘争本能に火が着いたまんまか 面倒だな」

シロ(さすがに今は焼き付くされるか。)うーん。


挿音「よし。出番だサンドバック」

粋「Σ離せえええ!!」スマキじたばたっ





小太郎「ケガ人増えるな」遠い目。

コマ『置き薬 足りるでしょうか。』救急箱がたがたっ






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